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ひろかず壁新聞No144  平成20年12月19日掲示
    ☆余市町議会第4回定例会終了☆

 上野町長が入院復帰後、初めてとなる定例会が、12月12日から19日までの間、開催されました。

 定例会では議員からの一般質問があり、今回の定例会では13名の議員から17件の質問が提出されました。
 一般質問は、町長が答弁するルールになっており、公務復帰はしたものの、元の状態に戻っている訳ではなく、町長がどの程度答弁が出来るのか。ということも注視されていました。
 一般質問は提出後に役場側としては答弁書を作成しており、一回目のやり取りは原稿を読み上げる形となり、再質問、再々質問は、その場で考えての答弁となります。
 事務的な事項については担当者が答えましたが、物事の方向性や町長の考え方という点については、町長自らが明確に答えておりました。

 11月中旬に報道各社で取り上げられた宇宙記念館の問題については、12月18日に株主総会が開催され、すでに報道各社によって、報道はされていますが、定例会最終日に町長から行政報告という形で議会に報告されました。


行政報告(平成20年余市町議会第4回定例会)
     株式会社 余市宇宙記念館の解散について

 この度の株式会社余市宇宙記念館の解散について、行政報告を申し上げます。
 余市宇宙記念館につきましては、本町出身である日本人初の宇宙飛行士・毛利衛氏の偉業を讃え、その功績を後世に継承するとともに、次代を担う青少年に宇宙と科学への夢を育むとともに、本町観光振興の核となる施設として建設されたものであります。
 また、株式会社余市宇宙記念館は、平成10年2月に設立され、設立趣旨に沿い、公共性を保ちながら民間の活力とノウハウを活かし、柔軟で機動性・利益性をもった第三セクター方式によって管理運営を担って参りました。
 その後、平成18年には一層の効率的な運営が図られるよう、指定管理者制度を導入し、業務を執行して参りました。
 この間の経営状況につきましては、平成10年のオープン当初は15万人以上の入館者となるなど利用面において盛況でありましたが、その後、入館者が徐々に減少し、収入に対して管理経費が上回る状態が生じるなど、経営収支のバランスを図ることが困難な状況となって参りました。
 このため、第5期以降においては、経営の抜本的改善を図るべく、販売部門の拡大強化や維持管理費の節減及び人件費の圧縮など、さまざまな経営努力を行って参りましたが、結果的に経営収支の改善までには至らず、その後も年々累積赤字が増大したことから、本年、第12期事業計画においても、更なる効率化を目指し、光熱水費をはじめとする維持管理費の節減、社員給与の見直しなど人件費の圧縮に努めたところであります。
 しかしながら、近年の原油価格の高騰や観光ニーズの変化と相まって入館者数が激減し、本年10月末までの入館者数は前年対比約8千人減少の3万3千人となり、極めて深刻な事態に直面することになりました。
 こうした事態に対処するため、本町と株式会社余市宇宙記念館との間でこれまで種々協議を重ね、去る11月12日には取締役を交え、現在の経営状況を踏まえ存続に対する検討協議を行ったところであります。
 しかしながら、年間収支のバランスと累積赤字の解消を見込むまでには至らず、このまま継続した場合、今期において債務超過を起こす可能性が大きいとの判断になったことから、11月28日開催の取締役会において、現在の債務状況と社員の労働債務を勘案し、やむを得なく株式会社余市宇宙記念館を解散するとの結論に達したものであります。
 この取締役会の結論をもって、昨日開催された臨時株主総会において解散と清算人選任の二件の議案が提案され、全株主の出席のもと全会一致で会社の解散が決定され、清算人にはこれまでの専務取締役が選任されたところであります。
 今後は、株式会社余市宇宙記念館の解散決定に伴い、本日より営業業務が停止されることとなり、清算人によって清算業務が行われることになりますが、清算に要する期間としては法的な必要期間も含め、概ね3ヶ月間見込まれるものと考えております。
 社員につきましては、関係法令の規定に基づき、12月末をもって解雇する旨の通知を行っておりますが、今後、可能なかぎり誠意を尽くして参りたいと存じます。
 町が出資しております株式につきましては、今後の清算業務の推移を見極めながら、適切に対応して参りたいと存じます。
 このような結果を受け、本町としては、宇宙記念館を当面は新たな再開の方向が決定されるまでの間、緊急やむを得なく休館せざるを得ないとの判断に至ったところであります。
なお、株式会社余市宇宙記念館の解散に伴い、指定管理者協定が解除となるため、宇宙記念館及びその他道の駅に設置した町有施設の維持管理につきましては、当面、町が管理を行なって参りたいと考えており、これにより新たに生じる経費については、適切な予算対応を図り、万全な管理を行って参りたいと存じます。
 今後の宇宙記念館の再開に向けては、当初の設立趣旨に沿ったなかで、その運営方法及びあり方などについて、議会に十分ご協議申し上げるとともに、町民への説明責任も果しながら、最善の道を探って参りたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上を申し上げて行政報告といたします。