14年10月2日作成
☆改正国保税、
      否決から一転可決される☆ 


9月20日の採決状況

 賛成 6名 河原木五郎(公明党)佐藤博(町政クラブ)
        吉田広之丞・掘幸二郎・納谷準一・渡辺秀夫(新政会)
 反対10名 吉田豊・吉田浩一(民友クラブ)
        渡辺正治・熊倉義城・佐々木正江・中谷栄利(共産党)
        松原友香・岩戸てる子・佐藤敏(町民連合)
        佐藤一夫(町政クラブ)
 欠 席 者 藤井良一(所用のため。新政会)
        白川栄美子(所用のため。公明党)
        島鉄雄(病気のため。町政クラブ)
 退   席  安宅俊威(監査委員として加わらず。民友クラブ)
 他      野呂議長は立場上、採決に加わらず。欠員1名。

9月30日の採決状況
 賛成10名 白川栄美子・河原木五郎(公明党)
        佐藤博・
佐藤一夫(町政クラブ)
        吉田広之丞・藤井良一・掘幸次郎・
        納谷準一・渡辺秀郎(新政会)
        
岩戸てる子(町民連合)
 反対 7名 吉田豊・吉田浩一(民友クラブ)
         渡辺正治・熊倉義城・佐々木正江・中谷栄利(共産党)
         松原友香(町民連合)
 欠 席 者 佐藤敏(所用のため。町民連合)
        島鉄雄(病気のため。町政クラブ)
 退   席  安宅俊威(監査委員として加わらず。民友クラブ)
 他      野呂議長は立場上、採決に加わらず。欠員1名。
     ※赤字は採決を変えた議員


 すでに、北海道新聞のホームページ(1日)と紙面後志版(2日朝刊)には、掲載され、自分も当事者の一人ではあるのだが、またまた新聞に良くない話題で出てしまった・・・・
 自分のHP(壁新聞と独り言)にはすで掲載をしているが、第3回定例会において、否決された改正国保税が、9月30日に第7回臨時会が招集され、再び提案された。

 今回の提案内容は、前回(9月20日)否決された内容とまったく同じものであった。同じものであり、また、提案の仕方も、担当課長が行ったのであった・・・・


 さて、この改正国保税は、国においては、8月2日に成立している。つまり、町独自ではなく、親法があり、これを実施するためには、町の条例も直さなければ実施出来ない。という事である。

 20日に否決された事は、道のみならず、国でもビックリした事であったようで、10日前に否決された内容を、まったく同じくして提案して来た背景には、おそらく、国や道から、強烈な指導があったと推測している。

 さて、前回、否決された後、新聞には『約1800万円の負担減になるはず。』という言葉が記載されており、また、この掲載内容については、本会議でも同じ答弁をしている。
 つまり、国保加入者の中で、来年の国保税(国保料金)が、下がる人もいる反面(これが1800万円)、最大で年2万円前後、値上がりする人もいるのが、今回の改正国保税の大枠である。
 自分が反対した理由は、前回提案された内容では、住民に対して、なぜそうなのか?という説明が出来ないために、反対をしたのであった。

 今回の提案内容は、前回とまったく同じであったが、少なくとも、議案配付時点までは、なんらかの資料が入っているのではないか?と思っていたが、これも無く、だとしたら、当日、議場で資料配布があるのか?とも思ったが、一切の資料提出は無かった。


 さて、新聞には『採決まで13時間以上かかった』とあったが、実際は、14時間である。9月30日は以下のように進んだのであった。


午前9時 議会運営員会開催
 議案の取り扱いを巡り、結果出ず。対立点は本会議で即決するか?文教社会常任委員会(以下、文社委員会とする)に付託をするか?
 本会議即決の場合は、すぐに、当日中に決定出来る。文社委員会の付託の場合でも、『今日中に委員会を終了させてほしい』という希望であり、委員会終了後、本会議に戻して採決。どちらにせよ、役場側では、“今日中に可決で、決めてほしい”という意向である事には違いがなく、本会議開催時間の
10時まで結論が出ない。

午前10時 本会議開催
 議長口述『諸会議開催のため、暫時休憩』と本会議を開催してすぐに休憩。結局、昼休憩を挟み、午後1時30分まで本会議は休憩。

午前10時〜 本会議再開までの間
 断続的に会派代表者会議や議会運営委員会が開催され、協議。尚、議会運営委員会では、全会派一致の結論を出すまで協議をする。そして、異例ではあるが、本会議で文社委員会に付託をし、すぐに文社委員会を開催し、その中で協議をする事になる。尚、文社委員会終了まで、本会議は休憩。つまり、議員は全員役場3階の議員控室で待機することになる。
 
 この時点での自分の考えというか、予想では、本会議で即決をするか委員会付託をするかは別して、採決に入れば、可決されるだろうと想像していた。その事由として、前回休んでいた議員が2名出席し、さらに、前回反対した議員が1名欠席した事。さらに、わすが10日前に反対した議員が、少なくとも一人は間違いなく、起立するだろうと予想していた。つまり、+3と▲1では、勝負あり。今回は可決されるであろう。と思っていた。ただ、文社委員会を開催して、納得出来る答弁が得られれば、自分自身でも、考えが変わる可能性もなきにしもあらず。であった。

午後1時35分 本会議再開
 議案提案。前回とまったく同じ内容で、趣旨説明は担当課長が行う。その後、質疑開始。渡辺正治議員と自分の2名が質疑を行う。

渡辺正治議員の質疑
Q・なぜ、前回否決された、まったく同じものを提案しているに、担当課長がするのか。前回の状況を見れば、町長自ら提案するべきだろう!!(自分もそう思う。)後志管内では、この議案に対し7市町村が提案すらしていないのに、なぜ、余裕をもって出来ないのか?。等々
A・町長答弁
 議会軽視はしていない。他の町村とは条例が違っている。10月1日より実施しなければならない。町民への不利益を避けるため。

吉田浩一質疑
担当課に
Q・本日提案された内容は、9月20日に提案されたものと比較してどうなのか?まったく同じ物なのか
A・同じものである。
Qこの条例改正については、『国の方針に伴うもの』というが、9月には全国約3300の自治体で定例会が開催されたと思うが、すべての自治体で提案されたのか?
A・調査していない
Q・総ての自治体で提案され可決されたのか。つまり、全国一斉に10月1日より実施されるのか。
A・掌握していない
町長に
 町長は日頃の答弁において、常に、『私共は』であり、『私』の考えは表明されない。さらに『みなさんのご意見を聞いて判断したい』とも常に答弁をしている。
Q・今回の提案を『私は』どう考えているのか
A・町民に不利益にならないように
Q・私共の私共とは、どの範囲をいうのか。
A・役場職員
Q・答弁に使っている『みなさんのご意見』の『みなさん』とは、どの範囲を言うのか?
特に、この中には議会は含まれているのか?
A・議会も入っている
Q・先程、担当課に「今回提案のものは前回と同じものか?」と質問しましたが、おそらく、『まったく同じ』と答えるでしょう。つまり、9月20日の時点では、みなさんのご意見を聞いた結果、否決されたのでないか?まったく同じものを提案して来た事は、日頃の答弁とまったく整合性かない。この点について、政治家として、どう考えているのか?
A・10月1日より、国の法律として実施される。
Q・20日の質疑の時、理事者側としては、20日までの時点までは、改正国保税の内容について、住民に対し、一切の説明をしていなと、指摘をされていました。では、前回否決をされた20日から本日まで、町長は、住民に対し、具体的に何か説明行動を取ったのか?
A・広報等で流した。もっと説明をする。現時点では無い。
質問2回目
Q・住基ネットについては、接続していな自治体が現実的にある。この改正国保税は10月1日までに成立させていない自治体が多数ある。住基ネットのように、ほんのごく少数の自治体が実施していないのであれは、『みんなやっているから、しょうがないだろう。』という答弁は成り立つ。しかし、今回の改正国保税に対しては、実施していない自治体も多数あり、ならば『みんなやっているから、しょうがないだろう』という事にはならないはずです。なぜ、率先して実施しなければならないのか?
A・住基ネットとは違う。
Q・余市町の世帯数は1万世帯で、広報は9千しか印刷していないはずであり、広報をもって説明した事にはならない。住民に対し、何も説明をしておらず、どうやって、住民に理解を得られるのか
A・保険証の交換時に説明している。(この時、役場では老人保険証の交換をしていました)
質問3回目
Q・来年の町長選挙に影響しますよ
A・選挙は関係が無い。



午後3時10分 文社委員会開催。
 本会議を休憩して、文社委員会を開催。尚、議員の傍聴者が多かったので、委員会室では無く、302会議室で実施。
  文社委員会構成メンバー
   委員長   熊倉義城(共産党)
   副委員長 松原友香(町民連合)
          吉田広之丞(新政会)
          藤井良一(新政会)
          川原木五郎(公明党)
          佐藤一夫(町政クラブ)
          佐々木正江(共産党)
※傍聴議員で、最初から最後まで傍聴していた議員は、渡辺正治議員と中谷議員の二人だけでした。他の議員は、自分も含め、入れ替わりをしていました。
 文社委員会では、熊倉委員長が副委員長と席を交替し、質疑を開始。


午後4時50分
 本会議延長のため、文社委員会一旦休憩。答弁調整と委員会より資料請求があったため、その資料用意のため、大幅に休憩。文社委員会が再開されたのは7時20分から

午後7時20分
 熊倉委員長の質疑が続くも、明確な答弁は一切聞かれず。

午後9時35分
 委員会質疑終了。採決に入る前に吉田広之丞議員より『採決の前に、付託意見をつけてはどうか?』の意見がだされ、全会一致で付託する事が決定される。内容は、
『今後の議案の提案に当たっては、万遺憾なきを期されたい』
 委員会採決が行われ、4対2の賛成多数で、委員会を通過。

午後9時40分〜
 本会議を再開するために、議会運営委員会を開催。また、文社委員会終了における委員長報告を作成するために、時間を要する。

午後10時35分 本会議再開
 文社委員長による委員会結果の報告が行われた後、質疑、討論、共になし。
 採決が行われ、10対7の賛成多数で原案通りに可決成立。10月1日より、実施されます。
   以上が、9月30日の流れである。


   
委員会室

 さて、自分は、302会議室には入らなかったが、壁を1枚挟んだ301会議室で聞いていた。100%聞き取れた訳では無いが、熊倉委員長の質疑に対しては、まったく答弁が出来ていなかった。
 特に、新聞と本会議で答弁した1800万円の根拠の資料要求を出され、これに対し『根拠はあるが、資料は出せない。だせないための資料説明を担当課にさせる。』と町長が訳の分からない答弁をしていた。

 また、この改正国保税の各町村の提案状況については、後志管内のみを見ても、7市町村が提案すらしておらず、『なぜ、他の町村は実施していないのに、10月1日にこだわるのか?』との質問に対しても、『国の法律だから』という、答弁から一切、出ていない。
 さらに、『実施しなければ、不利益である。』の本会議答弁に対しても、何が不利益なのかが、理解出来なかった。
 つまり、文社委員会では、何を聞いても、何も出て来ない。ただ、若干の資料は配布されたようだが、自分は外にいたので、見てもいないし、また、所属会派の民友クラブは文社委員が不在の事もあり、どんな資料が配布されたのかも、まったく不明である。ただ、聞くところでは具体的な資料では無かったようである。


 最初に書いたように、この時のやり取りで『前回、否決された後に、町村会と道に行って相談をして来た』と答弁していた。つまり、この時、道側の強い指導があったと想像しており、町長としても、下がるに下がれなかったのではないか?

 ただ、役場側でも、管内の1/3が提案すらしていない状況は確認しており、いわば、道に確認をしたために、お灸を据えられ、さらに、結果として町長は自分で自分の首を締めた事にしてしまったのではないだろうか。


 
委員会開催時には看板が上げられます。

 文社委員会開催中、301会議室で聞いていたら、役場の多くの管理職が来て、自分と同じく耳をすませていた。
 特に、民生部は4名の課長がおり、保険課長は委員会室に入っているので、残り3名の課長は、全員揃っていた。さらに、保険課の女子職員も数名来て、質疑を聞いていた。
 女子職員は直接は議会と係わりあいが無く、残っていたからといって、残業代が出る訳でも無い。時間も時間だし、夕食も取っていないだろうと想像していた。
 

 壁一枚向こう側の302では、心理的にも精神的にもギリギリの攻防が繰り広げられ、301では、声を聞き漏らさぬように静粛の中にあり、推移を黙って見ている。特に、女子職員が、けっして、無関心ではいない。という事が見えた事だけでも感銘を受けた。
 “待つ”という辛さは、おのおの立場が違えども、単に時間が過ぎるだけではなく、それ以上の意味が、この場にはあったと、今、感じている。

 そんな状況を見て感じながら、採決に加わらなければならない。そして、自分としては、聞こえて来た範囲の中では、やはり、住民に対しての説明が出来ない。起立するだけの事由にはならないと判断した。

 委員会採決の時は、自分でもこの目で確認したいと思い、302会議室に入った。委員会結果は、4対2であった(委員長は採決に加わらず)。そして、本会議でも、自分自身が当初予想していた通りの結果となった。


 国の法律がある以上、『反対してもしょうがない。』という意見もあり、これについてももっともだと思う。しかし、自分としては、決して、闇雲に反対している訳では無く、『改正後、こうなる』と具体的に、分かるように説明してもらえれば、前回の自身の態度にこだわる事なく、賛成に回る場合もある。しかし、いくら、文社委員会を開催したとはいえ、何も、分からないではないか。これで、どうやって、賛成に回ることが出来るのか?
そして、賛成・反対にかかわらず、議員全員の一致した認識として、付帯意見が付けられたと思っている。
『今後の議案の提案に当たっては、万遺憾なきを期されたい』言葉以上の意味がこの文字には含まれているのではないか・・・・自分では、そう思いたい。


 今回の採決の前に、ある先輩議員が、こういう話をしてくれた。
『昔、ある採決を巡り、委員会では賛成したが、本会議では反対に回ることになった議員がいた。態度を180度、変えたのは、『自分勝手に判断し、住民の意見を聞かず、起立した。しかし、再度、住民に確認をした所、住民の理解が得られないので反対に回る。』との事であったが、いかなる理由があろうとも、一度決めた態度を返る以上、彼は、懐に辞表を入れて、採決に望んだ。ただ、その時の議長の取り計らいにより、辞表は提出させなかったが、それだけ議決に加わるという事は、大変な事だ。仮に間違ったとしても、『私は間違いました。』とは口が裂けても言えないだろうし、そんなに甘いものではないし、それが政治家ではないか。』と。

 自分は、前回の採決終了後に、反対した訳をその日のうちに表明した。そして、おのおの賛成した議員も間違っていないと思うし、また、反対に回った議員も間違ってはいないと思う。
 そして、町長としても、理事者として道や国に対するポーズもあり、町長の立場としても、理解出来ない訳ではない。
 しかしながら、おのおのが、それぞれの立場で、どういった言い分があろうとも、住民が理解してくれるのか?。

 まったく同じ内容の議案が、わすが10日前の採決では、6対10で否決されたのが、今回は、一転、10対7で可決。確かに、出席・欠席の状況もある。また、態度を変えた議員は、何を根拠として変えれたのか。

 しかし、住民はそんな事は、知らない話で、夜の夜中まで、庁舎に電気を付けて、経費を使っている状況を理解してくれるのか・・・・
 『良くやっているね〜。ご苦労さんだね〜。』と言われるのがオチであろう。

 どちらによせ、こういう案件は、もう勘弁してほしい。と思うのが偽らざる心境だし、自分の性格もあるが、もっと、前向きな議論をしたいものである。


 そうそう、最後に、本会議での自分の最後の質問。「町長、選挙に影響しますよ。」は、確かに町長には失礼であったと反省しています。ですが、通常、税金のキップが出されるのが6月に入ってから。来年は選挙の直前である。
 余市町長大谷覚の名前のキップが出され、下がった人は、『ラッキ〜!』以外のなにものもない。しかし、2万円も上がった人は、どう判断するのかなぁ。
 『公民館のエレベーター?わし、公民館は使わないから関係ない!』という人もいるんですよ。

                        

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