町角ショット 平成24年6月26日UP
      ☆豊浜町防災避難訓練☆

 近年多発するゲリラ豪雨。余市町としても、昨年9月には台風12号と秋雨前線の関係により、それなりの雨か降りました。
 また、平成22年7月末8月上旬には、本当のゲリラ豪雨となって梅川町においては、町河川から水があふれだし、国道229号線上に流れだし国道が通行止めとなってしまいました。

 
午前8時30分前、役場前にはソーラン祭りの看板が上っています〜 役場職員も腕章をして、準備をしています。

 これらの災害があり、余市町としても、本年度、本格的に災害に対し取り組むこととして、本年度の町政執行方針の中に、以下の文章がありました。


◎防災に関する施策
 近年、国内外において、地震や津波、大雨による河川の氾濫など、大規模な災害が相次いで発生しています。特に昨年3月11日に発生した東日本大震災では、巨大地震と津波により未曾有の被害が発生して多くの尊い人命が失われ、更に、福島第一原子力発電所の事故により、今なお多くの方々が避難生活を余儀なくされています。
 こうした災害や事故による一連の事態を教訓として、従来の地域防災計画や原子力防災計画の大幅な見直しが必要となっており、本町においても、様々な災害の発生時に迅速かつ的確な対策を行うことができるよう、国や道、近隣自治体など、開係機関と密接な連携を図りながら、地域防災計画の見直し作業を進めていきます。
 また、町民が災害発生時に安全に避難することができるよう、分かりやすい情報の提供と防災意識の啓発に努めるとともに、これまで区会などを単位として行っている「災害図上訓練」のほか、防災関係機関との連携のもと、地域住民の参加による避難訓練を行うなど、災害に備えたまちづくりを進めます。


 
役場3階では、本部とイスも用意されており、ここから指示が出されます。


 新年度の予算委員会では、この執行方針部分について、自分は『どうやっているのか?』と質問をした事がありました。

 さて、今回はこの執行方針に基づき、豊浜地区を対象として避難訓練がされました。
 豊浜が選ばれた理由としては、地域的に町内を川が通っていて、集中豪雨となると、この川が一気に増水する。また、地域的には高齢化も一段と進んでいる。町内で一番、離れている。等々の理由があったと推測しています。

 
午前9時には、沢町福祉センター内で、日赤奉仕団の方によって、炊き出しの準備が始まっています。メニューは、オニギリのみです。

 さて、前置きが長くなっていますが、今回の避難訓練は、大雨によって豊浜町を走る湯内川が増水し、氾濫の恐れがある。という前提で行われ、また、役場・沢町福祉センター・豊浜町の3カ所で同時進行で行われ、参加した団体としては、余市町役場、余市消防署・余市警察署・豊浜地区住民・日赤奉仕団の方々が参加して行われました。
 ちなみに、自分の体は一つ〜という事で、豊浜地区に張り付いていました。


 
豊浜町の避難場所は豊浜生活改善センターとなっています。
で、ここは、余市町の指定文化財の『庚申塚』があるのですが・・・
 
場所はセンターの隣の急坂を登って行くのですが・・・所管は教育委員会なので、教育委員会の担当者に電話をして「車で行けるの?四駆で登れない?」と聞いたら『登れません。道も悪いし、車が回転出来る場所がありません〜』との事でした。うーん、今度、徒歩で行ってみましょう!!
 
また、この場所には『豊浜教育発祥之地』の石碑があって、センターり中には、歴代の学校長の写真が掲示されていました。

 話題がそれましたが・・・・

 以下、時系列というか、シナリオ時間を掲載して、訓練の進みを・・・

午前8時00分 
   大雨によって役場担当課情報収集を開始

午前9時20分 
  役場では役場3階に災害本部設置に向け、
           本部長(町長)以下、幹部職員集合
  日赤奉仕団集合して、炊き出し用意

午前9時30分
  建設課長の指示によって、パトロールを開始

午前9時35分
  札幌管区気象台より『大雨洪水警報発令』
         各所から情報もどんどん、集まって来る

午前9時40分
  1時間当たりの降水量32ミリ
  低地帯では床下浸水も発生
  豊浜地区では降り始めからの総雨量が100ミリを超える
  

午前9時41分
  余市町災害対策本部設置

午前9時50分
 
  パトロールに出ていた、消防・町パトロールから、
     『豊浜、湯内川、水位上昇、氾濫の危険大』の報告

午前9時52分
  担当課長より『豊浜地区の住民に対し、避難の必要性あり』との報告
 
午前9時52分
  本部長(町長)より『豊浜地区住民に対し、豊浜生活改善センターへの
  避難勧告。関係職員は、ただちに出動!!』

午前9時53分
  後志総合振興局に状況報告
 
同時刻、豊浜では、改善センターに役場職員到着。避難所開設。避難者名簿作成。住民がすでに生活改善センターに集まり始めており、避難人員の確認をする

 
同時刻、消防では、広報車で呼びかけ、また、消防隊員は個別に玄関を叩いて、住民の確認をして行く・・・
 

午前10時10分
  豊浜幸住学園と豊浜生活改善センターに集まった住民に対し、
  沢町福祉センターへの避難勧告。移送開始!

 
改善センターでは、避難人員の最終確認、また、移動用の町のマイクロバス到着後、すぐに乗り込み
 

豊浜生活改善センターに集合したのは、改善センターより上の方が中心で、バスは下りながら、避難者をバスに乗せて行く・・・
 
消防隊員は、バスと併走して、住宅の個別確認。また、住民の方も玄関先で待っていて・・
 

 
自力歩行出来ない方は、消防隊員が介助して、バスに乗せる。見ている方がハラハラします〜

午前10時14分 
  余市町に対し、土砂災害警戒情報発令!!

 
最後の住民をバスに乗せて、パトカーの先導で移動開始。また幸住学園のバスもすでに国道まで来ており、一緒に移動。写真撮影時間は午前10時26分。ちなみに、計画では10時25分に避難準備完了で移動開始。計画より1分だけ遅れていました。

 
移動して、ワッカケトンネルに入り・・・左手工事が続く梅川トンネルを見て・・・梅川トンネルが完成すれば、町内での狭いトンネルは無くなります。早く完成するとイィですね。

 
無事、沢町福祉センターに到着。時間は午前10時38分で、予定では10時44分着でした。

 
日赤奉仕団によって炊き出し用のオニギリは完成していて、また、町の保健師さんによって、住民の方の血圧等が計られ、問診がされています。

 
オニギリ配布されて、また、飲み物も配布されました。ちなみに、この飲料は役場玄関正面の販売機から出されたもの。つまり、飲料メーカーさん協力によって、実際に販売機から出されたそうです。

 
町長も役場から移動して、今日のお礼の挨拶をして、警察の担当者の方も、色々と説明されていました。
 
避難訓練とは関係ありませんが・・同時刻、沢町福祉センターでは、高齢者の方の歯の検診?をやっていて、佐藤副議長も来ていましたぁ〜

 さて、本日の避訓練は、豊浜地区には54世帯があり、今日の訓練には19名が参加しました。そして、余市町としては、始めて実践された訓練でした。
 今日は想定の雨で天気も良かったのですが、本当に避難する必要がある時は、避難人数は倍もおり、当然、土砂降りでしょうし、また、夜間であったら真っ暗です。
 
 さらに、避難勧告が出るくらいならば、豊浜だけが単独で雨が降っている訳ではなく、避難勧告が発令されるくらいならば、全町が土砂降りでしょうから、災害本部には、全町からSOS情報が届いて、おそらく、処理出来ないだけ集中している・・・
 そんな中で、この地域に、消防隊員を含め、これだけの職員が配置出来る・・・事にはならないのでないか。と感じました。

 その中で、高齢化が進む豊浜地区で、どうやって住民を避難をさせ、また、逃げ遅れが無いように確認して行くのかは、まさに時間と人員の勝負だと感じました。
 今日は訓練でしたが、例えば、『靴を脱ぐ。履く』という行為についても、考えていかなければならないと感じました。

 どちらにせよ、参加した方すべてが、体験した事によって、改善点、反省点が見えたのでないか。そして、願わくば、現実の出動が無い事を祈りたいです。

 ちなみに、町長以下は、当日の午前中に、再度、役場3階で、話し合いをしていたようです。

沢町福祉センターに掲示されていた日赤のポスターです。正に「その通り」です。

 以上、豊浜避難訓練でしたぁ〜

 いゃ〜、今月は更新したぞ!!写真もどーんと使ったし・・・プロバイダーから、怒られそうですね〜

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