ひろかずニュース 平成22年10月24日UP
      ☆ニュース第46号発刊☆

 6月定例会が終わってから、参議院選挙の投票日、そして、突然の町長選挙となってしまい、それになり選挙戦にかかわって・・・・・
 選挙が終わってから、いつもは、9月中旬までには終わっている9月の定例会が、新町長の関係もあって、9月末になってしまいました。
 当然、ニュースの作成もその分だけ遅れただけでなく、また、10月上旬に私が所属している団体の周年事業の関係があって、その記念誌の作成やら式典の実施。そして、それが終わってからは、写真の整理等があって・・・様々な面で忙しかったです。

 そんなのが全部終わってから、ニュースの作成に入ったけれども、正直、腰が抜けてしまいました。

 まぁ、HPの方は、町長選挙関係で、かなりUPした事もあって・・・・そんな訳で、今回のニュースはかなり手抜きをしてしまいました・・・

 紙面ニュースは構成と製本で、本文を11ページ(表紙を入れて12ページです)とすると、作成時点では、A4用紙で行間7ミリ幅、一列40文字で、17ページの枚数が必要となります。
 文字数としては最低15000文字ですが、今回は、さすがに疲れていて・・・と言い訳ですが、まぁ、手抜きなのか、根性が無かったのかは、はたまたネタが無かった・・・のかは別として、14ページで打ち止めをしていまいました。

 言い訳ですが、選挙関係で頑張り過ぎた。のは、事実でしょうね。


 さて、役場としても議会しても要約、落ち着き?を取り戻して、議会も各委員会も動き出してきましたが、町長選挙の関係で、総務委員会が1名減となってしまいました。
 元々1名少なかったところに来て、吉田豊氏は議員としては優秀な議員だったと私は感じており、この穴を埋めるのは、相当厳しいなぁ。と感じています。

 委員会への付託案件、現在、総務文教常任委員会に付託になっている案件は、『指定管理者の手続き条例の改正案』ですが、委員会の進み方としては、委員会質疑を終了した時点で、委員会採決を行う。
 そして、本会議に戻して、本会議で委員会の委員長報告がされた後に、本会議で採決されます。

 まぁ、国会では、この委員会が大混乱する場面は、テレビ等で放映されますが、末端の議会の場合、議院内閣制ではない事から、与党・野党と明確になっている訳ではありません。
 
 つまり、委員会採決の時に、賛成するのか反対するのかですが、一応は、会派運営をしている事から、会派所属の議員の動向によって、委員会での結論を踏まえて、本会議の採決状況が推測されます。

 総務委員会の場合、会派割りの関係ですが・・・
 委員長 辻井議員 新自治研究会
     溝口議員 明政会
     渡辺副議長 共産党
   私、吉田浩一 は会派に所属せず

 という事になります。
 
 ちなみに、余市町議会では、この他の会派として公明党があり、また、私の他に無会派議員も、あと1名います。

 委員会採決が終わった時点で委員会採決をしますが、この場合、委員長は採決には加わりません。もっとも、同数になった時には、判断をしますが、3名で採決した場合、全会一致にならない場合は、1対2となります。

 そして、本会議において採決の前に委員長報告の時に、議長は『質疑ありませんか?』と問いかけをします。

 私が経験した中では、過去1回くらいあったかなぁ・・・めったに質疑はありませんが、この時に、質問が出る場合もあります。

 当然、反対する側の議員から出されるものですが、また、会派として入っていない場合、『◎◎の点については、どういう質疑があったのか』と聞かれる。とします。
 そして、この場合の答弁は、理事者側ではなく、その報告をした委員長が答えなければなりません。

 仮に、その質問に対して、『◎◎の問題は質疑が出ませんでした』と、答弁した場合、質問した議員は『賛成しょうと思ったけれども、質疑が終わっていないのではないか。だから反対!!』という場合も、想定されます。

 つまり、委員会としては、考えられる質疑は全部しておかなければならない。という事になります。

 考えられる全ての状況や将来的見込みも含めて、委員会では質疑するのですが、頭数があった方が、多くの考え方も含めてだされるのは、はっきりしています。

 そして、採決になった時、委員長は第一会派から出ているのですが、採決には加わらない。という事は、本会議採決なった時点で、委員会採決結果とは違う結果になる可能性があります。

 ・・・・つまり、第一会派の態度が分からない。また、委員会に入っていない会派と議員を合わせれば、8票となり、まして、反対者がいるとなれば、議案が秘訣される可能性も出てくる。・・・という訳です。

 そんな事もあって、う〜ん、総務文教委員会の質疑は、キビシイ〜です。ちなみに、自分としては、しっかり事前に質問を考えていて、文章にして委員会にのぞみます。


 さて、なんだかんだと言いながら、ニュースも完成して、数日前から配布をして歩いています。一番聞かれる事は『町長、どうだい?』という事です。
 答えとしては「とどこうりも無く、順調ですよ。新しい町長になったからと言っても、すぐに変わる訳がないじゃぁないですか」と言うと、それなりに納得してもらえます。

 町長の手腕が問われるのは、まぁ、来年度以降という事になるのかも・・・しれません。



ひろかずニュース第46号

平成22年町長選挙
 いわゆる昭和の合併によって、余市町と仁木町は合併を目指して協議していたようですが、結果として町村合併はしない事、さらに選挙日程は特例として延ばしたようで、4月に行われる統一地方選挙の日程では選挙は行われない事になったそうです。
 そして、余市町・仁木町共に、昭和30年8月に町長、議会議員の同時選挙が行われ、以後、余市町では、町長選挙と議員選挙は全て同時選挙として行われてきました。

 さて、本年4月に二度目の病状発症した上野前町長。入院して病状回復に努めて、6月定例会には、一時退院をして定例議会にも出席。公務を果たしていましたが、回復状況としては思わしくなく、7月上旬に辞意をかためて、参議院選挙とも重なっていた時期でもあり、参議院選挙終了後に正式に発表。8月10日付けをもって、任期をほぼ1年間残しての退職となりました。

 町長辞任から次の町長選挙への手続きとしては、町長は議長に辞表を提出。議長は辞表を受け取った後、5日以内に選挙管理委員会に通達。選挙管理委員会としては通達を受けた後、50日以内に選挙を実施しなければなりません。尚、町長は辞表を提出しても最低でも20日間は職務に専念しなければなりません。
 今回の場合、7月20日に退職届けが議長に提出され、9月7日までに選挙を実施しなければならない事になりましたが、選挙はそう簡単に出来るものでもありません。

 改選期であれば、あらかじめ、日程と予算を組んでおきますが、突然の実施という事で、投票日が問題となります。
 7月の参議院選挙の関係で、様々な行事が延期されていた事。また、8月にはお盆があること。その後の、町内行事や休日の事も考えなければなりません。
 さらには、町側としては、予算の関係もあり、国政選挙の場合、経費は国から来ることになっていますが、町の選挙は町単独で用意しなければならず、約一千万円の経費がかかります。
 これらを考慮して投票日を決定したのですが、50日いう期間では、急いで準備をしなければならない。という事となります。

 町側としては投票日の決定から、逆算して、8月11日に選挙説明会、8月27日に警察の立ち会いの元での選挙カーの事前点検。各種の印刷文の手配、ポスター掲示板の設置準備等がありますが、候補者が何名になるのかによって準備する数が変わってきます。
 また、今回の場合、予想がつかなかったのは、議員の補欠選挙が同日で実施されるのかどうかという問題もありました。

 候補者側としては、選挙は名乗りを上げた時点からスタートしますが、北海道(後志総合振興局)への政治団体の届け出。各種看板の作成。選挙カーの作成。政策の決定、後援会組織の立ち上げと、やらなければならない事は多数あります。

 どちらにしても、どちら側も時間が必要となりますが、無事、滞りなく選挙が終わったことは大変良かった事だと感じています。



町長選挙における過去の得票数


各選挙における余市町投票率
  執行日       選挙名     当日有権者総数 投票率%  棄権
平成22年9月 余市町町長選挙     17,932  65.55 6,178
平成22年7月 第22回参議院議員選挙 18,168  60.74 7,133
平成21年8月 第45回衆議院議員選挙 18,242  72.72 4,977
平成19年8月 余市町議会議員選挙   18,559  72.57 5,091
平成19年7月 第21回参議院議員選挙 18,787  62.97 6,956
平成19年4月 北海道知事・道議会選挙 18,600  70.85 5,422
平成17年9月 第44回衆議院議員選挙 19,054  71.15 5,498
平成16年7月 第20回参議院議員選挙 19,260  60.08 7,688
平成15年11月 第43回衆議院議員選挙 19,301  65.10 6,736
平成15年8月 余市町町長・町議会選挙 19,103  80.37 3,750
平成15年4月 北海道知事・道議会選挙 19,041  72.39 5,258
平成13年7月 第19回参議院議員選挙 19,438  56.10 8,534
平成12年6月 第42回衆議院議員選挙 19,431  64.86 6,828
平成11年8月 余市町町長・町議会選挙 19,315  79.61 3,939



余市町長選挙年別得票数
  執行年月日    候補者氏名 党派 得票数  当日有権者総数 投票率%

平成22年9月 5日 嶋   保 無 7,473  17,932  65.55
           吉田  豊 無 2,627
           林  敏幸 無 1,539
              無効     115

平成19年8月 5日 上野  盛 無 無投票    18,559 
                            *議員選挙72.57

平成15年8月10日 上野  盛 無 7,810  19,103  80.37
           大谷  覚 無 7,078 
           蒲原 健蔵 無   217

平成11年8月 8日 大谷  覚 無 5,428   19,315  79.61
           上野  盛 無 5,391
           近藤 徹哉 無 2,281 
           辻井  潤 無 1,817
           前鼻 一男 無   155

平成 7年8月 6日 阿部 省吾 無 5,907   19,324  84.44
           松平 武敏 無 5,445 
           大谷  覚 無 4,431
           前鼻 一男 無   279

平成 3年8月 4日 阿部 省吾 無 9,191   19,045  86.12
           辻   敏 無 6,822 
           森田  正 無   179

昭和62年8月 9日 阿部 省吾 無 8,670   19,112  89.81
           小柄 義信 無 5,853 
           坂本六三郎 無 2,438

昭和58年8月 7日 小柄 義信 無 8,015   18,924  88.58
           林   勝 無 7,071 
           渡辺 正治 共産 1,418

昭和54年8月 5日 小柄 義信 無 9,453  18,790  89.00
           富山 〆吉 無 6,832

昭和50年8月10日 小柄 義信 無  無投票   17,886 
                            *議員選挙 88.21

昭和46年8月 8日 小柄 義信 無 8,305  17,409  89.38
           海野 幸雄 無 6,617  
           柴田 三光 共産  499

昭和42年8月 6日 海野 幸雄 無 4,526   15,925  88.07
           小柄 義信 無 4,154
           藤平 昇一 無 3,241  
           安在平冶郎 無 1,405
           中野  新 共産  496

昭和38年8月11日 海野 幸雄 無 7,019   15,316  86.37
           山北 彦吉 無 4,278  
           中野  新 共産 1,421

昭和34年8月11日 坂本角太郎 無 無投票    15,375

昭和30年8月19日 坂本角太郎 無 7,079  15,257   86.47
           藤平 昇一 無 5,794


投票率
 人口と有権者数、さらには投票率を見た時、平成10年頃までは人口が減っているにもかかわらず、有権者数としては増加をしていました。そして、これ以後は人口、有権者数、共に減少に転じました。
 これは少子化が進んだ事。景気悪化もあり、町内に仕事も無く、成人となってから町外に転出する方が多い。高齢化が増えただけでなく、増える要素と減る要素のバランスとして、減る方が圧倒的に多くなった事の表れだと感じています。

 そのような中で、投票率を見れば、平成に入り、徐々に下がりはじめ、本年7月の参議院選挙では60%となっていました。
 参議院選挙は、全国的な傾向としても投票率は低いのですが、私は、今回の町長選挙の投票率として70%と予想していました。
 その理由として、参議院選挙からあまり時間が経っていなかった事。候補者が名乗りを上げてから投票日までの期間が短かったことにより、3名の候補者が浸透しなかった。また、どの候補も目新しさを感じられなかったのかもしれません。
 さらに告示日以降、多く寄せられた意見としては『静かな選挙だね』との事でした。これは、これまでの余市町の選挙としては、町長・議員と同時選挙だった事もあり、30台以上の選挙カーが町を回っていました。これと比較すれば、間違いなく静かな選挙であったことにより、雰囲気的にも盛り上がらなかったのではないでしょうか。

 結果としては65%と余市町の町長・町議選挙としては過去最低記録の更新となってしまい、投票傾向としては、若い世代の投票率が悪かったようですが、若い世代にとっては、行政や選挙は身近な存在ではない。のかもしれません。
 『意見を言っても、選挙に行っても変わらない』という事なのかもしれませんし、また、行政に対しても興味もさほど無いのかもしれません。
 ですが、選挙に参加するということが将来に繋がる事でしょうし、また、意見がなければ、今までと何も変わらない。という事も知っておかなければならないのではないでしょうか。
 無論、行政側、また、議員としても行政や選挙に参加しやすいような環境創りのために行政事項の発信は必要不可欠であり、町民が興味を感じられるように、リアルタイムで分かりやすい情報を発信する工夫も必要だと感じています。

 最近、市議会や市長のリコールが成立する。また、裁判においても裁判員制度のように、参加型の民主主義制度や住民が参加出来る仕組みが確立されるようになっていましたが、その基本になるのは、やはり選挙の投票ではないでしょうか。
 意見を言うためには、義務があるでしょうし、義務を果たさずして意見を言っても、それは通らないと感じています。
 来年の町議選挙では、最低でも75%以上の投票率となってほしいものです。

 
議員の補欠選挙?
 町長選挙に出馬をするに当たっては、公務員の身分がある方は、立候補届けを提出した段階で自動的に失職となります。無論、これ以前に、辞職をする事も可能です。また、すでに選挙で選ばれている方(首長や議員)は、違う種類の選挙に出るに当たっても、同様となります。
 さて、今回の町長選挙は現職議員が名乗りを上げましたが、いつ辞職をするのか。が注目されました。なぜなら、辞職する日によって、議員の補欠選挙を行うのかどうかが決まるからです。
 現在の議員定数は18名ですが、現在の定数からいえば、3名の議員が欠員となった場合は、補欠選挙を実施しなければなりません。ですから、1〜2名の場合は欠員のままとなります。
 ところが、議員に欠員が有り、首長選挙が実施される場合に限り、同時で補欠選挙も実施しなければなりません。ただし、選挙の準備の関係もあり、欠員状態が告示日の10日前までに確定していなければなりません。
 今回の場合、告示日は8月31日に決定されていた事により、土日の関係がある事から、8月20日までに辞任、または不慮の事故等によって議員に欠員が出た場合は、同時で補欠選挙を実施しなければなりませんでした。
 ですが結果として、欠員が発生した月日が8月24日である事から、議員の補欠選挙は実施されませんでした。
 尚、次点者の繰り上げ当選が出来るのは選挙後、半年以内。また、選挙まで半年を切っている場合はこれに該当しない場合もあります。

 なぜ、補欠選挙が実施出来ない状況になって、議員辞職がされたのかは、私はその候補者と話していない事から、その理由は解りません。
 しかしながら、議員の欠員状態が人為的に生み出される事については、私のホームページにも書き込みがあっただけではなく、議員補欠選挙の実施を求める声の方が多かったように感じています。
 また、18年9月の定例会に行われた議員定数削減の議論(ニュース30号に掲載)からすれば、当時、会派として削減案に対し討論した私から見ても、今回の状況は納得できるものではありませんでした。
 様々な状況が考えられた今回の町長選挙。議員の補欠選挙が行わなければ、状況も結果も変わったのかもしれません。


選挙一考
 今回の町長選挙は、急遽、実施された事もあり、各陣営もそれなりに苦労したと推測されます。また、選挙につきものの誹謗中傷もそれなりにあったと感じていますが、過去の選挙戦のように、悪質と思われるような怪文章が出回った気配も無かったです。
 ですが、時代背景もあるのでしょう。インターネットでは、ネット上だけの架空政党のようですが、特定の候補者の支持を明記するなど、過去に無かった事例も見受けられました。
 この他、選挙戦に入り候補者以外の氏名をマイクから連呼していた事実もあり、私の所も含め、『売名行為ではないか』という問い合わせや意見も寄せられました。
 さらに、あきらかに事実無根、どう考えても作り話という話を言いふらしたり、さらに選挙戦に入り、相手候補の誹謗中傷をする弁士もいたのは、私の耳で確認していました。
 この弁士は、前回のニュース45号にも掲載したように、前回の参議院選挙において、政党ポスターの上に、他の政党ポスターの上張りの指示をする等、選挙に携わる者としては論外の行為がされたのにもかかわらず、未だお詫びの言葉すらありません。

 嶋候補が圧倒的大差で勝ち得た理由の一つとして、具体的な政策を訴えていた事、そして、近年の町長選挙では、久々の若い候補者に期待が集まったことだと感じています。


町長選挙による議会構成の影響
 今回の町長選挙によって、町議会議員が出馬した結果、各種の委員会等に欠員が出る事となり、新たに選任等がされました。
 また、現在18名の議員で3つの常設委員会が設置されており、定数は1委員会6名となっています。ですが、議長は採決時においては中立の立場でもある事から、委員会を辞任しており、総務文教委員会は5名での委員会編成となっています。
 つまり、元々1名少ないのですが、今回の町長選挙において、総務文教委員会所属の議員が出馬した事により、さらに1名減の4名の委員会となってしまいました。
 4名の委員会の場合でも、定足数は元の数字である6名が基本となる事から、3名の出席で委員会としては成立しますが、2名が休んだ場合は、委員会自体が開催出来ない事となり、2名の欠席という事態は考えられない事もなく、可能性は十分あります。
 また、3名での委員会の時に採決をするとなった場合、1名が委員席に座ることにより、採決としては1対1の場合は委員長が判断をしなければならない事態も想定されます。
 つまり、人口2万の町の事項を決めるのに、2名の議員だけの了解において、成立する場合も考えられます。
 無論、委員会の後には本会議がある事から、委員会の決定内容と本会議での最終決定内容とは異なる場合もありますが、この状況が好ましいのかといえば、私はそうではないと考えています。
 他の委員会からの異動という事も考えられますが、全体数が減っている中では、異動した委員会が同じ状況に陥る可能性もあります。
 道議会でも、定数削減の問題がありますが、必ずしも議員数が減る事が良いことだとは言い切れないのではないでしょうか。


平成22年9月定例会
 例年では、9月中旬に開催される定例会ですが、町長選挙の投票日が9月5日。翌日の6日には当選証書の交付があり、7日から町長として初登庁となり、休む間もなく公務開始となりました。
 新町長ということもあり、後志管内を始とする北海道関係の官庁にも挨拶回りが必要で、それなりの時間が必要ということもあり、9月27日から29日の3日間、余市町議会第3回定例会が開催されました。
 定例会においては、嶋町長の初めての公での発言という事もあり、定例会初日には10名以上の方が傍聴に訪れていましたし、また、本会議では初めての答弁という事もあり、議員以上に職員が『何を話すのか』という事を注目していました。
 定例会開始冒頭に、町長の発言(以降に掲載)がありました。その後、各種補正予算の審議、初めての一般質問では9名の議員から13件の質問が出されました。
 新町長の答弁姿勢としては、質問者の方を見て答弁をしていますし、また、行政経験者ということもあり、再質問、再々質問は答弁書を読む。という事ではなく、自らの考え方等を示しており、また、答弁内容としても的外れな答弁はありませんでした。
 定例会としては、混乱した議案もなく終了。一番、ホッとしたのは町長本人だったと感じています。

 
町長の初議会での挨拶
 定例会初日、議会開会冒頭に町長からの発言がありました。以下の文章は、定例会終了後、町長から原稿を頂きました。

 ただいま議長よりお許しをいただきましたので、平成22年余市町議会第3回定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 私は、このたびの選挙におきまして、町民皆様方からのご支持をいただき、町政をお預かりすることになりました。私に課せられました役割と責任の大きさを思うとき身が引き締まる思いでございます。
 今、地方自治体は非常に厳しい状況にあります。さらに本町が直面している、たくさんの課題もございます。これら課題解決のため、町議会とも十分協議をさせていただきながら、職員とともに一丸となって、全力を尽くす所存でございます。
 私は、今後の行政運営にあたりましては、改めて、自治とは何か、地方自治体の役割とは何かという原点を考えてみなければならないと、考えております。
 また、地方分権時代にふさわしい、従来とは異なる手法、新たな発想でまちづくりを進めていかなければならないと、考えております。そのためには、行政自らが変わらなければなりません。組織自らが変わらなければなりません。職員一人ひとり変わらなければなりません。私が先順に立って、強いリーダーシップをもって、その実現に努力いたします。
 私は、選挙戦にあたりまして、32年の行政経験と、55歳の若さを訴えて選挙戦を戦いました。しかし、行政経験はともすれば行政の独善となり、若さは経験不足からの迷走を引き起こしかねません。
 そのようなことのないよう、町民皆様の声をしっかりと聞きながら、スピード感を持って、街づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、どうか今後とも、町議会議員各位の格別なるご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、就任のご挨拶といたします。


 町長は就任後、数度の常設委員会には出席していましたが、本会議デビューは初めてであり、議会で始めての公式発言となりました。
 率直に感じた事としては、自らの考え、また、そのためには何が必要なのか。という事を踏み込んで発言していると感じています。
 

私の一般質問
 今回の定例会では、私は次の一般質問を行いましたが、町長の選挙戦における主張、並びに今後の政治手法等に質問した議員は私を含めて3名でした。

1.新町長の具体的政策について
 平成22年、第3回定例会開催に当たり、先に通告致しました一般質問を行います。
 嶋町長におかれましては、初めての選挙戦において、見事勝利されました事は、お祝いを申し上げますと共に、結果においては、圧倒的勝利でありました事は、町民の期待がそれだけ強かった。とも言える事でしょう。
 初めての一般質問の答弁という事でありますが、選挙結果に負けないような、答弁を期待するものであります。
 この度の町長選挙は、上野前町長の突然の辞任によって行われる事となり、嶋町長は、役場総務課長の職を辞して出馬。圧倒的な得票によって町長に就任致しました。
 新聞報道によれば、投票日における新聞社による出口調査では、嶋候補に投票した理由として『政策』という項目がトップであったとの事でした。
 一連の選挙戦を通じ、町長は『愛する余市の未来(あす)を創る。町民(あなた)と共にまちづくり』をスローガンに掲げ、
・住み良く安心して暮らせるまちをめざします。
・町の多様な資源、人的パワーを活かした、元気なまちを目指します。
・町民の立場にたった行政改革を進め、町民と行政が連携して歩むまちをめざします。
の3点を目標として、それぞれの中で具体的な考え方を示しております。
 選挙戦の中で町長が繰り返し、町民に訴えておられた事は、『自治基本条例の制定』と『6次産業の推進』という事ではなかったのかと私は認識しておりますが、これからは町長として、具体的な行動、考え方を示していかなければならないのではないでしょうか。
Q自治基本条例の提案は、いつ頃を考えておられるのか。

 過去の条例提案の仕方としては、町側が原案を提案し議会に諮り、議会の中で様々な意見が出されても『今後検討したい』との答弁はされますが、すぐには変わらない。というものでした。
 町長は選挙戦において自治基本条例は『町民の憲法である』と訴えておられた事から、町側が考えるだけではなく全町的に意見の公募等も必要ではないか。その上で原案を作成して、より多くの意見をもって素案を作る必要性があると考えます。
Q 原案の作成、提案の仕方等、その手法を含め、嶋町長はこの問題をどのように考えておられるのかをお聞き致します。 A条例案作成の過程が重要であり、職員と認識ょ共有し、町民の方々にも情報を提供し、意見を頂き条例案に反映する工夫をしながら、行政側だけの原案にならないよう作成したい。議会とも凝議のうえ制定し、実効性のあるものにしたい。

 次に6次産業の考え方は、選挙公報や後援会チラシの中での考え方としては、1次産業+2次産業+3次産業を足して6次産業という事ですが、町が直営、または第三セクターで行うのか、または、民間企業の誘致、または、立ち上げを支援して行くのかが、明確になっておりません。
Qこれらの問題を具体的にどう考えておられるのかをお聞き致します。
A本町には1次産業、2次産業、3次産業とあり、総合産業としての発展を目指す素材があります。6次産業の町づくりを進めるためには、各産業間を有機的に結び付け連携してもらうための場が必要であり、推進組織を創設。この中で、推進主体の在り方についても検討したい。

 さて、次に、選挙結果とは別に、7年ぶりに行われた町長選挙ではありましたが、投票率は65%台となっており、過去の町長・議員選挙の投票率と比べれば、過去最低記録の更新となってしまいました。
 最も重要な選挙であろう町長選挙において、この数値という事は、ある面では、声無き声がまさっていたとも言え、住民の無関心さを、今後、どう余市町行政に向けさせるのか。が問われて来るのであろうと考えております。
Qこの声無き声を、町長はどのように捕らえ、今後、どのようにして、住民の声を反映していかれる考えなのかも、あわせてお聞き致します。
A原因は様々な要因があると思うが、公約の実現を目指し、全力で町政執行に当たりたい。

再質問・再質問
Q提案時期や手法が明確ではない。今までと同じような組織の長に集まってもらうのか。
A『自治基本条例』は不可欠なもの。案の作成過程が重要。職員の認識も重要。絵に描いたモチに終わらせたくなく、実行性のある活用されるものにしたい。イメージとしては市民会議のような組織を立ち上げたい。今年中には庁舎内に検討組織を立ち上げたい。最初の段階では、生産者にも加わってもらいたい。
Q具体的なものがない
Aブランドが確立されていない。農業、漁業、物流など各種関係者が一同に集る事を一歩としたい。来年からは北大とも連携して6次産業に取り組むことも考えており、今までになかった産業間の連携を図りたい。
Q行政の情報発信という面ではどういう認識をもっているのか。
A情報発信は少ないと感じているし、タイミング的にも遅かった部分もある。積極的に情報発信を行って行きたい。

2.町道における歩道の確保について
 町道には、車道脇に歩道が確保されている場合とそうでない場合があります。建設当時における用地確保の問題、また、建設当時の交通事情等によって、歩道の有無があると考えられます。
 しかしながら、その後の地域的な開発や交通事情によって、建設当時と状況が変わって来ている箇所も少なくありません。
 そのような中で、児童生徒の通学時等における安全確保のためには歩道設置は必要な事項であると考えます。
 少子化が進む中、余市町にとっては新しい高校である紅志高校も開校した事もあり、新たな安全確保も必要だと考えますし、また、公共工事によって大型車の通行もけっして少なくない地域もあります。
 余市町としては、この問題をどうとらえ、今後、どう整備して行く考えを持っておられるのかを質問致します。

A町道は489路線で234キロメートルがあり、うち、歩道がある町道は18.8キロメートルで8%。多くは農業関係の予算で道路が整備された事もあり、歩道設置の検討が必要な箇所の認識もある。優先的路線の決定と安全のための看板等の設置をしたい

再質問
Q新設の紅志高校でも、生徒がクラブ活動や通学に通行をしており、また、地域的には余市川の土砂を運んでいることもあるのではないか。
A今後、5年以上、大型車が通行すると聞いており、発注者でも交通安全を指導しているが、目にあまるようでは、町としても開発や土木現業所に申し入れをして、安全啓発に努めたい。

質問を終わって
 答弁内容としては、町長が変わろうとも、今までの事項が急に変わることはありません。特に予算がからむ場合は、厳しい状態である事には、変わりありません。
 ですが、町長のやる気は感じた一般質問でした。


協会病院とバス路線の補助
 ひろかずニュース45号にも掲載しましたが、本年5月に余市協会病院からの財政支援要望がされました。
 この期間は、上野前町長も入退院を繰り返した後、選挙戦に入ったこともあり、新町長就任までの期間は、副町長が町長代理として職務を執行していました。
 そして、この期間内において、北後志5町村で話し合いが行われ、今回の定例会で提案となりました。
 提案された金額は1971万円であり、救急医療体制維持の目的で計上されました。また、毎年、この時期に提案されている中央バスにおける余市協会病院バス路線維持対策費として500万円が中央バスに対しても計上されました。
 この部分で、私は次の質疑を行いました。尚、議案としては全会一致で可決となりました。
質問1回目
Q協会病院の金額は何に基づいて算出されたのか
A救急医療の町村別実績割合として
Qなぜ支出をするのか
A救急体制の維持のため
Q来年以降(平成22年度決算)は、どうするのか
Aその都度、協議をして行きたい
Qバス路線の赤字金額は
A883万円の赤字

質問2回目
Q協会病院に対しては、どう努力してもらうのか。町長と協会病院の院長とのトップ会談も必要ではないのか
A経営には努力して頂きたいし、今後も話し合いは続けて行きたい
Q毎年質問をしていますが、過去数年間は800万前後の赤字となっていたが、赤字が増えた要因と、今後の考え方は
A燃料費の高等が一番の要因。通院のための足の確保は必要であり、また、小型バス等の導入も依頼していきたい。

 どちらの数値も前年度の決算に対するものであり、協会病院は、救急部門で約2500万円の赤字となっており、余市町の住民利用割合としては約79%となっていることから、この金額となりました。
 また、路線バスの赤字補填については、予算の許す範囲の中。という事で、500万円となっていますが、要因としては、根本的にはバスに乗らない。という事ではないかと考えていますし、どちらの赤字も密接に関連していると考えています。

 病院の赤字が増大している要因としては、度重なる医療改正の関係もあると考えていますし、また、今問題になっているコンビニ受診があるのかもしれません。
 22年度の収支に関して、赤字が続くようでは、来年(23年)に、再度の支援要請が来ると考えていますが、町財政としても厳しい状況が続いている事には違いありません。
 その中で、協会病院は地域に必要な機関病院である事には違いないのですが、住民の安全安心を守るためには、何が必要なのか。何をどうすれは良いのかが、明確になっていないのも事実ではないでしょうか。
 この時の質疑では、「緊急医療が必要なのか、協会病院が必要なのか」という質問もしたのですが答弁はもらえませんでした。改めて検討と協力、そして、住民の方の支援も必要だと感じています。


ホームページアクセス19万件
 平成14年の3月末から開設したホームページ。余市町議会議員では、いまだに私だけが開設しています。
 その時々の話題、また、写真枚数としても多くの枚数を、そして出来るだけ早くUPする事を考えて作成しています。
 紙面作成では経費という問題もあるのですが、ホームページ上では、その制限がない事から、また“勢い”で作成する事もあって、過激な部分もあります。
 アクセス数が多くなるのは、その時々の『注目の話題』があり、議会の混乱という時もありましたし、昔の建物解体の時も、それなりにアクセスが多くなります。
 10万件に到達するのに5年半ほどかかりましたが、その後は一日平均、100件弱のアクセスとなり、1万件のアクセスは3〜4カ月平均となっていました。
 18万件到達が本年7月21日。そして69日後の9月28には19万件目のアクセスとなりました。
 この期間は、丁度、町長選挙に重なっていた事もあり、特に議員の補欠選挙があるのかどうか。という事が注目されていた事もあり、アクセスが多かったと推測していますが、開設者としもビックリしたのは開票結果が出る頃からでした。
 9月5日投票日の午後10時から、日付が変わるまでの2時間で約500件のアクセスがあり、また、5・6日と合わせて1100件あまりのアクセスとなっていました。
 『ひろかずさんのHPには、間違いなく選挙結果が出るだろうと思って、何度もアクセスしたよ』と言われた方もおりまたし、また、アクセス分析を見ると、初めてアクセスされた方や携帯電話からのアクセスも多かったです。
 選挙結果の第一報が早かったのは、午後10時半頃で、テレビのテロップで流れたようですし、また、北海道新聞社のインターネットの『当選』というのも早かったです。
 開票日当日、私も開票所の体育館につめていた事もあり、午後10時半現在発表で、ほぼ、確定したことによります。
 ですが、『何票だったのか?』という事を知りたいという事は、人の心理としては当然です。そして、午後10時50分頃に最終数値が発表となり、午後11時過ぎには、私もホームページ上に候補者別数値の掲載をしました。

 アクセスが多くなったのは、ブログやツイッターの急速な波及、そして、iPod等が普及した関係だろうと推測していますし、これからは、発信出来る議員が、さらに求められると考えます。


アクセスログ解析
解析対象期間 : 2010/07/21 02:45:10 〜 2010/09/28 20:28:42

総アクセス数 10101
一日平均    144.3
平均アクセス間隔 9分58秒に1アクセス
一意の訪問者  1182
再訪問     8919
再訪問率     88.3%
再訪問までの平均間隔 22時間18分52秒

月別アクセス状況
2010年07月 2919
2010年08月 4135
2010年09月 4490

選挙前後の一日当たりのアクセス数
10/08/30 (Mon) 134
10/08/31 (Tue) 219
10/09/01 (Wed) 198
10/09/02 (Thu) 222
10/09/03 (Fri) 171
10/09/04 (Sat) 121
10/09/05 (Sun) 618
10/09/06 (Mon) 477
10/09/07 (Tue) 264
10/09/08 (Wed) 209
10/09/09 (Thu) 181
10/09/10 (Fri) 155

 嶋町長は『自治基本条例』の制定を目指していますが、議会でも『議会基本条例』というものがあり、両方が揃って、機能的効果を発揮する。といわれています。
 そして、このどちらにも共通している事は、いかにして行政事項を住民に伝えるのか。という事になり、その一つの手法としてホームページは有効な手段であるといえます。
 近年、国会議員、都道府県議会議員、大都市部の市議会議員は、ホームページを含め、さまざまな形で発信していますが、自治体規模が小さくなるにつれて、発信は少なくなっているのが現状です。
 また、選挙前は日々更新をしていても、選挙が終わった途端に更新しなくなる。という事例も少なくはないようです。
 そして、けっして一方的な発信だけではなく、住民の方と直接触れ合う報告会もまた、必要であると感じています。
 ・・・・というわけで・・・・


第7回議会報告会開催
第7回目となる町政・議会報告会を開催いたします。新町長が就任し、余市町としても新たな時代を向かえる事となりましたが、地方自治体を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。
 今回の報告会では、就任まもない嶋町長にもご挨拶を頂くことになっており、新町長は『自治基本条例』の制定を目指しておりますが、議会としても『議会基本条例』をどうするのか等、自ら判断して、そして住民の意見を議会に反映させていかなければならないのではないでしょうか。
 どうぞ多数の方にお集り頂き、ご意見を賜りたいと考えております。尚、改選前の報告会としては、最期の報告会と致します。

月日 平成22年11月11日 木曜日 
時間 午後6時30分から90分程度 
場所 中央公民館2階  会費 300円


ご来場、お待ち致しております

                           ニュース第46号完

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