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ひろかずニュース 平成26年7月5日UP
      ☆ニュース第61号発刊☆

 夏本番を迎えて、何かと暑い・・・そして、熱い・・・・夏、なんでしょうか・・・
 さて、今回のニュースは、8月中旬に町長選挙という事で、その関係をメインに掲載しています。

 思い返せば、4年前、上野町長の辞任を受けて、『だれが町長選挙に出馬をするのか?』で、盛り上がっていたと思います。
 公表出来ないものを含めて、それなりの話になっていましたが・・・・今回はといえば・・・『無投票だべなぁ〜』という雰囲気の方が強いです。

 4年前は、現職議員であった、吉田豊議員の辞任の日によって、議員の補欠選挙があるのかどうか?という事も注目されていましたが、結果とし、議員の補欠選挙が出来ない日程で辞任した事によって、議員の補欠選挙は無かったです。

 そして、今回は・・・・補欠選挙はありますが、こっちも・・・・さっぱり、盛り上がりません。
 つまり、全然、熱くない選挙・・・だと感じていますが・・・さて、いかになるか・・・

 来年は統一地方選挙の年という事で、新聞には小樽市の議員定数問題が掲載されていますが、定数と報酬、さらには、住民の方が求めている議員像とに、かなりの隔たりがあると感じています。
 また、都市部や国会議員は別でしょうが、末端の地方自治体では、選挙に立候補する人は、極めて少なくなって来ているのが現状です。

 定数割れをしている議会、また、夫婦でやっておられる所。そして、立候補締切時間直前に、定数に満たないので、届けを出して、当選した候補者もいます。
 
 私も初めて選挙の時を思い出し、また、今、一番感じることは、いかにして、有権者の方と触れ合うか。という事だと感じています。
 議員になって「そうなんだぁ〜」と感じた事の一つに、役場側の議案の提案や答弁において、道路関係は、その道路名や番地を言う事です。
 これが素人では解らないのですが、議員が理解していようがいまいが、ドンドン議案は進んで行きます。
 この時に、選挙前に回った記憶があれば、「あぁ、あの所か」という事になりますが、行った事がなければ「どこ?それ?」となって、結局は、ウヤムヤになってしまいます。

 無論、町外から移住された方も選挙に出る場合もあって、移住された方は、『まったく解らない』という事もあります。
 全部を知っていなければならない。という事は、不可能ですが、やはり、選挙前に『歩く事』が必要だと感じています。

 今の所、現職の嶋町長以外に、名乗りを上げている候補者はいませんが、これだけ盛り上がらない選挙も、過去に無かったのではないか。と思いますが、さぁて、みなさんは、どう感じて、どう考えていますか・・・・

 さて、今年は『エルニーニョ』の影響で冷夏という事でしたが、今の所、天候も順調に、また、それらしい天気となって来ました。
 また"お祭り"の季節となり、先月は『余市神社例大祭』また、今週は『ソーラン祭り』が開催されます。
 ソーラン祭の意見として多いのは『昔のように国道でパレードは出来ないのか』という意見です。
 確かに理解は出来ますが、現実問題として、「じゃぁ、貴方は、参加しますか?」と聞けば、『はい、出ます』という方が、何名いるのでしょうか。
 以前は区会単位で出場していた団体も、年々、少なくなって来ており、参加している団体としても高齢化が見られます。
 どんな事業も、また、選挙にも言えることですが、今、世代が変わる潮目ではないのかなぁ。と考えています。
 この潮目をどう乗り切るのか。それは議員だけではなく、地域全体として考えていかなければならない事でしょうし、また、そのような方の出現を、みんな待っていると・・・考えています。

 今晩、ソーラン祭りのオンパレードです。自分は、毎年、観光協会の役員として参加しています。
 そして、今年も観光協会の枠で参加します(^^)v

 
余市農協認定のチューハイ・『ぶどうのめぐみ』が発売されましぁ〜味は・・・ジュースみたいでが、お酒です。余市産ナイアガラが使われているので、ぜひ、飲んでみてねぇ(^^)v

ひろかずニュース第61号

新年度予算案の再提案までの間
 余市町議会では、初めて否決となった、平成26年度の一般会計予算案。3月定例会の会期を3月31日まで延長し、3カ月間の暫定予算が提案され、なんとか議会を通過して、新年度の4月1日を迎えました。
 暫定予算でしたが、4月1日に契約をしなければならない工事や委託契約はされましたが、混乱は続いていました。
 私の所に寄せられた意見・苦情としては、『今年の入札はどうなるのか』『工事予定が狂ってしまった』との事項が多かったです。ちなみに、例年、4月に入ると、連日、入札があるのですが、『入札件数もほとんど無い』ようでした。

 暫定予算の審議の時、私は過去の事例や、新年度のいくつかの事業を上げて、「どうなのか」という質疑をしました。
 その中で、住宅リフォーム助成の質疑をしており、「前年度から待っている人が多くいるのではないか。事業は予定通りに出来るのか」という質問をしていました。
 リフォーム助成は、暫定予算内でも当初予算通りの金額が計上されていましたが、受付開始から長蛇の列となってしまい、受付開始後、2時間程度で満杯。受付終了となってしまいました。
 これは暫定予算だから。という事ではなく、前年から工事を予定していた方が多かった事によるものですが、本予算が成立していない中で、予算の追加が出来ませんでした。
 4月23日に新年度予算が成立後の5月27日、第3回臨時会において、一般会計補正予算として、リフォーム助成金1100万円が追加されましたが、工事予定が変わった方も多かったと思います。

 また、例年、連休前に発注される町の土木工事も、結果として、1カ月遅れでの発注となってしまいましたし、さらには、町内の各団体でも、26年度の予算をどう組み立てるのか。暫定予算が付いた団体はさておき、付かなかった団体は、新年度の総会を開催出来なかったという団体もあったのではないか。と考えています。
 様々な面で影響があった、新年度予算の否決。私の所には、"問い合わせ"より"苦情"的内容が多かったです。

 さて、役場側は3月31日の暫定予算が成立した段階で『早い時点での予算の再提案』を考えていたと思います。そして、議会日程等を考えた場合『ゴールデンウィーク前』という事で動いており、4月23日、余市町議会第2回臨時会が開催されました。
 議案の第一としては『平成26年度一般会計予算案』でしたが、提案された予算案を見て、正直、驚きました。

 総体金額として前回否決されたものと同額。事業の中身としても、ほぼ同じで若干、金額が変わった所がありましたが、「否決されたものと、どこが違うのか」と感じました。
 この一カ月あまりの間に、各議員がどう考えたのかは分かりませんが、当初賛成した側としては、同じものが提案されたので、私個人としては反対する理由は無いのですが、「質疑は難しいだろうなぁ」と考えていました。
 なぜなら、『反対』した側は、『ここが悪い』というような具体的事項を明確にしておらず、予算編成の考え方について『その考え方が悪い』という事であったと推測していたからです。

 考え方である以上、明確に『ここが悪い』とは言えないものであり、当初予算に賛成した一人としては、「同じもので大丈夫なのか」と感じ、反対した議員がどんな理論で来るのかも見当が付きませんでした。
 また、一度、議会の総意として『否決』と結論を出したものを、二度目はすんなり『可決』に出来るものなのか。さらには、どう見ても『同じもの』を、一度は否決して、二度目を可決するとするならば、どう住民に説明をするのか。という事の"難しさ"も感じていました。

 さて、3月の予算特別委員会での審議の仕方は、一般会計の部分では歳出3分割と歳入の4分割にして審議がされます。ですが、今回は、どういう審議の仕方をするのかも、初めてであって、そのルールを決めることからしなければなりません。
 臨時会の前の日、各会派代表者会議が開催され、審議の仕方として、『予算特別委員会を組織して付託する。審議の仕方としては、歳出・歳入の一括で質疑を行う』という事になりました。
 さらに特別委員会ですので、委員長が誰になるのかを注目していました。私としては、前回否決された時は、委員長土屋議員、副委員長藤野議員という組み合わせでしたが、これは「無いだろう」と考えていました。
 ほぼ同じものを同じ正副委員長が取り仕切り、一度目は否決で二度目は可決。となれば、住民になんと説明するのか。と考えていたからです。
 ですが結果として、前回と同じく、委員長は土屋議員、副委員長は藤野議員という組み合わせになってしまいました。

 私は会派に所属しない議員である事から、この決定については「そうなの?」という意見しかありません。無論、正副委員長には責任が伴いますので、この手の委員長をやりたがらないのも事実であり、『前回の続きだから、そのままやれ』という理論も成り立つ訳で、こうなったのかもしれませんが、住民目線で見れば、やはり疑問符が付くのではないかと考えます。

第2回臨時会開催。平成26年度予算案成立へ
 そんな経過があり、4月23日に第2回臨時会が開催されました。平成26年度一般会計予算案は、本会議で議案提案が終わった時点で、平成26年度予算特別委員会(以下、委員会)に付託して本会議は延会。委員会へと場面は変わりました。
 委員会が開催したのは、当日の午前11時頃からで、午前中に吉田豊議員、彫谷議員の質疑で、昼休憩となりました。
 午後からは、野呂議員、辻井議員、吉田ひろかず、溝口議員、岸本議員、中谷議員の質疑があり、結果、これで質疑は終了となりました。

 さて、本会議において、予算の提案前に行政報告があり、さらに、町長から、26年度予算の概略と考え方が示されました。以下、その抜粋です。

◎行政報告
1.過疎地域自立促進特別措置法に係る地域指定について
 過疎地域自立促進特別措置法につきましては、人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域について、総合的かつ計画的な対策を実施するために必要な特別措置を講ずることにより、これらの地域の自立促進を図り、もって住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の是正及び美しく風格ある国土の形成に寄与することを目的に、平成12年に制定され、平成33年3月までの時限立法として運用されております。
  ※一部省略 
 このたび指定要件が改正され、これに伴い、平成26年4月1日付で余市町が過疎地域として指定されたところでございます。
  ※一部省略 
 なお、今回の法改正により、全国で新たに22団体が地域指定を受け、このうち北海道内では、余市町のほか、富良野市、美幌町、白老町、厚真町、新篠津村の6市町村が新たに過疎地域となっております。また、合併前の旧町村のみが指定されていた函館市、釧路市につきましても、このたびの法改正により全市域が指定となっております。このことにより、道内における過疎地域指定団体は149市町村となり、後志管内においては、倶知安町、泊村を除く18市町村が過疎地域となっております。
 本町といたしましては、このたびの地域指定を厳粛に受け止め、法の趣旨を踏まえて、過疎対策事業債など各種制度を活用することにより、より一層の地域振興に努めて参りたいと存じます。
 また、地域指定を受けた市町村にあっては、議会の議決を経て「過疎地域自立促進市町村計画」を定めることができる、とされていることから、今後、「第4次余市町総合計画」の中期見直しとも連動させながら、これらの事務をとり進めて参りますので、議員各位のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

◎平成26年度余市町一般会計予算提案説明要旨
 今般の予算提出にあたりましては、「協働のまちづくりの推進」「効果的・効率的な行政運営の確立」「機動的な組織機構の構築」「健全な財政基盤の確立」の4点を重点項目とする、これまでの行政改革の取り組みを踏まえ、現行の事務事業の見直しや行政コストの削減、さらには歳入確保に向けた取り組みを継続するとともに、連続テレビ小説「マッサン」の放映を機に、全国に余市町の魅力を発信すること、本町を訪れる観光客におもてなしの心で接すること、さらには、ゆかりの自治体との地域間連携を強化し、人と物との交流を活発にすることで地域の活性化につなげていくこと、などを主眼として、編成を行いました。
 本町においては、人口減少と少子高齢化が進む中、安定した行政運営を進めるための財政基盤の確立と、効果的な財政出動による地域活性化の両立を図ること、さらにはそれらの情報を町民と共有することにより、町民と行政の協働のもとでまちづくりを進めることが、大変重要となっております。私は、先の平成26年第1回定例会、さらには予算特別委員会におけるご審議、議員各位より賜りましたご指摘をしっかりと踏まえ、本年度における行政運営はもとより、第4次余市町総合計画の中期実施計画策定にあたりましても、過疎地域指定による財政措置の活用など、さまざまな手法により、財政基盤の確立と地域活性化の両立を図って参ります。
 平成26年度の余市町の一般会計の予算規模は、81億2,000万円であり、平成25年度と比較して4億7,000万円、率にして6.1%の増であります。
 予算の編成にあたり、歳出につきましては、先の重点項目を踏まえ、限られた財源の中で、現行の行政サービス水準を低下させることなく、計画的に進めてきた事業の継続、町民の安全・安心への関連予算をはじめ、経済・雇用対策、連続テレビ小説「マッサン」を契機とした観光振興策を図るとともに、ゆかりの自治体との地域間連携を強化し、今後のまちづくりにおける多様な可能性を探求して、地域の活性化につなげるための関連予算等を計上したものであります。
 一方、歳入におきましては、自主財源の根幹をなす町税の確保のほか、補助金等の特定財源、更には国の地方財政対策を基に予算計上し、なお不足する金額につきましては、財政調整基金からの繰入により収支均衡を図ったものです。
 財政調整基金につきましては、先の平成26年第1回定例会、さらには予算特別委員会において、将来的な財政運営への影響を危倶するご指摘を頂戴したところであります。財政調整基金の見通しと致しましては、平成25年度決算に係る剰余金からの同基金への積立により、4億円程度の基金残高が見込まれるところではありますが、今後におきましても経常経費の縮減に努め、各年度における剰余金の財政調整基金への積立により、財政基盤の確立を図って参ります。
 また、過疎地域指定に伴い、過疎債の活用が可能となったところであり、ハード・ソフト両面において対象事業が存在することから、この優位な財政措置を有効に活用し、一般財源による財政出動を抑制した中での効果的・効率的な事業展開を進め、地域社会、地域経済の活性化を図って参る所存でありますので、議員各位の特段のご理解をお願い申し上げます。



 今回の提案で、前回と、どこが変わったのか。という点については、提案説明の中で『財政調整基金は4億円前後となる』と明記された事があります。
 また、その他の要因として、『過疎債』の適用となった事により、新たな財源確保の見通しがたった。という点でした。
 ですが、この過疎債については、26年4月1日に指定されたもので、過疎債を財源として予算が作成された訳ではないのではないか。とも考えていました。

 各議員の質疑は、どちらかと言えば、この過疎債の議論が中心となっていたと聞いており、否決された時の本会議採決に当たり、明政会が行った反対討論の中で指摘された『財政調整基金』の件については、今一つ、はっきりしなかったと聞いていました。

 さて、私としては、どういう質疑をしたらよいのか色々と考えていました。前回は賛成し、また、同じものが提案されているのであれば、質疑をしなければならない理由はありません。
 ですが議会の総意として『否決』したものであって、同じもを今度は『可決』するとしたならば、「町民には説明が出来ない」とも考えていました。
 そして、いつもはある程度、原稿を用意しているのですが、この時は、原稿が無く、あくまでも、私個人の記憶という事で、以下のような発言をしました。

 私は前回は賛成したが、議会の結論としては否決という結論を出した。そして、提案されたものが、同じものであるならば、住民からは『なんで、同じものが、2回目は通るのか。1回目の否決はなんだったのか』と言われてしまう。
 議会もそうだが、役場としては、これをどう説明するのか。そして、今回の事態を受け、住民から見て、『今回の後、役場は変わった』という事を、知らしめなければ、理解は得られないのではないか。
 また、役場は緊張感がまるで無い。この場にいる番外は、そんな事はないが、下の階はどうなのか。
 新年度に向けての役場では、役場が事務局を持っている各団体の総会資料を作らなければならないが今年は定例会が遅れた事により、3月28日が最終日となり、いつもは、予算が通過してから作成出来るのが、今回は定例会のスタートが遅れたこともあって、予算が通らない場面で、資料を作っていた。だが、担当する職員は『議会は通るでしょう』と安易な発言をしていた。
 余市町のゴミ袋の収入に関し、疑問を持った住民の方が、役場の問い合わせの電話をした所、電話を取った職員は『そんな事は知りません』と答えた。
 臨時職員の転落事故の関係で、外作業の職員はヘルメット着用となっているが、これが何度言っても出来ない。数日前も、そういう苦情が入って来ていたでしょう。
 すべて、ここ一カ月あまりの出来事で、緊張感も無いし、また、責任感もまったくない。住民から『予算が否決されて、役場は変わった』と思われる行動が必要ではないか。
 例えば、今は電話を取る場合、氏名を名乗るが、役場では名乗らないから、だから責任感も無い。という事になるのではないか。
 また、職員を処分しなければならない場合、本人や担当する管理職は、処分を受けるが、全職員減給10%と、一律にして、共同責任とすべきではないか。これでなければ緊張感が保てない。


 かなり厳しく発言したつもりで、最近はあまり無いのですが、委員会での発言はハンドマイクを持ち、口元にマイクを持って来るので、肘が鋭角に曲がっているのもあり、血液の流れが悪くなるのもあるのでしょうが、久々にマイクを持っている手が震えているなぁ。と感じていましたし、それだけ、言う方も緊張して発言していたと感じています。
 これに対して、町長が答弁していましたが、2回目の予算審議という事で、役場としても後が無い事から、町長自身が自ら先頭に立って、答弁をしており、その姿勢は理解出来ますし、また、委員会全体の答弁印象としても、「前回の予算委員会とは、良い方向で違うなぁ」とも感じていました。

 町長の答弁は答弁として、私の質問は対町長というより、事務方、また、職員全体に対しての質問であり、次の発言としては「町長の答弁は分かるが、町長一人で全部出来る訳ではないし、事務方の問題だろう。なんで、町長が答弁するのか」と、再度、発言しました。
 これに対して、副町長が『全職員の一律の処分は出来ませんが、電話対応は、今後、検討したい』との答弁をしました。
 質問をしている側としても、一律の処分は出来ないことは理解しています。ですが、窓口の対応、また、電話での対応一つで、印象は変わるでしょうし、変わる事が出来れば、住民の方も、少しは理解してくれるのではないか。とも考えました。
 ちなみに、私の発言が終わってからの休憩の時に『イィ質問だったよ』と声をかけてくれた議員もいましたし、『厳しい質問だったね』と話していた議員もいたそうです。そして、この手の発言は本当に疲れるものです。
 
 さて、委員会は議員からの挙手が無くなった時点で質疑が終結されます。その後、議会としての公式意見である『付帯意見』を付けるかどうか。という協議に入ります。結論としては、全会派一致で『付ける』という事となって、その協議に入りました。
 私は、当初から、「2回目の予算委員会なので、賛成反対を問わず、付帯意見は付けるべき」と考えていました。

 そして、最終的に付けられた付帯意見としては、以下の通りでした。

『行財政改革のより一層の推進を図り、効率的な行政運営に努めるとともに、財政基盤の確立を図られたい』

 この意見が付けられ、委員会採決を行い、結果として、近藤議員は欠席、安宅議員は退席でしたが、『全会一致』をもって、委員会は通過しました。

 そして、翌日の24日の本会議において、委員会結果報告がされ、委員会と同じく、『全会一致』を持ちまして、平成26年度一般会計予算は一カ月遅れで成立しました。

 大変、お騒がせだった事だけは事実であり、また、結果として、一カ月、役場の事業は遅れた事となってしまい、業務的に後に尾を引く結果となってしまったと考えています。
 ちなみに、役場の電話対応については、5月中頃から電話を取った職員が氏名を名乗るようになりました。質問の成果だったと考えています。


平成26年余市町議会第2回(6月)定例会
 本年第2回目の定例会が6月17日、火曜日から始まりました。当初日程では、19日までの3日間となっていましたが、初日の一般会計補正予算の審議で、吉田豊議員から、廃プラ処理にかかわる入札の在り方について質問が出され、結果として、丸一日、空転してしまいました。その関係もあり、最終的には20日までの4日間が開催されました。
 定例会での議案は、一般会計補正予算の他、第三セクターの第一清掃公社、余市振興公社、まほろば宅地管理公社の決算報告の承認。
 新たに、仁木町と古平町住民の方がパスポートの申請をする場合、今までは、倶知安の後志総合振興局に出向いていたものを、余市町の窓口で申請出来ることとなり、そのための事務受託の承認について。町有財産取得として小型ジャンプ台を購入するための議会承認、その他でした。尚、ジャンプ台は小学生低学年も飛べるもので、竹鶴シャンツェに設置されます。
 議会側からは、一般質問は私を含め7名の議員と、いつもより少ない提出でした。農業委員の改選に伴う、議会から推薦する委員の決定もされ、新たに、野呂議員、安宅議員を推薦する事が決定されました。
 さらには、現在、総務文教常任委員会で付託され審議されている、『法第98条第1項による事務検査』について、委員会として中間報告がされ、現在までの審議経過と、今後の審議予定の報告がされました。

嶋町長、任期最後の定例会でした
 町長の任期は、9月4日となっています。これは、平成22年に上野町長が体調不良によって、任期途中で辞任した事によります。
 当時の記憶をたどれば、「上野町長は任期まで持たないだろう」と感じており、けっして、突如として選挙となった訳ではなく、ある程度『選挙は早まるだろう』という予想がされる中で、『だれが候補者となるのか』とのウワサが交錯していました。
 そんな中、嶋総務課長が役場を退職して町長選挙に出馬する事となり、また、当時の現職議員であった吉田豊議員も出馬表明。さらには、第3の候補者も現れ、三つ巴の選挙となりました。
 結果として、行政経験の豊富さと一番若い候補者であった事が買われたと推測していますが、嶋候補者が大差で当選となり、初登庁をしたのは、平成22年9月7日でした。

 さて、嶋町政の4年間はどうだったのか。ですが、国政的には民主党が政権奪取をしたのは平成21年8月であり、国政と末端自治との係わり合いでは、新しい政策や制度が導入された事により、行政手続き上では、それなりの混乱もしていたのではないか。
 そして、日に日に人気に陰りが出て来た民主党が起死回生のために打って出た政策が、新幹線延伸だったと、私は感じています。
 それは、降って沸いた問題であるのですが、北海道新幹線では、全道に『余市町、新幹線に同意するのか?』と注目を浴び、議会には道内テレビ局6社のカメラが入りました。
 その後の国政選挙では、自民党が圧勝し、政権が戻り、さらには参議院選挙でも自民党が圧勝した事により、衆参国会のネジレは解消し、政権的には安定政権となりました。
 政権が変われば、制度も変わり、似たような制度でも、制度の名前が変わったり、また、少しずつ、内容も変わります。これがなかなか難しく、制度が変わった事によって、『もらい過ぎ』や『還付ミス』の温床となってしまい、余市町としても、それなりに発生していました。

 余市町としては、上野町政時代に発生した財政危機は、とりあえずは回避していたものの、財政状況は好転しておらず、緊縮財政、また、職員の不補充と大量退職時代を迎えており、国の制度が変わる事に対しての対応も、ベテラン職員が不在となり、思うように出来なかったのではないか。そんな4年間だったと思います。
 また、この4年間の中では、『始めて』または、始めてでは無いにしても、めったにない事が発生していました。
 新幹線の同意問題。外部から副町長の選任をした事。さらには、事件・事故がその後に与えた影響も大きく、行政的には現時点でも解決していない問題もあります。
 さらには、ドラマ『マッサン』の収録と放映に対しての対応も、今、しなければなりません。
 これに加え、平成23年の議会の改選に伴い、その後の議長選挙から始まった議会の混乱は、私としては、未だに続いていると感じています。
 議会の混乱は、役場側から見れば、採決に際して、過半数を得られるのかどうかという事が読めずに、答弁としても微妙なニュアンスでしなければならなかった。
 綱渡りの議会が続いていたと思いますが、それでも、なんとか、過半数が確保出来ていたものが、それも通らなくなったのは、本年3月の新年度予算の採決であったと感じています。

 嶋町長の4年間は、その時々の政変に翻弄された。これは、国レベルとまた、町議会にもいえる事だと思い、その狭間に、予期しない出来事が降って来た。そんな4年間だったと思います。
 その中で、町長らしさ。という面が果たしてあったのか。特筆すべき事項は無かったのでしょうが、「4年間の任期を終えることが出来た」という事が、最大の功績だったと、私は考えています。
 そして、余市町の名前が、良い面でも悪い面でも、有名になった4年間では無かったのかなぁ。と私は考えています。
 

農業委員の選挙
 選挙は、3年に一度、または4年に一度に実施される事が多いのですが、今年は、7月に農業委員の選挙、そして、8月に町長と議員の補欠選挙が実施されます。
 農業委員も公選で選ばれる選挙の一つであり、3年毎に改選されます。農業委員の選挙は、30アール以上の農地を所有し、町の農業委員会に登録されている方が対象となっており、本年3月末の選挙人名簿総数としては1092名となっています。
 農業委員の選挙は公職選挙法を準用して行われることから、立候補届の書類等は、議員選挙と同じ様式となっており、立候補の手順も同じとなっています。
 一番の違いは、有権者が農業者と限定されている事から、公設のポスター掲示場が無く、ポスター掲示の場合は、自らが、土地所有者に許可をもらい、掲示してゆく事となっています。
 当然ですが、買収等は選挙違反になる事から、逮捕される事となりますが、議員選挙より激しい選挙が行われる場合もあるようです。
 ちなみに、余市町の農業委員選挙で投票が行われた最後は、昭和59年7月で、当日の有権者数は2080名で投票率は92%。その後の委員選挙は無投票となっています。尚、今回の選挙は、7月8日告示で13日が投票日となります。

 現在の余市町の農業委員会の定数は、選挙で選ばれる委員が14名。農業関係組織が推薦する理事または組合員3名。学識経験者枠として4名以内ですが現在2名で、この2名は議会が推薦する事となっており、合計19名で組織されています。
 今回の6月定例会において、議会推薦の委員が決定されましたが、平成20年以降の議会推薦は、議会内の投票で決定されていました。
 ところが今回は、各会派の代表者が集まった会議、各会派代表者会議(議長の諮問機関)において、話し合いがされ、本会議では議長指名で決定されました。
 決まった議員は、再任で新自治研究会の野呂議員。初の選任となりましたが、無会派(会派に所属しない議員)で安宅議員の2名となりました。
 どんな話し合いがされたのかは分かりませんが、会派に所属しない議員でも、指名される。という事は、今後の議会運営の中では、大きな意味があったと感じています。

 
町長選挙と議員補欠選挙
 任期満了に伴う町長選挙が実施されます。6月14日の新聞報道に『8月19日告示、24日投票日』と、また、余市町長選挙に『現職の嶋町長が出馬の意向を表明した』と掲載されました。尚、地方版では無く、全道版の政治面だった事により、気が付かなかった方が多かったようです。
 そして、6月定例会の前に、この報道がされた事によって、定例会の一般質問の中で数名の議員から『新聞社を呼んで『話した』という事だが、なぜ議会で、最初に表明しないのか』という質問がされ、これに対して町長は『後援会と相談の上、政治的判断で表明した』との答弁をしていました。
 また、今回の町長選挙では、議員の補欠選挙も同時に実施されます。これは、渡辺正治議員の逝去に伴うもので、議員1名の補欠選挙となっています。
 現在の議員定数18名では4名が欠員となった場合、補欠選挙を実施しなければならない決まりですが、この間に、首長選挙がある場合、欠員となっている数の補欠選挙をしなければならない。という決まりもあります。
 尚、全ての場合において、議員補欠選挙が実施出来る訳ではなく、本来の議員選挙の改選日や欠員となった日と選挙告示日との関係もあり、実施しない場合もあります。

 町長、議員も含めて、現時点で、明確に『立候補表明』をしているのは、現職の嶋町長だけであり、他の候補者の名前は聞こえて来ておりません。
 戦後の町長選挙では、無投票選挙となったのは昭和26・36年の坂本町長、昭和50年の小柄町長、平成19年の上野町長の4度あり、今回の選挙がどうなるのかは、まだ予想が付きませんが、まったくの新人候補者が当選出来る可能性は、選挙が近づけば近付くほど、低くなって来ます。
 議員の補欠選挙は余市町では初めてで、共産党の議席だった事により、共産党は何としても議席を守りたい。という事から、候補者を出して来ると推測しています。

 余市町では『立候補表明は余市祭まで』と言われますが、これは、選挙準備には時間がかかる事。また、候補者の名前を広めるため、有権者に覚えてもらうためには、それなりの時間が必要となるからです。
 町長選挙は、投票になるかどうかは微妙でしょうが、議員選挙の方は、無投票とはならないと、私は推測しています。
 そして、町長選挙が無投票になるのか、ならないのかによって、議員選挙の投票率が大幅に変わって来ると推測し、また、何名が立候補するのかは解りませんが、立候補者数によって、当確ラインがまったく変わって来ると考えています。
 現時点で候補者数が確定していない事もありますが、激しい、厳しい選挙になるのではないか。と推測しています。


最近の余市町の選挙の投票率
 年月・選挙名             有権者数   投票数    投票率  
平成25年 7月 第23回参議院選挙  17596  9037  51.36%
平成24年12月 第46回衆議院選挙  17600 11027  62.65%
平成23年 8月 余市町議会議員選挙  17741 11477  64.69%
平成23年 4月 北海道知事選挙    17697  9593  54.21%
          (道議選挙は無投票)
平成22年 9月 余市町長選挙     17932 11754  65.55%
平成22年 7月 第22回参議院選挙  18168 11035  60.74%
平成21年 8月 第45回衆議院選挙  18242 13265  72.72%
平成19年 8月 余市町 町長・議員選挙 
      町長は無投票で議員のみ   18559 13468  72.57%
※平成26年6月現在の有権者数は17283名となっています。



今回の選挙はどうなる?
 私の予想であり、その根拠は、特別無いのですが、「こうなるのではないか?」と単に考えているだけです。

町長選挙
 現状では、名乗りを上げた候補者としては、現職の嶋町長だけです。今後、候補者が出て来る可能性は「0」ではありませんが、「勝てる候補者」というのは、日に日に厳しくなって来ます。
 『無投票にさせない』という考え方の下、立候補をされる方がいるかもしれませんが、町長選挙の場合、供託金として50万円が必要となります。
 この供託金は"一時預け"という事で、総得票数の10%以上の得票を獲得出来れば、戻されますが、獲得出来なければ没収される事になります。
 『50万円を捨ててでも無投票にはさせない』という方がいるのかどうかは未知数ですが、仮に無投票になったとしても、選挙にかかる経費としては、さほど変わらないと考えます。
 これは、投票がある事を前提に準備される事から、ポスター掲示板の設置等があり、また、選挙の立会人も準備して、その方の分の日当も必要となります。そして今回は議員の補欠選挙が実施される事から、私は、議員の補欠選挙は投票になると考えており、立会人は別々に依頼する事はないので、かかるものはかかります。
 町長選挙が無投票となった場合、経費の削減となるのは、投票用紙が使われない事から、次の選挙に回せる事くらいだと考えています。

議員補欠選挙
 有権者数も年々減少して来て、また、投票率も選挙の都度、下がって来ています。
 町長選挙の投票が実施されれば、それなりに投票率は上がるでしょうが、それでも、60%台前半だと推測。町長が無ければ、50%を切る可能性もあると考えます。
 どちらにせよ、1万票から9千票を争う事になるのだろうと推測していますが、候補者が2名であれば5千票。3名であれば3千3百票以上。4名でも2千5百票以上を獲得しなければ勝ち残れない事となります。
 過去の議員選挙での最大獲得票数としては1235票であり、議員選挙でこれだけの票を獲得しなければならない事は、本当に大変であり、基礎票がある所でなければ、勝ち抜ける事は厳しいのではないか。とも考えます。
 無論、これに該当しない場合もありますが、それは候補者の年齢だと考えます。30歳〜40歳台であれば、浮動票が集まり勝ち抜けることが可能だと考えます。
 どちらにせよ、残された時間はあまり多くなく、また、是非、若い血を議会に入れてほしいなぁ。と考えています。


余市町長選挙執行年別得票数 
        昭和54年以後、上位2位までの数値
執行年月・有権者数 候補者氏名   得票数  投票率%・その他の事項
昭和54年8月   小柄 義信  9,453 89.00
18,790    富山 〆吉  6,832 二人で一騎打ち

昭和58年8月   小柄 義信  8,015 88.58
18,924    林   勝  7,071 他の候補者1名、小柄町長4期目

昭和62年8月   阿部 省吾  8,670 89.81
19,112    小柄 義信  5,853 他の候補者1名

平成 3年8月   阿部 省吾  9,191 86.12
19,045    辻   敏  6,822 他の候補者1名

平成 7年8月   阿部 省吾  5,907 84.44
19,324    松平 武敏  5,445 他の候補者2名

平成11年8月   大谷  覚  5,428 79.61
19,315    上野  盛  5,391 他の候補者3名

平成15年8月   上野  盛  7,810 80.37
19,103    大谷  覚  7,078 他の候補者1名

平成19年8月   上野  盛  無投票   有権者数1万9千人台を割る
18,559

平成22年9月   嶋   保  7,473 65.55
17,932    吉田  豊  2,627 他の候補者1名



選挙に出馬するために、その準備とは?
 さて、現実的に選挙に出るためには、それなりの準備が必要であり、また、その時間が必要となります。
 無論、『一切の経費をかけない』という事でも、立候補届けだけを提出することも可能ですが、他人に、自らの氏名を投票用紙に書いてもらうため、そして、他の候補者より多く書いてもらうためには、選挙前の後援会活動を含め、当選のための努力は必要だと考えます。そのための一般的な事項となりますが・・・・

1・立候補を決めたら・・・・
 立候補を決めてからの活動は、後援会活動となりますが、最優先で決めなければならない事は、選挙の届け出の名前をどうするか?という事です。
 看板の大きさは、名前の立て看板、並びに選挙カーに付ける看板の大きさも決まっているので、字数が少ない方が一文字を大きく書くことが出来ますが、読みちがえられる場合は、平仮名にしたりします。
 私の場合、名前の読み方は"ひろかず"ですが、漢字では"浩一"で、一般的には"こういち"と読まれてしまいます。
 実際の投票において"吉田ヒロカズ""吉田浩一"は有効ですが"よしだこういち"では無効になってしまいます。
 どのようにするかは本人の自由ですが、総て統一した方が良く、さらに有権者に誤解を招かないようにする必要があります。

2・立候補までの手続き
 選挙に立候補するのは、告示日に立候補届けを出すのですが、その前に事務的手続きが必要です。
 どの選挙でも事前の手続きは同じで、まず後志総合振興局(旧・後志支庁で、以下、振興局とします)に政治団体の届けが必要です。
 名称・代表者・会計責任者・さらには規約が必要で、通常は◎◎◎後援会とし、代表者は候補者本人でもOKです。
 この振興局への届けが終了した後に、町の選挙管理委員会(以下・町選管)に、振興局への届け出書類のコピーを提出します。
 選挙前になると、町内のあちらこちらに名前の立て看板が上がりますが、この看板は、許可証が付けてあり、付いていないものは違反です。
 この許可証は町選管から交付されるのですが、この許可の前提となるのが、振興局への届け出。という事となります。
 立てられる枚数は候補者本人用4枚、後援会用4枚の合計8枚で、看板の大きさも決まっています。
 ちなみに、役所への提出書類は、立候補名に統一しておくほうが無難ですが、国政の場合は『〇〇政治研究会』等、候補者名が入らない場合もあります。

3・選挙前に準備しておくもの 
 選挙本番に向けて、準備するものは、たくさんありますが、一番時間がかかるものは、選挙カーだと考えています。
 選挙カーの看板の大きさも規定がありますが、選挙においては、どんな車両を使うのか。ワンボックスカー、一般乗用車、トラックとありますが、どの車種を使うのか。また、その車両によっても大きさがあり、普通トラックと軽トラックでは大きさがまったく違うので、当然、看板の大きさも変わって来ます。
 自らの車両を使う場合は別ですが、レンタカーを借りるとすれば、看板等の取り付け、また、選挙カーは、告示前に警察の車検と検査がありますので、選挙戦の5日間を含めて、都合、3週間程度、借り受ける事となります。
 以前は、町内で、すべて自前で作成してくれる看板屋さんがありましたが、現在は、一社で作成してくれる看板屋さんも無くなった事から、町外発注をするとすれば、余計に時間がかかります。
 選挙カーに付けるスピーカーやアンプも準備しておかなければなりませんが、機材を含めて、どうするのかも決めなければなりませんし、設置するスピーカーの形や大きさによって、看板の形も変わってきます。
 立候補届けの時に渡される、いわゆる『七つ道具』の中には、候補者が掛けるタスキは入っていません。つまり、タスキは候補者自身が用意しなければなりません。町外に発注する事になると思いますが、タスキは通常売っているものではないので、発注から納品まで2週間以上かかると推測しています。

 告示になったら、公設の掲示板に候補者のポスターを張り出す事が出来ますが、これも事前に用意しておかなければなりません。尚、公設掲示板以外に、張り出すことは出来ません。
 現在、余市町の公設掲示板は、どの選挙でも110カ所となっています。無論、選挙期間中に破損する場合もあり、予備のため。また、自らの選挙カーには貼れるので、最低でも150枚くらいは用意しておかなければなりません。
 また、選挙が始まると、選挙管理委員会が発行する選挙公報が配られますが、この広報用の原稿や写真も用意しておかなければなりませんし、公費で投函出来る選挙ハカギもあります。
 このハガキは、町長2500枚、議員800枚まで投函する事が出来ますので、ハガキを投函する場合は、事前に印刷して、また、選挙期間中に配達されなければ意味が無いので、事前に宛て名書きも必要でしょう。


4・選挙の説明会
 選挙の1ケ月程前に、役場で立候補の説明会が開催されます。選挙戦における注意等の説明がされます。質疑応答もあり、選挙違反の事例の質問が多いです。また、この日に立候補用の書類も渡されます。
 告示日当日は、定められた書類に記入し、届けを出すのですが、多数の候補者が集まる事から、当日、スムーズに行くように、提出書類のミスが無いように、事前に審査を受け、訂正する箇所は訂正しておきます。
 次に、告示の一週間ほど前には、警察によって選挙カーの点検が行われます。看板の大きさが計られ、また、改造車となるので、車体の寸法等を計測しなければなりません。この時点で、違反項目があれば、再度、改装しなければならなくなります。
 ちなみに、選挙カーは、選挙告示日までは看板等が見えないようにしておかなければならず、通常の場合は、紙や布で覆い隠しておきます。

5・選挙告示日
 選挙告示日は、8時前に届け出場所(通常は役場3階)に来た人は、くじ引きをして、受付される順番を決めます。8時以降に来た人は先着順という事で、順番で届け出書類の審査と受付が行われます。
 くじ引きをして、自分の番号が決まれば、支持者等に番号を伝え、掲示板の番号の所に自身のポスターを貼り出せますが、書類受付が終わらなければ、選挙カーを動かすことは出来ません。
 今回の場合、町長も同日選挙という事で、まず町長の方が先に事務処理がされ、その後、議員となると思いますが、通常の議員選挙の場合は、候補者も多い事から、最初と最後の候補者との受付時間の差は2時間にもなります。
 立候補の届けは、候補者本人でも、また、代理の者でも、どちらでも構いませんが、代理者の場合は、委任状等の書類も出すために、書類を多く書かなければなりません。
 また、届け出の日は、届け出書と一緒に、選挙カーも役場まで出向かなければなりません。そして、この時点では、まだ選挙カーに覆いをしていなければなりません。
 届け出が終了した時点で、選挙の七つ道具が渡され、次に、選挙カーの再度の点検が行われます。事前審査をしているのですが、審査後に、再度の改造がされていないかをチェックされ、この時に、始めて選挙カーの覆いを外すことが出来、総て終了した後に、役場の駐車場から出た時点から、スピーカーから声を出す事が許されます。

 選挙に立候補の場合『供託金を支払う』という行為がありますが、正確には"一時預け"という事で、この供託金は町長のみで、議員の方にはありません。
 供託金は『乱立を押さえる』という意味があり、選挙の種類によって違いますが、町長の場合は50万円で、小樽の法務局に収め、その預かり証を立候補届けと一緒に提出しなければなりません。

6・選挙費用と選挙後
 選挙では、いくらお金が使えるのか?ですが、告示日当日の有権者数によって、金額が変わって来ます。
 算出方法は、単価×有権者数×率で出されるために、有権者数によって、多少の増減がありますが、大まかな数値で、町長は300万円前後。議員は170万円前後。という事になると推測していますが、当然、この金額を越える事は出来ません。
 この金額の中に含める事が出来るのは、選挙カーの看板、広報運動員(ウグイス嬢・運転手)に対価を支払う場合の人件費。掲示板用のポスター代金。食料費等がありますが、人員数や対価の上限等が総て決まっていて、また、事前に届け出を出した者に対してのみ、対価を支払うことが出来ます。尚、後援会活動としての人件費や後援会チラシは別となります。
 そして選挙が終了して、1カ月以内に、町の選挙管理委員会、また、3ケ月以内に、振興局に選挙費用の届けを提出しなければなりません。この届け出は、当選しても落選しても行わなければなりません。

7・年末と年度末
 選挙に立候補する場合、振興局に対し政治団体の届け出が必要であり、この政治団体の収支決算日は1月1日より12月31日までと決まっており、この届けを翌年3月末までに、収支決算書として振興局に提出しなければなりません。
 政治団体の届け出をした以上、収支が"0"でも"0"円として届けが必要で、2年連続して届けが無い場合、『見なし解散』とされ、再度、立候補する場合は、最初から、やり直さねばなりません。
 後援会の会報、チラシは後援会活動費に含まれ、さらに、後援会として人件費等がかかった場合も、人件費として届けが必要です。尚、私のニュースは、後援会活動経費として、毎年、振興局に届け出をしています。


 いわゆる『選挙のプロ』の方がいれば、それなりに早くまた、確実に出来ますが、これを、初めてやる場合は、かなりの時間が必要となってしまいます。
 ですが、是非、若い方の立候補表明を期待しています!!


                    ニュース第61号完