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ひろかずニュース 平成30年3月8日UP
   
☆平成30年度、余市町執行方針☆

 いよいよ3月定例会が始まります。とにかく・・・長い定例会であって、やる事もたくさんあって、正直、年と共に、辛くなって来るのも事実です。
 おまけに、体調の方もパッとせず、特に両足がダメで、歩けない事はないですが、ビッコを引いているのが現状です。
 除雪のショベルカーに乗らなくなれば、少しは良くなのでは・・・ないかと思っていますが、まあ、3月中旬までは、それなりに乗っていなければならないでしょうね。

2月24日、午前6時50分撮影。この日の朝は、久々に朝焼けが綺麗でしたね。
 
そして、2月28日、ようやく、春を日差しを感じる天気になって来ました。2月は、寒いし、天気は悪いし・・・町内の川も春の日差しを感じるようになって来ましたねぇ〜

 さて、告示となると、翌日に議案書が配布されます。新年度という事で、新年度予算書も入っており、その中を見ると・・・・・
          平成30年度      平成29年度      増減
一 般 会 計  86億4000万円   82億6000万円  +3億8000万円
介 護 保 険  23億3105万円   24億3381万円  △1億0276万円
国民健康保険  27億4900万円   32億6200万円  △5億1300万円
後期高齢者    3億2900万円    2億9930万円    +2970万円
下水道会計   12億5869万円   12億3491万円    +2378万円
 合計    153億0774万円  154億9003万円  △1億8228万円

水道会計  収入 7億4205万円    7億0647万円
      支出 7億2151万円    6億9083万円

  ※千の位、切り捨てのため、縦計が合わない場合もあります。

 と、まぁ、これを見る限り、一般会計が久々にチヨット多いなぁ・・と感じています。そして、その一般会計の中身として目についたのは・・・
    
◎町営斎場立替事業 2億8346万円
 いわゆる、火葬場の立て替え事業です。住民の方の要望として一番、多くの意見が寄せられています。現状の場所に、立て替えられる事となっており、現状の待合室の場所に建てられる事から、当分の間、仮設の待ち合い所となります。

◎じん芥収集車購入 1764万円
 ゴミを集めるパッカー車です。
◎ロータリ除雪車購入 4455万円
 自走式の除雪のロータリ車という事で、余市町の車両も・・・ホント古くなっています。ちなみに、現時点では、1台のロータリ車は入院中(故障で修理中)だそうです。一番の稼働時期に、これじゃぁ・・・お話しにならないですね。
◎大浜中登線道路整備事業 3300万円
 高速道路が接続する、大登橋近辺の道路改良で、交差点と舗装工事となっていますが・・・うーん、国道へのアクセスは・・・どうなっているんでしょうかねぇ・・・

3月2日、全国的に爆弾低気圧によって、暴風なりましたが・・・幸いにして、余市町は風もさほどでもなく、積雪も・・・でも、気温が上がって、道路がガタンガタンになっていて・・・美薗線は日中でしだが、急遽、排雪が入りました。
 
3月3日は、2日、気温が上がった関係で、除雪が入りました。で、除雪から戻って来たら・・・以前、見かけた鳥が・・・川の中にいました。エサを探しているようですね。ちなみに、携帯カメラという事で、望遠はあまり、効かなかったのですが・・・鳥は、サギ"ですねぇ〜

 この他、ようやく、手をかけるんだぁ・・・と感じた所としては・・・
〇黒川2丁目、登川護岸工事 150万円
 この問題は、昨年の予算委員会で、野呂議員が『護岸の下側が崩れているのてはないか』と指摘していた所でした。
〇公園環境整備事業 陸上競技場のフェンス取り替え工事 555万円
 陸上競技場と町道を隔てている鉄製フェンス。築・・・30年以上という事で、鉄が腐ってボロボロになっていました。安全のためには、改修の必要性あり。
〇橋りょう補修整備、豊浜町の豊浜橋・湯内橋 4722万円
 ようやく、修理に入る・・という所ですね。
〇黒川観光トイレ洋式工事 1200万円
 駅前の町営駐車場にある観光トイレの改修で、こちらも、観光客の方の要望も多かった所です。
〇旧黒川保育所解体工事 788万円
 数年前に閉鎖となった黒川保育所。いよいよ、解体となって、跡地には・・・

 と、言った所でしょうか。

 この他、高速道路開通に伴う、国や道の事業もあると思われ、平成30年の余市町は、チョット、賑やか〜になりそうですね。
 そして、お盆過ぎには、町長選挙も始まるので・・・さて、嶋町長の執行方針がどうなるのかは・・・神のみぞ知る、事項だと思っています。

3月3日の朝の除雪は、大変でした。気温と湿気の関係で、道路際に押された雪は、サラサラ状態で、ショベルのバケットには、山盛りになりません。こうなると、効率が悪く、時間がかかってしまいます〜
 
日の出時間も早まって、6時41分には、小樽の方面の山影から、太陽昇って来ました。3分後には、完全に出ましたね〜


 本日、3月8日、本会議場において平成30年の執行方針と予算が提案されました。予定通りの日程で進んでいますが・・・
 ・・・まぁ、私の一般質問は、新聞の通りでした。嶋町長は・・元気でやっていまいよ〜



平成30年度 町政執行方針  余 市 町

目      次
平成30年度町政執行の基本方針・・・・・・・・・・・・   1

まちづくりの目標と平成30年度の主要施策
1.住み良く安心して暮らせるまちづくり・・・・・・・・・・・3
2.多様な資源と人的パワーを活かした元気なまちづくり・・・・10
3.町民と行政が連携して歩むまちづくり・・・・・・・・・・・16

特別会計
1.介護保険特別会計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
2.国民健康保険特別会計・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
3.後期高齢者医療特別会計・・・・・・・・・・・・・・・・・20
4.公共下水道特別会計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
企業会計
水道事業会計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

むすび・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

平成30年度町政執行の基本方針
 平成30年余市町議会第1回定例会において、町政執行の基本方針と重要な諸施策ならびに私の所信を申し上げます。
 町政の執行にあたりましては、議会議員各位をはじめ町民の皆様より温かいご理解とご支援をいただき、心から感謝とお礼を申し上げます。
 今、地方を取り巻く環境は、人口の減少や高齢化、生産年齢人口の減少による税収の伸び悩みや、福祉需要の増大などにより依然として厳しい行財政運営が強いられる状況が続いておりますが、「第4次余市町総合計画」及び「余市町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を着実に進めることにより、まち全体の活性化に向けた取り組みを推進してまいります。
 本年予定されている北海道横断自動車道余市インターチェンジの供用開始により、物流や人の流れが大きく変わることが予想されることから、歴史、文化、産業等の情報発信をさらに推し進め、全国的に知名度が上がっている余市町産のブドウを使ったワインのさらなるPRと、ワインツーリズムなどのワイン関連事業の展開を図り、本町を訪れる方々が、余市町に来て良かった、また来たいと思えるまちづくりを進めてまいります。
 また、本年度から施行されます「余市町自治基本条例」は、余市町の町政運営の基本理念を明らかにするとともに、町民、議会及び町のそれぞれの役割や責務を明確にし、協働で取り組むまちづくりのために必要な事項を定めることにより、町民自らの意思に基づいた自治の実現を図ることを目的としております。
 それぞれが自覚と責任を持ち、知恵を出し合い、お互い支えあい、地域への関わりを持ち、より豊かな、より安全な、より過ごしやすいまちを目指し行動することが求められており「余市町の自治の主体は町民」を基本理念に、町政を執行してまいります。
 以上を踏まえ、平成30年度の町政執行にあたりましては、「1.住み良く安心して暮らせるまちづくり」、「2.多様な資源と人的パワーを活かした元気なまちづくり」、「3.町民と行政が連携して歩むまちづくり」の3本の柱を政策の基本とし、職員と一丸となって町民の負託に応え、住みやすさを実感していただけるような持続可能な地域社会づくりに向けて全力を尽くしてまいりますので、各位におかれましては特段のご理解を賜りたいと存じます。

1.住み良く安心して暮らせるまちづくり
 主人公である町民が、この町に住んで良かったと思えるような、安心して暮らせるまちづくりを進めます。
 ○町民の暮らし、健康を守るための施策
 ○町民生活に密着した社会資本を整備するための施策
 ○豊かな自然環境を保全するための施策
 ○災害に備えたまちづくりを進めるための施策

2.多様な資源と人的パワーを活かした元気なまちづくり
 産業間・産学官の連携、人的パワーの活用、教育・文化芸術活動とスポーツの振興により、元気なまちづくりを進めます。
 ○産業振興のための施策
 ○教育・文化・スポーツの振興を図るための施策
 ○まちづくりを担う人材を育成するための施策

3.町民と行政が連携して歩むまちづくり
 町民の立場に立った行政運営を推進し、町民と行政の連携によるまちづくりを進めます。
 ○協働のまちづくりを進めるための施策
 ○財政基盤の確立と効果的な行政運営を進めるための施策

 以上3本の柱をもとに、「町民が主人公」となるまちづくりを、以下の諸施策により推進します。

1. 住み良く安心して暮らせるまちづくり
◎地域福祉に関する施策
 少子高齢化・核家族化の進展により、家族機能や、共に支えあう地域機能が低下してきていることから、引き続き地域福祉の中核を担う社会福祉協議会への支援を行い、ボランティア活動の連携強化など、共に助けあい思いやりを感じる地域社会の構築に努めます。
 また、要支援者につきましては、関係機関との連携を図りながら、地域ぐるみできめ細やかな見守り活動や、緊急時の速やかな支援体制の構築に努めるとともに、引き続き名簿情報の更新を行います。

◎児童福祉に関する施策
 みんなで支えるゆとり・安心・たのしい子育てを基本理念として策定した「余市町子ども・子育て支援事業計画」に基づき、ニーズに応じた乳幼児期の教育・保育の推進と子育てしやすい地域環境の整備に努めます。
 また、地域子育て支援拠点事業の拡充とあわせて、今後も子育て相談支援及び地域子ども・子育て支援事業の充実に努めます。
 さらに、児童虐待の発生予防や早期発見・早期対応ができるよう「余市町要保護児童対策地域協議会」における関係機関との連携を強化し、必要な対応を図るとともに、子どもが健やかに成長できる地域社会の構築に努めます。

◎高齢者福祉に関する施策
 高齢化が急速に進む中で、一人暮らし高齢者や高齢者世帯、さらには認知症高齢者への支援の充実が求められています。
 このため、新たに策定した「第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、その有する能力に応じて自立した日常生活を営み安心して暮らすことができるよう、高齢者のニーズに応じた、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを推進します。

◎障がい者福祉に関する施策
 障がいのある人もない人も、互いに支えあい地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す「ノーマライゼーション」の理念のもと、住み慣れた地域で自分らしく生活を送ることができる社会の実現を目指した「余市町障がい者計画・障がい福祉計画」に基づき施策の推進に努めるとともに、引き続き権利擁護や虐待防止に取り組みます。
 さらに本年度から始まる「余市町障がい児福祉計画」に基づき、発達の遅れや障がいのある子どもに対するサービス提供体制の計画的な構築に努めるとともに、北後志母子通園センターを中核とする児童発達支援センター機能の拡充について検討します。

◎保健に関する施策
 町民が心身ともに健康でいきいきと暮らしていくためには、若い世代から健康に関心を持ち、食生活をはじめとする生活習慣の改善やこころのケアができるよう健康づくりを進めていく必要があります。
 成人保健対策につきましては、「余市町健康づくり計画」に基づき、栄養・食生活・運動など生活習慣全般の改善を図るため、関係団体と連携し健康教室や健康相談を実施します。
特定健康診査事業では、引き続き普及啓発・受診勧奨に努めるとともに、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症及び重症化予防の取り組みを強化し、生活習慣の改善に向けた特定保健指導の充実を図ります。
 各種がん検診事業では、早期発見・早期治療が重要であるため、引き続き普及啓発・受診勧奨に努めます。
 特に、女性特有の乳がん・子宮頸がん検診においては、一定年齢の検診料を無料とし受診促進を図ります。
 高齢者の歯科健診事業では、加齢に伴う口腔機能の低下や誤嚥性肺炎を予防するため、後期高齢者を対象とした健康診査を実施します。
 母子保健対策につきましては、家庭や育児環境の変化などさまざまな課題に対応し、安心してゆとりある出産や子育てができるよう、訪問や相談、乳幼児健診などの充実に努めるとともに、周産期医療体制について、引き続き小樽市を含む北後志地域6市町村で連携を図り充実に努めます。
 また、不妊治療、不育症治療を受けている夫婦の経済的負担を軽減するため、治療費に対する助成を実施します。
 さらに、子育て支援として子どもを持つ親に対する経済的負担の軽減を図るため、医療費に対する助成を実施します。
 予防対策につきましては、感染症の拡大防止を図るため、定期予防接種を適切に行うよう対象者への勧奨に努めるとともに、インフルエンザや大人用肺炎球菌予防のワクチン接種費に対する助成を実施します。

◎交通安全に関する施策
 交通安全対策につきましては、「高齢者事故防止」、「飲酒運転根絶」、「スピードダウン」、「シートベルト全席着用」、「自転車安全利用」、「居眠り運転防止」、「デイ・ライト」を重点目標とし、交通安全指導員による交通指導をはじめ、町民への啓発などを積極的に実施し、一人ひとりの交通安全意識を高めるとともに、関係機関と連携を図りながら、交通事故防止に努めます。
 特に、本年度は北海道横断自動車道余市・小樽間が開通予定であることから、アクセス道路における交通安全対策を強化します。

◎消費者保護に関する施策
 生活環境が複雑化する現代社会において、巧妙な悪質商法や特殊詐欺などによるトラブルに巻き込まれるケースも多く、年齢に関係なく幅広い消費者保護に関する取り組みが重要となっています。
 このため、消費者被害の未然防止や、消費生活相談の窓口である小樽市を含む北後志6市町村で開設している「小樽・北しりべし消費者センター」の活用について、引き続き広く町民へ周知を図り、安全・安心な暮らしの確保に努めます。

◎国民年金に関する施策
 国民年金事業につきましては、年金に関する各種届出や保険料の免除・猶予申請、受給請求などの手続きについて適切に対応するとともに各種年金制度の周知、相談業務に努めます。

◎道路に関する施策
 国道につきましては、国道5号の栄町中央帯整備工事の早期完成や国道229号の電線共同溝工事の事業促進、道道につきましては、JR余市駅前の道道豊丘余市停車場線の電線共同溝工事や道道登余市停車場線の交差点改築工事の事業化を関係機関に要望します。
 町道につきましては、橋梁の「長寿命化修繕計画」に基づく補修事業や道路ストック総点検調査事業に基づく補修工事、トンネルの点検調査、さらには、北海道横断自動車道余市・小樽間の供用開始にあわせて、町道大浜中登線の道路整備や道路案内標識の設置などに取り組むとともに、計画的な舗装と側溝の整備を進め、安全・安心で円滑な通行の確保に努めます。
 冬期間における道路維持につきましては、地域の方々の理解と協力をいただきながら、「余市町冬を快適にすごす条例」の趣旨に沿った効果的な除排雪に努めるとともに、老朽化した除排雪車両機械の更新を図り、即応体制の確立と機動力の向上に努めます。
 流融雪溝につきましては、関係機関・団体との連携により万全な維持管理に努めます。また、本年度完成予定の北海道横断自動車道余市・小樽間の朝里地区におけるフルジャンクション化の早期完成や、町道黒川町中通り2号線などの道道昇格による整備を強く要望するとともに、北海道横断自動車道余市インターチェンジの供用開始、さらには、これに続く共和までの延伸を見据えた市街地道路網の整備について広く関係機関と協議、検討を進めます。

◎河川に関する施策
 余市川につきましては、河川の環境保全に向け、さらには、ヌッチ川や畚部川など二級河川の治水対策につきましては、自然環境に配慮した事業の計画的推進を引き続き関係機関に要望します。
 町管理河川につきましては、河川愛護組合をはじめ、地域の方々の協力をいただきながら、治水対策や維持保全に努めます。

◎港湾・海岸保全に関する施策
 余市港湾につきましては、中央ふ頭岸壁車止め設置工事などを行うとともに、港湾利用者と協議しながら、維持保全に努めます。
 海岸保全につきましては、大川地区の越波対策として海岸護岸補強工事の早期完成を要望するとともに、栄町地区の越波、侵食対策についても関係機関に要望します。

◎公園事業に関する施策
 都市公園につきましては、町民が安心して利用できるよう、施設の維持管理、安全対策、環境整備に努め、地域の方々のふれあいの場、憩いの場として、利用促進を図ります。
 また、老朽化が進んでいる余市運動公園フェンス取替工事を行うとともに、公園施設の劣化や破損状況の点検・確認を行い、年次的な施設整備計画の策定を進め、公園利用者の安全の確保に努めます。

◎公営住宅に関する施策
 公営住宅につきましては、入居者が安心して生活ができるよう、「余市町公営住宅等長寿命化計画」に基づき、適切な維持管理に努めるとともに、引き続き山田団地の浄化槽設置に伴う水洗化工事を3棟12戸実施するほか、快適な住環境の整備に向けた取り組みを進めます。

◎住宅関連に関する施策
 本町への移住・定住を目的とした土地・住宅の取得に対する支援制度により、本町への移住促進に一定の成果が見られたことから、引き続き支援制度を継続するとともに、宅地取引の拡大と住宅建設の増大による町内経済の活性化や町内定住化に努めます。
 また、空家住宅除却費補助制度により、一定の不良空家住宅が除却された実績を踏まえ、補助制度の継続により不良空家住宅の除却を促進し、良好な住環境の形成に努めます。

◎まほろばの郷地区に関する施策
 まほろばの郷地区につきましては、土地区画整理事業により整備された区域内における宅地の販売促進に向けた支援に努めるとともに、良好な市街地形成の先導的な役割を果たすエリアとして、既存ストックを活かした地域づくりを進めます。

◎地域公共交通の活性化と再生に関する施策
 高齢化の進行などにより、買い物や通院等で移動手段を持たない、いわゆる交通弱者の方々の移動手段を確保することが重要課題となっていることから、高齢化社会における効果的・効率的な地域公共交通の確保に向け、交通事業者などの関係機関・団体により組織する「余市町地域公共交通活性化協議会」により、町内の地域公共交通を取り巻く現状と課題について調査を行うとともに、全町的な交通体系や交通政策について、具体的な協議・検討を進め、「余市町地域公共交通網形成計画」を策定します。

◎環境に関する施策
 環境対策につきましては、余市川流域及び町内河川の水質調査や悪臭、騒音などの各種調査・測定を引き続き実施し、地域の環境保全に努めるとともに、地球温暖化対策として、街路灯のLED化促進に向け、更新などにかかる工事費や街灯料への助成、庁舎照明のLED化など、温室効果ガスの削減に向けた取り組みを進めます。
 町営斎場につきましては、本年度より建替工事に着手し、平成32年度の供用開始を目指します。

◎一般廃棄物処理に関する施策
 一般廃棄物の処理対策につきましては、分別のさらなる徹底など町民の協力をいただきながら、ごみの減量化と資源リサイクルに向けた取り組みを促進するとともに、自らごみをステーションまで搬出することが困難な高齢者などへの支援として、安否確認にもつながる「ふれあい収集」を引き続き実施します。
 また、公共下水道が整備されていない地域を対象とし、各家庭から排出される生活雑排水による河川・海域の水質汚濁防止、さらには水洗トイレに改修することにより快適な暮らしを確保するため、合併処理浄化槽設置に対する助成制度を創設します。

◎防災に関する施策
 近年の異常気象が、各地に甚大な被害をもたらしている状況にあることから、災害対策基本法等の法令改正や国の防災基本計画などの見直しを踏まえ、関係機関と密接な連携を図りながら、「余市町地域防災計画(本編)」の見直しと防災対策の整備を引き続き進めます。
 土砂災害対策につきましては、北海道と連携して土砂災害警戒区域などの指定と避難体制の整備を進めます。
 また、津波避難対策につきましては、北海道が公表した「北海道日本海沿岸の新たな津波浸水想定」に基づき防災ガイドマップを作成、全戸配布し、避難所等の周知を図ります。
 災害時における情報伝達手段の確保につきましては、防災無線も含め、地理的条件など本町に最も適した、確実に情報が伝わる手段を検討するとともに、新たな無線システムについて調査・研究に取り組みます。
 さらに、避難所の見直しに伴い、避難所看板を更新し、避難所における備品など防災資機材の整備を計画的に進めます。
 原子力防災につきましては、福島第一原子力発電所事故の対応や原子力災害の特殊性を踏まえ、国や北海道の防災計画との整合性を図りながら、「余市町地域防災計画(原子力災害対策編)」の整備を進めるとともに、北海道や関係市町村と連携し、避難対策など必要となる防災対策の整備に引き続き取り組みます。
 災害の被害を最小限にとどめるためには、日頃からの災害に対する備えが大切であることから、防災学習会などを通して区会など地域との連携を図るとともに、防災に関する知識の普及啓発を行い、地域における防災力の強化に努めます。

2. 多様な資源と人的パワーを活かした元気なまちづくり
◎農業に関する施策
 多様化する消費者ニーズや流通構造の変化などを的確に捉え、本町の強みを生かした各種施策の展開が重要であることから、余市町農業振興協議会をはじめとする関係会議における協議を重ねながら、本町農業の振興を図ります。
 果樹につきましては、「余市町果樹産地構造改革計画」に基づき、りんご・ぶどう・桜桃などの優良品種への転換や圃場整備を行い、より一層の安定生産を進めるとともに、本年2月に行った「ふるさと名物応援宣言」を契機としブランド力の向上に向けた取り組みを推進します。
 特に、本町の果樹栽培の歴史を築いてきた「りんご」栽培の振興を進めるとともに、「生食用ぶどう」栽培の再生に向けて取り組みを支援します。
 さらに、急速に栽培面積が増えている「醸造用ぶどう」栽培の振興と本町で栽培されたぶどうを原料とした「ワイン」のブランド化に向けた取り組みを進めます。
 野菜につきましては、ハウス栽培による高品質で収益性の高い農作物の安定生産を図るため、施設の新設や更新に伴う資材などへの支援を行うとともに、栽培技術の確立と販路拡大などに向けた流通対策の推進に努めます。
 安全・安心な農産物の生産につきましては、イエス・クリーン表示制度やエコファーマーによる農業生産方式の普及に努めるとともに、環境保全型直接支払交付金を活用した草生栽培の取り組みを進めるなど、クリーン農業の推進に努め、自然環境に調和した環境保全型農業の確立を目指します。
 優良農地の確保と保全につきましては、農地保有合理化事業などを活用し、効率的な農用地の利用促進に努めます。
 また、新規就農者の募集や支援を行うため、関係機関で組織する「新規就農活動支援センター」による取り組みを進めるとともに、農業次世代人材投資事業などを活用し、新規就農者の育成に努めます。
 農村活性化センターにつきましては、農業学校や各種講座・サークル活動の充実を図るとともに、果樹を利用した体験学習などを通した都市と農村の交流を進めます。
 また、6次産業化に向けた取り組みの場として、町内農業者による農産物の加工など、施設の有効活用を図ります。
 市民農園につきましては、利用者に対する栽培技術講習会の開催や相談員の配置を継続し、利用しやすい農園を目指した環境づくりに努め、利用者の拡大を図り、施設の有効活用と適正な維持管理に努めます。
 園芸試験場につきましては、研究圃場としての機能向上を図るため、農業者や研究機関の意見を適切に反映させ、新品種の適応試験や栽培技術の研究などの利活用を推進するとともに、各種委託試験の栽培管理を行うなど、有効な調査研究に努めます。
 有害鳥獣対策につきましては、北海道猟友会余市支部の協力を得て、カラス・ヒグマ・エゾシカ・キツネの捕獲・駆除を実施するとともに、特定外来生物に指定されているアライグマの駆除についても引き続き実施します。
 また、耕作地への有害鳥獣侵入を防止するための電気柵の設置及びアライグマの駆除を目的とした箱罠の購入など、生産者自らが行う自己防衛対策を支援します。

◎林業に関する施策
 林業につきましては、「余市町森林整備計画」に基づき森林の持つ多面的な機能が充分に発揮されるよう、民有林においては森林整備地域活動支援事業や未来につなぐ森づくり推進事業を継続的に実施するとともに、適切な森林施業の推進と管理に努めます。
 また、町有林においては、豊丘水源かん養保安林などの保全と機能の回復を図るため、間伐などの保育事業や野そ駆除事業を計画的に実施し、継続的な町有林の適正管理・森林機能の維持保全に努めます。

◎漁業・水産加工業に関する施策
 漁業の振興につきましては、浅海増殖事業、淡水増殖事業への支援を継続するとともに、将来的な養殖事業の定着化に向け、ホタテ・カキ・ナマコ・ムラサキイガイの養殖試験を支援し、水産資源の確保に向けた取り組みの強化を図ります。
 磯焼け対策につきましては、余市町沿岸漁場再生活動組織における食害生物の除去やモニタリングを継続するとともに、北海道や中央水産試験場をはじめとした関係機関との連携を密にし、より有効な対策の取り組みに努めます。
 トド被害防止対策につきましては、「余市町鳥獣被害防止計画」に基づき、余市郡漁業協同組合が実施する被害防止対策への継続的な支援に努めるとともに、さらなる有効対策の実施を国及び北海道に対して強く要請します。
 水産加工業の振興につきましては、各種イベントなどを通して水産加工品のPRに努め、消費拡大とブランド力向上を目指すとともに、多様化する消費者ニーズの把握に努め、関係機関・団体などと情報の共有を図り、商品開発の推進を支援します。
 余市フィッシャリーナにつきましては、関係機関と連携し、漁業への障害の防止、海難事故の防止に努めるとともに、漁業者との充分な調整を図り、利用者へ安全な海洋レクリエーションの提供に努めます。

◎6次産業化に関する施策
 6次産業化の推進につきましては、「地元農水産物を活かした加工・販売・流通の一体的つながりによる産業振興」を目指し、関係団体と連携した取り組みを進めます。
 また、「余市」という地域ブランドを確立するため、札幌圏をターゲットとした本町農水産物加工品のPR強化に努めます。
 ワインに関する取り組みにつきましては、ワインの基礎知識を学び、ワインへの興味、関心を高め、余市産ぶどうを原料としたワインとワイン産地としての本町の魅力をPRするため、ワイン教室や、イベントの開催を支援し、ワイン産業のブランド力向上に努めます。
 また、ワイン特区やヴィンヤード景観、道内最大の生産量を誇るワインぶどう産地という優位性を活かしたワインツーリズムやPR活動を広域連携で進め、観光振興を含めた6次産業化の推進を図ります。

◎商工業に関する施策
 商工業の振興につきましては、余市町中小企業振興条例に基づく融資や保証料助成など、中小企業者等への支援とともに、余市商工会議所及び余市中小企業相談所への助成措置も継続して、中小企業者等の経営基盤の安定化に努めます。
 また、商店街活性化対策として、商店街連合会と連携を図りながら、地元に密着した商店街事業への支援を継続するとともに、空き店舗などを活用した起業支援及び既存店舗の改修支援を継続し、地域経済の活性化に努めます。

◎観光に関する施策
 観光振興につきましては、積極的な観光客の誘致や観光産業による地域経済の活性化に向けた取り組みを一般社団法人余市観光協会と連携し進めます。
 本町の自然や産業などさまざまな資源を活用した体験型観光の新たな発掘と定着化に向けた取り組みを推進するとともに、冬の観光を推進する事業に取り組むことにより、魅力ある観光地づくりに努めます。
 また、北海ソーラン祭りは、50回の節目を迎える記念開催として、歴史に残る、賑わいのある祭りにするため充実を図ります。
 北海道横断自動車道余市インターチェンジが供用開始されることから、小樽市をはじめとする北後志圏域町村との連携をより一層強化し、開通効果を活かした観光客の誘致に努めます。
さらに、増加する訪日外国人旅行者に対しては、外国語ホームページを活用して、本町の魅力を積極的に発信するとともに、黒川観光トイレの洋式化に取り組み、受け入れ環境の整備に努めます。
 ドライブ観光の拠点である道の駅においては、再編整備に向けた取り組みを進めるとともに、余市iセンターによる積極的かつ効果的な観光情報の提供や農業生産者との連携による地場産品の販売とPRの強化など、道の駅の機能向上に努めます。
 観光物産センターにおいては、指定管理者と連携し、展示販売方法の充実を図りながら、地場産品のPRと観光情報の提供に努めます。
 農道離着陸場においては、野そ駆除対策の農業利用、ドクターヘリや防災ヘリによる救急防災業務利用など、離着陸場機能の維持に万全を期するとともに、スカイスポーツ、体験型観光、イベント会場などの多面的な利活用の推進に努めます。

◎労働に関する施策
 労働対策につきましては、失業者などの就労対策を図るとともに、季節労働者の通年雇用を促進するため、通年雇用促進支援事業の推進に努めます。

◎教育・文化芸術活動とスポーツの振興に関する施策
 本町の未来を担う人材を育てる教育は、町の根幹を形づくる重要な政策です。
町民一人ひとりが生涯にわたり主体的な学習活動を通して、自らを高めるとともに、社会の中でそれぞれの役割を果たし、心豊かに互いに支え合うことができる自立性の高い地域づくりの実現を図ります。
 学校教育につきましては、今日、教育を取り巻く環境が大きく変化する中、子どもたちが自立し、たくましく生きていくための力の育みと、自らが意欲的に学び、創り出す喜びを大切にする学習活動を推進します。
 学校では、子どもたちが安全で安心して学ぶことができる教育環境の整備と機能の充実に向け、引き続き適切な維持管理に努めます。
 また、社会教育につきましては、生涯学習社会の実現のために、自分に適した手段・方法によって、自主的に学び続けることのできる機会の提供に努めるとともに、町民が生涯を通して学び、習得した学習の成果を地域に活かせる環境づくりに努めます。
 文化財につきましては、施設の適切な保存と管理を行い、埋蔵文化財や地域の歴史資料を収集し将来に継承するとともに有効活用を図ります。
 スポーツの振興につきましては、町民が健康で充実した生活を送るための環境づくりと、関係団体と連携して各種大会を開催するなど、町民の体力向上と健康増進に努めます。

◎未来を担う青少年の育成に関する施策
 ふるさと余市町を応援する皆様からお寄せいただいた寄附を活用した「余市町の未来を担う青少年を育成するための事業」につきましては、交流都市である奈良県五條市の五條高等学校賀名生分校の生徒受入事業を実施し、余市紅志高等学校園芸クラブ生徒との交流を行うことにより、基幹産業である農業を通じて、郷土への理解を深め、未来を担う青少年の育成を図ります。
 さらに、広島、長崎の惨禍をふたたび繰り返させないことや、核兵器廃絶への決意を表明することを目的として定められた「非核余市町宣言」を具現化するため、原爆パネル展や原爆の悲惨さを伝える資料館への児童生徒の派遣事業を実施し、宣言趣意の浸透を図ります。

◎地域間交流に関する施策
 地域間交流につきましては、本年度、親善交流都市である福島県会津若松市において「戊辰150周年」を迎えることから、本町におきましても会津若松市と連携のもと、各種記念事業へ参加するとともに、両市町の歴史的つながりや地域間の交流事業を浸透させるための取り組みにより、両市町の友好関係の充実を図ります。
 また、交流都市である奈良県五條市との交流につきましても、町内関係団体との連携のもと、昨年度に引き続き両市町において特産品の物産展を実施し、経済交流の取り組みを進めます。

◎人口減少問題に関する施策
 人口減少が加速する中、国においては「まち・ひと・しごと創生法」に基づく各種交付金や支援制度の創設により、人口減少時代における地方へのひとの流れの創出に向けた施策を進めています。
 本町においても、「余市町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、本年度予定の北海道横断自動車道余市延伸や、原料の生産量と品質に裏付けられたワイン産業の高まりを背景として、地域の魅力を活かした就業機会の創出、子育て支援、住宅新築支援、新規就農支援など、引き続き本町へのひとの流れを生み出す施策を推進します。
 また、将来にわたって活力ある地域社会を維持するため、移住・定住政策の促進として、元気なシニア層が本町に移り住み、一人ひとりが役割や生きがいをもって活躍することにより、健康寿命を延ばすとともに、地域住民はもちろん、若年世代も一緒になって、健康でアクティブな生活を送ることができるコミュニティを形成するため、関係機関・団体と協議を重ねながら、「余市町版生涯活躍のまち」の実現に向けた取り組みを進めます。

◎宇宙記念館に関する施策
 余市宇宙記念館につきましては、宇宙開発や天体・自然・地球環境などの学習の場として、展示資料や映像資料の展示方法などの改善工夫はもとより、児童生徒を対象にした「おもしろ宇宙教室」など実験・体験なども取り入れた各種講座や教室を実施します。
 さらに、独自の企画による特別展の開催や開館20周年記念事業を実施するなど、特色ある事業展開に努めます。
 また、運営にあたっては、余市宇宙記念館利用促進懇談会を通して町民や教育関係者の意見や要望を伺いながら、魅力ある宇宙記念館の運営に努めます。

3.町民と行政が連携して歩むまちづくり
◎町民と行政の連携に関する施策
 地域の特性を活かした行政運営が求められる今日、町民と行政が連携してまちづくりを進めていくことが大切です。
 本年度から施行される「余市町自治基本条例」の基本理念、基本原則に基づき、町民参加のしくみを確立し、町民向けフォーラムの開催などにより、条例内容の周知を図り、町民と行政が連携して歩むまちづくりに努めます。
 区会や各種ボランティア団体の自主的な活動は、「第4次余市町総合計画」の基本構想における基本目標の一つであり、「町民と行政が連携して歩むまち」の実現には、なくてはならない大きな「力」であることから、こうした活動がさらに活発に展開されるよう、各ボランティア組織の紹介や相互交流の機会づくりなどに努めます。
 また、町職員が地域と行政のパイプ役となる「地域連絡員制度」の充実を図りながら、地域住民と行政が共に協力し合い、地域の課題を自ら解決、決定していく地域づくりを推進します。

◎情報の共有に関する施策
 町民参加のまちづくりを推進していくうえで、情報公開と町民との情報共有は、大変重要なことです。そのためにも、「広報よいち」の紙面の充実を図るとともに、「町ホームページ」により、わかりやすい情報のリアルタイムな発信に努め、行政の透明性を高めます。
 また、町政懇談会や各種説明会などにより、多くの町民と意見を交換しながら情報の共有化と情報公開の推進に努めます。
 さらに、「予算説明書」の全戸配布を継続して行い、町の予算について分かりやすい情報の提供に努めます。

◎行財政に関する施策
 本町における歳入につきましては、地方交付税や国庫支出金など約7割が依存財源で占める脆弱な財政構造となっており、また、財政運営の弾力性を示す経常収支比率も非常に高く硬直化している状況です。
 地方財政を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くことが見込まれますが、あわせて、貴重な経営資源である町有財産の有効活用と不用財産の売却等を積極的に行い、歳入の確保を図るなど、限られた財源の効率的な配分を図るとともに将来への備えを考慮しながら、今後も引き続き持続可能な財政基盤の確立を念頭に、財政健全化に努めます。
 このような財政状況の中、町税は重要な自主財源であることから、課税客体の適正な把握による課税、収納率向上に向け納期内納税促進のため、引き続きインターネットを利用したクレジット納付や口座振替納税の普及を図るとともに、新たな納付環境の整備として、コンビニ納付の運用開始に向けた取り組みを進めます。
 また、税負担の公平性を欠くことの無いよう、滞納状況の的確な把握に努め、適切な滞納整理を実施するとともに、税外収入についても、町税同様、収納率向上に努めます。

◎職員の資質向上に関する施策
 本年度から施行される余市町自治基本条例に、職員の責務が明記されたことを踏まえ、職員はこれまで以上にコンプライアンスに対する意識向上を図るとともに、自己研さんを図りながら、全力を挙げて職務を遂行していかなければなりません。
 そのため、各種研修機会の充実、自己申告制度、人事交流、人事評価制度などによる職員の意識改革に積極的に取り組み、組織の活性化と職員の資質向上に努めます。

◎効果的な広域行政の推進に関する施策
 広域行政の推進につきましては、北海道横断自動車道余市・小樽間の本年度開通に向け、北後志圏域市町村が連携し設立した、「高速で行こう!!北しりべし地域魅力発信協議会」において、圏域が一体となって広域的な機運醸成を図るとともに、地域の魅力を広く道央圏等へ発信し、開通効果の北後志全域への波及を目指します。
 あわせて、北海道横断自動車道余市延伸を好機と捉え、町民への効果的な情報提供を行うとともに、町全体が高速道路の開通効果を実感できるよう、機運を醸成する町単独の取り組みを進めます。
さらに、小樽・余市間国道新設改修事業の推進や、一般国道5号倶知安余市道路共和・余市間の早期完成と倶知安・共和間の早期着手、さらには鉄道路線の存続など、広域交通体系の整備について、関係市町村などと十分連携を図りながら、関係機関に対する積極的な要請活動を推進します。
 また、後志総合開発期成会などを通して、広域的な課題解決の取り組みを進めるとともに、北しりべし定住自立圏における市町村間の広域連携や一部事務組合、広域連合などについても効率的かつ効果的な広域行政を進めます。

特別会計
1.介護保険特別会計
 介護保険は、本年度から「第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき事業運営を行います。
 各種介護サ−ビスの利用は着実に町民に浸透しており、介護を必要とする方やその家族が安心して暮らすことができるよう自立生活の支援を基本として効果的、効率的な介護サービスの提供を図るとともに、保険給付費の動向を見極めながら財源の安定確保を図り、介護保険事業の円滑な運営に努めます。
 また、包括的支援事業を実施する地域包括支援センターや在宅介護支援センターと連携し地域支援事業を展開するとともに、新しい介護予防・日常生活支援総合事業により、地域の実情に応じた取り組みを行うことで、地域で支え合う体制づくりを推進します。
 さらには、昨年度から実施しております、介護支援ボランティアポイント事業をはじめ、「地域まるごと元気アッププログラム」や「ふまねっと教室」等の介護予防教室の拡充や生活支援サービスの実施など総合的な支援に努めるとともに、認知症の方や介護する家族の方などを地域で支えるため、国の「新オレンジプラン」に基づき、認知症初期集中支援チームによる認知症の早期診断、早期対応など各種施策を推進します。

2.国民健康保険特別会計
 国民健康保険事業は、被保険者数の減少などにより税収が減となる一方、被保険者の高齢化などにより医療費は増加傾向にあり厳しい運営状況となっています。
 こうした状況において、新たな国民健康保険制度として北海道が国民健康保険の財政運営の責任主体となり市町村と一体となって運営を行う「都道府県単位化」が始まりますが、引き続き医療費の適正化と税収等の財源確保に努めるとともに、北海道との連携を密にして健全な事業運営に努めます。

3.後期高齢者医療特別会計
 後期高齢者医療制度は、北海道内全市町村で構成する広域連合により運営されていますが、市町村が行う事務の円滑な実施に努め、本医療保険制度の適正な執行を図ります。

4.公共下水道特別会計
 管渠建設工事につきましては、大川地区、浜中地区、栄地区、沢地区の整備を実施し、未普及区域の解消を図ります。
 下水処理場につきましては、「ストックマネジメント計画」に基づき、処理場の運転操作に係る監視制御設備の更新工事を行うとともに、下水処理場をはじめ各施設の適正な維持管理を行い安定した水処理の保持に努めます。
 今後におきましても、快適な生活環境の確保と水環境の保全を図り、さらには水洗化率向上に向け未接続の方々に対する公共下水道事業の普及啓発による水洗化の普及促進に努め、自主財源の適正な確保と経営の効率化を進め、下水道事業運営の安定化を図ります。

企業会計・水道事業会計
 水道は町民の日常生活を維持し、経済活動を支える重要なライフラインであり、安全で安心な水を常に安定的に供給することを基本責務として事業の推進を図っています。
 本年度の主な事業としましては、震災時における避難所や病院など、町内の重要な施設への配水管路の耐震化を進めます。
 一方、水道事業の財政状態につきましては、人口減により有収水量が減少していることから、さらなる経費削減を図り、経営の効率化に努めます。
 今後とも水道事業の基本責務を踏まえ、安心・信頼される水道事業の経営に努めます。

む す び
 以上、平成30年度における町政執行の基本的な考えと、その政策の概要を申し上げました。町民と行政が連携し、主人公たる町民が幸せを実感できるまちづくりを目指し、職員と一丸となって最善の努力を傾注していきます。
 議会議員各位ならびに町民皆様の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


平成30年度教育行政執行方針 余市町教育委員会

T はじめに
 平成30年第1回定例会の開会にあたり、余市町教育委員会所管行政の執行に関する主要な方針について申し上げます。
 今日、少子高齢化や国際化が急速に進み、社会にさまざまな影響をもたらす中、人々の個性を伸ばし、地域の支えとなる人材を育成することが、教育の重要な役割です。教育の根幹は、「人づくり」であり、地域社会の一員として、ふるさとへの愛着や誇りをもち、自らの知恵と行動力を発揮して、新しい時代を切り拓くための問題解決能力と柔軟な思考力を兼ね備え、他者との関係を構築できる人材の育成が重要です。

U 基本方針
 学校教育では、子どもたちの個性を大切にするとともに基礎・基本をしっかりと身に付け、社会で生きる力を養うための確かな学力の習得、豊かな心、健やかな体を育むための調和のとれた教育活動のさらなる充実に努めます。
 また、社会全体で子どもたちを守り育む環境づくりとして、学校・家庭・地域が互いに連携・協力しながら、それぞれの機能を発揮し、さまざまな課題の解決に努めるなど子どもたちの確かな成長をもたらす教育を推進します。
 社会教育では、生涯学習社会の実現のために、自分に適した手段・方法によって、自主的に学び続けることのできる機会の提供に努めます。
 また、町民が生涯を通して学び、習得した学習の成果を地域に活かせる環境づくりに努めます。
 以下、余市町教育委員会として、7つの重点目標を掲げ、教育行政の充実と発展に取り組みます。

V 重点目標
1.生きる力、学ぶ意欲を育む学習指導の充実
 子どもたちが、変化の激しい時代を自立して生きていくためには、基礎的・基本的な知識や技能の習得と、それらを活用して課題を解決するための思考力や判断力等に加え、自ら学んだことを活かせる確かな力を育むことが極めて重要です。
 全国学力・学習状況調査の結果を活用しながら、児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、課題の検証を行い、子どもたちが分かる喜びを実感できるよう授業改善を行うとともに、きめ細かな指導や支援の充実に努めます。
 また、学校と家庭が互いに連携しながら、基本的な生活習慣と学習習慣の定着を目指します。
 学校生活や学習上に「困り感をもった児童生徒」さらには、「通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童生徒」の個に応じたきめ細かな教育活動の充実を図るため、引き続き、学習支援員等を配置します。

 特別支援教育につきましては、教職員の共通認識のもと各学校の特別支援教育コーディネーターを中心に、関係機関との連携を図りながら、児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な指導と支援の充実に努めます。
 
 外国語教育では、次期学習指導要領において、小学校での英語の教科化と必須化にともない、本年度から移行期間として、小学校における外国語活動対象の拡大などを図るため、外国語指導助手1名を増員し、「生きた英語」による児童生徒のコミュニケーション能力と国際感覚の養成に努めます。
ICT教育につきましては、児童生徒の主体的な学習活動への参加や、学習意欲、思考力、判断力などの育成に向け、情報機器の充実と活用能力の向上を図るとともにインターネット上のトラブルを未然に防ぐため、家庭との連携や情報モラル教育のさらなる充実を図ります。

 地域に信頼される学校づくりに向け、学校運営につきましては、学校評議員会や学校評価制度の活用を図り、学校だよりや教育活動の地域公開などを通して、保護者や地域住民への情報提供を行うとともに、地域に根ざした教育活動に取り組みます。
 また、学びや育ちの連続性の確保に向け、小中学校の連携強化に努めます。

 教育の質を確保する観点から、教職員が児童生徒一人ひとりに向き合う時間をより多く確保する学校体制の整備に努めます。

さらには、教職員の各種研修会への積極的な参加を促進し、学校組織の活性化と教職員の実践的指導力の向上に努めます。

2.思いやりと自ら律する心を大切にする生徒指導の充実
 本町の未来を担う子どもたちが、自らの存在感と将来に対する夢や目標をもち、心身ともに健康で豊かな生活を送るための基本的な生活習慣や社会性を身につけることが必要です。
 また、良好な人間関係を構築するため、互いを尊重し、ともに支え合う思いやりの心や倫理観と規範意識をもち、自分の生き方を主体的に考えることができる力を育成することが重要です。
 生徒指導は、児童生徒との信頼関係の構築と心が通いあう人間関係を基盤として、相談体制や支援体制の強化を図り、児童生徒が自信や誇りをもち、自らが判断し行動する力の育成に努めます。
 不登校の問題につきましては、早期にその実態や要因を的確にとらえ、児童生徒や家庭の抱える問題を解決することが最も重要であることから、引き続きスクールカウンセラーを配置するとともに関係機関と連携を図り、相談体制と支援体制の充実に取り組みます。
 また、不登校児童生徒に対する教育的ニーズは年々増加しており、引き続き適応指導教室を開設するとともに、通級する児童生徒の学校復帰に向けた指導や支援を行います。
 いじめ問題につきましては、余市町子どものいじめ防止条例に基づき、子どもたちが安心して健やかに成長することができる環境づくりを総合的に推進します。
また、いじめを絶対に許さない環境づくりを学校運営の根幹に位置付け、「いじめの実態調査アンケート」等の結果を分析し、積極的に活用するとともに、教育行政・学校・地域・家庭との連携強化を図り、いじめの早期発見と早期解決に向けた取り組みを推進します。
 児童生徒への指導に際し、いかなる場合においても体罰は許されるものではなく、教職員による体罰や体罰と感じさせるような不適切な指導が行われないよう、教職員の意識改革等を促進するとともに、児童生徒にとって充実した学校生活となるよう、適切な生徒指導の確立に努めます。

3.生命を尊ぶ心を大切にする健康・安全教育と教育環境の整備充実
 子どもたちが心身ともに健やかに成長するためには、自分の生き方を主体的に考えることができる力を育成するとともに、すべての教育活動を通して命の尊さを自覚し、心身をたくましく鍛え、健康で安全な生活を送るための資質を育む健康教育と安全教育の充実に努めます。
 非行・犯罪被害の未然防止につきましては、学校における「指導体制や相談体制の強化」、「危険回避に関する教育など防犯教室の開催や防犯訓練の実施」、「性や薬物乱用防止に関する指導」の充実を図るとともに、積極的に保護者や地域住民への情報提供や啓発活動を行い、学校と家庭・地域の連携を強化します。

 交通安全につきましては、安全マップを活用した意識啓発や交通ルール等の指導を徹底し、通学路における児童生徒の安全確保に努めます。

 学校には、児童生徒が安心して学ぶことができる良好な環境づくりが求められます。引き続き学校設備の適切な維持管理を行うとともに安全性の確保に努めます。

 学校保健では、小学校においてフッ化物洗口を実施しておりますが、児童の歯の健康づくりに向け本年度も継続します。

 学校給食につきましては、学校給食調理場の環境改善と衛生管理を徹底し、安全で安心な給食の提供に努めます。
 また、学校給食に生きた教材として地場産品を活用することにより、地産地消の推進を図るとともに、子ども達に食の重要性に関する理解を深め、食育を通した望ましい食習慣を養うための指導の充実に努めます。

 学校図書館につきましては、学校図書の充実とあわせ、ボランティアによる読み聞かせの支援と余市町図書館との連携により、学校の要望に沿った図書の貸出しや出前図書館の活用を図ります。

 子育て・教育支援の一環として、教育にかかる経済的支援を継続し、均等な教育機会の確保に努めます。

4.地域貢献に向けた学習機会の提供
 生涯学習社会の実現には、町民が生涯にわたっていつでも学ぶことができ、習得した知識・技能が適切に評価され、その成果が地域に寄与されることが大切です。

 成人教育につきましては、一人ひとりの個性と社会性を活かしながら、充実した人生を築くために、学習ニーズに応じた事業の実施に努めます。

 高齢者教育につきましては、健康で生きがいのある生活のために、学習機会の充実を図るとともに、豊富な経験と知識を次世代に伝えていける機会の提供に努めます。

5.青少年の健全な育成に向けた環境づくり
 青少年の健全な心身と豊かな心を育むためには、家庭・学校・地域が一体となって、多様な体験の機会を提供するなど、より良い環境づくりに努めます。

 障がいのある子どもたちには、支援ボランティアや関係団体と連携した交流機会の提供と、充実した体験活動の提供に努めます。
 
 放課後の子どもたちには、安全で安心な居場所づくりのために、学校や地域住民と連携しながら、多様な体験活動や学習機会の提供に努めます。

 家庭教育につきましては、教育機能の向上のため、社会性や規範意識の大切さを感じてもらえる子育て体験事業に取り組むとともに、関係機関と連携し、子育てに関する情報提供に努めます。

6.芸術文化活動の振興と文化財の保存と活用
 芸術文化活動の振興と文化財の保存・活用のためには、専門職員が連携を図りながら、それぞれの施設の機能を活かした、組織的な教育活動を実施することが大切です。

 公民館につきましては、社会教育関係団体と連携し、実生活に即した教育・文化に関する各種事業を実施するとともに、潤いのある心豊かな生活に資するため、発表・鑑賞・創作機会の充実に努めます。

 図書館につきましては、図書の整備を図るとともに、学校図書館や関係施設、ボランティアと連携しながら、引き続き「子どもの読書活動推進計画」に基づく読書普及活動の推進に努めます。

 文化財施設等につきましては、歴史や伝統文化を将来に継承していくために、郷土の歴史に関する資料収集を行うとともに、文化財施設の適切な保存と埋蔵文化財や町内の歴史資料の活用に努めます。

7.体力向上と健康増進のためのスポーツ活動の振興
 生涯にわたって活躍するために、スポーツを通して楽しみながら、体力向上と健康増進を図るとともに、感性を磨き心身を鍛えることのできる環境づくりが大切です。

 子どもたちが、所属するスポーツ関係団体と連携して、スポーツの楽しさを実感できるスポーツ体験事業を実施するとともに、子どもたちの体力の向上に努めます。

 町民の健康増進と体力保持を目的として、ニュースポーツを取り入れた事業を実施するとともに、スポーツ関係団体や指定管理者と連携し、スポーツ活動の振興に努めます。

 以上、本年度の教育行政の執行に関する主要な方針を申し上げました。

W むすび
 余市町教育委員会としては、関係機関や団体はもとより家庭や地域と連携を図りながら、本町の未来を担う子どもたちの確かな学びや豊かな心を養成し、健やかな成長を促すとともに、町民一人ひとりが生きがいを感じながら学び続け、豊かな人生を送ることができる生涯学習の町をめざし、教育行政の発展に全力で取り組みます。
 議会議員各位ならびに町民皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。


 ・・・と、まぁ、以上のような基本方針で、これに予算が肉付けをされて、実施される。というものです。
 日程としては12日に、各会派による代表審問、その後、予算委員会へと進みます。
 お時間のある方は、役場3階まで、お運び、下さい。