他の壁新聞を読む
ひろかず壁新聞No194  平成26年3月29日掲載
 ☆平成26年度予算、
    否決され余市町では初の暫定予算の策定へ☆


 3月10日より始まった、平成26年第1回定例会。日程としては28日までとなっていましたが、31日・月曜日まで会期が延長されました。

 定例会の中身としては、新年度に向かう予算特別委員会も日程に組まれており、この予算委員会は17日から26日まで間、開催されました。
 26日、予算委員会の最終日において、委員会採決が行われました。その結果、一般会計・介護保健・国民健康保健・後期高齢者医療保健・公共下水道・水道事業の6会計とも、『起立多数』で『可決』となりました。
 ただ予算委員会での採決時においては、反対者と退席者、さらには、賛否の数から推測し、一般会計だけは、本会議では否決される可能性を含んでおりました。
 特に、予算委員会での一般会計採決時において、『異議あり』の声が出されたのは、議長会派である明政会の溝口議員からであり、結果として、明政会の2名は反対。さらに、副議長会派も、1名退席で1名が反対という事で、正副議長会派が反対する。という結果となってしまいました。

 28日、本会議の様子としては、10時に開会し『議事の取り扱いにより、暫時休憩』となり、結果、本会議が再開されたのは午後2時20分からでした。
 本会議における、26年度の予算案に対しての採決結果として、6会計のうち、一般会計は7対8で『起立少数』となり『否決』されました。尚、あとの5会計は『起立多数』で『可決』となりました。
 
 採決前に行う、討論については、明政会・藤野議員が反対討論を行いました。反対理由として『財政のバランスが大切で、歳入を上回る歳出はあり得ない。財政調整基金が枯渇寸前となっており、歳入の不足を財政調整基金で補っており、歳入の説明不足。財政危機の脱出が明確ではない』との意見でした。
 

 採決状況としては、以下の通りでした。
賛成 7名
   共産党・中谷、佐々木    公明党・白川、野崎
   よいち未来・土屋、岸本   無会派・吉田浩一
反対 8名
   明政会・溝口、藤野    明友会・佐藤、彫谷
   新自治研究会・辻井、吉田豊、野呂  無会派・安宅
    ※近藤は体調不良により欠席

 討論の内容にあった件について、今回の予算委員会で特に問題となったのか。については、私、吉田ひろかずは、体調不良により、18日から25日までの間、入院していたために、予算委員会を欠席しておりましたが、聞き及ぶ範疇の中では、『さほど議論にはならなかった』という見解を持つ方が多いようであり、さらに、特定の問題について、質疑が集中した事はなかったようです。
 予算委員会の会議時間についても、毎日、午前10時から始まり、午後5時前には終了しており、さらに、議会日程としては、当初の予定通りに進み、これもまた、過去に事例のない程に、順調に進んでいたようです。

 一般会計の否決を受け、定例会は31日まで会期延期となりましたが、31日は年度末という事で各種の行事があり、午後1時から本会議が再開されます。
 議題としては、一般会計の否決を受け、役場側では暫定予算の作成に入り、これを提案するものです。
 暫定予算は、経常的経費である人件費や水道光熱費等、公共事業における継続的事業のみが計上され、議会承認を受け成立するものです。
 つまり、新規の事業等の予算は執行出来ない事となり、工事入札や各種団体への補助金支出は、本予算が成立するまで執行出来ない事となります。

 議会の結論としては、議員個々がそれぞれの考え方によって、賛否を表明した事によっての、結果だとは感じていますが、暫定予算は住民生活に影響を及ぼすことは必至であり、特に、今回の予算委員会では特定の問題について、質疑も集中する事が無かった中で、新年度予算を否決するだけの事由があったのか。とも私は感じています。
 ただ、2月末に議決された、臨時職員の事故による賠償金問題については、理事者側の説明では納得行かない部分もかなりある事も事実です。
 そして、嶋町政になって、タイミングの悪さもありますが、重要な決定をしなければならない時に限って、突然として、別な問題が発生し、そちらの解決が優先しなければならず、本来的に解決しなければならない問題が先送りにされてしまう。という事が繰り返されており、これらの積み重ねが町長への不信感をまねいているとも感じています。

 余市町において、新年度予算の否決は、初めての事であり、理事者側も議員も初めての経験であり、未知の領域となっている事から、今後の予想・予測は極めて難しいと感じておりますが、住民生活に支障が出ないように取り組んで行きたいと考えおります。