独り言 平成25年2月16日UP
    ☆平成23年度、各会計本会議採決☆

 時間が経過しましたが、また、過日の新聞報道の通り、大混乱に陥った、平成23年度の各会計決算認定。
 1月30日に委員会採決が終わり、本会議採決が、2月13日、平成25年第1回臨時会で行われましたが、これまた、大混乱・・・・というのか、異例の採決となってしまいました。

 まず、ネットを見ていたら、『なんで今頃、決算なんだ?』との意見もありましたが、これは、以前、どなたかの意見が掲示板に書かれ、返答をした事がありました。

 役場事業の閉めは『年度末』ですので、3月31日となりますが、『出納閉鎖』は3月31日ではなく、5月31日となっています。つまり、決算数値の計算は、6月に入ってから始められます。

 今はコンピューターがあるので、ある程度の計算はしてくれるのでしょうが、縦横の計算、また、一般会計から、特別会計に繰り出した金額等々の係数も出します。
 これがどれくらいの日数がかかるのか分かりませんが、出来た数値を書類として印刷製本するには、それなりの時間も必要となります。
 そして、当然、数値確定後、監査も受けなければならないと思いますし、監査委員は監査委員独自で意見書の作成もしなければならない。という事となります。

 総ての書類が完成後、本会議で提案されて、余市町では、議員全員参加の決算特別委員会へと付託されます。
 前年の決算については、早い自治体では9月中に終わる所もあるようですが、余市町としては、例年、11月末に決算委員会が行われます。
 また、時期的に10月・11月は議員の視察、議長会・町村会の全国大会も多く、そのために員数がそろわない。というのもあり、11月末となっています。
 
 余市町の場合、水道は企業会計という事で、水道のみ単独で提案されるのですが、残った、他の会計は、一般会計からの繰り出し金の関係もあって、10月の臨時会で提案され、11月末までに決算委員会を終了する。委員会終了後、再度、本会議で採決されるのが、12月の定例会というのが余市町の通常の流れです。
 そして、役場側では、決算委員会で各議員から出された意見を考慮しながら、また、国から来るであろう予算を見ながら、次年度の予算策定に入ります。

 
本文とは関係ありません・・・火災出動があり、お見舞い申し上げます。真冬の火事は、火災に合われた方も本当に厳しいです。皆さん注意しましょうね。

 さて、今回の決算委員会、新聞の地方版に幾度となく掲載されました。また、自分のニュース55号と、ホームページの25年1月28日独り言に関連事項が掲載されています。

 そして、その後はどうなって、今回の本会議では、何が起こったのか?という事なのですが・・・・

 1月28日の独り言の続きですが、1月23日の委員会終了時点で、問題となっていた『0決算』にかかわる部分を含む、一般会計歳出までの質疑が終了。日程として、再々・・度延長され、1月30日に開催する。という事となったそうです。

 で、1月30日には、平成23年度の各会計の質疑が総て終了した事によって、委員会での採決が行われました。
 その結果、公共下水道特別会計は全会一致で『認定』。一般会計・国民健康保険特別会計・介護保険特別会計・後期高齢者医療保険特別会計の4会計は『不認定』となりました。
 ちなみに、決算ですので、『可決・否決』ではなく、『認定・不認定』で表し、すでに過ぎてしまった事項である事から、『不認定』であっても、行政的には、取りだてて影響はありません。
 まぁ、早い話し、不認定=赤点であって、赤点だからと言って、追試がある訳でも無いのですが、不認定は落第点であって、執行側としては、『はずかしい事』となります。
 ちなみに、決算の不認定は、余市町ではあまりありませんが、他の自治体では、けっして珍しいことではないようです。


 さて、1月30日の委員会採決の詳細は、以下の通りで、賛成反対した議員名は次の通りでした。(敬称は略させて頂きます)

まず、当日、委員会に参加した議員ですが・・・
明政会 2名 溝口 藤野  ※中井議長は委員会には加わらず
明友会 2名 佐藤 彫谷
公明党 1名 野崎     ※白川は監査委員のため、座る席は番外側という
              事で、委員会採決には加わらず
共産党 1名(+1名)佐々木 
           ※中谷は決算委員会委員長なので、
           同数になった場合のみ、採決を下す
よいち未来 1名 土屋  ※岸本は身内不幸のため欠席
             ※私、吉田浩一は所用のため欠席
無会派 5名 安宅 吉田豊 辻井 近藤 野呂

つまり、委員長を除いて、12名での採決となったのでした。

 採決の結果は、公共下水道特別会計は全会一致という事で、賛成12名で認定。
一般会計 賛成 明政会・公明党・共産党・よいち未来 5名
     反対 無会派・明友会           7名 

国民健康保険特別会計・介護保険特別会計・後期高齢者医療保険特別会計の3会計は同じ結果でした。
 賛成 明政会・公明党・よいち未来 4名
 反対 無会派・明友会・共産党   8名 

 さて、なぜ、自分が30日に欠席をしたのか・・・ですが、まず、この日は、別に受けている団体の監査業務の一環である、棚卸しの作業が前以て入っていた。つまり、1月30日に決算委員会が再々々・・延期になったのは、1月23日の委員会終了後というであって、その前に、日程が決まっていた。
 また、1月22・23日の委員会は、体調不良で39度の熱がでていて、欠席しており、今回の決算で議論の中心となった、いわゆる『0決算』については、他の議員の発言や監査委員を含む理事者側の答弁を聞いていなかった。という事もあって、「判断する立場にない」とも考えていた事もありました。
 委員会に出席していない以上、当然ですが、住民の方にも説明が出来なく、これらの背景もあって、30日の委員会は欠席しました。

 ちなみに、仮に自分が委員会採決に参加をしたとしても、どちらに加わっても、結果は変わらなかった。という事ですね。


 話しは少しそれますが、議会は生き物であって、たった一言の言葉によって、『賛成』から『反対』に変わる場合もあり、過去の議会で自分はそれを経験しています。
 そして、それは、その場にいなければ感じる事の出来ない、また、言葉では説明出来ない感情や背景の中で、議員は判断して行かなければならないものです。

またまた本文とは関係ありませんが・・・・先日、ある物を持ってきました・・・
 
上の写真はベルトなんですよねぇ・・・5年ほど前に作成して60万円もかかりました。ちなみに、隣の写真のものとセットで使うものです。さて、何でしょうか・・・



 さて、委員会が終わった事により、本会議に戻されて、本会議の採決が行われます。そして、議員の頭数は変わらないのですが、採決に加わる人数が変わって来ます。

 ここで、会派名と所属議員名は以下の通りです。
明政会 2名+1名 溝口 藤野 中井 
             ※議長は同数になった場合のみ、採決を下す。
明友会 2名 佐藤 彫谷
公明党 2名 野崎 白川
共産党 2名 中谷 佐々木 
よいち未来 3名 土屋 岸本 吉田浩一
無会派 5名 安宅 吉田豊 辻井 近藤 野呂

 つまり、16名で採決をする事となり、また、定足数、つまり議会が成立する人数は、議長を入れて『9名』ということとなります。

 さて、決算委員会の本会議での採決は、決算委員会の委員長であった、中谷議員による、委員会審査結果報告から始まります。
 常設委員会では、出席している議員が、全体数の1/3くらいなので、『◎◎という質問が出されて、☆☆という答弁がされました』との報告となりますが、全員参加の委員会では『全員参加の委員会ですので、内容は省略します』との事となります。

 さて、一般的に議案の採決においては、議長は『原案に賛成の議員の起立を求めます』と口述します。
 また、委員会で『可』となった場合は『委員長に報告の通りに、『可』と決する事に意義ありませんか?』と口述します。
 そして、今回の場合は、委員会では『不可』となったので、議長は『委員長の報告は『不認定』でしたので、原案に対して、賛成の議員の起立を求めます』と発して、採決に入ります。


 さて、今回の流れですが、まず、中谷議員による、委員長報告がされます。この場合は、総ての会計の結果報告がされます。
 そして、採決に入りますが、採決は、1議案事に行われ、最初に一般会計が採決されます。
 採決前に、討論が出来るのですが、ルールとして原案に対して、反対から行い、次に賛成の順番で行われます。
 まず、議長は『反対討論はありますか?』と発しましたが、今回の場合、反対討論はありませんでした。
 次に、『賛成討論の申し出があります』との事で、議案に対しての賛成討論は、明政会・藤野議員と共産党・佐々木議員の2名が一般会計に対しての賛成討論を行いました。
 そして、藤野議員の討論最中に、安宅・吉田豊・辻井・近藤・野呂の無会派5名、佐藤・彫谷の明友会2名そして、公明党の白川の8名が退席してしまいました。
 この時点で、議場に残った議員は8名であり、つまり、議長を入れて『9名』という事で、定足数は、かろうじて確保されており、議事はそのまま進みました。

 討論終了後、『採決』に入りますが、採決は、議場にいる議員の中で判断されます。今回の場合は、8名退席でしたが、8名が残っており、8名の中で過半数を越えれば、『可』となります。つまり今回は5名以上の議員賛成があれば『可』となるルールです。

 今回の決算では、委員会採決時では、『意義あり』の声があった事により、起立採決を行いました。
 こうなった場合、本会議採決においては、議長は『採決は起立によって、行います。賛成の議員の起立を求めます』と発して、議員は態度表明をします。つまり、議員は『意義あり』と発する必要はありません。

 さて、採決結果ですが、以下の通りです。

一般会計 賛成7 明政会  溝口 藤野
         公明党  野崎
         共産党  中谷 佐々木
         よいち未来 土屋 岸本
     反対1 よいち未来 吉田浩一
     退席8 無会派  安宅 吉田豊 辻井 近藤 野呂
         明友会  佐藤 彫谷
         公明党  白川

国民健康保険特別会計・介護保険特別会計・後期高齢者医療保険特別会計の3会計は同じ結果でした。
     賛成5 明政会  溝口 藤野
         公明党  野崎
         よいち未来 土屋 岸本
     反対3 共産党  中谷 佐々木
         よいち未来 吉田浩一
     退席8 無会派  安宅 吉田豊 辻井 近藤 野呂
         明友会  佐藤 彫谷
         公明党  白川

公共下水道会計
     賛成7 明政会  溝口 藤野
         公明党  野崎
         共産党  中谷 佐々木
         よいち未来 土屋 岸本
     反対1 よいち未来 吉田浩一
     退席8 無会派  安宅 吉田豊 辻井 近藤 野呂
         明友会  佐藤 彫谷
         公明党  白川

 さて、今回の自分の行動と考え方ですが・・・・

 まず、当日、役場に行くと、『退席する議員がいるのではないか?』という話を会派の議員から耳にしました。
 本当に退席するのかどうかは、その時点になってみなければ分かりませんが、「もしかしたら、定数割れになるのではないか?」とも考えました。
 当初、自分としては、委員会採決に不参加だった。この理由としては、前掲の通りであり、「判断出来る立場にない」との考え方を持っていました。


 『議案に対して退席する』という行為は、珍しい事ではなく、まぁ、よくあります。退席の場合は、意志としては『反対』となるのですが、様々な経過の中で、取る手法です。
 人事案件の場合が比較的多く、また、しいて言えば、会派の中で意見調整が出来ず、反対の者が退席をする。という場合が多いです。
 これを取る事によって、会派の意志を表したり、また、余計な混乱を起こさないために行う場合が多いです。


 さて、今回の場合ですが、朝の時点から『欠席』しているのであれば、その状況は判断出来ますが、『審議の途中で退席する』という場合は、その時になってみなければわかりません。
 そして、今の余市町議会では、退席する議員が9名を越えると、議会そのものが成立しない事となります。

 退席する議員が何名いるのか?また、どのタイミングで退席するのかも、まったく分からない中で、自分としては、『退席者が7名までだったら、自分も退席する。8名が退席すれば、議場に残る』という事を決めていました。
 そして藤野議員の討論の最中に、議員が各々、席を立ち始め、正直、「え?白川議員も退席かぁ」と見て、結果、自分は議場に残る事にしました。
 

 さて、次に採決の考え方ですが、結果として、退席者は、委員会採決時において、『反対』した、また、白川議員は監査委員として役場側の席にいた事により、採決には参加していませんでした。
 一般会計の審議中でしたので、結果として会派的には賛成会派しか、議場に残っていない事となりました。つまり、このままでは全会一致となる可能性もありました。
 で、考えました・・・・「委員会採決では、不認定となったものが、本会議では、全会一致で認定となるのが、果たして良いものか・・・」と。
 また、自分としては、委員会を欠席した事もあったので、「賛成出来る立場に無い」とも考えていた事により、討論が実施している最中に、「反対」を決めました。

 討論も終わって、「意義あり」と言おうと思っていたのですが、議長の口述は、『この採決は起立によって行います』と発して、起立が求められましたが・・・・
 結果として、着席していたのは自分だけであり、委員会では『不認定』のものが『認定』となりました。

 一般会計が終了し、次は、各特別会計の採決も、議長口述を含め、同様に流れました。討論は賛成も反対もありませんでした。
 採決結果としては、共産党の2名が着席しており、自分と含めて3名が反対。これもまた、『不認定』のものが『認定』となってしまいました。

 そして、最後の公共下水道会計ですが、これは、委員会時点では『全会一致』で『認定』となっていましたが、自分の考え方は、同じであって、また、他の会計でも、着席していたこともありました。
 全会一致なので、議長は『原案可決に意義ありませんか?』と発したので、「意義あり」と自分が発言して、採決が行われ、『起立多数』で『認定』となりました。


 さて、退席した議員は、もしかしたら、一般会計の採決が終わって特別会計の採決時には、議場に入るのではないか?とも考えていました。
 委員会採決の時点では、不認定が8議員であり、会派構成を考えれば、本会議採決では9議員は確保していた事となります。
 現在の議員定数は17名。議長を除いて16名ですので、9票が集まれば、覆る事はなく、自分が本会議において、どちらの態度を表そうが、結果は変わりません。
 ですから、「特別会計の採決には、議場に入って来るのではないか?」と考えていましたが、結局、入室がされず、結果として、委員会では、『不認定』となった特別会計も、『認定』となってしまいました。

 本会議当日、道新の記者さんが入っており、『うーん、一般の人には理解出来ないぞ。紙面スペースもあまり無いし、どう書くかなぁ』と考え込んでいました。


 なぜ、8名もの議員が退席をしたのかは、話をしていないので、分かりませんが、一連の流れとしては、12月に提出された『議長不信任案』の流れを汲んでいると推測していますし、この状況は今後も続くであろうと、自分では考えています。
 そして、今回の件で、議長がどう動いたのかも、まったく分かりませんが、退席議員に対して『調整した』とか『説得をした』とは耳にしていません。

 この状況を住民の方が、どう解釈して、理解を得られるものなのかは・・・・説明をするにしても、非常に難しいでしょうし、昨日・今日、始まった訳ではないと、自分では考えています。
 長い議会の歴史と、それぞれの考え方の違いによって現在に至っている。そして、今までも、これに近い状況はありましたが、表面に出なかった。それは、議会内部で調整する役をする議員がいた事によって、遂げられていたのですが、今は、調整議員が不在となっているのが、今の現状であると、考えています。


 大変、長くなりましたが・・・・・まぁ、独り言”ですので・・・


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