ひろかずニュース 平成23年10月16日UP
     ☆ニュース50号発刊☆


 選挙が終わって、2カ月が過ぎましたが、この期間は、ある面では選挙以上に疲れた2カ月でした。
 議会人事はいつも大変ですが、今回は余計に大変だった。また、それに続く定例会も、様々な面で緊張をしていたのは事実でした。

 さて、ニュース50号が発行をしました。いつもより、遅い発行ですが、これは、定例会が2週間あまり遅く開催された。という理由です。

 ニュースの作成は、定例会が終わった後、作成に入りますが、接続詞の問題もあって、構成に時間がかかります。

 ホームページの作成の時は、「話し言葉」で入力していますが、紙面となれば、やはり、「文章」でなければなりません。
 この変が難しいというか、国語の点数が悪かった者は、厳しいし、また、「読み」が同じでも、文字が違うのもけっこうあります。
 ワープロの最初に出て来た文字が正しいという先入観念があって、これがかなり多いです。
 これを見つけるには作成者とは別な人に読んでもらわなければダメなので、これまた時間がかかる。という事です。

 今回のニュースはすでに印刷発注したので、来週そうそうには配布して歩けるとは思っていますが、やっぱり2週間はかかってしまう。という事になってしまいます。

 さて、10月も後半という事ですが、余市町の議会日程というか、この時期はどの議会でも、比較的、行政視察が多いです。暑い夏が終わって、また、来年度の計画を建てる。という側面もあります。また、各種の全国大会もこの時期に比較的多く開催されます。

 11月に入ると、各種の決算委員会で、この決算委員会が終わると、来年度に向けての予算の策定にも入ります。
 そして、余市町としては、来年度以降、新10年計画に入る事になっていて・・・・議会的には、忙しい日々が続くことになると思います。



      
   ☆ニュース50号☆

平成23年議会議員選挙終了

 余市町の選挙は、7月後半から8月上旬にかけての選挙という事で、一年で一番暑い時期の選挙となっています。4年に一度、審判を受ける者としては、様々な面で熱い中での選挙となっています。

 選挙に立候補するのかどうかの判断は、町中に見かける、『後援会連絡所の看板』が掲示されるかどうかで判断出来、これは、現職、新人を問わず同じです。
 この看板を掲示するには、許可プレートが必要で、これをもらうためには、後志総合振興局(旧後志支庁)地域政策課市町村係に、後援会の設立届けを提出しなければなりません。
 振興局に届け出がされた後、このコピーを町の選挙管理委員会に提出し、町選管で許可プレートが発行されます。
 このプレートには有効期限が明記されており、また、一年を通じて掲示する事が出来るので、国会議員や道議会議員は年中掲示されていますが、町議会の場合は、それぞれの自宅前には通年で掲示している場合もありますが、一般的には選挙期間のみ。という事に各候補しているようです。なぜ一年を通じて掲示しないのかといえば、私の場合は、管理が大変だからです。
 また、よく寄せられる疑問点として『一軒の前に、何枚もの候補予定者の看板が上がっているが、これはどうなのか?』という事です。これも、地先の方が了承すれば掲示出来ますが、私有地に限られます。

 後援会連絡所の看板の掲示については、いつから掲示するのか。についても、その時々によって違うもので、平成15年の時は新人が多数立候補をしたために、雪解け頃から掲示されだしたと記憶していますが、今回の選挙では、私が5月31日に、トップを切って掲示をしました。
 最初の一人が掲示すれば、すぐに後が続くのかなぁ。とも思っていましたが、最終的に出揃ったのは、6月定例会が終了してから。つまり、私が掲示してから、出揃うまでには1カ月の時間がかかっていました。
 そして、後援会活動としても本格的に動き出すのは、現職に関しては6月の定例会が終了してから本格的に活動を始めるのが一般的です。

 さて、余市町の議員選挙の場合、『新人が立候補する場合は余市神社のお祭り直後には、名乗りを上げなければ勝てない』と一般的に言われています。
 ですが今回は、早い時期では、新人の動きが無かった事。これに加え、現役からの引退表明をした議員と新人・返り咲きを狙う候補者との関係で、±0という事となっていた。つまり、無投票の可能性もありました。
 所が、7月13日に開催された選挙説明会で、定数を1名越える現職・新人の候補者が集まった事により、投票を伴う選挙が行われる事となり、この頃から要約、本来の選挙の形になって来たと思っていましたが、総じて、活動としては低調だったと感じていました。
 選挙戦は後援会活動から始まるのですが、全体的にスタートが遅かった事。さらに、支持者の意識としても、1〜2回目の選挙はそれなりに応援してくれるのでしょうが、3回目以降となると、支持者の年齢も上がる事から、大きく変わる傾向があるようです。
 そして今回は3回目の選挙を迎える候補者が多かった事も上げられ、結果として、ここでも、選挙戦が盛り上がらなかった要因の一つであったと感じていました。


 さて、8月2日の告示日を向かえ、当日さらに新人1名が名乗りを上げて、定数18名に対し、最終的には20名が立候補をしましたが、ここでも、前回とは大きく変わった事項がありました。それは選挙カーの種別と運行でした。
 『余市の選挙はトラックで無ければ勝てない』とも言われていました。これは、平成に入った頃の選挙で、候補者の中で、唯一ワゴン車を使った候補者が落選したことによって、こう言われるようになったそうです。

 今回の各候補者の使用車両についてですが、次のようになっていました。
・トラック及び荷台に候補者が立っているタイプ  11名 
・ワンボックスタイプ 6名
・乗用車タイプ 2名
・徒歩     1名

 トラックの荷台に乗ることが、果たして安全なのか。という所は議論が別れる所でしょうが、トラックにはトラックの良さがあるとは考えますが、トラックの場合、夏場の気温の高い時期である事、雨が降らない事が前提となっています。ちなみに、8月でも夜になって荷台に乗っているのは寒いくらいです。
 また、トラックは個人で所有してる以外は、なかなかリースも無く、特に今年は震災の影響でトラックが品薄となっていたのも事実でしたが、トラックに乗るには、やはり体力が必要です。
 19年の選挙では何名の候補者がトラックを使ったのかは、記録を付けておらず、正確なところは分かりませんが、まちがいなく、トラックは減少傾向にあります。
 
 また、今回は選挙カーの街宣についても、前回と大きく変わったと感じています。
 選挙カーのスピーカーから音を出せるのは、午前8時から午後8時までとなっていますが、今回は、どういう訳か、時間一杯、回した候補者は少なかったようです。
 朝の8時からは、ほぼ全員スタートしていたようですが、正午になると、ほぼ、声が消えなくなり、午後も本格的に全車、再スタートするのは午後2時頃となっていました。そして、午後7時を過ぎた頃には、聞こえなくなっていたようです。
 余市町の議員選挙では、候補者間での協定は無かったのですが、なぜかしら自然とそうなったようです。

 そして、過去のジンクス、これは、『お祭り頃に名乗りを上げなければ勝てない』と『トラックでなければ勝てない』のどちらも、当てはまらない事となってしまった。
 選挙全般としては、盛り上がらなかった選挙でしたし、また、投票結果を見れば、総論としては、動いた候補者と、動かなかった候補者では、選挙結果に表れたのではないでしょうか。


平成23年余市町議会議員選挙得票結果
 8月2日告示、7日投票日の余市町議会議員選挙の選挙結果は以下の通りになりました。小数点は切捨にしました。

候補者名   年齢 当選 23年得票数 19 年得票数 前回   その他備考
          回数             との差  ※年齢は8月19日現在
野呂 栄二  55  3  900   896    +4
白川 栄美子 55  4  894   822   +72
岸本 好且  61  1  890   860   +30 初選挙前回民主候補者参考
藤野 博三  60  2  712   450  +262  前回落選
中井 寿夫  53  3  691   725   −34  
野崎 奎一  64  3  621   643   −22 
吉田  豊  66  5  610   642   −32
佐々木 正江 67  4  586   533   +53
土屋 美奈子 44  3  576   689  −113
吉田 浩一  49  4  569   598   −29
渡辺 正治  74 10  559   499   +60
溝口 賢誇  65  3  541   774  −233
佐藤 一夫  70  5  539   507   +32
中谷 栄利  54  3  515   464   +83  前回落選
辻井  潤  65  3  501   574   −73
安宅 俊威  74 10  463   711  −248
近藤 徹哉  72  3  387   562  −175  
彫谷 吉英  69  1  371              初選挙
以下落選
なや準一   72  7  368   640  −272
細川繁治   61      72              初選挙



投票率
 平成19年以後の選挙から、投票率の低下が目につくようになり、国政選挙も含め、投票率は低下の一途をたどっています。

年月     平成23年8月    平成23年4月    平成22年9月
種別    余市町議会議員選挙   北海道知事選挙     余市町町長選挙
当日有権者数 17741名     17697名      17932名
投票総数   11477名      9593名      11754名
投票率    64.69%     54.21%      65.55%
備 考   議員単独選挙は初    道議会選挙は無投票   町長単独では初


     平成22年7月      平成21年8月     平成19年8月
    第22回参議院選挙    第45回衆議院選挙   余市町町長・議会議員選挙
       18168名      18242名      18559名
       11036名      13265名      13468名
       60.74%      72.72%      72.57%
                              町長選挙無投票

 投票率の下がる要因としては、町長選挙と別になった事。また、年齢の若い新人候補者が出馬をしない傾向にある事。さらには、どの種類の選挙においても、目新しさがない。国の政治にしても、よく分からない状況にある。また、地域一帯としての目標がない。などが上げられます。
 本来、選挙とは最も身近にあるものであって、また、選ばれる人も、身近でなければならないのではないでしょうか。そして、これが出来ていない事が、投票率の低下を招いているのではないかと考えられます。
 どちらにせよ、選ばれる側としては、選挙の時だけでなく、日頃の活動が『目に見える』ものでなければ、投票率の低下は今後も続くでしょうし、また、投票率の低下は民主主義の根幹にもかかわって来る問題ではないでしょうか。


新議会の人事
 議員選挙が終わっての初議会では、議長以下の人事や委員会の編成が行われますが、人事については多くの駆け引きが行われるという話しも、耳にします。
 では余市町の議会はどうなのかですが、自分が体験した中では、会派間の話し合いが付かず、すべて投票によって決まっていました。

 議会での決め事は、本会議で決定されますが、改選後の初議会では、いきなり本会議が開催される訳ではなく、事前に議員協議会が持たれ、その中で話し合いが進められます。
 任期と曜日の関係があり、今回の場合は8月23日に議員一同が会し、協議会が持たれ、話し合いが行われましたが、余市町議会では会派運営をおこなっている事から、最初に会派の提出届けから始まります。

 2名以上の所属議員がいれば『会派』として成立し、また、議長を初めとする議会の役職者も、原則、会派所属の議員ということになりますが、いつ頃から余市町議会で会派制度が取られたのかは、よく解りません。
 会派の位置付けですが、公職選挙法の中には、『会派』という言葉は見当たりません。一般的にいえば、政党内のグループという位置付けと考えられますが、末端自治体の会派は少し違います。
 会派を組む根拠ですが、基本的には、同じ考え方を持つもの同士であって、これは政策的側面と政治的側面があると考えられ、政党で会派を組む場合と、支持政党が別々でも組む場合があります。

 さて、8月23日の議員協議会で、会派の届け出をする事になりましたが、結果として23日の時点では半分の議員だけしか届け出がされず、結果、翌日に持ち越されました。その結果、会派構成が決まったのは24日の午後になってしまいました。
 
8月24日現在の会派構成
会派順位  会派名・人数   所属議員 
               ※尚、先頭議員が会派代表者 数値は当選回数
第一会派 明 政 会  4名 近藤議員B 中井議員B 溝口議員B 藤野議員A
第一会派 新自治研究会 4名 辻井議員B 野呂議員B 吉田豊議員D 安宅議員I
第三会派 日本共産党議員団3名  渡辺議員I 中谷議員B 佐々木議員C
第三会派 よいち未来  3名 土屋議員B  岸本議員@  吉田浩一C
第五会派 公 明 党  2名 野崎議員B  白川議員C
第五会派 明 友 会  2名 佐藤議員D  彫谷議員@


 私の体験した中では、4名の議員で第一会派という事も初めてでしたし、また、同人数の会派が二つづつの組み合わせになった事も初めてでした。

 会派構成が終わり次の議長の選出へと進みますが、私の考えとしては、第一会派が二つ出来た以上、明政会と新自治研究会で話し合いによって、議長と副議長を選出してほしいと考えていましたが、今回に限っては、3期生以上の議員であれば、だれがなってもおかしくないと感じていました。

 24日一杯をかけて、主に第一会派どうしで話し合いが進められていましたが、結果として話し合いがつかず、8月29日開催の第4回臨時会において、再度話し合いがされる事となりました。

 さて、8月29日に開催された第4回臨時会ですが、これは新聞紙上にも掲載されていましたが、今回の議会人事については、非常に時間がかかっていた事は事実でした。
 23日以降、明政会、並びに新自治研究会共に候補者の氏名を上げて、話し合いに望んでおり、結果として29日、午後8時まで話し合いが行われましたが、決着が付かず、翌日の30日に『投票によって選出する』事が取り決められました。
 日付が変わって30日となり、投票前の最終的な話し合いが持たれましたが、どういう理由かは分かりませんが、前日までの候補予定者が、どちらも辞退をする結果となってしまい、より、混乱に拍車がかかる結果となってしまいました。

 さて、一般的には『議長選挙』と言われますが、正確に言えば『選挙』ではなく『投票』です。
 議長・副議長の選挙については、立候補制を取っている訳ではありません。では、どうやって選挙をするのかですが、議員18名の中で、各議員が意中とする議員の氏名を配布された投票用紙に書き投票します。
 投票の結果ですが、正副議長選挙における『当選者』は『過半数を超える者』ではなく、『法定得票数を獲得』したの中で、もっとも票の多い議員が選出されます。
 法定投票数ですが、率は1/4となっており、これは変化しませんが、議員定数によって数値が変わります。
 定数18名に対しての法定得票数は5票であり、つまり、5票以上獲得した議員の中で、もっとも多い議員。同数の場合は両者でくじ引きによって選出される決まりになっています。
 無論、投票までの間には、『うちの〇〇議員をお願いしたい』というように水面下で交渉も続きます。

 それらの経過をへての投票となり、結果としては、
 中井議員10票  渡辺議員3票  白票4票  欠席1 であり、中井議員が議長を射止めた結果となりましたが、余市町の議長では、3期目、つまり議員経験8年で議長席に座るのも初めてでした。

 議長選挙が終わった事により、次の段階の副議長の選出に進みますが、ここで、どういう訳か解りませんが、新自治研究会が解散するという事態となりました。
 会派解散という事は、以後、役職はやらない。また、会派が無い以上、代表者を送り込んで話し合う会議には出席せず、すべて本会議において表明する。という意志の表れです。
 副議長の選出ついては、紙面の関係で省略しますが、投票結果として、
佐藤議員9票、吉田浩一8票、欠席1名となり、佐藤議員が副議長と決定しました。
 副議長の決定以降は、各種委員会の編成と委員長の決定、並びに議会推薦の監査委員の選出と進むのですが、今回は、あまりにも時間がかかり過ぎた事もあり、副議長を除く、全ての役職、並びに各委員会編成の内諾を取り、その後、副議長選挙が行われたのでした。
 議会選出の監査委員については、役場側の議案として提案されることから、内々、議会内で決定した上で、提案されるのですが、役場側の議案という事で、採決においては、過半数を超える議員の賛成が必要となります。
 内部決定に至る過程においては、白川議員のみが手を上げた事により、白川議員と決定し、余市町議会では初の女性監査の誕生となりました。

 この日の臨時会は、理事者側提出の議案もあった事から、すべての日程が終わったのは、これまた日付が変わった、31日の午前2時22分でした。
 余市町議会では、過去に、徹夜議会をやった事もあったようですが、私の経験では、ここまで長引いたのは初めての経験でした。ちなみに、食事に関しては、昼休憩としては1時間を取りますが、以後の食事時間は取る事はあまりなく、結果として、食事を取ることなくやっていました。


各委員会と会派
 臨時会において、各常任委員会と議会運営委員会の編成が決まりましたが、前掲のように、新自治研究会が解散しただけでなく、明政会の近藤議員も無会派となってしまいました。 この結果、9月末時点の会派構成と各委員会の編成は次の通りになりました。

議会三役
 議  長 中井寿夫
 副議長  佐藤一夫
 監査委員 白川栄美子

常任委員会構成
・総務文教常任委員会
 委員長  渡辺 正治   共産党
 副委員長 岸本 好且   よいち未来
      吉田  豊   無会派
      辻井  潤   無会派
      藤野 博三   明政会
      彫谷 吉英   明友会

・民生環境常任委員会
 委員長  溝口 賢誇   明政会
 副委員長 中谷 栄利   共産党
      安宅 俊威   無会派
      白川 栄美子  公明党
      吉田 浩一   よいち未来 
  ※編成時点では、白川議員が副委員長でしたが、9月定例会において中谷議員と交替しました。

・産業建設常任委員会
 委員長  野崎 奎一   公明党
 副委員長 土屋 美奈子  よいち未来
      佐藤 一夫   明友会
      佐々木 正江  共産党
      野呂 栄二   無会派
      近藤 徹哉   無会派
  ※編成時点では近藤議員は明政会でした。

・議会運営委員会
 委員長  土屋 美奈子  よいち未来
 副委員長 藤野 博三   明政会 
      溝口 賢誇   明政会
      彫谷 吉英   明友会 
      野崎 奎一   公明党
      渡辺 正治   共産党
      岸本 好且   よいち未来
  ※編成時点では、明友会は佐藤議員でしたが、9月定例会で彫谷議員と交替。
  ※無会派は議会運営委員会には所属出来ません。

会派構成
・会派に所属しない議員  5名
     安宅 俊威
     吉田  豊
     野呂 栄二
     近藤 徹哉
     辻井  潤

・明政会 3名      
 会 長 溝口 賢誇 
 幹事長 藤野 博三
 幹 事 中井 寿夫  

・日本共産党議員団 3名
 団 長 渡辺 正治 
 幹事長 中谷 栄利 
 幹 事 佐々木 正江

・よいち未来 3名
 会 長 土屋 美奈子 
 幹事長 岸本 好且  
 幹 事 吉田 浩一  

・公明党  2名     
 代 表 野崎 奎一  
 幹 事 白川 栄美子 

・明友会  2名     
 代 表 佐藤 一夫  
 副代表 彫谷 吉英  


・会派別本会議場席表(数値は議席番号)
  18   17   16     15  14  13
  吉田浩一 岸本   土屋     渡辺  佐々木 中谷 

12  11   10           9   8   7
白川  野崎   近藤          彫谷  佐藤   安宅

 6   5    4           3   2   1
溝口  中井   藤野          辻井  吉田豊  野呂

                演壇
               議長席


選挙と会派制度
 さて、私は平成11年の当選でしたので、今回で4回目の当選となりましたが、正副議長の選出については、総て投票という結果となり、その中で、今回の選出については、私が経験した中では、もっとも混乱したと感じています。
 さらに、その結果において、投票行動が統一されていなかったと推測しています。これは、今までは、正副議長の投票については、会派間相互の協力があり、どちらも、過半数、またはそれに近い数を確保していたからです。
 ですが、今回は、選出された正副議長について両者の氏名を書いた議員が何名いたのか。は微妙な結果となったのではないか。と推測しているからです。

 これは、議会運営上においては、常に混乱を招く要素を含んでいるという事であり、また、結果として、第一会派ではありませんが、無会派議員が5名となってしまった事は、現在の議会運営の仕方である、会派制度の根幹を揺るがす事だと感じています。
 今回、5名の議員がなぜ無会派となったのかは、推測の域を出ませんが、会派制度の限界というのが見えて来たのではないかとも考えています。
 私は、前期において、無会派を選択しましたが、ある面では、会派に拘束される事なく、自由に発言してきましたし、おかしい事は「おかしい」と発言をして、一人だけであっても議案に反対した事もありました。
 議会運営上、会派があれば運営としてはスムーズに事は運びますが、これが本当に良いことなのか、また、住民の側に立っているのかは正直解りません。

 余市町の会派は、政党ではありませんが政党が基本となっており、選挙結果を見れば、やはり、政党所属の候補者は安定的に得票が確保出来る事には違いありません。

        23年         19年
       候補者数  得票数   候補者数 得票数
公明党公認   2名  1515   2名  1465
共産党公認   3名  1660   4名  2086
民主公認・推薦 2名   1466   2名  1549 連合推薦は除く

 前回の選挙と比較して、今回は率として10%の減少となっている事から、単純に2000票あまりが全体として少なくなっています。
 これを今回の候補者20名で割ると、単純に候補者一人当たりで前回より100票は減ってもおかしくない。つまり、100票減までは、前回並を得票出来たといえます。
 その中で、得票数が減らなかったのは、やはり政党所属の候補者といえます。つまり、選挙では政党をバックにすると、一定程度の基礎票がある事が、やはり、有利に作用すると考えられます。
 そして、政党からの支援をもらった候補者は、会派としても同一会派を組む傾向にありますが、大都市の政治ではなく、末端の自治体において、政党政治や政党会派が本当に合っているのかも正直わかりません。

 今までの政治は、利益誘導型の政治だった事は否定出来ないでしょうし、また、住民要望も多岐にわたる事から、何をどう選択して行くのかが、これからの政治には求められると考えています。

 今期、私は会派に所属しまたが、会派というものがどう機能するのか。どう機能させて行くのか。という事も確かめて行きたいと考えています。


平成23年9月定例会
 改選後の初となる定例会が9月27日から30日までの4日間開催されました。
 定例会における一般質問の提出者は、18名中12名となっておりましたが、このうち、2議員から選挙管理委員会に対しての質問が提出され、本会議での答弁は、選挙管理委員会委員長が行いました。
 この他の質問としては、近年の集中豪雨に関しての質問が私を含め2議員。原子力発電所や放射能に関する質問も2議員。土地区画整備事業に関しても2議員が行いました。

 理事者が提案の議案としては、各会計の補正予算、黒川保育所の廃止条例案、前年の水道決算も提案されました。
 水道決算は、議員全員参加の特別委員会で、これから審議がされます。また、黒川保育所の廃止条例案は、所管の民生環境常任委員会に付託され審議されます。

 一般会計の補正予算の中では、私は以下の質問をしました。

・余市協会病院バス路線維持運行対策費500万円
 前年度のこの路線に対してのバス路線に対する運行補助金ですが、20年度は804万円の赤字。21年度は883万円の赤字。22年度は943万円の赤字でした。
 この数値は協会病院の利用者数にも密接に関係しており、「協会病院にも実態を話しておくべきであり、バス路線維持に対策が必要ではないか。」との質問に対し、『近隣の利用者増のため区会に呼びかけをしたり、ダイヤの見直しも必要だと認識している』との答弁でした。
 個人的にもこのバス路線は維持をしていかなければならないと考えています。

・余市河口漁港遊具撤去工事費120万円
 余市河口漁港、フィッシャリーナにある遊具が老朽化のために撤去される事になりました。ちなみに、新しい遊具設置に関して『検討中』との事でしたが、この場所は、子供たちの利用頻度も高いと考えていますので、新たな設置の必要も検討すべきだと考えています。

・冬期除雪対策費備品購入3560万円
 平成3年に導入し除雪にも使っていたダンプカーが老朽化となった事により更新されます。発注はこれからですが、10トンダンプカーとなっています。
 町道の延長は、現時点で約215キロメートルとなっており、伸びる事はあっても、短くなる事はありません。そして、除雪路線もどんどん伸びて行くという事です。
 町に対する苦情でもっとも件数が多いのは、やはり除雪であり、除雪はドライバーの腕によって、その違いが表れますが、車両性能によっても、大きく変わるものです。
 高性能であれば、それだけ早く、奇麗に除雪が出来ますが、住民の方の協力も必要なのが除雪です。

・北海ソーラン太鼓保存会補助金250万円
 ソーラン太鼓は公民館に保管されていますが、太鼓の革の張り替え時期も過ぎており、新たに張り直される事になりまた。修理後は、さらに威勢の良い、音となるのではないでしょうか。

・老人福祉費、地域支え合い体制づくり事業委託料500万円
 要支援者の基本情報をデータベース化するための委託料です。
 どの業種においても事務処理においては、コンピューターを使用しなければ仕事が出来ない状況となっており、システムや制度変更に伴い、必ずこの手の予算が計上されますし、また、国の制度も頻繁に変更される事から、毎回のように計上されます。
 これに対し「システム変更に伴い、今のやり方では、その都度経費がかかり過ぎるのではないか。総てのシステムをメーカーに一括で委託する方法もあるのではないか」との質問をしました。『検討します』との答弁がされましたが、制度の変更は国が行うものであり、ほどほどにしてほしいと考えています。


私の一般質問
 今回の定例会に当たり、私の一般質問は『大雨における町内の対策について』と題して提出をしました。
 質問の背景としては、多発するゲリラ豪雨に、どう対応するのか。また、豪雨の時に冠水する場所も、毎回、ほぼ同じ場所であり、この地域に住まわれている方は安心して住めない。という背景もあります。
 紙面の関係があり、質問事項の要旨と答弁のみとしました。

1.ヌッチ川について
Q昨年の豪雨での被害復旧は全て終了したのか。
A4カ所あり、2カ所は完了、1カ所は工事中
Qこの中で、滝の沢橋が落下し、橋そのものは架け替えが完了しておりますが、護岸については、今回の豪雨で、護岸形状の違いから接続部が変形しているのではないか。また、その下流でも、新たに削り取られた箇所が発生しているようですが、この点はどうなっているのか。
A被災当時の橋の上下を勘案して決定されたもの。従来橋より5メートル延長されたものの、カゴマット部分が飛び出た格好となってしまった。また、大型土のうで応急対応し平成24年度以降の実施を目処に予算要望をしたいと聞いている。

2.過去の事業によって水の流れが変わった事により、降雨によって新たな被害の発生が懸念されるのではないか
Qヌッチ川では、中山間事業において、水の流れが変わり、水田に集中して、土管から一気に水が押し寄せる形となっており、これは役場側では確認しているのか。また、これに対しどう対処をしようとしているのか。
A雨水が集中して集まるようになって、地先関係者と相談してゆく。
Q山田町において、余市川団地の造成にかかわり、この場所を流れていた水路は、団地造成後でも、水路が確保されていたのか。また、この水路は道々の下を通っておりますが、だれが管理する事になっているのか。その後、余市川浚渫の土砂を使い、低地帯に土砂が入れられましたが、この水路に関しては確保されていたのか。
A道路管理は北海道となっているが、下流側の水路は十分機能していると言えず、今後、北海道で床さらいを予定。

3.登川について
 大登橋から旭橋の間の大浜中登線については、豪雨の都度、毎回、冠水しておりますが、本年9月の豪雨が予想される中、移動式ポンプが設置されて、排水されておりました。
Qこの水中ポンプは、だれの所有のものなのか。
Aリース品となっている。
Qポンプ設置に関しては、今回は業者が設置していたようですが、夜間でもこの体制が可
能なのか。
A一定程度の時間が必要。
Qこのポンプ設置に関しては、発電機を使ったモーターポンプのようですが、小型クレーン付きのトラックに発電機を積んで、さらに、業者も待機しておりましたが、一日当たり、1基設置する経費としては、いくらかかるのか。
A一カ所40万円程度。
Q登町170番地台の町道に関しては、道路に埋め込み式の側溝が設置されているようですが、道路上に冠水が発生した場合、側溝の流れがまったくないようですがなぜ、流れが止まっているのか。
A登川の水位が上がると、水門を閉める事により、流れが止まる。

4.黒川について
Q今回の豪雨に対し、黒川排水機場のポンプも稼働しておりましたが、100%の出力でポンプは稼働していなかったように聞こえて来ております。
 ですが黒川上流域では、川が溢れるギリギリのところとなっており、これは、構造上、黒川とポンプ場を仕切っているコンクリート塀が、高いために発生しているものだと推測されます。
A2機あるうちの1機の40〜50%の出力運転であったが、排水機場から上流の住宅地盤と水面との高さ関係があり、現在の状況だけでは難しい。

5.朝日町の側溝について
 町道朝日町入舟線においては、豪雨の都度、道路が冠水。特に元の町営住宅前は、必ずといってよいほど、冠水しています。
Qなぜ、毎回冠水するのか。
A地形的に集まりやすい所となっており、既存の排水管では処理出来ない。
Qモイレ台にある、水道の貯水池が満水になったら、どこに水が流れる仕組みとなっているのか。
A朝日町内の2箇所に接続されているが、オーバーフローはしていない。

6.河川へ流れ出た流木に関しては、港への出入りに際し支障がある場合は、だれが処理する事になっているのか。
A余市港は余市町で対応。漁港の多くは北海道で対応。
7.職員体制について
 災害発生が予想される場合は、担当課を中心に警戒していますが、実際の対応には、多くの人手が必要となる事から、担当課だけでは足りないと感じておりますが、現在は管理職を中心に、特に残業となる場合は、そのように配置がされていると推測されます。
 だれが、どう判断して人員配置をするのか。また、一般職の出動はどう考えておられるのか。
A地域防災計画を元に、災害本部で指示をして、管理職以外も配置している。

質問後の感想
 側溝・河川は、最終的には海に繋がっており、道路も河川も管理者がある事から、全て余市町で対応出来ない問題もあります。
 しかしながら、その原因が判明しているのであれば、将来の見通しも含めて提示をする必要があると考えてます。
 特に、大浜中登線の大登橋には、間もなく、高速道路が接続される事もあり、豪雨の都度、通行止めとなるようでは、その役目を果たさないという事になるのではないでしょうか。また、朝日町入舟線は町道であり、河川とのかかわりあいは無い問題です。どちらも早期に解決すべき課題だと考えています。


イベントと道路規制について
 余市町で全町的な『お祭り』といえば、6月の余市神社例大祭、7月の北海ソーラン祭、9月の味覚の祭典と3ッあると私は考えています。
 神社例大祭は地域全体を対象としたお祭り。ソーラン祭は町内に向けての経済活性化と、自らが楽しむお祭り、そして味覚の祭典は町外に向けての経済活性のお祭りではないのか。と考えています。
 さて、本年の味覚の祭典は27回目となり、天候にも恵まれた事により、主催者発表で2万4千人の方が会場である農道空港を訪れたそうです。
 このお祭りは、昭和55年に商工会議所の水産加工品祭りからスタートして、その後、これに農産物が加わり、昭和に60年に第1回がスタートしています。
 開催場所については、スタートの時は、元の商工会議所の跡地(旧登川と国道5号線が交わる近辺)から始まり、その後、総合体育館の自由広場、余市駅横の現在の町営第二駐車場、そして、現在の農道空港に移動しています。

 さて、この味覚の祭典と同時に開催されているのが、味覚マラソンとなっており、これは、総合体育館と陸上競技場を中心に行われます。
 味覚マラソンは本年で29回目を迎えましたが、昭和57年に総合体育館がオープンした事を記念して、開催されたのではないかと推測されます。
 この味覚マラソンも、非常に人気のあるマラソン大会のようで、毎回、1500人あまりのランナーが参加していますが、教育委員会としては『これでも、かなりの人数を断っています』との事でした。
 
 さて、イベントを開催するに当たり、一番問題となるのは、敷地の問題、つまり駐車場の問題があるのではないでしょうか。
 味覚の祭典は、農道空港という広い敷地があるので、問題はないのでしょうが、マラソンの方は、ランナーが1500人といえば、関係者と観客を入れれば3000人もの人が集まっていると推測されます。
 また、公道を使ったマラソンという事で、近辺の道路規制もしなければならず、車を停めるという問題は、頭を悩ます問題となっています。
 これは、今回の大会において特別に発生した問題でもなく、毎回、同じなのですが、今回は、インターネットによる掲示板において、かなりの議論となっており、だれもが認識出来る話題となっていました。
 私の自宅前で開催される事もあり、その現状としては目にしており、スタッフの問題なのか、やり方の問題なのかは、よく解りませんが、地域の協力が無ければ開催出来なくなってしまいます。また、人気のある大会であることから、今後も続けていけるように、全員で努力していかなければならないのではないでしょうか。
 

余市町議会のホームページ
 改選前から、議会の活性化と情報公開に向けての審議は続けられており、今年に入り、本会議開催前には、傍聴席出入口の前に、本会議の議題、また、議員が提出した一般質問のテーマが掲載され、また、本会議が終われば、議案の審議結果も掲載されるようになっています。

 余市町議会では、議事録の公開について、本会議(定例会・臨時会)、各種委員会の議事録については、以前から図書館にあり、議事録完成後には閲覧も出来ました。そして、これからは、自宅にいながら、議事録を読むことが可能になりました。
 しかし、これでは時代に対応していない。という意見が多く、改選後の議会運営委員会の中で、正式決定がされ、本年9月26日から余市町議会としても、ホームページが公開されました。
 アドレスは htpp://town.yoichi/hokkaido.jp/gikai-top.html
となっていますが、余市町のホームページにバナーが付けられリンクされています。内容は、議員の紹介や委員会編成、議会日程も掲載されています。

 さて、私は自身のホームページを開設して、9年目を経過し、アクセス総数も22万件を突破しており、この中では、議会日程等についても、いち早く掲載してきました。
 ですが、議会システムの関係で、最終的な日程が決めることが出来るのは、議会運営委員会であり、つまり、この議会運営委員会が開催されなければ、ホームページの掲載も出来ない事となっています。
 今回のスタートに当たり、9月26日に議会運営委員会が開催され、その中で議会日程の詳細が決定した後に、議会ホームページが公開されましたし、当然ですが、過去における私のホームページ上の議会日程の公開も、同様の扱いをしてきました。
 ですが、本当に住民が求めている事は何なのかと考えたとき、『これからやる事』や『現在、どういった審議が進んでいるのか』という事だと、私は感じています。
 議会運営委員会がいつ開催されるかによって、議会のホームページの更新具合も変わって来ることになりますが、議会としては一歩前進だと感じています。
 また、今までは、余市町の議会議員でホームページをやっていた議員は私のみでしたが、これからは、パソコンを所持していない議員も、『知らない。関知しない。』とは言えなくなりました。

 私のホームページの方は、今回は議員選挙があった事もあると推測されますが、投票日当日と翌日だけで1000件を越えるアクセスがあり、また、改選後の初議会後のアクセスも多くなっていました。
 アクセス分析をすれば、携帯端末の進化によって、携帯電話系からのアクセスが増えています。これは、『より手軽に』『チョットした空き時間でも』『簡単にアクセスをする』という表れではないでしょうか。
 ホームページを見に来る基準としては、技術的な面なのか、見た目なのか、はたまた、その内容なのかは、求めている方によって違うのでしょうが、リアルタイムで、常に更新をしていかなければ、アクセスが上がらない。というのも実態です。
 よりよいホームページとするためには、議会としても内部協議を続けて行かなければなりませんが、その基礎となるのは、皆さんからの意見です。
 議会にも直接メールが届くように設定されていますので、どしどしご意見をお寄せ下さい。


第8回 吉田ひろかず町政議会報告会
 議員就任以来、ほぼ毎年開催している議員報告会。今回で8回目の企画となります。
月日 平成23年11月16日 水曜日
時間 午後6時30分から90分程度
場所 余市町中央公民館201号室
会費 300円 ※飲み物とオニギリ等です

 今回のテーマは現時点では、まだ考慮中ですが、住民の方が興味をもって頂けるもの。また、『へぇ〜、そうなんだぁ』と感じてもらえる内容にしたいと考えております。
 どうぞ、多くの方にお運びを頂けますよう、ご案内申し上げます。

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