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ひろかずニュース  平成20年6月29日UP
     ☆ひろかずニュース第37号発刊☆

ニュース第37号発刊によせて
 昨年8月に、任期満了に伴う選挙が行われ、新しいメンバー構成となって、一年が過ぎました。
 議会構成に関しては、今期は、今のところ、自分は無会派ですが、公明党・共産党を除いたメンバーで、離合参集を繰り返しているのではないか?と感じています。

 大昔は、余市町議会でも、過半数をもつ会派があったそうですが、自分が1期目の時(平成11年の改選)は、スタート時点では5会派でしたが、改選前は既存会派の一つが2派に分裂と一会派が解散となってしまい、5会派と無会派4名。
 15年の改選では4会派と無会派1名でスタートして、改選前は4会派と無会派2名。
 そして19年の今期は5会派と自分の無会派1名となっており、今のところ、変化はありません。

 なぜ、これを繰り返すのか?かは、それぞれの思惑があるのでしょうから“断定”は出来ないのですが・・・・・それでも、最後の一線では、互いに話し合いをして、また、議場は議場であって、それ以外はそれ以外。というようにしていたようです。

 今の議会と昔の議会を比較した時、どうなのかは、よくわかりませんし、時代背景も変わって来ているでしょう。当然、住民の要求も変わって来ているでしょうし、当然、住民の中から選ばれる議員も、その時々の判断が変わって来るのも、当然だとも思えます。

 ですが“基本”は変わらない。と思っているのですが・・・
 では、その基本とは、何か?それは、『その判断が、住民のためになるのか?』という事だと思います。
 ・・・・・ですが、どうでしようか?



 先日、北海道議会において、支庁改革の議案について、会期が延長され、深夜議会と、早朝採決が行われた。との報道がありました。
 報道の中では『自民、民主共に、相手側の批判をした』という記事だけが、自分の目につきました。

 行政サービスといいますが、では、サービスを日本語に役すと“奉仕”という言葉もあてはまります。
 奉仕の仕事といえば、感情的労働が多く、これに分類される代表的な職業としは、看護師・介護師、客室乗務員、ホステスやホスト・・・という事になるのではないでしょうか。
 この場合、これを利用する側が“選ぶ”事が出来て、自分の感覚にあった所、つまり、『心地よい』と感じる所に行くのではないでしょうか。
 また、当然として、人気のない店舗や病院は、自然淘汰をされて行く結果となるのではないでしょうか。



 本来的に、支庁が無くなれば、やはり、地域としての住民サービス、この場合は住民が受ける恩恵は、やはり不利益に繋がると思いますが、多くの住民は、日頃、その恩恵をさほど感じている訳ではなく、支庁の所在地では、従業員100名を越える一つの企業が無くなる事によっての、地域に与える影響は、甚大なものがあると思いますが、では、同じ支庁管内においても、直接的な恩恵を受けていない所は『俺には関係ないので、どっちでもイィさ〜』という事になるのではないでしょうか。

 再編によって、移動なり退職や解雇される人もいるとは思いますし、審議の時には『怒号とヤジが飛んでいた』との事でしたが、支庁が提供していたサービスが地域住民に理解されていなかった。だから結果として、住民運動も一部にとどまっていた。という事になるのではないでしょうか。

 末端市町村の役場職員は、やはり、感情的労働部分が多く、また、一つしかないから、選ぶ事が出来ない。
・・・・・・だったら、その時に『余市町の役場は、残すべきだ』という意見になるかどうか?ではないでしょうか。

 そして、議会議員は、4年に一度、選挙という関門で、振るいにかけられますが、やはり、同じだと感じているのですが・・・・
 





平成20年第2回定例会
 平成20年第2回(6月)定例会が6月12日・木曜日から17日・火曜日まで開催されました。
 定例会では、一般質問が行われますが、今回の定例会では、私を含む10名の議員が13問の一般質問を提出しました。
 昨年の改選によって議員定数が4名減り、新しい議会となって一年(一周)を経過したことになりますが、一般質問をする議員としない議員とに二極分化されて来たと感じています。
 一般質問をする議員が、優秀な議員なのかどうかは分かりませんが、少なくとも、定数削減前より提出される率が減っているのは事実です。
 少ない人数でも、減った分をカバーして行わなければならないのが、今の議員全員に与えられた使命であり、また、今のメンバーで今まで以上にやっていかなければならないと感じています。
 私は議員である以上は、常に公式の場所で発言すべきだと感じていますが、みなさんは、どうお考えですか。


工事請負契約議案を否決
 第2回定例会の中で『工事請負契約の締結』議案がありました。
 余市町議会では5千万円を越える物件については議会同意が必要となっており、工事契約の場合、事前に入札が行われ、業者が決定された後に、議案として提案されます。
 今回の議案は、下水道処理場の沈砂池設備にかかわる更新工事であり、下水処理場は平成元年に共用を開始、20年を経過しており、設備の老朽化も進み、このままでは処理が出来なくなる。ということもあり、機械と電気の更新工事をするものです。

 さて議案は工事業者が決定した後に、業者名を入れて議会に提案されるもので、機械と電気の2本の議案となっていました。

 
議案第9号
  契約の目的  平成20年度
         公共下水余市下水処理場沈砂池設備(機械)更新工事
         沈砂池機械設備一式
  契約の方法  指名競争入札
  契約金額   一金 6268万5000円(税込で落札率84.11%)
  工  期   平成20年6月20日〜平成21年2月27日
  契約の相手方 札幌市中央区北3条西3丁目1
         クボタ環境サービス株式会社 北海道支店

  入札経過   (業者名と金額は一部省略)
    2社で入札、一回目で落札  予定価格は7452万9000円
     業者名    入札金額   予定価格に対しての%
   クボタ環境   5970万円   80.10%
   三機工業    7098万円   95.23%
 

 議案第10号
  契約の目的  平成20年度
         公共下水余市下水処理場沈砂池設備(電気)更新工事
         沈砂池電気設備一式
  契約の方法  指名競争入札
  契約金額   一金 7098万0000円(税込で落札率84.00%)
  工  期   平成20年6月20日〜平成21年2月27日
  契約の相手方 札幌市中央区北2条西4丁目1
         三菱電機株式会社 北海道支店

  入札経過   (業者名と金額は一部省略)
    4社で入札、一回目で落札  予定価格は8450万4000円
     業者名     入札金額   予定価格に対しての%
   北弘電社     7800万円   92.30%
   末廣屋電気    7600万円   89.94%
   北盛電設     7750万円   91.17%
   三菱電機     6760万円   80.00%


 本会議採決前に行われる質疑(質問)については、どちらの議案でも一切無く、また、同様に討論もありませんでした。
 採決結果は、議案第9号は全会一致で可決となりましたが、議案第10号は『意義あり』との声が上がり、採決をする事になりました。採決の結果、賛成8・反対9で否決となり、三菱電機とは契約しない事となりました。


議案否決の背景?
 この工事は機械・電気、共に関連があるので、一緒に工事を進めていかなければなりません。結果として、一方の議案が否決された事により、電気工事に関しては再入札を行なわなければならず、ある程度の期間、工事の発注が遅れる事が予想されます。
 
 さて、余市町議会では、工事請負契約が否決された事は、初めてだったそうですが、この事件に関して、その前後に新聞報道がありました。
 6月10日の北海道新聞に『札幌市など立ち入り調査 談合の疑いで公取委 下水道設備発注』との見出しで、内容的には『札幌市発注の下水道電気設備工事をめぐり、談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は、10日、独禁法違反の疑いで、札幌市役所と大手電機メーカーの三菱電機、東芝、日立製作所などの9社(富士電機システムズ、明電舎、神鋼電機、東洋電機製造、日新電機、安川電機)の北海道支店などを立ち入り検査した』と掲載されました。
 また、定例会が終了した翌日である6月18日の読売新聞朝刊には『三菱電機との契約否決』の見出しで『反対多数で否決した。札幌市発注の下水道電気設備工事の官製談合疑惑で、同社が公正取引委員会の立ち入り検査を受けたためとみられる』との内容で掲載されました。
 これにつづく、日本共産党余市町委員会が発行している“よいち民報”2008年6月22日・NO1698号には『札幌市の談合疑惑に関与した業者との契約は認められない』との見出しで掲載されました。
 記事の中には『反対9・賛成8 反対多数。10日に公正取引委員会の立ち入り調査を受けたため、反対が多く否決になったものです』『余市町が入札を行った時期には、特に談合情報などもなく問題は無かったが、10日に札幌市の下水処理施設入札のかかわりで、公正取引委員会の「談合疑惑立ち入り調査」問題が一斉に報道され、三菱電気も立ち入り調査を受け、疑いが明るみに出ました』とあり、それに続き『共産党議員団は、入札時に問題がなかったとはいえ、その後、「談合に関与した疑い」で、公取委の立ち入り検査を受け、このことが一斉に報道されているとき、談合に関与したと疑われている業者=三菱電気と契約を結ぶことは適切でない、いまこそ、議会としての監視機能を発揮して否決すべきだという立場から反対しました』と掲載がされていました。尚、この本文には三菱電気となっていますが、これは筆者した方が間違ったと推測されます。あくまでも三菱電気ではなく三菱電機です。

 さて、定例会は12日から始まりましたが、私にとっては、悩ましい議案の一つでした。
 まず、談合疑惑に関与しているのかどうかは、新聞報道以上の情報もなく、10日以降の報道に関しても、関連する記事はあるものの『談合があった』と断定された報道もありませんでした。また、立ち入り調査をしたのは、警察でも検察庁でもなく、公正取引委員会であって、以後の進捗は、とりあえず、表だってあらわれていないようでした。
 『談合疑惑がある以上、いかがなものか』という意見もありましたし、一般的に95%を越える落札率であれば、そうも考えられる事が出来ます。ですが、今回の入札経過は、3社が90%前後だったのに対して、落札した一社のみが正確には80%を切っての落札だった。また、余市町の入札時点では、そのウワサも無かった事。さらには、新聞には掲載されましたが、談合疑惑の発覚した札幌市でさえ(本会議採決をした日には)『指名停止をした』とは聞いていませんでした。
 議会の場では様々な意見があって、当然でしょうし、議員各々がどう考えたのかも解りませんが、なんといっても、予定価格と比較した場合、1300万円も安くなっている。という点は大きな要素でした。

 最終判断としては、私は、本会議で起立をしましたが、結果としては、起立少数で議案は否決されました。
 議会の結果は別として、少なくとも、反対するとするならば、本会議で質疑をすべきであって、今回は、反対が過半数を越えたのであれば、その理由は明確にすべきであったと思います。まして6月18日に『・・・ためとみられる』という疑問符で新聞記事になった事は、議会の説明責任を果たしていないと考えます。
 また、結果を受けて『否決されるとは思わなかった』という事では筋は通らないのではないでしょうか。

 この議案は、再度、入札が行われ、議会に提案されるのかどうかは分かりません。なぜなら、5千万円を越える契約のみが議会案件となる事から、工事を細分化して5千万円を越えないようにする手法もあるからです。
 また、5千万円を越える場合は、当然、今回、新聞に掲載された9社が落札した場合は反対しなければならないでしょうし、さらに、9社を除いた業者が落札した場合でも、設置する機械設備が、9社の中の一社によって製造されたとするならば、どうするのでしょうか。まして、次の契約金額が今回の金額より高くなった場合は、どうするのでしょうか。
 このニュースが配布される頃には結論が出ているでしょうが、私は議会の意志というのを尊重したいと考えています。


私の一般質問
 今回の定例会で私は次の一般質問を行いました。

   
余市川河口の浚渫工事等について 
 余市町中心部は昭和36・37年の2年連続で、大洪水に見舞われました。元々、余市川河口は登川河口とも重なっていた事もあり、大雨が降った場合、一気に水量が増す事、さらには、この近辺は低地帯という事もあり、黒川町2丁目近辺の中心部は常に水害の恐れがあり、この一帯を含む水害対策は余市町の課題であって、歴代町長が取り組んで来た事項でもありました。
 その対策の一つとして登川の切り替え作業も行われ、昭和29年に完了しましたが、それでも、水害被害は無くならず、近年では平成10年5月に、現在の宇宙記念館近辺や道道然別余市線の田川橋黒川町側は30センチ程度の冠水をしてしまいました。
 これらの被害もあり、平成15年から新たに導入された国土交通省河川局の事業として、余市川が緊急対策特定地域に指定され、余市川の築堤・護岸工事、川底を掘る浚渫(しゅんせつ)工事を始めとし、余市川に流れ込む河川に対して、強制排水が出来る排水機場が設置される等の工事が始まりました。
 この事業は北海道が発注しており、すでに工事が完了した箇所もありますが、計画では平成15年度から平成20年度までの期間となっており、以下、関連する事項の質問を致します。  
Q1.美園川水門工事については、工事期間はいつからいつまでのなか。また、その際、現在、野球場裏で使用されているパークゴルフ場は使用出来るのか。
A.本年度中に完成で、パークゴルフの利用には支障はない。
Q2.黒川水門については、ポンプ設置を含めた工事は完了しているのか。
A.設置されるポンプは19年度中に発注されており、これから設置され21年3月までに完成予定
Q3.余市川浚渫については、計画では、黒川町側の余市町と仁木町の境界までする事になっているようですが、現在までの完了区域と残りの部分はどうなるのか。
A.浚渫は田川橋と大川橋の間が行われ終了。21年度以降に田川橋〜中の川が行われる予定
Q4.田川橋から余市橋の間で、浚渫工事に使われている河川敷内の土砂の水切り堆積場は、今年も使用されるのか。また、浚渫終了後の堆積場は、復帰されるのか。その際、植樹等は行われるのか。
A.来年の夏場に復旧される見込みで、その後は芝が植えられる予定
Q5.大水が出た場合、各ポンプの稼働開始はだれが判断して、だれがその操作をするのか。
A.北海道より余市町に業務委託がされ、操作要領に基づき稼働される。災害本部が設置され、連絡調整が行われる。
Q6.工事区間内には、河川としては中の川がありますが、この中の川に対しては、どのような対処がされるのか。
A.中の川流域は過去に何度も水があふれた経緯があり、地域要望をまとめている。


再質問
1−@工事はいつからいつまでなのか
A.現在ポンプを発注しており、年度内に完成予定
4−@河川敷内の堤防の内側の植樹はどう考えているのか。
  A以前から様々な団体から要望があり、余市町としても申し入れをした事があるが、   田川橋までは海水が入る事もあり、基本的に河川敷内には植栽は認められないとの   見解が示されているが、今後、関係機関との意見調整をしながら進めたい。
5−排水能力としては、最大のものは、毎秒9トンという能力から、広範囲のゴミも吸い寄せられる事が予想され、稼働の時の安全性の確保は絶対に必要な事項であり、ポンプ稼働の場合は、5カ所のうちの一カ所だけではなく一度に稼働させる必要があるのではないか。この場合、他の場所でも大水が発生している可能性が高く、職員もパトロール等に各所に出払っているのではないか。
  @この時、余市町としては、具体的にポンプ場には何名の人員を配置出来るのか。
  A稼働の判断は、だれがするのか
  A対策本部で判断し、排水機場ごとにマニアルがあり、それに基づいて行う。
町の所管としては維持管理課10名が主体で行い、今後、適時に訓練も行う。

6−@中の川の水門の工事改修は北海道に要望しないのか。
  A大水が出たときに、他のポンプが付いていない各水門はどう対応するのか。
  A@地域の要望はあるが、土木現業所では『工事改修用件に該当しない』との判断が   あるが、なんとかしなければならないと感じている。
   A移動式のポンプで対応する。


 質問を終わっての感想。
 本年度で一応の工事はすべて完了する予定となりました。余市川の川底が掘られた事によって、流れも良くなったでしょうし、強制排水も可能となった事から、大きな期待が持てます。ですが、実際に大雨が降った場合、どの程度の威力が発揮されるのかは、その時になってみなければ分かりません。
 ポンプには、吸水口の手前にゴミ取りの除塵機(じょじんき)が設置されていますが、集められたゴミは、手動で除去しなければならず、ゴミの除去がうまく出来るのか?これには人員と訓練が必要ですが、ある面では“ぶっつけ本番”となる事も予想されます。
 一番良いことは、このポンプが稼働する事が無いことが一番良い事です。


農業委員会選挙
 沖縄県を除き、全国一斉に農業委員会委員選挙が実施されます。農業委員会委員は選挙で選ばれ、選挙は3年に一度実施されます。なお、任期は本年7月19日までとなっています。
 この選挙の有権者は、
@余市町に住所がある
A平成20年3月31日現在で満20歳以上の人
B30アール以上の農地を耕作している営農者(家族の場合は60日以上、農業に従事している方)の全てに該当します。

 有権者数、並びに農家戸数は次のようになっています。
    平成11年  平成14年  平成17年  平成20年
男性   756人   709人   693人   640人
女性   754人   700人   673人   589人
合計  1510人  1409人  1366人  1229人
戸数   564戸   552戸   535戸   500戸
 尚、立候補資格者は、上記に加え、告示日に20歳の以上であれば立候補が出来ます。


 今回の選挙は7月1日告示、6日投票日となり、選挙の仕方は公職選挙法を準用して行われます。
 立候補に当っての提出書類の枚数や手順等は、議会議員選挙と同じであり、さらに、供託金の預け入れの必要もありません。(議員選挙においても必要は無く、町長選挙のみ供託金は必要です)
 ですが、ポスターの掲示と選挙カーの使用は議員選挙とは一部異なります。ポスター掲示そのものは認められていますが、公設掲示板が無いことから、場所・枚数ともに制限がありません。つまり、自由に出来るのですが、資材等を自ら手配をしなければなりませんし、また、掲示先の地主や所有者に、自ら承諾を求めなければなりません。
 選挙カーの使用についても認められますが、議員選挙とは違い、道路交通法が適用される事から道路使用許可が必要となります。
 道路交通法の考え方ですが、選挙における街頭演説に関しては、選挙カーを停車させ、演説する行為は、一定場所(道路)を一定時間占有する事になります。
 国政選挙や町長並びに各種議会議員選挙は、該当地域に住まわれている方全員が対象となる事から、全住民の利益にかなう事になり、道路占有は全員の利益に供するもの。という解釈によって、路上演説の際には、道路使用許可は必要ない。という事になります。
 ですが、農業委員会委員選挙は、有権者が限られる事から、通常の選挙とは違い、一部の住民の利益のために、道路を占有する事になる。との判断により、道路使用許可が必要となります。尚、選挙カーを運行しても、停車しての街頭演説をしない場合は、許可は必要ありません。
 この他、選挙においての法定選挙費用の規定もありませんが、公職選挙法が準用されている事から、その内容によっては選挙違反で逮捕される事もあり、贈収・買収は選挙違反となります。

 余市町の農業委員会の委員は、現在は19名となっており、選挙で選ばれる委員が14名と法律で定められ、各種団体から推薦される委員が5名となっています。尚、推薦委員の内訳は、農協・共済組合・土地改良区が各1名と議会推薦2名の計5名となっています。
 選挙で選ばれる委員については、定数を越える立候補があれば、投票となり、期日前投票は7月2日から7月5日までの期間で、午前8時30分から午後8時までの毎日、役場一階で投票が出来ます。また、入院されている方は不在者投票制度もあります。
 投票日の7月6日・日曜日は午前7時から午後8時までの間で、町内6カ所の投票所で投票を行います。

   投票所一覧
投票区   投票所           投票区域
第1  中央公民館    栄町、登町、大川町、美園町、山田町
             黒川町1〜9丁目 入舟町、浜中町、朝日町
第2  八幡生活館    黒川町10〜16丁目 他の黒川町、登町
第3  登老人寿の家   登町
第4  栄町農業構造改善センター   栄町
第5  福祉センター   沢町、港町、富沢町、梅川町
第6  豊老人寿の家   豊丘町
    ※潮見町・豊浜町は農業者が不在のためにありません。

 開票は午後9時から役場3階で行われますが、有権者30名先着で参観人として入れます。

 
 さて、実際に投票になるのか?は、ここ数期前までの選挙では、定数のみの立候補だったために、全員当選となり、実際の投票は行われていません。少なくとも私が農業委員会委員選挙の有権者となってから、実際に投票した覚えもありませんが、三年前の選挙では、仁木町と赤井川村では投票が行われました。
 余市町で最後に投票が行われたのは、昭和59年7月で当時の記録では

 選挙委員定数16名に対し17名が立候補。
 有権者総数2080人(男1026人、女1054人)
 投票者数・投票率 1929人(棄権151人)・92.74%
 トップ当選者獲得数200票 最下位当選者獲得数61票。落選者獲得数60票


 となっており、正に一票を争う選挙となっていました。
 投票になるかどうかは、7月1日の午後5時の立候補受付締切時間を過ぎないとわかりません。


農業委員会の仕事
 農業委員会の設置義務は『農業委員会等に関する法律』という法律にその根拠があります。

    農業委員会等に関する法律
第1条 この法律は、農業生産力の発展及び農業経営の合理化を図り、農民の地位の向上に寄与するため、農業委員会、都道府県農業会議及び全国農業会議所について、その組織及び運営を定めることを目的とする。
第2条 国は、農業委員会の第6条第1項に規定する事項に関する事務に要する経費であって委員及び職員に要するものその他政令で定めるものの財源に充てるため、市町村に対して交付金を交付する都道府県に対し、交付金を交付する。
第3条 市町村に農業委員会を置く。ただし、その区域内に耕作の目的に供される土地(以下「農地」という。)のない市町村には、農業委員会を置かない。


 また、農地と農業関係の法律に関しては、『農地法』や『農業協同組合法』等があります。
    農地法
第1条 この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、もつて耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。
第2条 この法律で「農地」とは、耕作の目的に供される土地をいい、「採草放牧地」とは、農地以外の土地で、主として耕作又は養畜の事業のための採草又は家畜の放牧の目的に供されるものをいう。
第3条 農地又は採草放牧地について所有権を移転し、又は地上権、永小作権、質権、使用賃借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転する場合には、政令で定めるところにより、当事者が農業委員会の許可(これらの権利を取得する者(政令で定める者を除く。)がその住所のある市町村の区域の外にある農地又は採草放牧地について権利を取得する場合その他政令で定める場合には、都道府県知事の許可)を受けなければならない。


 農業には農地が必要である事から、国策として農地は保護されて来ました。固定資産税だけを見ると、宅地や雑種地との比較では、大変、安くなっています。
 所有権としては個人のものですが、農地となると農地法第3条にあるように、自由に売買が出来ない法律となっており、また、土地の地目変更をする場合でも許可が必要になります。
 これは、売買をされる事や地目を変更する事によって、近隣の農地でも営農が出来なくなる場合がある事を防ぐため。また、都市計画的にも道路や水道等の設置に関して、効率的に行えるようにするため、土地の虫食い状態になる事をふせぐためのものです。
 農業委員会としての具体的な業務内容は、月一回(月末)に総会(会議)が開催され、農地転用等について審議がされる他、町の農政全般に対しての建議要望書の提出。その年の作況調査、さらには優良農地保全のための農地斡旋や売買、さらには、新規就農者を含む各種の資格審査も行われています。


農業の問題点と将来性
 農業に限らず、一次産業の就労人口は、減少の一途をたどっています。農業者の登録数を見ても、昭和57年と平成20年の比較してみれば、20年あまりで800人も減少しており、高齢化も進んでいます。そして、農地所有者も専業農家から、相続の関係等によって、兼業や単に管理しているだけ。という農地も増えて来ました。
 これに加え、国の農政が一定していない事もあって、遊休農地は増加の一途であって、平成20年度の建議要望書(農業委員会から余市町へ対して)の中には、余市町の遊休農地の面積として286ヘクタールという数値が記載されています。
 ですが、この遊休農地の定義も、その時代時代によって『どの部分までを含めるのか?』という扱いの問題があり、現在、国段階で全般的な見直し作業に入っています。
 また、これは農業に限った話ではありませんが、石油関連製品の値上げが著しい事から、資材高騰も含めて、経営を圧迫。食料生産を輸入を始めとして生産地を海外に求めていた関係もあり、安全性と価格の板挟みという問題もあります。
 では、まったく将来にその希望が無いのか?新しい担い手がいないのか?といえば、そうではなく、新規就農者については、16年3件、17年1件、18年1件、19年4件が余市町で就農をしています。
 自然を相手にするが故、一年に一回の勝負であって、さらには、農業経営は、営農的な要素だけではなく、経理や気象学、さらには自らの販路というものも開拓していかなければならず、様々な様相が必要とされます。
 難しい事項でもありますが、農業は、この余市町にはなくてはならないものでしょうし、また、地域全体としても、保全していかなければならない。そして、やり甲斐も将来性もあると感じています。
 私は将来的に農業を守っていかなければならないとするならば、法人化が必要であって、雇用の確保をしたうえで、経理体系から見直していかなければならないと感じています。


農業委員会は必要か?
 農業委員会はその自治体に農地がある以上、設置の義務がありますが、後志管内では神恵内村は、ごくわずかな農地しかないために農業委員会は設置されていません。
 また、余市町の場合は、町より職員を出向してもらい独立した組織として運営されており、役場組織の中では、教育委員会や議会と同列にありますが、その自治体によっては、農林課が兼務をしている町村も多数あります。
 農地は、基本的には転用や地目変更が出来ない事になっています。それは、国策として農地保全が前提とされており、農業振興地域という区域設定がされ、一種農地〜三種農地と種類に区別されています。
 ですが、現実的には離農される方や相続の関係によって、耕作放棄をされる農地、さらには、回りの環境等の変化によって、営農をしたくても出来ない。という場合もあります。 さらには、農地に住宅を建てる場合、所有者の個人住宅であっても、農業委員会の許可が必要となっており、農業委員会は申請を受けた場合、総合的に判断して、許可するかどうかの決定をして、事例としてあまり多くはありませんが『不許可』とする場合もあります。
 尚、農業委員会としては不許可と決定しても、申請者は不服申し立ても可能で、この場合、最終判断は北海道が行い、時として違う結果が出される場合もあります。
 この他、農地の移動や新規就農に関しても、行政としても様々な支援施策がありますし、一次産業が発展する事は、町にとっては、非常に良い事ではありますが、一方では、厳しいものもあり、簡単に『許可します』ともならないのも実状ですし、農地という不動産全般について一人の判断に任せられる事項なのか?と考えた場合は、非常に難しいのではないでしょうか。そのためにも、現状では農業委員会は必要だと考えています。


後期高齢者にみる国の混乱
 ・・・・最近、町内においても“売り地”の看板が、かなり目立つようになって来ました。また、町内における競売物件の話も聞こえて来おり、これに加え、石油価格上昇によって、物価の高騰もあって、生活感も非常に厳しいものがあります。
 さて、本年度から後期高齢者医療制度が始まりました。保険料の算定の仕方や年金からの天引きを含め、多くの疑問が寄せられ、廃止を訴える声も多くあります。
 これを決めた国会議員でさえも、『全体的に負担は低くなると思っていた』とか『こんな制度だとは知らなかった』という、今更、何をいわんや。と感じています。
 それそも、現在の保健制度では、高齢化と医療費の負担が今の制度では間に合わない。今の国民健康保険制度ではダメだ。という事で、新しい保健制度として、後期高齢者医療制度がスタートする事になったもので、今まで以上に広範囲で保健料(保健税)を徴収しょうとするものであって、今までより安くなる訳がありません。さらに、間違いなく徴収出来るようにとの考えから、年金天引き。という手法を決めた訳で、制度の決定は、2年も前に国会で通っています。
 介護保険制度が導入され、8年を経過して、最近、要約、定着して来たなぁ。と感じていますが、やはり、新しい制度が定着するには10年程度必要だろうと思いますし、後期高齢者医療も始まったばかりなので、まだまだ混乱は続くであろうと思われますが、国の方針が、今一つ、はっきりしない。これは国会情勢も含めて、どう進んで行くのかが分からない。という事もあって、余計に混乱をしているのだと思います。
 将来が見えない。後期高齢者制度だけでなく、医療そのものが地域から無くなり始め、病院にも行けない。正に“負の連鎖”になっていると感じています。
 また、近年の各種税制改革もあって、税の割高感も一層強まり、正に、『サイフにある金は国が取る』的な発想の元で進んでいるようで、国民としては理屈では理解していても、『はいそうですか。分かりました』とは言えないのではないでしょうか。
  そんな中、消費税の税率見直しが、国会議員から発言されるようになっています。国で本当に必要な財源はいくらであって、それをどうやって集めるのか。また、その中で将来の保証はどうなるのか?という事も含めて、総体として議論されなければならないと感じています。
 今の各種税制は今までと同じで、さらに消費税のアップとなれば、当然理解は得られないでしょうし、末端町村としては、その時々の国の政策に翻弄され、今や動きが取れない状況になっています。
 
 今の時代は、今までの考え方や経験が役にたたない時代に入ったのではないか。あらゆる組織という団体も、人材不足というより人員不足になって来て、動きが取れなくなって来たでしょうし、また、それをまとめる人もいなくなり、余計に混乱しているのが、今の世相だと感じています。
 でも、そんな中でも、余市町にも新しい工場が建設される等の話題も聞こえて来ていますし、まだ、表面化にはなっていませんが新たな動きもあるようです。そんな中で、議会として、議員としてどう考えて、どう活動して行くのか。という事が、もっとも問われて行くのだろうと考えています。


19年度の決算見込みとこれからの財政
 役場の年度替わりの最終日は3月31日ですが、会計的に閉日である出納閉鎖は5月31日となっています。つまり、5月31日までの各種町税収入は前年度に入ります。
 5月23日、余市町議会第3回臨時会が開催されました。この臨時会は、毎年開催されており、決算前の前年度最後の補正予算審議となっています。

 余市町も一般会計において、18年度から赤字予算編成となってしまいましたが、18年度においては、小雪だった事が幸いして決算時点では3千万円程の黒字となりました。
 19年度は予算編成時点で3億8千万円の赤字予算となりましたが、予算編成時から、人件費の削減をすることが決められており、実質赤字としては2億円程度という見込みがされていました。
 そして、19年末から20年初めにかけての役場側の予想では、1億9千万円の赤字見込みであり、この数字を元に、財政再建プランが立てられ、20年度の予算委員会(19年3月開催)審議が行われ、また、町内各所で行われた、財政再建プランの説明も、この数字を元に進められました。

 さて、第3回臨時会の中で出された、一般会計の19年度の決算見込としては▲7000万円でした。
 『▲7000万円も』なのかそれとも『▲7000万ですんだ』なのかは、個々の感覚によって違うでしょう。
 『19年に、もっと使えば良かっただろう』という意見を持たれる方もいるでしょうし、20年度の予算では福祉バス等が廃止された事もあって、『だったら、そんなに事業を切る事はなかっただろう』という意見を持たれる方もいると思います。
 本来、行政上の執行においては、収入を上回る支出はありえないのですが、現実的には、そうは行かない場合も多いでしょう。そして、この町の歴史としても、その時々の判断として先行投資的な事業をして、それが今に続いている場合もあり、それが総て悪い。とは言い切れないのではないでしょうか。
 私は今回の数値を見て、実質赤字が1億円以上圧縮出来た事は、大変良かったと感じていますし、財政再建が早く出来るようになると推測され、それはそれで良かったと感じています。

 尚、赤字の場合の経理ですが、翌年度から帳簿上で一時借入をして、合わすことになっています。また、19年度の一般会計を除く、他の会計は国民健康保険会計が▲9000万円(計画より少なくなっています)、老人保健会計が▲1291万円となっており、他の会計は、若干の黒字となりました。

 どちらにせよ、今しなければならない事は、財政再建であって、これを優先していかなければならない時代ではないでしょうか。


ホームページ
 余市町議会議員で唯一、ホームページを開設しており、また、掲示板も設置して、あまり多くはありませんし、また、特定の方のみですが、質問・意見・要望等もよせられています。
 アクセス(閲覧)数つにいては、設置するカウンターによって集計の仕方が違いますが、一日平均で、100件程度のアクセスがあり、うち、掲示板の方は30人〜40人程度がアクセスしているようです。
 ホームページは更新しなければ意味がなく、また、掲示板の方は回答をしなければ設置している意味は無いと考えています。
 また、設置者としては出来得る限り、早く回答をするように心掛けていますが、なかなか難しい問題もあって、また、議員なるが故、役場側まで。とはいかずとも、正確な解答をしなければならないと心掛けています。
 無論、意見の合わない場合や考え方の違いがある事も多いと思います。ですが、公開して議論をする。という事に大きなメリットがあると考えています。


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