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ひろかずニュース 平成28年4月11日UP
 ☆ひろかずニュース第68号発刊☆

 一年で一番、長い3月定例会を終わって、「ホッ」とする暇はありませんでした。なぜなら・・・JA余市の監査の職も預かっており、この農協総会は、毎年、4月上旬とう事で、その総会に向けて、色々とあるのです。
 農協は、町内を8地区に別けていて、総会前に、その地区まで出向いて、総会資料の説明と、意見等を頂く、地区別懇談会を開催しています。
 営農も始まっているので、毎日、6時から。という事で、今年は、一カ所が合同で開催する事になったので、全部で7カ所を回る事になっていました。
 総会という事で、前年の決算、そして、翌年度の計画と、年度末と帳簿の閉めの関係もあり、さらに、決算監査もする事になっています。
 
農協の総会には、余市町長をはじめとして、関係各団体から来賓が来ます。そして、今年の総会は、9時から12時までかかりました。例年3時間ほど、かかります。

 毎年そうですが、2月下旬から3月上旬に、決算監査をして、その後、理事会となるのですが、監査はしなければならないし、また、議会日程とも重なるので、一般質問の提出時期とも重なります。
 農協理事会も、議会優先ですが、議会が早く終わった場合は、出席します。そして、地区別懇談会は、3月議会が終わる頃と重なる日程となっています。
 今年の場合は、25日が議会の最終日となりましたが、地区別懇談会は24日の夜からスタート。となっていて、日中は役場に行って議会。夜は、各地区を回って・・・・
 ちなみに、地区別懇談会は、説明に1時間以上かかり、その後、質疑応答と進むので・・・早くても1時間半。そして、今年は、長いところでは、午後9時まで・・・つまり、3時間もかかった所がありました。
 地区別懇談会は、4月1日まで行われ、翌週は、その意見をまとめる会議とあって、7日が総会でしたが、その間にも、色々と会議が会って・・・・今年は、本当にキツかったです。

 さらに、今年の冬は早く終わった・・・という事で、タイヤ交換もしましたが、ボロい車ですが4台もあるので・・・・交換して、洗って、格納してと、これまた、かなりの時間がかかります。
 さらに、さらに、これは選挙に出ている者にとっては、「必ず」ですが、振興局の方に、政治活動の収支報告書の提出をしなければなりません。

 
 倶知安に行く国道も路面が出ていて、夏タイヤで走れましたぁ〜

 特に選挙があった年ですので、それなりの金額がかかった・・・内容でした。
 ちなみに、よく話題になる、議員の収支は、この届け出からでるんでしょうねぇ・・・

 で、ニュースの方の作成はというと・・・・3月議会が終わってから作成に入るのですが、まあ、年度末と年度始めという事で、それなりに忙しい時期ですし、その中で、時間を見つけて作成する・・・・という事で、本当にハードというか、まぁ、今回のニュースは、"ネタ"があったので、「うーん、何を掲載するか?」と頭を悩ませないでも良かったのは、助かりましたが、一から入力するのは、やっぱり、大変です。

 さて、今回のニュースは、なんといっても、余市町議会で初となった「問責決議」でしたが、その背景や、なぜ、そうなったのか?は、経過があって、その経過が分からなければ、『なんで?』という事になります。

 ちなみに、議会が終わった後にUPしたHPの方のアクセスは、170台と、通常の倍のアクセスとなっていました。
 そして、一番、聞かれた事とは・・・・『なんで、問責決議なの?』という事でした。
 これはニュース本文中にもありますが、処分案は、所属会派である、明政会側が出して来た案です。


 さて、3月31日と4月1日を迎えた事によって、多くの出会と別れがあったと思いますが・・・・

 
 退職辞令の交付式は役場3階で行われます。町長は『もっともイャな仕事です〜』と言って、辞令を渡していました。

 一昔前は、退職される方がいれば、送別会が開かれるのが相場となっていましたが、最近は、年度末の退職者送別会は、あまり開催されなくなって来たようです。
 なぜなら、今、有る程度の人数の職場では、年金問題もあって、職員の再任用をしなければならず、退職しても、翌日には、一職員として、再度、勤務するからです。
 役場でも、その通で、本年度退職者6名のうち、3名が再任用となっています。再任用先は、外部の出先が多いようで、管理職は降りても、外部施設の管理者という事で、勤務となります。

 
 退職者の方に、花束が贈られ、職員の間を通って、セレモニーは終了です。

 役場の退職も、上野町長時代までは、玄関ホールで、退職者に花束が送られ、町公用車で自宅まで送ってくれたのですが、今は・・・役場3階で辞令交付式をやって、それで終わり。という事で、そして、今回は、送別会は開催されなかったそうです。

 町の経済に取っては・・・・活性化しないですよねぇ・・・

 
 3月中旬にがけ崩れがあった箇所は・・・あっという間に片付けられました。やっばり国がやると違うよねぇ・・・

 何かと激変があるのが・・・・申年かもしれないですね。


     
☆ひろかずニュース第68号☆
雪の少ない年でした
 余市町の降雪量は累計として、例年6メートルから、多い時期は9メートルを越える場合もあります。そして、最高積雪量としては、平均150センチ前後となっています。
 町の年度当初の除雪費としては、流・融雪溝の管理委託も含めて、1億5千万円ほどで、この中に含まれるものとして、除雪は全町出動が15回程度の出動、排雪としては、全町1回を基本としています。
 雪が少ない事は、雪の処理をしなくても良いので、有り難い事なのですが、町内で雪が少なかったのは、平成18年で、この時は、極端に少なく、一度も排雪がされなかったのでした。
 ここ数年は雪の降り方も激しく、除雪回数としても、全町出動は20回を越え、排雪も1回では収まらず、全町2回は入らざるを得ない状況となっていました。
 こうなると、年度当初の予算では足りず、追加がされますが、追加金額としては、5千万円を越える場合もあり、年度当初の予算としては、最低限の予算措置しかされておらず、追加されるのが、当たり前となっているのが現状です。
 ですが、今年は、最高積雪でも100センチ前後と少なく、その結果、追加予算はされずに、町財政としては、大変、有り難かったです。
 また、排雪の仕方としても、試験的に夜の9時頃から朝6時頃まで実施されきした。夜間に実施すれば、車を含め交通量が少ない事から、日中に実施する場合と比較しても、倍程度の距離を進むことが出来たそうです。
 
 自然は予想が付かず、平成16年の年は台風18号によって、余市町でも最大瞬間風速42メートルを記録、町営住宅の屋根を含め、多数の屋根が飛ばされる被害と、街路樹等の倒木で、大被害が発生しました。
 また、余市町の海岸線は、崩れやすい地層となっており、3月14日、町内の海岸線で崖崩れが発生、作業小屋に被害が出ました。
 さらに、ローソク岩の先端部分が、少し欠けてしまい、以前より、細くなっています。偶然ですが、昨年12月30日に、私はローソク岩を撮影しており、その時は、以前の形と同じでした。
 おそらく、今年に入ってから、一部、崩壊したのでしょうが、年月の経過とともに、また、自然としても『異常』『観測史上最高』という言葉が使われるようになってきて、気候としては、予測がつかない時代になってきたのだろうと、考えています。
 
 今年の予算委員会の中で、多くの議員が『津波対策はどうなっているのか』という質問が出されていました。
 今までの研究では、日本海側では、大きな津波が発生した記録は無いようですし、また、津波の規模とてしも、数10センチ程度というものでしたが、最新の研究では、数メートルにも及ぶ予想が出され、余市町は、海沿いに広がった町である事から、数メートルの規模で津波に襲われた場合、大半が水没する事となってしまいます。
 役場側の答弁としては『北海道から、正式な津波の被害想定のデータが出された後に、津波避難の見直しをします』との答弁でした。
 個人的にも不安をあおるつもりはありませんが、行政では限界がある事もあり、備えだけは、個人でも、して行かなければならないのではないでしょうか。


平成28年第1回定例会
 平成28年第1回定例会は、当初の予定通りの日程で最終日をむかえ、最終日に平成28年度の予算案の本会議採決も行われ、原案通りに可決。行政的には無事、新年度を迎える事が出来ました。
 余市町議会では3月の定例会の中で、新年度の予算審議を議員全員参加の特別委員会として実施しています。今回も、例年通りに予算特別委員会(以下、予算委員会)を編成して審議されましたが、新聞報道されたように、議員の問責決議案が提出されるなど、住民の方からは『よく分からない議会だな』と意見を頂く定例会となってしまいました。

 本会議で審議された議案は、各会計の補正予算、新年度の各会計予算を含む議案29件、選挙1件、決議案2件、意見案8件、一般質問は6議員による7件。この他に、3月という事で、新年度に当たっての町政執行方針、教育行政執行方針と、これにかかわっての各会派による代表質問が行われました。
 一般質問は、議員側から提出出来る議案なのですが、今回の定例会では、私を含めて6議員のみの提出と、私の記憶の中では、提出した議員がもっとも少なかったのではないか。と思っています。
 議員がどんな考え方をもっているのか。という事を住民の方に知ってもらうためにも、一般質問は効果的です。前期で引退となりましたが、佐々木正江議員は任期中の16年間、一度も休まず一般質問を提出しており、また、私は一度だけ、災害の関係で、提出していたものを取り下げた経過がありましたが、それ以外は休まず実施して来ました。そして、議会活性化の目安として、一般質問の提出がどれくらいされているのか。という点も注目されています。
 議員の権利である一般質問を提出するのは、選挙で選ばれた議員としては、当然、しなければならない事だと、私は考えていますし、特に、当選回数の少ない議員には、率先してやってほしいものだと思っていますが、残念ながらそうなっていないのも現状です。
 
 新年度予算を除いての議案としては、国の法律改正にかかわっての、町条例の一部改正が多く、どの条例も『原案可決』となりましたが、近年、この手の条例改正が非常に多くなっています。
 条例改正が行われると、町の例規集の書き換えもしなければならず、経費がかかる事となります。
 これに加え、国の方針転換にともなう税制改正が毎年のようにあり、結果、課税システムや健康保険税等のプログラムの変更となり、その都度、コンピューター上のプログラム改修をしなければならず、これに伴う経費も、年間、数千万円単位となっています。
 プログラム改修にかかる経費は、町税が当てられる、つまり、自前で賄わなければならないのですが、なんとかならないのかなぁ。と感じています。
 

代表質問
 町長・教育長の新年度方針や執行方針に質問するのが、代表質問です。
 会派制で議会を運営している議会では、定例会の都度、代表質問を実施している所もあるようですが、余市町では、新年度を迎える3月議会のみ、実施されています。ちなみに、町村議会で会派制の運営している議会は少ないようで、当然、代表質問を実施している議会も少ないのではないか。と推測しています。

 代表質問は、執行方針に対して行うものなのですが、現実問題としては、質問する側が自由に質問しています。
 国の事項から北海道の事項、さらには、政党会派においては、国会で、その政党が実施した質問を、そのままする場合もあるようです。
 今回の定例会は2月26日・金曜日に告示となり、翌週の29日、議案配付がされ、その配布議案の中に、執行方針は入っています。
 代表質問をする議員は、その執行方針を見ながら、代表質問の作成に入るのですが、質問提出期限のギリギリとなってしまうのが現状です。
 代表質問の提出期限は、本会議で、町長が執行方針の朗読説明をした当日まで。となっており、今回の場合は3月10日となりました。
 提出されれば、役場側では、すぐに答弁書の作成に入るのですが、ある程度の時間も必要という事で、今回は3月11日を休会として、曜日的に土日に入るので、土日をかけて、答弁書を作成しているのが実態であり、休日返上で多くの職員が作業をしています。

 さて、私は議員経験は長い方で、余市町の議員としては古い方から数えて3番となりました。ですが、無会派が長かった事もあって、代表質問にかかわっては、大谷町長時代に一度だけ実施して、以後、かかわっていませんでした。
 改選後、会派に所属した事によって、また、民友クラブは昨年8月の選挙後に立ち上げられた会派である事から、当然、代表質問は、会派の会長である野呂議員が実施する予定でした。
 ところが野呂議員は2月上旬に、自宅前の凍結路面で転倒、左足首の骨折をしてしまいました。
 議員の本会議での発言は、登壇して行う事、また、代表質問は発言時間も長く、足に負担がかかる事もあって、幹事長たる私が実施する事になりました。
 実施するには、原稿を作らなければなりませんし、当然でしょうが、実施する人が、その仕事をする事となります。
 会派としての代表質問ですので、基本線は、執行方針に対してですが、昨年末に提出した会派要望書との整合性も取らなければならず、また、各議員に、「何か聞くことはありませんか?」と聞いて、『◇◇を聞いて』『☆☆を入れて』と来るので、当然、それを入れて、文体を整理して作成して行きます。
 最初の原稿を早く完成させて、会派所属の議員に原稿を確認してもらいます。最終的には3回程度、原稿を作り直して、ようやく完成。その後、役場に提出するのですが、あまり時間もない事から、かなり大変です。
 全ての会派が、どのような手法を持って、作成しているのか?といえば、それは分かりません。作成者の責任で、他の議員の意見を入れずにやる場合もあるのでしょうが、所属議員の意見を集めたものが、代表質問という事になるのではないか。と私は、そう考えています。

 代表質問の実施の順番は、『人数が多い会派から』という事となっており、同数の場合は、話し合いで順番が決められます。
 ですが、質問順番は別として質問項目の中で、同じ項目があった場合、答弁としては、同じでなければ、おかしい事になります。
 つまり、先に実施した方が良く、また、質問項目は、だいたい似たようなものが多いので、最後になれば、「さっきも聞いたわ〜」という事になってしまいます。

 さて、代表質問は、各会派で独自で作成しているので、統一された書式がある訳ではありません。
 一般質問の場合は、提出の様式があって、それに記入して提出します。手書きの議員もいれば、また、この書式を自ら作成して、それに合わせてパソコンで作成して提出する議員もいます。
 そして、一般質問の場合、議会運営委員会において、「この質問は妥当か?」との協議を経て、実施されます。つまり、一般質問は、他の議員も、提出した議員の質問を『文字』として確認が出来ます。
 これに対して、代表質問は、文書量も多いのもあるでしょうし、提出から実施までの時間もあまりない。という事で、提出された質問書を、他会派の議員は、持っておりません。質問数も多い事から、「よく分からないなぁ」という事になってしまいます。

 代表質問のルールとしては『質問時間は40分。回数は3回まで』となっており、答弁時間の制限はありませんが、質問時間の、ほぼ倍の時間が答弁に費やされています。
 ただ、一般的には、"言いっ放し"の"聞きっぱなし"というのが大半であり、過去においては、時間制限の40分を目一杯使って、多数の質問をした議員もおります。また、再質問をした議員、つまり、再質問、再々質問をした議員は、多分にいませんが、私は、過去に実施した時に、これをやった事がありました。ちなみに、再質問をした点は、質問に答えていない箇所があったので、「質問に答えていない」とやった事がありましが、他に実施した議員の記憶はありません。

 そして、今回の定例会において、私は自身、二度目となる代表質問をしましたが、全体の実施状況としては、以下の通りです。尚、発言時間のみで、自身の時計のストップウォッチで計ったもので、あくまでも私的記録です。
 民友クラブ  吉田浩一議員 20分
 明政会    藤野議員   12分
 共産党議員団 中谷議員   28分
 よいち未来  土屋議員   15分
 公明党    白川議員   12分 

 ちなみに、議員各々、読む速度があるので、時間が短いからと言って、質問数が少ないとは言えませんし、反対に発言時間が長いからといって、質問個数が多い。とも限りません。
 尚、今回の代表質問では、再質問はどの議員からもありませんでした。そして、この代表質問を終え、3月定例会の目玉である、予算委員会へと進み、予算委員会では、代表質問への再質問も行われます。


平成28年度の予算の概要と目玉は・・・ 
 今年の一般会計予算の中身として、前年と比較して、2億8500万円あまりの減額となりました。
 減額の中身としては、漁業協同組合の製氷施設の補助金と高速道路建設に伴う埋蔵文化財遺跡の発掘調査が無くなり、この二つの事業だけで3億8千万円あまりでした。尚、この事業予算は全額、国から来ていました。
 また、昨年は除雪トラックの購入や作業車両等の車庫建設がありましたが、これも無くなっており、この二つの事業で1億円を超えていました。
 本年、目玉的な事業や新に高額な予算がついた事業はありませんが、予算の考え方として『人口減対策』を優先課題として予算付けがされています。
 この考え方を元に、まほろば地区に、新築住宅の建設をする場合、条件がそろえば最大200万円の補助金を受けることが出来ます。
 この他の住宅関係では、空き家住宅除却費として、これも条件がつきますが、住宅解体にも補助金が出ます。
 要望の多い火葬場の改修に係わっては、建替基本計画の策定にかかります。ちなみに、今回定例会で、私、吉田浩一は、火葬場改修と合同墓についての一般質問を実施しました。
 また、各区会から要望の多い街灯補助金や電気料の補助についても上限額が措置されていますし、町営住宅山田団地の浄化槽に向けての設計費の計上もされています。
 この他、介護保険サービス利用者負担額軽減補助金、放課後児童クラブの増設についての予算措置など、どちらかといえば、生活に密着したサービスに重点がおかれた予算措置がされています。町広報等を注視して、活用してほしいものです。

      ☆過去3年間の各会計の年度当初予算☆
      平成28年度当初予算  平成27年度当初予算 平成26年度当初予算
一般会計   79億5000万円   82億3500万円  81億2000万円
介護保険   23億9622万円   23億4927万円  24億2449万円
国民健康保険 33億3300万円   33億2600万円  29億6900万円
後期高齢者医療 3億0400万円    3億0700万円   3億2600万円
公共下水道  12億1490万円   12億6651万円  12億8127万円
合   計 151億9812万円  154億8378万円 151億2076万円

水道事業会計
収益的収入 収入7億0800万円    6億8901万円   6億9377万円
      支出7億1339万円    7億1659万円   7億1387万円
 単年度収支    ▲539万円     ▲2758万円    ▲2010万円
資本的収入 収入1億2191万円      1882万円   1億0944万円
      支出3億6714万円    3億5098万円   3億9853万円


予算委員長の仕事とは
 余市町の議会では、決算や予算は議員全員で構成する特別委員会を編成して審議をします。また、料金改定を伴う条例改正、早い話、料金値上げの場合も、議員全員で構成する特別委員会が編成されます。
 特別委員会の委員長は、料金改定の場合、それを所管する常任委員会の委員長が特別委員会の委員長も兼ねる事が多いのですが、決算と予算については、改選後に会派の話し合いによって決められます。
 特別委員会は、水道と各会計の決算、ならびに新年度予算となっている事から、年3回開催されます。4年任期ですので、12回と回数が決まっている事から、会派の所属人数によって、委員長の割り振りが決まります。
 無論、担当する前に、変わる可能性もあり、例えば、既存会派が解散した場合は、残った会派で受けなければなりませんし、任期途中でも新たな会派が立ち上げられれば、新に割り振られる事となります。

 さて、私は、議員経験は17年目となりましたが、委員長職は会派に割り振られる事から、無会派が長いために、委員長職を預かったのは、次のものしかありません。尚、この他、同じ回数くらい、副委員長にも就任しています。

 平成15年8月〜
   平成17年8月  議会運営委員会委員長 2期目
 平成18年3月 平成18年度各会計予算特別委員会委員長 2期目
 平成23年11月 平成22年度各会計決算特別委員会委員長 4期目
 平成27年8月〜
    平成29年8月(予定)民生環境常任委員会委員長 5期目
 平成27年11月 平成26年度各会計決算特別委員会委員長 5期目
 平成28年 3月 平成28年度各会計予算特別委員会委員長 5期目

 特別委員会の委員長職でもっとも大変なのは、やはり予算委員長です。これは、一年を決める予算案の審議という事で、日数も長く実質の審議日数として7日間となっています。
 余市町議会は、質疑の仕方として、本会議では3回挙手制を採用していますが、現在、決算委員会と予算委員会については、試行的に40分の時間制限で一問一答方式での質疑を行っています。

 余市町の予算規模としては、すべての会計予算で150億円程ですが、審議の仕方としては、市議会では、予算規模が大きくなる事から、所管する委員会で審議がされる。つまり、分離分割して審議がされるようです。
 議員全員で審議するやり方では、予算規模では、おそらく、これより多い金額の所はあまりないのではないか。と考えています。
 余市町の予算委員会は、全体を6分割して、審議をするために、総務費の所では『橋の建設はどうか』という質問は出来ません。
 それでも、様々な角度と関連がある事から、一概に、『すべてダメ』とは言えず、これを整理するのが、委員長の役目という事となります。
 また、時間制限があることから、委員長の判断によって、答弁調整に時間がかかると判断した場合は、時計を止めさせたり、また、質疑については「的確さ」が重要で、答弁は「答弁漏れ」がないように指摘をしながら、委員会の流れをスムーズにしなければなりません。
 言い換えれば、交通量の多い信号の無い交差点で、真ん中に立って交通整理をするのが委員長であって、さらに年度末というタイムリミットがあるために、時間までに、終わらさなければならない。という事です。

 決算・予算委員会は、本当に様々な出来事があり、余市町議会でも新聞紙上を賑わした事があります。時間延長をして、夜中の12時前まで委員会をした事もありますし、いわゆる『0決算』問題で、議員が審議拒否をして定足数がギリギリで開催した事もありました。
 そして、平成26年度予算は、予算委員会では成立したものの、本会議では否決され、年度末ギリギリで暫定予算が成立した場面もありました。正に、筋書きのないドラマが、決算・予算委員会という事になります。


二度目の予算委員会の委員長でした
 今回の予算委員会で、私は、二度目となる予算委員会の委員長職を預かる事となりました。
 前回の予算委員会の時は、上野町長であり、また、余市町では「初」だったのかどうかは、わかりませんが、予算編成の時点から、歳入より歳出が上回る、いわゆる"赤字予算"として提案されました。
 赤字予算を認めるのかどうか。という事もあったのですが、結果として、予定通りに委員会を進め、予算成立となりました。
 当時は、まだ2期生という事で、今、考えれば、「よく、やれたなぁ」と思っています。そして、今回は、5期生となったこともあって、委員長としての力量も問われると感じていました。

 さらに、私は、どういう訳か「初」という場面に出くわす事が、多いのではないか。と自身で感じています。
 前年の決算委員会の委員長は、会派割りの中で私が委員長をしましたが、決算委員会と予算委員会と、連続しての委員長就任は、余市町議会では「初」のようです。
 決算や予算の委員長をすれば、結果として、質問が出来なくなる。という側面があります。
 私は、他の議員と違った、あまり他の議員が質問しない箇所の質問をしており、決算委員会と予算委員会は、議員としての実力の"見せ所"だと思っています。
 また、日頃の議員活動の中で、住民の方から寄せられる要望・意見についても、これらの委員会で発言するのが最も効果的だと思っていますが、結果として、委員長となれば、質問が出来ない事となってしまいます。

 今回の予算委員会は、3月14日に編成され、15日より実質的な質疑が開始されました。
 決算の時もそうでしたが、委員長として委員会の流れをスムーズに運営することを第一に考え、議員側から不適切な質問や発言があれば、素早く注意をして、答弁する役場側には、答弁漏れがあった場合は、的確に「〇〇の答弁漏れです」と答弁を即すだけではなく、答弁をする順番等を目で合図を出して、「次ぎは、あなたの番ですよ〜」と運営をしていました。

 一問一答という事で、『答弁を含めて質疑時間は40分』という取り決めがされている事もありましたが、極めて順調に委員会は進み、当初の日程通に進んでおり、これも余市町議会の予算委員会では初めての現象でした。
 委員長としては、まずは、予算委員会を無事終了させ、さらには、28年度予算を滞りなく成立させることが、自分の第一の使命であり、予算委員会で採決に入った時には、かなり緊張をして、採決に望んでいました。
 結果として、無事、予算が成立して、まずは、ホッとしていますが、まったくの想定外の事項で予算委員会が中断するなどという事は、予想もしていませんでしたし、また、余市町議会として、初となる問責決議になるとは考えてもいませんでした。


予算委員長就任の経過
 前掲のように、私は、連続して決算と予算の両方の委員長職を預かりましたが、予算委員会就任に当たっては、一つの経過がありました。
 今回の予算委員会は、本来的には議長会派である明政会が担当する事が、昨年の改選後の話し合いの中で決まっていました。
 ところが昨年12月定例会で、明政会が本会議採決において、ミスをしたために、明政会側から、申し出がされ、イレギュラーでしたが、会派で委員長職を預かる事となり、会派の中で話し合いがされ、「決算もやったので・・・」と断ったのですが、結果として、私が委員長職を預かる事となってしまいました。
 様々な経過の中で、様々な巡りあわせによって、私が就任せざるを得ない状況となってしまい、また、これが結果として、問責決議へと繋がってしまう事になってしまったのではないか。と考えています。

〇意見案を議題にするために・・・
 さて、私が予算委員長になる経過と今回の問責決議に至る経過として、その発端は、改選前の定例会の中で発生した、意見案の採決が、始まりであったと感じています。
 意見案は、定例会の最後の議案として本会議に提出され、また、議員発議として議員側が提案する議案であって、議会の意思を表す事となっています。
 意見案は、議会、または、議長宛に『次の定例会に、この意見案を可決して下さい』と文章が送れて来ます。
 送り主は、野党側の政党が多いのですが、『医師会』『年金を守る会』『〇〇を大切にする会』等々です。
 よく分からない、聞いたことも無い団体からも来るのですが、余市町議会では、受け取れば、原則、本会議に提案される事となります。
 本会議に提案される手順として、会派運営をしているので、議長から会派代表者会議に諮られ、会派毎に、その意見案に『賛成』『反対』の表明がされます。
 全会一致の場合は、議会運営委員長の名前で、本会議に提案されますが、賛成した会派の代表者の氏名も賛同者として議案に連記されます。
 意見が割れた場合は、本会議で採決を行う事から、会派代表者会議の中で『提案者をだれにするか?』の話し合いがされ、提案者と賛同者が決められ、本会議で提案されます。
 意見案の取り扱いは、その議会によって、違うようで、全会一致の場合のみ提案するやり方や、2/3以上の賛成で提案する。という所もあるようですが、余市町議会では、すべて提案されます。
 尚、可決された場合は、内閣総理大臣宛や関係する各大臣宛、または、北海道知事宛にも郵送で提出されます。

〇改選前の意見案を巡って・・・・
 さて、改選前の議会で、この意見案採決を巡って、代表者会議と違う結論を出した会派がありました。
 前掲のように、意見案を提案するに当たっては、提案者と賛同者が連記してあります。そして、議案書として各議員にも配布されています。
 つまり、議案書を見れば、会派毎に、賛成・反対が分かるのですが、本会議採決に当たり、逆の態度を示してしまった会派がありました。
 会派運営をしている関係上、個人的には反対だけれども、会派としては賛成の場合もあり、代表者会議の中では『会派として賛成か反対か』の表明をしている以上、本会議採決で、会派として態度を変える事は、あってはならない事です。
 ですが、会派として、態度を変えた会派があって、結果として、当初見込んでいた、本会議の結果と逆の結果となってしまいました。
 この当時、私は無会派でしたので、詳しくは分かりませんが、その後、議会運営委員会の中で、逆の態度を示した会派代表者より陳謝がされていた経過があったそうです。

〇昨年12月定例会での意見案で・・・
 この経過があって、意見案は注意していたと思っていましたが、昨年12月定例会において、再び、この事態が発生してしまいました。
 この時の意見案は共産党の提案であり、当初の見込みとしては、賛成議員は共産党議員の3名のみの予定でしたが、どういう訳か、本会議採決に当たり、明政会4議員のうち、3議員が起立してしまいました。
 最終の結果としては、否決となり、この点は、当初の予定と同じでしたが、会派として、代表者会議の中と違う態度を示してしまいました。ちなみに、当初は反対でしたので、着席したままのはずが、起立してしまい、その中には、今回、問責を受けた茅根議員も含まれています。
 議会は前例や関連という事が重要視され、前回の記憶も薄れていない中、また、議長会派である明政会からは、議会運営委員長が出ており、議会運営委員長が失態を引き起こした事となってしまった事から、私の所属する会派である民友クラブとしては、議長に対し、「代表者会議は、形骸化しているのではないか」と強く、申し入れをして、改善を求めました。

〇予算委員長を受ける経過は・・・
 昨年の12月定例会は、閉会後、すぐに年末を迎える事もあって、対処がされたのは、年明けであり、年明け最初の議会運営委員会の中では、意見案採決の件について、議会運営委員会委員長の溝口議員から陳謝がされました。そして、3月定例会前の会派代表者会議の中でも、同じく、陳謝と『責任を明確化するために、予算委員会の委員長を辞退したい』との申し出がされました。
 その結果、平成28年度予算委員会については、民友クラブが担当する事となり、会派の中で相談をした結果、会派の会長である野呂議員は骨折したこともあって、幹事長たる私が委員長を引き受けることとなってしまいました。


議員の届け出とは・・・
 新聞で報道されておりませんが、茅根議員の問題で、予算委員会は18日の冒頭より中断、3連休をはさんで、委員会が再開されたのは、22日の午後から。という事になってしまいました。

 予算委員会の実質審議は3月15日からスタートして、15日、16日は順調に進行していました。
 そして、17日を迎えましたが、この日、予算委員会再開時間の10時前に、議会事務局から『茅根議員は所用の為、午前中欠席との連絡がありました』との事だったので、その通りに、開会冒頭で報告し、予算審議に入りました。
 通院や体調不良で欠席の場合は『通院のため』。また、葬儀等の場合は『身内不幸のため』と委員長は口述するのですが、『所用』の場合は、具体的には口述しません。
 仮に委員会採決が予定されている場合等は、「なんで休み?」と事務局に聞きますが、委員会で「〇〇の理由で欠席」とは言いませんし、また、この時も、さほど気にも止めずにいました。
 『午前中欠席』という届け出でしたから、午後1時からは来ると思っていましたが、午後の再開の前に、再度、議会事務局から『茅根議員から、少し遅れる。と連絡が入って来ました』との事で、結果とし、午後2時前に茅根議員は会議室に入って来ました。
 丁度、建設部関係と教育委員会関係の歳出質疑をやっている所で、着席して、まもなく、茅根議員は挙手をしたので、「茅根議員」と指名し、茅根議員の質疑を認めました。
 何用で遅刻をしたのかは、その後も本人には聞かず不明でしたが、通院等は別ですが、『所用』で抜けた場合は、一般的には、その部分の質疑は遠慮をするものです。「まぁ、新人だから、しょうがないだろうなぁ」とも思って、質疑を許可しました。
 そして、17日も無事、トラブルも無く終了。この時点までは、予算委員会としては、過去にないくらい順調に進んでいました。

 日付が変わり、翌日の18日の朝刊を見て、目を疑いましたが、茅根議員の昨日の遅刻の理由がわかりました。思わず「1年生議員が、予算委員会をサボって、札幌まで行っていた。議会もなめられたものだな」と久々に怒りが込み上げて来ました。
 新聞の要約としては『余市町のチームが雪かき大会で優勝し、17日、道庁を訪れ、高橋知事に報告』との事で、茅根議員の名前は記事上にはありませんでしたが、カラー写真が新聞に掲載されていて、その中に、茅根議員も写っていたのでした。

 一般には知られていない民間主催の競技会の優勝報告を、知事にするために札幌まで出向き、自治体において、最も重要で、一年の予算を決める予算委員会を欠席する事が、議員として責任ある行動といえるのかどうかは、考えなくても解る事ではないでしょうか。まして、昨年8月に当選したばかりの1年生議員であるから、尚更、議会に出席しなければならないのは、当たり前の話です。
 今回の札幌行きを茅根議員は、所属会派である明政会の先輩議員に相談をしたのか。また、正確な事項を伝えたのかどうかは解りませんが、少なくとも、相談を受けた議員は、この事由で『休んでイィよ』と言う議員は「いない」と考えます。

 委員長という事で、毎日、9時前後には登庁しており、まずは、議長、並びに、茅根議員の所属会派である明政会に「この実態をどう考えているのか」と正さなければ、今日の委員会は開催出来ない。と判断していました。
 そして、議長も含め、明政会の所属議員は、新聞、または、私が指摘した事によって、茅根議員の欠席理由を知りえたようです。

 新聞に写真掲載がされなければ、分からなかった話でもあったという事ですが、どちらにせよ、茅根議員の17日の遅刻は、議会を欠席する正当な理由に当たらない。と私は判断しましたし、非常に腹立しい限りでした。


問題発覚後、委員会はどうなったのか
 18日、午前10時、予算委員会を再開しましたが、「正副委員長で協議をするので、暫時休憩」と宣言しました。
 委員会の中で発生した事項であれば、委員長が対処しなければなりませんが、今回の件は、委員会の外で発生した事。また、万が一、所属会派で茅根議員に許可を出した。という事であれば、さらに問題となります。
 そして、昨年12月定例会において、明政会が本会議で意見案採決時においてミスをした事によって、自ら自粛を申し出て、予算委員長を他の会派に受けてもらい、その明政会が再び議会運営を止める事態を発生させたという事は、納得出来るものは、一つもありません。
 これらの経過があり、また、議長は明政会から出ている事もあって、「議長の方で、解決願いたい」と議長に申し入れをし、委員会はそのまま休憩を続けました。
 私の所属会派の民友クラブからは、具体的に『〇〇という処分を求める』という要求はしていませんでしたが、委員長職を預かった私としては、「馬鹿くさくて、やってられない」というのが、正直な感想でした。
 結果として、18日において、議長からの斡旋や解決方法は一切示されず、夕方4時半に委員会を開催。委員長として以下の通りの口述をしました。


 本日、委員会開催冒頭より、正副委員長で協議のため休憩して来ましたが、その経過について、私よりご報告申し上げます。
 昨日、17番、茅根委員が所用のため午前中、委員会を欠席、午後より出席しておりますが、欠席の理由が、ご覧いただいたかと思いますが、今朝の新聞に「去る2月に小樽市で開催された、雪かき世界一」を報告するため、高橋知事を訪問した内容の記事が写真入で掲載されており、そのために委員会を欠席されたことが明らかになりました。
 ご承知のとおり、議員は会議に出席する義務を課せられており、現在、余市町の重要な新年度予算の審議をいただいている中で、これが正当理由に当たらないと考えております。
 したがいまして、本日、その取り扱いについて協議を重ねてきましたが、結論に至りませんでしたので、一定の時間も経過していることから、本日の委員会は、これをもって閉会したいと思いますが、ご異議ございませんか。


 と、委員長として発言し、『異議なし』の声が出され、18日は、閉会をしましたが、結果として、18日においては、解決の方向性すら見えず、3連休に入りました。
 そして、連休中に、それなりの人が、それなりに動いていたようですが、具体的に『こうします』との話も聞こえて来ません。ですが、町のウワサとして『謝罪して減給』という事も流れて来ていましたが、議員の減給処分というのは、議員であるが故、減給をすれば寄付行為に当たる可能性もあり、これは、出来ないと判断していました。

 過去の議会において、委員会が止まった事は多々有りましたが、委員会内で発生した事、また、対抗軸としては、議会、又は議員、もしくは会派と、対役場側という構図でした。
 ところが今回は、発生は委員会の外であって、そして、対抗軸としは、対役場ではなく、また、対議員でもない。あくまでも、明政会という会派内の問題だと、私は考えていましたし、無論、余市町の議会の歴史において、こんな事由で議会が止まったのも、初めてでした。
 そして、問題を発生させたのが明政会という事で、議長会派なるが故、その責任は重大であって、これだけの問題を発生させたのですから、自ら解決策を出さなければ、今後の議会運営を含めても、また、住民感情としても納得してもらえないのではないか。とも考えていました。

 私を含め、私の会派に非がある訳ではなく、あくまでも、明政会側からピンチヒッターをお願いされて、委員長を引き受けた。そして、その明政会によって、委員会が止められる事態となったのは事実ですが、このまま委員会が開催出来ない。とするならば、予算委員会の日程も、審議時間も限られている事から、予算を預かる委員長としては、なんらかの手を打たざるをえない。とも考えていました。
 まして、2年前の平成26年度の予算案採決の時、明政会と当時の新自治研究会の両会派の反対によって、新年度予算が成立しなかった過去があり、その記憶も薄れていない中で、この繰り返しだけは絶対に避けなければならない。とも考えていました。
 どういう事由であれ、連休明けの22日も、予算委員会の再開が見込めないとするならば、委員長を辞任し、他の議員に委員長を交替してもらい、予算委員会を進めてもらうしかない。とも考えて、万が一の場合も想定して、委員長の辞任届けの作成だけはしておきました。

 そして、3連休の中では、委員会再開に向けて、私の所には、具体的な動きは入って来ず、そして、22日を迎えました。
 22日も10時に委員会を開催して、18日と同じく、すぐに「暫時休憩」をかけ、副委員長と今後の取り扱いの協議をしました。
 連休中に、だれがどう動いたのかは定かではありませんが、ようやく、議長の斡旋が整い、議長が決めたのか明政会として決めたのかわかりませんが、『茅根議員の処分は本会議で"議案"として提出します』との内容が伝えられ、同意する事となり、また、他の会派にも、それが伝えられ、同意が得られた事により、予算委員会が再開する方向となりました。
 尚、私としては発生場所が委員会と係わりのない所での発生だったので、委員会で処分するという考え方は、最初から持っていませんでしたし、議長、並びに明政会側に、「こう処分せよ」という事の発言もしておりません。
 なぜなら、あくまでも明政会の問題だと思っていましたし、問題発生当初に、「議長において処理を願いたい」と申し入れをした事もあります。その背景には、議員、議会は、自らが決めなければならない。と考えていたからです。

 そして、22日午後1時から予算委員会を再開するに当たり、茅根議員の陳謝から始まり、予算委員会の質疑は再開されましたが、茅根議員を含め、問題を発生させた明政会所属の議員からは、その後、質疑の手は上がりませんでした。
 22日の午後以降は、予算委員会としてのトラブルも無く、順調に進み、3月24日、予定通りに予算委員会で予算案採決となり、平成28年度、各会計予算特別委員会は、に終了する事が出来ました。が・・・・
 委員会閉会に当たり、一般的には委員長が"お礼の挨拶"をする事が慣例となっていますが、私は、あえてしませんでした。
 その理由としては、一議員の理解出来ない行動と都合によって、予算委員会が停止したことは事実であって、「これで委員会を閉じます。ご苦労様でした」と通常の閉めをして、委員会の閉会をしました。


茅根英明議員に対する問責決議
 3月定例会の最終日の25日、茅根議員の問責決議が決議案第2号として提案され、全会一致で可決され、翌日の新聞には、この件が大きく、報道されました。
 問責決議など、多分に提出される事もなく、無論、余市町議会では初めてだったそうです。
 そして、住民の方から、様々な意見がよせられましたが、『何も問責決議までする必要があったのか』という意見もありました。

 今回の事件は、茅根議員が正当な事由ではなく、私的な事由で議会をサボった事が発覚したというだけではなく、これが新聞という媒体だけではなく、個人のフェイスブックにも掲載されたようですし、さらには、当日の欠席理由を、正確に伝えなかったという事でした。無論、この事由で、予算委員会を欠席する。という事が、許される訳はあり得ず、結果として、本人が『ウソをついた』と言われても、弁明の余地は無いのではないでしょうか。
 また、17日に、茅根議員と一緒に札幌に行った方の中には、茅根議員に注意喚起をした方もいたそうで、それに対して、茅根議員は『許可をもらって来た』と話したそうです。


決議案第2号  茅根英昭議員に対する問責決議

 上記議案を別紙のとおり提出する。

 平成28年3月25日提出
         提出者 余市町議会議員 溝口賢誇
         賛成者 余市町議会議員 吉田浩一
         同   同       野呂栄二
         同   同       岸本好且
         同   同       野崎奎一
         同   同       中谷栄利
         同   同       藤野博三

  茅根英昭議員に対する問責決議
 議員は、住民の直接選挙によって選ばれ住民全体の代表者として議会を構成しその職務に専念するとともに町の意思を決定する重要な責務がある。
 その上で議員としての権限とともに義務があり、特に、本会議や委員会等の会議出席については、健康上あるいは突発的な事故等を除き議員として当然義務を負うものであり、本町会議規則第2条に「議員は、事故のため出席できないときは、その理由を付け」と規定がされている。
 しかし、茅根議員は、余市町の重要な平成28年度予算を審議している特別委員会の開催中にもかかわらず欠席し、その理由が新聞報道されたように私的用務を優先したことが明かとなり、正当な理由なく欠席されたことは誠に遺憾であり、議員としての職務、責任の重さを認識していないと言わざるを得ない。
 よって、余市町議会とし、これら責任を真摯に受け止め、議員としての自覚と責任ある行動をするような猛省を促すものである。
          平成28年3月25日  余市郡余市町議会



 先日、某市議会で、ヤジによって、議会が止まり、ヤジを言われた側から問責決議が提出され、それが否決された。という事が報道されておりました。そして、議会という場では、少なからずヤジがあり、国会では、聞くに耐えない場とかしている場面も見受けられます。
 余市町の議会でも、そういったこともありますが、何事もそうですが、それに至る経過があり、今回は様々な経過の中で、議長会派が自ら下したものであって、私を含め、他の議員が『問責決議』を要求した訳ではありません。
 ですが、最大の要因は本人の認識の無さと、さらには、一年間を決める予算委員会であった事、それらを考慮した上で、明政会が自ら処分を下したという事だけだと考えています。
 これが議会運営の難しさ、会派運営の難しさであって、それを監督、指導するのも、会派・議会の責任だともいえます。

 尚、3月24日、予算委員会で、平成28年度予算の採決が終了した後に、会派代表者会議が開かれ、その中で、正式に、決議案として『茅根英明議員の問責決議』として議案が示され、代表者会議の中では、異論は出されず、全会一致となる事から、議会運営委員会の委員長で、また、明政会の会長でもある、溝口議員が提案する事となりました。
 議長の手腕が問われた、そして議長会派である明政会にとっては、厳しい定例会となったのではないでしょか。
 そして、住民の方からすれば、やはり、『よく分からない議会だな』と、お叱りを受ける定例会になってしまったと感じています。

                ひろかずニュース第68号完