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ひろかずニュース 平成16年4月10日UP
 ☆ニュース第20号発刊に寄せて☆

 3月定例会も終って、ニュースの作成にかかりました。最近、特に思うのですが、自分自身チヨット、パワーが落ちて来ているんじゃないか?と感じています。
 なぜそうなのか?ですが、今回のニュースも、大半が以前のホームページに掲載していた独り言等を再度、直しただけだからです。
 また、以前は1500部を印刷していて、だいたい3カ月くらいで無くなっていたのですが、今期になって、委員長となった事もあるのでしょうが、時間がなかなか取れず、配れていません。つまり、在庫の山になっています。
 うーん、秘書でも雇うしかないのかなぁ?とも思いますが・・・・

 そんな訳で「つまらない!」と言う事になるかもしれませんが、お許し頂きたいと思います。
 ですが、今回のニュースはラストに合併に関する事項を掲載しています。


4月1日付け役場人事
 春は人事異動の季節という事で、余市町でも人事異動が行われました。
 昨年8月の選挙後に、助役人事が行われ、これに伴う部長人事も行われており、課長兼任部長もいた事。また、昨年までは定年退職者が多かった事も有り、その補充的人事が多く、全体を動かす事が出来なかった事もあったようで、今回の4月人事は、大幅な移動となり、全体としては80名前後が移動となっています。
 今回の人事異動では、今後の行政改革を推し進めるに当たり、行政改革推進課が新設されました。
 また、所管(担当部署)の変更で、余市宇宙記念館は総務部企画政策課で所管されていましたが、経済部商工観光課で所管される事になりました。
 これにより、余市振興公社(駅のエルラプラザ)と余市宇宙記念館は、どちらも経済部商工観光課で所管される事になりました。
 尚、今回の平成16年度の予算委員会では、私は、「振興公社も宇宙記念館も、どちらも観光を目的としているのであれば、一つにまとめた方が良く、将来的には観光協会を独立させ、ここで所管するようにしてはどうか?」という提言も致しました。
 掲載に当たっては、多くの職員は、兼任をしている仕事も多いのですが、代表的な役職名のみとしました。また、主幹以上の者のみと致しました。また、新任は新たに議会に参加の管理職です。
 役場の役職順位としては、助役→部長→課長→主幹→係長→主査→主事・技師という序列になっています。

余市町人事異動一覧 (平成16年4月1日付発令)  
新役職名及び部・課・係名    氏名   前役職名及び部・課・係名  
《総務部》
総務課長         山澤義晴  環境対策課長
企画政策課長       松原茂夫  水産課長
税務課長         小林和幸  総務課長
財政課長         中村寿仁(新任) 出納室長
      ※総務部4課は全員の課長が移動しました。
行政改革推進課長(新設) 嶋  保(新任) 農業委員会事務局次長
行政改革推進課主幹    須藤明彦  企画政策課主幹
出納室長         岩戸宏平  町民福祉課主幹
企画政策課主幹(広報係) 新藤耕二  教育委員会教育振興課主幹
企画政策課主幹(町史編纂)盛 昭史  教育委員会文化財課長
総務課主幹        飯野撤郎  財政課主幹
総務課車両管理室長    下間克三  総務課車両管理室管理係長
税務課主幹        高谷秀治  町民福祉課国民年金係長
財政課主幹        干場隆利  総文書管理係長

《建設水道部》
都市建設課長       角井 敦(新任) 建設水道部技監
     ※建設水道部4課は1課のみ移動となりました。 
水道課浄水場長      吉田勝吉  下水道管理センター場長
水道課主任技師      山本 明  環境対策課環境衛生係長
下水道課主幹       津嘉田収  税務課主幹
都市建設課主幹      元木真仁  財政課管財係長

《経済部》
経済部長         幡野芳春  税務課長
商工観光課長       高橋紀代美 企画政策課長
農林課長         小田正春  選挙管理委員会事務局長
水産課長         磯部和昭(新任) クリーンセンター所長
    ※経済部3課は全員の課長が移動しました。また、部長も新任です。
加工排水処理施設場長   佐々木博  環境対策課主任技師係長
商工観光課主幹      大西陽一  税務課主幹
下水道管理センター場長  住友義則  都市建設課特別事業対策室長

《民生部》
民生部長         藤平哲也  高齢者福祉課長
保健課長         滝山郁夫  商工観光課長
高齢者描祉課長      中村隆志  保健課長
環境対策課長       領毛芳博  議会事務局長
      ※民生部4課のうち3課の課長が移動しました。
      ※部長も新任。町民福祉課長は同じ。
環境対策課主任技師    大原 広  総務課車両管理室長
クリーンセンター所長   森 健二  加工排水処理施設場長
保健課主幹        佐々木儀春 総務課主幹
町民福祉課主幹・黒川会館長 佐藤敏幸 保健課主幹
町民福祉課主幹・町民生活係 林 康彦 商工観光課商工労政係長

《余市町議会》
議会事務局長       鍋谷 慎二 議会事務局次長
議会事務局次長      杉本雅純(新任) 総務課総務係長

《余市町選挙管理委員会》
事務局長         森谷栄治  農林課長

《余市町農業委員会》
事務局長         久保田喬二(新任) 水道課浄水場長
事務局次長        堀内 学  農業委員会農地係長

《余市町教育委員会》
文化財課長        沢辺成徳  商工観光課観光振興係長
中央公民館主幹      坂本満彦  税務課収納菅理係長
教育振興課主幹      沢谷栄治  高齢者福祉課主幹
文化財課主幹       乾 芳宏  文化財係長

《退職者》平成16年3月31日付
  星 和夫(経済部長)   近藤栄次(民生部長)
  加藤 工    相馬征四郎   山田昭子  沢井由紀子
         ※長年に渡り、奉職ご苦労様でした。


リサイクル問題について
 平成14年第4回(12月)定例会において、私と渡辺正治議員の一般質問から、公式問題となったリサイクル問題。15年第1回(3月)定例会終了後、3月25日に北後志リサイクル組合側が北後志衛生施設組合を民事裁判に訴えました。訴えの内容は『北後志衛生施設組合は、金5805万円を支払え』というもので、余市町の議会で結論が出ないまま、裁判に発展したのでした。
 裁判に発展した事もあり、余市町議会では、15年第2回(6月)定例会から16年第1回(3月)定例会までの期間において、議員側が提出した一般質問の中には、リサイクル関係問題はありませんでした。
 そして、15年8月選挙において理事者が変わった事もあり、上野町長の方針としては『住民との争いは早期終結すべし』との事で、北後志リサイクル組合と和解をする事になり、以後の動きとしては、以下のように進みました。
T・16年1月29日 北海道新聞にて『2000万円で和解』の報道
U・16年2月11日・15日 北後志衛生施設組合議会
V・16年2月24日 余市町議会民生環境常任委員会
W・16年3月 8日 余市町議会第一回定例会、行政報告
X・16年3月 8日 余市町議会第一回定例会、一般会計補正予算審議
Y・16年3月13日 平成16年度一般会計予算案審議


@新聞報道について
 『和解が成立する見通し』と書かれてありましたが、和解までの手順としては、北後志衛生施設組合議会が和解に同意し、さらには、和解金を支払うとする場合、北後志衛生施設組合に現金が無い場合は、関係5町村の議会で補正予算が提案され、その補正予算が可決されなければなりません。

A北後志衛生施設組合議会
 北後志衛生施設組合議会の構成メンバーとしては理事者側としては、余市町長が組合長となり、専任(施設組合常駐)の助役、課長等であり、議会の構成員としては、余市町を除く、4町村は、各町村長と議会議長、余市町のみ、組合長を出している関係で、正副議長が入り、組合議会の議長は余市町の議長が兼任する事になっています。
 今回のリサイクル問題は、北後志衛生施設組合議会の第1回臨時会、2月11日と15日の両日開催され、議題としては、@リサイクル問題における和解案の提案とそれに関する行政報告。A和解における各町村負担金の追加補正予算。の二点でした。
 二日間開催された理由としては、年度末であり、各町村が予算策定の時期であり、さらに、16年度の事業を入札とした場合、その準備期間が必要であり、年度末までの時間的なものを考えた場合、残された日数があまりなくなっていた事によります。
 そのために2月11日に開催されましたが、組合議会の前に、小樽で開催される『北しりべし廃棄物処理広域連合』の議会予定が、北後志衛生施設組合議会より先に入っていました。
 つまり、2月11日の議会は無理に予定を組み入れた事と、元々時間が無い所で開催され、質疑が終了せずに15日に延会となったのであり、答弁調整によって延会になった訳ではありません。尚、北後志衛生施設組合議会の質疑ルールは、特に無く、(余市町議会は、3回挙手制)納得するまで、何度でも質疑が続けられます。

 さて、組合議会は傍聴が可能であり、両日とも傍聴に入ったのは、私と新聞記者だけでしたが、施設組合側の説明として、『和解は裁判所から提案され、双方の弁護士が入り、話し合われた』のもで、和解条件としては
・和解金2000万円を16年4月に支払う
・原告はその他の請求を放棄する。
・この和解条項に定める他に、原告と被告との間には債権責務が無い事を確認する。
・訴訟費用は各自の負担とする。
 という事でした。


 組合議会の質疑は、(Aは総て、上野組合長答弁)
Q『『和解条件として2000万円を支払う義務があると認める』との事であるが“義務”とは施設組合側に非があるの?義務の内容は。』
A『双方の弁護士、裁判長が入り、和解を進められた。義務というのは2000万円を支払うという義務である。』
Q『組合長は非を認めるのか。だとするならば、前組合長に損害賠償を求めるべきではないか。』
A『非があるとは認めたくはないが、道義的・行政的責任はある。基本的に、前組合長に対する損害賠償を求める考えは無い。後の紛争は避けたい。』
Q『なぜ、和解に同意したのか。』
A『これ以上、続ければ、損害賠償請求となり泥沼化となる。行政が住民から訴えられる事は好ましくない。』(訴えとしては『約束された金額の未払代金を支払ったほしい』であり、損害賠償ではありません。)
Q『道義的責任・行政的責任とは、どういった事なのか。』
A『リサイクル組合の設立に関しては、大谷前町長は『リサイクル組合設立に関しては、お手伝い。』との見解であったが、私が過去の書類等を見る限り、『お手伝い』というものではなく、行政主導で立ち上げられたものであると考える。』
Q『リサイクル組合の設立に関しては、大谷組合長が裁判所に提出した答弁書の中にも、各種の優遇を図って来たとあり、さらに、施設組合議会の過去の議事録にもおいても、『将来にわたり、随意契約で行う』とあるのではないか。』
A『指摘の通りであるが、16年度の事業については、私個人としては過去の記録を見た場合、また、事業の性格を考えた場合、随意契約が相当だと考えているが、他の町村の理解が得られない事から、入札にしたい。』

 さらに、この組合議会では、上野組合長は『部下が起こした責任はトップにある』とし、さらに驚く内容が答弁されました。それは『13年度でも、それがありそれを履行した』というものでした。

 今回のリサイクル問題は、14年度の契約において、書面上の契約は9700万円として、年度途中の7月に補正をして、最終的に1億5500万円にするという事を、13年度末までの助役が行った。というものでした。
 当時の大谷町長は、余市町の議会でも『1億5500万円は、話しは聞いたが、組合長は了承していないし、書面は9700万円なので支払う義務はない。』よって『私は知らないので支払い義務はない』との主張でした。
 しかし、北後志リサイクル組合側としては『助役は『組合長に同意を得ている。私を信用してほしい』とのことで、年度途中で補正をする』とこの話を信用した。だから、1億5500万円である。』との主張でした。
 ところが、上野組合長の答弁にあった『13年度もそれが履行した』という事は、12年度末の13年度契約においても、書面と口頭の二本立てであり、北後志衛生施設組合側は年度途中の補正の口約束を行い、それを履行した。という事でした。
 13年度の事業においても、この口約束が履行されたので、14年度の契約においても北後志リサイクル組合としては、『助役の口頭約束を信用した。』というのは、過去の事例でもそうなっていたとすれば、言い分としては筋が通っているのではないでしょうか。
 この組合長の発言に対し、『何を基準にして契約をしたのか?量なのか?15年度の契約と14年度の契約で内容が大きく変わったのか?なぜ、途中で増やしたのか?』との質問に対しては『基本は量であるが、業務の中で双方の協議の中で申し入れを受けざるを得ない状況ではなかったのか。15年度の契約とは、さほど変わってはいない。』との事でした。

 事件発生当時の助役は、平成11年の選挙後に、大谷町長になってから任命された助役であり、14年3月末で退職、つまり、14年度の契約が終わってから退職し、そして、その後、2度助役は変わっているために『なかったのか』との答弁はあくまでも、その時の助役の状況を想像しての答弁であると推測が出来ます。

 北後志リサイクル組合設立に関しての経緯、さらには、契約の考え方、手法が曖昧だった事、そして、過去にも口頭約束を行ったという事が、上野組合長の『道義的責任・行政的責任』として推測されるのではないでしょうか。

 さて、組合議会としては、議員として出席している各町村長が『和解に同意』と発言し、議会全体としも、全会一致で“異議なし”という結果になりました。また、各町村の負担割合としても全会一致で可決されました。尚、各町村の概ねの割合は、余市町が60%、他の4町村が各10%という割合になっています。
 また、16年度の事業に関しては、上野組合長は『随意契約を考えたが、総体的に理解が得られないと判断したために、15年度と同じく、入札をしたい』との事であり、これについても、質疑は多数だされていましたが、結果としては全会一致で了承されました。


B余市町議会民生環境常任委員会
 16年2月24日、余市町議会の民生環境常任委員会(委員長・納谷準一議員、明政会所属)が開催されました。
 この委員会では、北後志衛生施設組合議会が、和解に同意という事を受け、余市町議会第1回(3月)定例会に、和解の件が報告されると共に、余市町分の負担金が発生し、補正予算として追加される事の、所管委員会への報告で、当日は、私の他に4名の傍聴者が入りました。
 さて、委員会質疑では3名の議員が質問をしていましたが、質問が北後志衛生施設組合の事業内部にかかわる内容が多く、委員長から何度も注意が入っていました。
 また『この裁判は勝つ事が前提では無かったのか。和解に対し、納得出来る説明をしてほしい』との質問も出されていましたが、これに対しては、上野町長は『裁判長の和解の斡旋があり、双方の弁護士が納得した。住民と長期に争うべきではない。』との答弁であり、2月11日・15日と開催された施設組合議会の答弁内容と変わりませんでした。そして、議員側からは新たなる発言もありませんでした。
 尚、この委員会においては、私は委員会所属の議員ではないために発言はしておりません。

C16年3月8日 余市町議会第一回定例会、行政報告
 行政報告の内容としては、2月11日に開催された北後志衛生施設組合議会と、ほぼ同じ内容であり、以下、全文です。

 平成14年度資源物収集業務に係る業務委託代金請求事件について

 平成14年度資源物収集業務に係る業務委託代金請求事件について、行政報告を申し上げます。
 本請求事件につきましては、平成15年3月25日付けで北後志リサイクル協同組合が原告訴訟代理人弁護士を立て、北後志衛生施設組合に対し、平成14年度の資源物分別収集業務委託料に係る業務請負代金58,053,450円の支払を求め、札幌地方裁判所小博支部に提訴したものであり、北後志衛生施設組合と致しましても被告訴訟代埋人弁護士を立て、今日まで対応を致してきたところでございます。
 なお、平成15年12月26日に開催された第6回公判におきまして、原告、被告双方からの準備書面等の提出が尽くされたことを確認のうえ、裁判長より本件が民事訴訟であることから代理人を通じての和解に向けた話し合いが持たれ、席上、裁判長より和解金類2,000万円との和解条件が提示されましたので、北後志衛生施設組合と致しましては、行政が住民との係る争いを長期に続けることは好ましくないとの判断から、組合構成町村と協議了解を頂いた中で、平成16年1月28日の第7回公判において和解条件を提示し、原告側の和解条件とも合致する旨の確認がなされたものでございます。
 こうした経過等を踏まえ、本年2月10日に平成16北後志衛生施設組合議会第1回臨時会が開催され、和解に関する議案さらには和解金類2,000万円の補正予算が組合議会において可決されましたので、本年2月25日開催の第8回公判において原告との最終的な和解が成立されたところでございます。
 本町と致しましては、和解が成立し、また、和解金類に係る本町負担額が確定しましたので本定例会におきまして、これら本町負担額を含む補正予算案をご提案致してございますので、議員各位の特段のご理解を賜りますようお願い申し上げ行政報告と致します。

D16年3月8日 余市町議会第一回定例会、一般会計補正予算審議
 3月定例会が開始され、最初の議題としては前掲の、行政報告が町長より行われ、次ぎに、一般会計補正予算が上程されました。この補正予算の中で、和解にかかわる、余市町分の負担金の金額が計上されていました。
 金額は1288万2千円でしたが、質疑の前に、渡辺正治議員から資料要求の議事進行発言がされました。
 これに先立つ3月6日、共産党余市町委員会が発行する“よいち民報”3月7日・No1485号には、『約束した『決裁文書』を入手』と報じられていました。
 要求された資料の内容はこのよいち民報で報じられていたもので、
@北後志衛生施設組合の平成14年3月27日起案の伺い書
A北後志衛生施設組合の平成14年9月5日起案の報告書
B北後志衛生施設組合の平成10年11月6日に開催された施設組合主管係長の分別収集策定会議の議事録       の3点でした。

 本会議で発言された事項であり、本会議を休憩し、議会運営委員会(委員長は私、吉田ひろかず)が開催され、資料提出を求めるべきかどうかの協議がされ、結果としては、全会一致で資料請求をする事となり、また、理事者側でもこれに応ずる形となり、上記3点の資料が本会議で提出される事になりました。

 資料の用意のために、午前中は休憩となり、昼食を挟んで、午後1時から本会議は再開され、この件に関し、質疑をした議員は、吉田浩一、渡辺正治、吉田豊、佐藤一夫の順番で行われ、結果としては全会一致で補正予算は可決されました。つまり、余市町議会としても、和解に同意する事が、議員全員、異議無しで認められた事になりました。


E要求された資料の中身?
 配布された資料は、よいち民報で報じられていた書類であり、@・Aは北後志衛生施設組合の決裁書である事から、起案者から、係・主幹・助役・組合長と、総てにハンが押されているものでした。
@14年3月27日起案の決済書
 『リサイクル協同組合との14年度予算にかかる打ち合わせ経過について』と題し、表紙下段には『H13年8月27日の打ち合わせ以降、H14年3月27日までの間19回の打ち合わせをもち以下の通りに至ったことを報告いたします。』とし、『契約について年度当初契約については予算確定金額9739万8千円で1年契約として、7月に補正で1億5542万4千円にするので設計変更・変更契約とするものとする。』と書かれてあり、当事者の助役が、先決する形で、組合長の代行印を押したものでした。

A14年9月5日起案の決裁書
 当事者だった助役が、14年3月末で退職した事により、後任の助役が、過去の経過を調べたものであり、決裁は9月6日付けになっています。この9月6日時点では、まだ余市町議会でもリサイクル問題は、表面化していない時期でした。
 この決裁書は『北後志リサイクル協同組合との平成14年度予算にかかる協議経過について』と題し、表紙下段には『標記の件について別添のとおり平成14年度リサイクル事業に係わる予算関係について北後志リサイクル協同組合と平成13年8月27日を最初に平成14年3月27日までに19回の打ち合わせを持った事を報告致します。』とあり、内容的には、3月27日の決裁書と同様なものであり、さらに、大谷組合長の印鑑が押されていました。

B10年11月6日開催の、分別収集計画策定会議の議事録
 5町村の担当者、北後志衛生施設組合助役以下の担当者、さらには北後志衛生施設組合登録資源再生業者4社が集まり、どのようにリサイクル事業を始めるのかを検討した会議録。この中には北後志衛生施設組合側から『古物商・資源再生業者の方々で、最低4人必要ですが事業協同組合をつくっていただいて、それを受け皿としてお願い出来ないかと考えております』と記録されています。

 大谷前町長は、余市町議会平成15年2月19日の第2回臨時会において『資源ごみリサイクル業務について』とし行政報告を行っております。また、15年3月に開催された、15年度予算特別委員会の中の答弁では、『業者側が『1億5500万円が適している』との主張であり、リサイクル協同組合側から出された金額である』との答弁をしていました。
 しかしながら、大谷前組合長がハンを押した14年9月5日決裁書では、施設組合側が、余市町のみを月3回体制の見積もり依頼をしている事。また、15年2月19日の行政報告をしている中で、2億5600万円の見積もりは、回収車両が当時6台体制だったのを9台体制として、北後志リサイクル組合側が見積もりを出してはいますが、断続的に協議をしている事が書かれてあります。そして、最大の争点であった1億5500万円の金額については

◎14年3月20日
 助役より『6台体制(3台2班体制)リサイクル組合積み上げ数字一部入れた設計書155,424,150円の内容説明(ペーパー渡す)。この数字は上限とする。支払いは155,424,150円/12月=12,952千円の1月契約での支払いはどうか検討してもらいたい。』。リサイクル組合『持ち帰るので時間を貸してほしい。』
◎14年3月27日
 助役より『当初金額は予算措置済み97,398千円での1年契約とし7月補正で155,424千円での設計変更・変更契約としたい。(組合長とは打ち合わせ済み)』

の、以上の通りに記載されていました。つまり、1億5500万円は北後志リサイクル組合側ではなく、北後志衛生施設組合側から出された金額であり、結果として大谷前町長は、余市町議会でウソの答弁をしたのではないでしょうか。


F本会議での質疑
 さて、このリサイクル問題における補正予算審議において、私は、次の質問をしました。尚、議事録とは若干の違いがあると思います。

 この問題は、2月10日・13日開催の北後志施設組合議会が開催され、私は余市町の議員の中では、唯一、両日ともに傍聴をしました。
 組合議会の中では、問題点の指摘から始まり、16年度の事業に対してもある程度の意見が出されていましたが、議題でありました和解については、組合議会の議員として参加されている各町村長が、一人ずつ挙手をされ『和解に同意』という意見を言われ、さらに採決においては、全会一致で和解に同意がされました。
 そして、組合議会では和解によって生じる町村別の負担金の割合が示され、余市町としては1288万円となる事も、組合議会で全会一致で可決されていました。
 和解金という事で、今回の余市町から見た場合の補正予算の中では、義務的経費として計上されています。つまり、道義的、並びにルールとしては、この補正に対し、反対は出来ない。という事になると思われます。
 しかしながら、2月24日開催の民生環境委員会では、委員から『この裁判は勝つ裁判ではなかったのか?』との発言があり、さらに『住民にどう説明するのか』との発言がされていました。
 この問題、つまり、14年度のリサイクル事業に関しては、一部の間で『年度途中で、かなりの金額が追加補正される』と年度当初からウワサとして流れていました。そして14年12月定例会の一般質問から公式な問題となり、以後、翌年3月議会では、どういったやり取りがあったのかという事は、改選前の議員と、上野町長と除く番外席は、その場所にいたので、それぞれの立場があるでしょうが、知っているはずです。
 私は、この和解に対してはいかがなものであると思うが、その理由としては、大谷前町長は余市町議会で、この問題に対し、質問すれば、答弁調整で休憩。で、長時間休憩の後にされた答弁は、要旨に何も答えず、整合性・合理性に欠ける答弁であったと、私は感じていました。
 余市町議会では大谷前町長は『私は悪くない。やったのは前助役であり、原因は北後志リサイクル協同組合が、法外な金額を要求して来たため』との言い分でした。
 つまり、余市町議会では、一切の議論がかみ合わないまま、結果として裁判に発展していったのでしたが、私としては、この問題の何が起因で何が転機となったのか。つまり、大谷前町長の言い分と北後志リサイクル協同組合のどちらの言い分が筋が通っているのか?という事が、裁判ではっきりするであろう。と思っていたからです。
 そして、裁判で白黒がはっきりつけば、結果を元に、原因者である者に対し、余市町として損害賠償を請求すれば良いのでは。と思っていました。
 この和解によって、だれが一番喜ぶのか?と言えば、それは大谷前町長であり、和解だから『私は悪くない。悪いのはリサイクル協同組合だ』と『大谷は負ける裁判だとは思っていなかったが、上野が和解した』と、一方的に、リサイクル協同組合と上野町長に泥を被せることになることも想像されるのではないでしょうか。
 そして、この議案に対し議会が同意すれば、『議会が同意したから』という事になってしまい、議会としても泥を被らなければならなくなると、私は懸念しています。
@余市町としてはなぜ、和解に同意するのか。
A和解金の提示はありましたが、弁護士に対する成功報酬はどのようなっているのか。これから追加補正等が行われるのか。
B事実確認をですが、この和解は、双方の準備書面が整った段階で和解となった。つまり、訴えられた側の当事者である、村山元北後志衛生施設組合助役と同じく大谷前組合長の言葉での証言は一切行われていない。つまり、弁明は一切無い時点での和解であり、2000万円の提示は裁判長の判断で出された金額であったのか。

これに対する答弁としては
 ・構成町村の一員として。住民と争っても何もならない。
・これからの追加補正はなし。
 ※これは、後の議員の質問の中に再度あり、『弁護士に依頼した時点で、報酬の額が決まっている。民事という事で、請求金額の割合によって報酬が決まっており、提訴された時点当時に予算措置されていた。』
・組合議会の中でも同じ質問があったが、現組合長としては、その考えは無い。
・和解の指導が裁判長からあり、長期に放置すれは別な裁判になる可能性もある。
・説明責任はあり、実態をよく理解してほしいという事もあり、資料提出もしている。

再質問
  上野組合長は和解の理由として『住民と争っていても何もならない』と施設組合議会の中で答弁をしていますが、私は、この和解は、和解といえども、施設組合が敗訴した裁判であると思います。
 なぜなら、訴えられた当事者であった、大谷前組合長本人が一切裁判所で弁明しなかったというより、自らその権利を放棄した。さらに、大谷組合長が委嘱した弁護士もまた、和解に同意したとするならば、裁判長の和解案の提示であっても、余市町議会はあれだけ『私は悪くない』と言っていたのと、整合性に欠けます。そして、結果として余市町では1288万円の支出があるのであれば、この問題は、和解といえども、明確に大谷前組合長が敗訴したと私は考えます。
 上野組合長は施設組合議会では『施設組合は非があるのか?』との質問に対し『非があるとは認めたくないが、行政的・道義的には責任がある』と明確に答弁をしています。@訴えられたのは大谷前組合長、つまり、余市町長ですが、「これは敗訴なのか?」という質問はしませんし、するべき問題でもありません。しかしながら、上野組合長でも、上野町長でも同じだと思いますが、余市町として和解に同意するのは、あくまでも『人道的配慮であり、上野氏が敗訴した事ではない』という解釈で良いのか。
A和解といえども、余市町としては1288万円の税金が出される事から、どういって住民に対し説明をするのか。和解であっても、裁判長から出された和解であるならば、実質敗訴判決に等しいものであると推測出来るが、余市町としては当事者である大谷前組合長に損害賠償を求めるべきではないのか。それが住民に対し、もっとも明確に理解される事ではないのか。


答弁・上野町長
・あきらかにするものはあきらかにしたい。
・現時点では、前組合長・前助役(正式には当時の助役)を訴えるつもりはないが、他の事項が出てくれば、改めて考えたい。


G16年度一般会計予算審議
 本会議での補正予算審議では、私を含め、4名の議員から質問がされました。その中で、吉田豊議員からは『提出された資料の中には、組合長の発言が無い。19回も会合をしているにもかかわらず、管理者としてこれはいかがなものか。』との指摘がありました。
 その後、質疑は終了し、結果としては反対無しの全会一致で補正予算は成立し、余市町の議会としても和解に同意する。という事になりました。
 
 さて、余市町議会においては、リサイクル裁判に関する事項は、これを持って、決着する事になり、また、他の町村でも割合に基づく負担金の補正予算が議会を通過した事により、北後志衛生施設組合と北後志リサイクル組合との間には問題は無くなりました。
 しかしながら、何が発端だったのか。さらには、事業の内容がどうなのか。そして、事業そのものの有り方、契約方法等、未だに不明確なままであり、残された問題も多いと思います。
 このリサイクル業務にかかわる経費は、予算書内では民生費内の北後志衛生施設組合負担金として計上されており、3月13日から開始された平成16年度一般会計予算特別委員会審議において、質問する事が可能でした。
 このリサイクル関係について質問や意見が出されたのは、白川議員と私、吉田ひろかずの2名であり、私は、次の質問をしました。尚、予算委員会においては、裁判問題も含め、リサイクルにかかわりあいの有る質問をした議員は、他にいませんでした。

 町長個人のお考えでは、リサイクル事業は『入札に敵していない』との事であり、過去の経過、並びに事業の性質を見れば、私もそう思います。
 例えば、空き瓶の回収の仕方についても、14年度までのように、きちんと分別するものなのか、はたまた、15年度のようにトン袋に集めて、使えるものも壊して集めるのかが、議論されていません。
 事業の参入業者についても、一般廃棄物業者だけなのか、または、産業廃棄物業者も良いのかという議論もされておりませんし、人件費の有り方については、町内の一般ゴミを回収している方は、公務員表を使い、リサイクルの方は土木の軽作業員であり、これについては『業務が違う』等、労働者を差別する答弁もしていました。
 さらに、事業が年1回の入札という事業である事から「次がある」という仕事でないために、行政の仕事が毎年、失業者を出す。という事になると思われます。
 そして、実施するのは一部事務組合である北後志衛生施設組合であり、その施設組合の閉鎖性というのもあるのではないでしょうか。
 それらの問題を、一切議論しないまま、大谷前町長は議会では、『最小の経費で最大の効果』との答弁を繰り返していました。
 しかし、結果としては、16年度においてもリサイクル事業は入札となり、今後、事業のやり方や人件費の算出方法等は別として、随意契約が出来るのか?といえば、これこそ町民に理解が得られないのではないかとも思われますし、また、リサイクルだけ入札で、一般ゴミは随意契約というのであれば、これもまた、整合性に欠けると思います。 この場で、議論しても通り一辺倒の議論にしかならないと思いますので、改めて、別な場所、それは施設組合かどうかは解りませんが、再度、この件に対し、議論の場を設ける必要があると思い、そして、17年度に向けて、この手の事業の有り方を議論する必要があると思っていますが、考えをお聞き致します。


 これに対する答弁としては『十分、協議をしていきたい』との事でしたが、それがいつの時点になるのか。また、どこで話し合いがされるのかは分かりませんが、これが実行されなければ、「ウソの答弁をした!」と理事者を追求出来る事になります。


Hリサイクル問題を終わって
 長期に渡って町政を混乱させたこの問題も、とりあえず終了しました。問題の背景には当事者だけではない様々な思いがあったと推測され、それが事態をより複雑にし、また流言流布が飛び交う結果となっていたと推測されます。
 しかしながら、本会議、並びに議員全員参加の特別委員会では、過去においての新たなる発言もありませんでしたし、議員としては、議会という公式の場所で発言された事項しか発信出来ないという現実もあります。
 今回の問題は、単に『口約束した』というだけでなく、これまでに至る複雑な経過があり、結果としてこうなったと思います。

 この問題を複雑にした要因として、認識の相違と、業務委託の仕方のマズサがあったと思われます。
 リサイクル事業は国のリサイクル法が実施される事になり開始される事となり、『だれが現業をするのか?』との協議の中で、古物商がそのノウハウがあるという事で、古物商に集まってもらい組合を組織してもらう事とし、最終的に4事業者が集まりスタートされる事になりました。
 この4事業者は、民間企業であり、北後志施設組合から委託されているリサイクル業務の他に、独自で古物商としても営業をしていた事が、誤解を招く一因になっていたと思われます。
 仮にそれが『ダメ』というのであれば、最初から施設組合が『他の業務はしないように』と指導していなければならなかった事でしょう。また、業者側としても『個別営業が認められないのであれば、リサイクル業務に参加をしない』と言ったかもしれません。
 北後志リサイクル協同組合は第三セクターでも、行政が直営で運営している訳でもありません。民間企業であり、民間企業は利益を追求するのが当たり前であり、それを承知で施設組合は、業務委託をしたのではないでしょうか。
 認識の相違としては、扱っているものが何なのか?という事です。一般的に見れば、古雑誌・空ビン・空カンは、一言でいうと“ゴミ”と言われるのではないでしょうか。私も、率直にそう思います。しかしながら、これを生活の糧にしている方々から見れば“商品”です。これが認識の違いではないでしょうか。
 我々から見ればゴミであっても、古物商の方は立派な商品であり、その中で、一番お金になるのは、空ビンのはずですから、『お金を捨てている。壊して集めるなど、もっての他!』という感覚になるのではないでしょうか。
 無論、国でも“資源を大切に”という事でリサイクル法が施行されたのでしょうが、通常の暮らしの中で、そこまで、我々が考えているのか?といえば、そうではないのが現状だと思います。
 さらに、古紙やアルミ等も常に相場が変動をしている事から、委託側である北後志衛生施設組合がそこまで考えていなかったのでは?と想像もされます。
 また、リサイクル事業は、他の町村は事業開始当初から全町対応としましたが、余市町のみ、3年間をかけて順次地域を拡大として行った。つまり平成12年度には、余市町を除く他の4町村は、数量的数値が確定出来た事となりましたが、余市町のみ数値が出させなかった。そして道路状況や人口密度の高い所、つまり、量も多く手間が掛かる地域が最後の年になったために、見込み数と実績が大きくずれしまったという事だと思います。

 問題は突然発生したのではなく、何年もかかって、表面に出た事でしょうが、施設組合がしっかりと監視と指導、さらには、金額の大小にかかわらず、13年度も年度当初に口約束をして、年度途中で追加補正をしていたとするならば、やはり、これは、施設組合の“監督不行き届き”“行政執行のまずさ”ではないでしょうか。
 そして、平成14年9月5日の北後志衛生施設組合の決裁書に、組合長がハンを押している書類がある以上、大谷前組合長は14年度も年度途中の追加補正を認めていた事になるのではないでしょうか。
 無論、予算の執行に際しては議会の議決という承認が必要ですが、今回の場合、大谷前組合長は“議案”として提案もしていません。提案した上で、議会で否決されたのであれば、『議会の同意が得られなかった』として筋は通ります。しかし、当時の助役が約束をしたのにもかかわらず、提案もしなかった。となれば、当然、リサイクル組合側としては『だまされた!』と言うことしかないのではないでしょうか。
 また1億5500万円は、交渉の過程の中で北後志衛生施設組合側が出して来た金額ですが、各種の数値の積み上げによって、出された数値であるはずです。ですがその根拠となる数値は不明のままです。(これに関しては14年3月に開催された15年度予算委員会の中で資料請求がされましたが、当時の大谷町長はこれを拒否したので分かりません。)

 大谷前町長は、余市町議会でも、また、組合議会でも『聞いていたけれども、了承はしていない。』との答弁を繰り返していましたし、また、北後志衛生施設組合決裁書内でも、14年度の契約過程において、組合長が同席した記述はありません。つまり、ある面では『私は知らない。』といえるかもしれません。
 しかしながら、当時の助役は、大谷前町長が町長になってから組合長として任命した助役であり、『もっとも適任』として北後志衛生施設組合議会に提案して任命された方である以上、組合長の右腕であり、それを『私は知りませんでした』とでは、通る話ではないと私は感じています。
 どちらにしても、大谷前町長自身が招いた問題であり、それを大きくしたのもまた、大谷前町長自身ではなかったでしょうか。

 これからの問題としては、私が今回の予算委員会で指摘した通りの問題点がありますが、事業そのものをどうするのか。また、現在、小樽に建設中のゴミ焼却炉が完成した場合、より細かな分別が求められる事になると思います。(白岩町にある焼却場はダイオキシンの規制により、可動中止となります。)
 当然、リサイクル出来るものはリサイクルに回されると思いますが、その時、どうするのかという議論を今からする必要性があると感じています。


平成16年第一回定例会
 3月8日より始まった平成16年第1回定例会は、当初の予定通り3月25日に終了しました。
 期間中の中で、3月16日から24日までは平成16年度の予算特別委員会でしたか、予定より1日早く、23日ですべての質疑が終了し、委員会採決が行われました。
 余市町議会の歴史の中で、議員歴30年にも及ぶ先輩議員も『予定日を1日残しての終了は初めてではなかったのか?』との事でした。さらに、日程が余っただけではなく、時間延長もこの期間中は1度もありませんでした。
 ※議会は通常の場合の審議時間は、午前10時から午後5時までとなっていて、質疑が終わらない場合や、遅れている場合は“時間延長”をして、質疑を続けます。

 質疑が順調に進んだからといって、議員側からの質問が少なかったのか?といえばそうではなく、新人を中心に、多数の質問が出されていました。ただ、次の事由により、質疑が短縮出来たと考えられます。
@共産党のベテラン熊倉議員が委員長だったので質問をしなかった。
A他町村では大幅に予算が削減される中、前年並の予算となった。
B町長、並びに、部課長の答弁が明確になった。
という要素もあったと感じています。

 採決においては、簡易水道会計のみ全会一致で可決。他の会計は、共産党のみ反対の賛成多数で原案可決されました。
 尚、本会議場での採決前に行われる、反対・賛成討論については、賛成討論は、私が1番手で実施をしました。

          ☆平成16年度余市町会計別予算☆
                      ※千の位、4捨5入
        16年度当初予算  15年度当初予算     増  減
一般会計   87億0000万円  85億2000万円 +1億8000万円
介護保険   14億0084万円  13億8709万円   +1376万円
国民健康保険 24億7800万円  24億6100万円   +1700万円
老人保険   30億8039万円  32億0414万円 ▲1億2375万円
簡易水道    3億6276万円   1億6920万円 +1億9356万円
公共下水道  16億3565万円  17億7535万円 ▲1億3970万円
 合 計  176億5763万円 175億1678万円 +1億4085万円

水道会計
水道料金  収入4億6468万円   4億8696万円   ▲2228万円
      支出4億3330万円   4億6491万円   ▲3161万円
工事関係  収入1億0790万円   2億9106万円 ▲1億8316万円
      支出2億5906万円   4億4059万円 ▲1億8153万円



            ☆平成16年度歳入歳出款別予算☆
                ※一般会計の内訳です。 ※千の位、4捨5入

                  歳               入
          16年度当初予算  15年度当初予算      増 減   16年度構成比
町  税     18億7857万円  18億8049万円    ▲192万円  21.6
地方譲与税      1億5264万円   1億1300万円    3964万円   1.7
利子割交付税       1500万円     1500万円       0     0.2
配当割交付税        180万円         −        180万円    0.0
株式等譲渡所得渡交付税   120万円        −       120万円   0.0
地方消費税交付金   2億2500万円   2億1500万円    1000万円   2.6
ゴルフ場利用税交付金    150万円      150万円       0     0.0
自動車取得税交付金    4000万円     4000万円       0     0.5
地方特例交付       5000万円     4000万円    1000万円   0.6
地方交付税     33億0741万円  34億1479万円 ▲1億0738万円  38.0
交通安全対策特別交付金   350万円      350万円       0     0.0
分担金及び手数料     7517万円     7740万円    ▲222万円   0.9
使用量及び手数料   1億2299万円   1億2384万円    ▲853万円    1.4
国 庫 支 出 金 5億6145万円    5億7341万円   ▲1196万円     6.5
道 支 出 金    4億0784万円   4億8939万円   ▲8156万円   4.7
財 産 収 入      1138万円     2969万円   ▲1830万円   0.1
寄  付  金         1万円        1万円       0     0.0
繰  入  金    5億6481万円   4億6563万円    9918万円   6.5
繰  越  金       100万円      100万円       0     0.0
諸  収  入    1億8945万円   1億8786万円     159万円   2.2
町     債   10億8930万円   8億4850万円  2億4080万円  12.5
歳 入 合 計   87億0000万円  85億2000万円  1億8000万円 100.0


                  歳               出
          16年度当初予算    15年度当初予算      増減     16年度構成比
議  会  費    1億5237万円    1億5529万円      ▲293万円    1.8
総  務  費    8億0918万円    8億3570万円   ▲2651万円      9.3
民  生  費   12億9717万円   12億2929万円     6788万円   14.9
衛  生  費   13億6329万円  14億0743万円    ▲4414万円   15.7
労  働  費      4245万円      4670万円     ▲425万円    0.5
農林水産業費     3億3810万円    3億3725万円        85万円    3.9
商  工  費    1億8466万円    1億9849万円    ▲1383万円    2.1
土  木  費   15億6866万円   15億9495万円    ▲2630万円   18.0
消  防  費    5億0089万円    4億8008万円     2081万円    5.8
教  育  費    7億2059万円    8億8451万円 ▲1億6391万円    8.3
公  債  費   17億1765万円   13億4531万円  3億7234万円    19.7
予  備  費       500万円       500万円        0        0.0
歳 出 合 計   87億0000万円   85億2000万円  1億8000万円  100.0



平成16年度一般会計予算賛成討論

 所属会派の新自治研究会では、平成16年度の予算案に対し、賛成か反対かを話し合い、どちらにしても、その根拠を明らかにしなければならないと考えて、本会議で討論を行う事としました。
 会派全員で討論内容を協議し、以下の討論を実施しました。

 ただ今、上程されました、平成16年度一般会計予算にきまして、新自治研究会を代表致しまして、賛成という立場で討論致したいと存じます。
 さて、平成16年度の国の地方財政対策としては、対前年比1.8%のマイナスの約84兆6700億円であります。
 これにともなう財源不足は約14兆1000億円であり、うち、通常収支における不足額は10兆2000億円程度であり、余市町においては約4億5000万円の地方交付税等の削減となっております。
 中でも国庫補助金と国の1兆円削減に係わり、直接的に余市町における影響分としては、選挙推進交付金・児童保護費負担金・介護保険事務交付金・市町村事務取扱交付金・在宅福祉事業費補助金・事務取扱交付金・医療施設運営費等補助金・土地利用規制等対策費交付金であり、余市町では民生費を中心としたものに集中をしています。
 国は、三位一体改革の名の下に、各種の税源委譲を公言しておりますが、その実態としては、各種の補助金・交付金等を総て、一般財源化をして交付し、さらに、総枠としは前掲のように14兆1000億円もの緊縮予算編成をした事により、当然、少ないパイを同率で割り振る事とし、結果としては、地方の切り捨てを実施しているだけに過ぎないと断言出来ます。
 さて、余市町の平成16年度の一般会計予算は、87億円と、対前年比1億8000万円の増でありますが、これは、減債基金・財政調整基金、さらには職員等退職手当負担金基金をも取り崩しての予算編成であり、正に、総ての預金を吐き出しての予算編成でありました。また、公債費の返済額に関しては、前年対比では3億7234万円の増、率では18.5%増の17億1765万円であり、実質的な予算としては、69億8234万円となり、昨年は71億7468万円であった事から、約2億円の減額予算となっております。
 前掲のように、16年度においては、国から交付税等を中心に約4億5000万円もの大幅削減をされる中、住民生活に直接的にかかわる予算を2億の削減に留めたという事、さらに、年度当初における経常収支率においては、昨年は101.7%に対し、本年度は100.1%と、予算編成に当たりは、評価にあたいする数値であると考えます。
 新任町長としては、いくら40年に渡る行政経験があろうとも、4年間のブランクがあった事、さらには、この4年間で情勢は激変をしている事もあり、その中で昨年並の予算規模となった事については、町長の公約である『暮らしを大切にするまちづくり』の表れであり、さらには、予算特別委員会における質疑の中のでは、町長は『本年度は、昨年並の予算編成をしなければならない。』と、総務・人件費関係を出来得る限り削減し、他の方面では出来るだけ前年並の予算を確保した事は、正に、それを実践されたと感じております。
 さらに、昨年、議論を呼んだパークゴルフ場建設に際しても、町民要望を踏まえ、全面的に見直し、財源内内訳も明確にし、7年計画だったものを、半分の年の3年間で完成させ、平成19年度にはプレー開始見込みと、より具体的なものとなった。また、余市町50年に渡る悲願であった『黒川地区における低水位地帯の解消』における余市川改修では、全面的に道事業に採択される等、評価にあたいするものであります。
 しかしながら、預金の全額取り崩しは、不慮の災害等が発生した場合、対処が出来ない事でもあります。
 万が一の場合を含め、歳入の確保が無ければ行政の執行が出来ない事から、町税のみならず税外における滞納を含めた歳入確保に際しては万全を期しての実行と、さらには新たなる税源を検討する時であろうとも思われます。
 さらに、来年度以降については、本当に厳しい予算編成をしなければならない事は、確かでもある事から、来年に繋げるためにも、そして、義務と権利は同じあり、正直者が不満を感じるような事にならない執行を求めるものであります。
 さて、私は、昨年、この場所において、旧所属会派として反対討論を致しました。反対をした最大の理由は、『町民に対し説明が出来ない』でありました。その最大の要因は、町長の姿勢でありました。
 昨年の予算委員会は、リサイクル問題で紛糾した予算委員会でありましたが、余市町長は、余市町長という立場と北後志衛生施設組合長という立場の二面性を持っておりますが、大谷前町長は、この2面性を盾に取り『他町村との協議が必要である』『組合事務である』とし資料提出を拒み、答弁拒否を繰り返し、その責任を追及されれば、責任転換をする等、自らなんら解決をしようともしなかった事は、行政人としてあるまじき行為でした。
 これに対し、上野町長は『二面性があるからこそ、踏み込んだ答弁をしなければならない』という姿勢であり、逃げる事なく、自らの考えを明確にしておりました。
 確かに、余市町と北後志衛生施設組合と別法人ではありますが、町民から見れば、どちらも行政であり、さらに代表者が同じという事であれば、別法人であっても“同じもの”と見るのが、ごく自然であり、さらに『住民と行政が争っていても何もならない』という決断のもと、早期に解決に努めたことは、大いに評価されるべき事項であると思います。
 
 上野町長の選挙にあたっての公約は、スローガンとして『町民と共に歩む町政』であり、さらに決意としては『責任ある言葉でまちづくりのビジョンを示す』とありました。そして、町民と共に歩むためには、責任ある言葉での説明が必要だと考えます。
 時代は更に不透明な時代に進む中、住民要望も多種多様となっている現状から、住民が“100%希望”するものは無くなっており、また、反対に“100%反対”というのも無く、その状況の中で政策選択が行われている事は確かではあります。
 上野町長は『徹底的な見直しが必要であり、行政改革を進め、町民にも痛み分けを求める事になると思うが、出来得る限り求めない。』との将来に向けての決意、指針も明確にされたと思います。
 不確定な時代だからこそ、責任有る言葉が必要であり、その責任有る言葉によって、行政を強力に推進して行くことが、今、一番求められることではないでしょうか。

 無論、今回提案された各種の政策においては、住民要望を確実に捕らえているのか?と見た場合、けっして満足いくものでもない事も確かであります。しかしながら、時代背景を考えれば、他の自治体と比較しても損傷は無い予算案であろうと思われます。
 時代は、益々厳しい時代となり、一番のハードルは来年3月末と期限を切られている町村合併であります。
 合併に関しては様々な考えがあり、さらには、相手側があり、その結論は未定ではありますが、合併するしないにかかわらず、余市町としては一丸となって進まなければその活路は無いと思われます。
 将来に遺訓を残さないためにも、積極的かつ、活発な意見が必要であり、さらにそれを導くためには、責任有る言葉が必要であり、その上で、住民からの意見を真摯に受け止め、決断をすべきだと考えます。
 そのたには、時間が必要であり、だとするならば、住民から見れば完全ではなくとも、大義として新年度予算を送り出す事が、今、求められることでないでしょうか。
 以上を申し上げまして賛成討論と致します。議員諸兄の賛同を宜しくお願い申し上げます。



北後志任意合併協議会

 平成17年3月末と一応の期限が設けられている町村合併について、北後志5カ町村でも話し合いが行われています。
 昨年10月に北後志任意合併協議会が組織され、本年2月末までに6回の協議会が行われました。
 任意合併協議会の目的は、5町村で合併するとした場合、庁舎位置等をどうするのか?という基本的な事項の話し合いが行われ、『五つ星のふるさとをめざして〜』という合併における“ひな型”の小冊子を発行する事が目的でした。
 この北後志任意合併協議会は、各町村9名×5の45名の委員で構成されていましたが、叩き台としては、事務担当者レベルでの幹事会で話し合われ、この幹事会で決まった事が、協議会に諮られるシステムになっていました。
 さて、私もこの北後志任意合併協議会の傍聴を何度かしましたが、率直な感想として、合併に関する5町村の温度差というのを非常に強く感じました。
 協議の中では、『余市町役場を本庁舎とするには、狭すぎるし、駐車場のスペースも無い』との意見もあり、また、財政シミュレーションにおいても1月17日付け新聞で報道された事に関しても『なぜそうなのか。人件費等を削減すれば、単独でやっていていけるのではないか。』という意見も多数出されていました。
 確かに、余市町の庁舎は古く、また、庁舎スペースとしても狭いのは事実ですが、では、他の町村の庁舎で、5町村分の事務量のスペースがあるのか?といえば、これはどこにも無く、だとするならば、新しい庁舎を建設するしかないのではないでしょうか。私は、この新庁舎建設に対しては、いかがなものか。と考えています。
 個人的には、任意合併協議会において、合併した場合のある程度具体的なものが出されるのでは?とも思っていましたが、結果として、具体的な事項については、すべて『法定協議会で協議する』と先送りになってしまいました。
 何のために合併をするのか?ですが、これは、国の財政が厳しくなり、今までのように地方に交付金等を国も出せなくなった。そして、国の方針として、合併をした自治体には、優先的に財源措置をしようとするもので、10年間の交付税の優遇措置、合併特例債がこれに当たり、いわゆる“アメ”といわれている部分です。
 しかしながら、このアメをつかむためには、より、明確な方針と具体的なもの、そして、いわゆる“アメ”の部分を資本として起業をお越し、極論的には、独立体制を整えなければならないと思います。
 そのためには、少なくとも、同じ方向を向かなければならないと感じていますが、現状では無理があると感じています。


合併アンケート
 さて、合併するとした場合は、これから法定協議会が組織され、また、各町村議会でも、合併に対して議会として議決をしなければなりません。
 そして合併をする場合は、17年3月までに、北海道に対し、合併する旨の届けをしなければなりません。
 余市町としては北後志任意合併協議会が終了した事により、合併協議会のダイジェスト版である『五つ星のふるさとをめざして〜』の小冊子が3月号町広報と一緒に配布され、3月15日から3月23日までの間、町内7カ所において、町村合併に関する町民説明会が開催されました。そして、私もこの説明会に参加し、私の参加した所は27名の出席でした。尚、各所の説明会場での出席者数の最高は47名、最低は7名、平均27名でした。
 これに続き、余市町では4月号広報に、合併に関する町民アンケートが取られています。そして、このアンケート結果を基に法定協議会に進むかどうかを判断して行きます。

 さて、アンケートの中身ですが、設問的には“賛成”“反対”しかありません。これに関して、『説明が何もない』『別な設問もあった方が良い』『もっと時間をかけて』等々の意見があり、さらに、前掲の説明会の中でも同様の意見が出されていました。
 これに対し役場側しては『説明会は今回で2巡目ですし、また、昨年は広報内にも掲載もしていました。広報と同時に“合併協議会だより”も配布していますし、3月号広報には、今回の小冊子も配布しております。』との回答をします。
 この回答には間違い有りませんし、いくら説明会を開催しても、余市町ではほとんど集まらないという現状もあります。そして、私も一般的なアンケートでは多くの設問があってしかるべきだと思います。
 しかしながら、来年3月という期限を切られおり、今後の日程を考えた場合、さらには余市町としては、『アンケートの取り用がない。』というのが余市町の本心だと推測しています。

 余市町では、小冊子の配布、さらには、町民アンケートを取りますが、北後志全体で同じく実施されているのか?という事については、町村独自で実施する事になっています。つまり、小冊子も配布されていない地域もあるようですし、また、アンケートも実施されない地域もあると聞いています。
 なぜそうなのか?ですが、5町村で話し合ったのは、“任意”である以上、強制力はまったくなく、また。本来、協議されるべき事項は『法定協議会で協議する』と先送りされてしまいました。 つまり、任意協議会では、一切の問題は『決まらなかった』というより『決めることが出来なかった』と私は判断しました。

 合併は相手が有り、そんな中で、例えば、『合併先はどこが良いですか?』と設問をした場合、『余市は勝手に合併を進めるのか?』『余市町は他町村を無視して合併を進めるのか?』と町外から苦情が来る可能性もあるのではないでしょうか。
 それだけ、今回の合併は地域が求めているものと掛け離れていると私は感じています。


合併に賛成・反対?
 現状の合併議論は、いわゆる“アメ”の部分だけで議論になっている感がしています。このアメの部分に対しては、上野町長としても『落とし穴があるかもしれない』とし、また、新庁舎建設に対して、この財源を当てるつもりはない事も表明しています。しかしながら、上野町長は『住民の意見を良く聞いて判断したい』とし、現時点は明言をしておりません。
 さて、私自身の合併に対する考えは、現時点では反対表明せざるを得ないと考えております。
 合併するには、地域が一体となって、その方向を向かなければなりませんが、前掲のように、現時点ではその方向は向いていません。
 将来的には合併しょうがしまいが、財政的には厳しい事は変わりなく、合併したからといって、財政が好転する訳ではありません。
 確かに、一時的に財政は好転するかもしれませんし、また、合併特例債権を基に有る程度のものは作る事が可能です。しかしながら、これは問題を先送りするだけであり、先送りにされた問題を解決するには、今以上の努力と忍耐力が必要になるのでないでしょうか。
 どんな場合でも、一番大変なのは、借入金の返済であり、余市町としては、町民一人当たりの額としては他町村より低く、ここ数年がもっとも返済額が多いのですが、その後は、減少して行きます。
 今、すべきことは問題を先送りせず、町村単位で出来ること、しなければならない事を優先させるべきと考えています。
 現在の合併の進め方は民意も、また、政治的決断もない合併であり、その証拠に都道府県議や国会議員が、合併推進を公約に掲げている政治家はいないのではないでしょうか。


会派の報告会を開催します。
 所属会派である新自治研究会では、新人・ベテランを問わず、『議会では常に発言・質問をする』という事を本分とし、少しでも町民のお役に立てればという考えで、日々、議会活動に取り組んでおります。
 議員の指命は、住民の声を行政に届けるという事と、もう一つ、行政の事を町に知らせるという役目も担っています。
 町政を理解してもらいたい。また、日頃、各議員がどんな考えを持って議員活動に取り組んでいるのかを少しでも理解してもらいたい。という事から、会派による町政報告会を開催する事に致しました。
 詳細については、未定ですが、大筋、次の通りに行う予定です。

 月日 平成16年5月末〜6月上旬
 時間 午後6時ころから2時間程度
 場所 余市中央公民館
 方式 議長を除く、6議員により、一人持ち時間10分程度で、ジャンル別に分けて報告。その後、質疑応答。

 議員個人の報告会は、私も過去に実施した事はありますが“政党”では無く“会派”として報告会を企画した事は過去に無いと思います。初めての企画であり、どのように進めるか、会派で検討して、実のあるものにしたいと考えております。
 正式日程等については、所属会派の議員にお尋ね下さい。
 一人でも多くの住民の方のお越しをお待ち申し上げております。

 野呂 栄二  23−5130
 吉田  豊  23−3088
 土屋 美奈子 22−2600
 吉田 浩一  22−3658
 佐藤  敏  23−6716
 松原 友香  22−2362