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独り言 平成24年7月29日UP
   ☆議員のネット発信についておもうこと☆

 夏本番、毎日、『暑いですね〜』が挨拶になってるけれども、去年の夏より暑いのではないかなぁ。と感じています。
 4年に一回のオリンピックも始まって、違う面でも熱い夏となっているのではないかなぁ・・・・

 さて、4年に一度といえば、議員選挙ですが、昨年は統一地方選挙があって、一年を経過しました。

 余市町の議員選挙は8月なので、初定例会は9月から。という事ですが、年4回の定例会は終了した事となりましたし、4月選挙組だった新人議員は、二回り目に入った事となります。

 現在、自分は4期目に入っていますが、何度経験しても、「議会とは難しいなぁ・・・」と感じています。
 どこが難しいのか。といえば、その時々にどういった対応をすべきなのか。という事を瞬時に判断していかなければならない。という事です。
 何かが発生した場合、どう対応するのかは、これは、過去にその経験をした事がある議員は『前は、こうだった』とすぐに対応出来るでしょうし、また、他の議員にも『あの時は、こうだった』と助言も出来ます。
 議会の世界は、経験がものを言う世界でもある事に違いはありません。


 議員いう世界を見た時、10年前と一番変わった事は、議員人数が減った事。また、ネットによる発進議員が増えた。という事だと感じていました。
 特に、ネット発信という面では、一昔前には、動員がかけられて行われたデモ行進も、ネット発進によって、人が集まって来て、それが予想をはるかに越える規模となっている。というような事だと感じています。

 さて、昨年の選挙では、多くの新人議員が初当選をしました。そして、近年のネット環境の発展によって、より多くの議員がインターネットによる発信、これは、主にブログやフェイスブックですが、するようになってきました。
 まぁ、総じて言える事は、再選議員ではなく、新人議員が新たに始めるのが多い傾向のようです。

 これ至る経過としては、高速通信回線が地方にも普及しはじめた。また、パソコンの性能が、より高性能にな、それに伴い、多くのソフトが出され、以前より簡単に出来るようになって来た。という事もあると感じています。

 また、新人議員で、ネット発信をする議員の方は、総じて、今までと違う形での出馬と当選をした方が多いのではいなか。とも感じています。
 首長の立候補条件というか、首長に立候補され方は、現住所は選挙区以外でもOKですが、議員は選挙区に住んでいなければならない。という事が条件です。
 過日、本州の方で、住んでいる実績がない事によって、当選を取り消された新人議員がいたようですが、こういう事例は珍しい方ではないか。と思うのですが、自分の知っている範疇の中では、移住して、それなりの期間を住んで、立候補をされた方が多いように見ています。ですが、俗に言う、『地盤・看板・鞄』が無い方か多いようです。
 資金も無く、親類・縁者も少なくい中で、『これではいけない』と感じて、また、その地域をなんとかしたい。と思う気持ちがあって、『やってみようと』と決意し立候補、そして当選という結果だと感じています。

 そして、議員となって、議会に参加して、当然、過去の慣例や、また、地域に根差していなかった事から、過去や地域に拘る事なく、自由に意見を言える事もあって、その手立ての一つがインターネットによる発信に繋がっているのだと感じています。


 自分のホームページには、何名の方はリンクしてくれておりますが、自分からは、どの議員のホームページやブログはリンクしていません。
 なぜなら、議会のルールは、それぞでしょうし、また、議員として発信している以上、それなりの責任が伴うものと考えており、その範囲は限定すべであると考えているからです。
 ですが、他の自治体の議員のHP等に関しては、『お気に入り』には、それなりの議員の方のを入れて、ほぼ、毎日、見ているのですが・・・・最近、感じる事としては、「いかがなものかなぁ」と感じる所が多々あります。

 一番に感じる事は、発信るする内容は、様々ですが、『うちの議会では、いまだにこんな事をやっています』という、いわば、内部告発のような内容が、掲載されており、この部分に対しては、「いかがなものかなぁ・・」と感じています。
 無論、様々な形での発信は、有権者に対して、『議員の責務』でしょうが、同じ議員としては、「では、あなたは、その件に対して、議会の中で、どう発言したのか」という事を疑問に感じるからです。


 本文とは関係ありませんが・・・
先日、とある米農家さんの所に行ったら、『アイガモ』農方がとられていました。
10羽くらいいるんですねぇ〜『ガッコ・ガッコ』と鳴いて、ある程度の集団というか、数えたら10羽以上で、一列に3羽くらいで、数列に並んで、歩いていました。
 
 たんぼの回りは、電気を回した柵があって、写真では見えませんが、テングスが張られていました。
 アイガモは、羽が切ってあるのか、もともと無いのかは分かりませんが、飛べないようになっていました。
 
 農家の方に聞くと『以前、小屋を作ったやったけれども、夜になっても入らない。エサはやっています』との事でした。



 さて、2000年台に入り、地方自治体の様子も大きく変わったと感じています。
 2000年の年には、コンピューターが誤作動するのではないか。という2000年問題がありました。また、バブルの時期としては昭和から平成の終わり頃でしたが、行政的バブルは、この頃まで続いていたと感じています。
 ちなみに、余市町の一般会計の当初予算と決算数値の比較では以下の通りとなっていました。
      年度当初予算   決算数値
平成11年         118億1千万円  
平成13年 90億4千万円  93億円
平成14年 84億6千万円  96億9千万円 
        ※沢町小学校建設のため
平成20年 78億8千万円  77億6千万円 
        ※前年の決算が赤字となったために、
           財政再建のため支出を押さえた。
平成22年 74億8千万円  86億8千万円
        ※自民党麻生政権の政策で増えた事と、
           大雨被害による復旧費があった。
平成24年 75億円 

 自分は、平成11年・1999年の当選であって、決算としては100億円の規模となっていました。
 また、ほぼ同時期に各種の法律改正となり、地方分権一括法が成立。『自分の事は自分で決めなさい』との号令と、自民党小泉政権の規制緩和と競争原理が導入された事。さらには、財政的には各種交付金の減額へと向かっていき、自治体経営としては厳しい時代となってきました。そして、その結果、地方自治体は、町村合併へと向かって行きました。

 町村合併をすれば、当然ですが、議員も合併した分だけ減ってきますし、さらには、合併しなかった町村でも、議員定数が削減や、財政健全化のために、人件費の減額が先行して行われました。

 議員定数が削減された事によって、何が起こったのか。ですが、良かった点は、その分の経費削減となった事。反面、として、末端の地方議会では、報酬という側面もあるのでしょうが、選挙に立候補する人が少なくなった。という事となってしまいました。

 つまり、元々の地場の人が立候補をしなくなった事によって、今まで当選出来なかった、『地盤・看板・鞄』に該当しない方が、立候補し、当選するという事となってしまったと思っています。


 さて、自分も議員職を預かるようになって、4期目となり、13年目を終わろうとしています。
 議会の難しいというか、難解な所として、それぞれの議会に、それぞれのルールがある。という事です。
 無論、地方自治法というものがあって、それが運用されているのですが、現実的には、その町の歴史と同じく、独特のルール、また、運営方式も、それぞれ違うものであろうと推測しています。
 つまり、余市町の議会ルールが、他の町村で通用するのかどうかは、分からないのですが、議員定数が削減された事によって、そのルールを教えてくれる先輩議員が、少なくなった。のは、事実だと感じています。


 どんな社会でも、また、団体でも、『おせっかい』的に方がおり、『昔はこうだった』とか『これはこういうルールだ』とかを、それなりに教えてくれていたのでしょうが、選挙という関門がある以上、また、新人と再選組では、新人の方が当選確率が高く、また、合併をした選挙区では、選挙区域が広がった事もあって、何期もやっている議員は厳しい選挙となり、また、年齢的な問題もあって引退。議会から去るという傾向が強くなったのだはないか。と感じています。

 そして、昔のように、『立候補すれば、当選出来る』というような状況ではなく、2期目や3期目で落選する議員もいます。
 つまり、新人にルールや慣例を教えてくれる、先輩議員がいなくなった。と感じています。

 また、議場というハードという面でも、変わって来ているのたではないか。とも感じています。
 昔は議員の数と、会議場のスペースも問題があったでしょうから、議員の議席も、隣にくっつけられた状態だったのでしょうが、最近の議場での各議員の議席は“島”になっているのが多いようです。
 無論、議員は、各々の判断で、賛成反対を表すものなので、議席がついていようが、離れたいようが、関係のない話なのですが、これが、新人議員にとっては、“辛い”事となってしまいます。

 行政の世界は、やはり、特殊な世界であると感じています。言葉一つとっても、一般的には、使わない言葉も出て来ますし、その意味が分からない。また、ルールも解らない。という事です。
 多少の研修が行われるのかどうかもわかりませんが、とにかく、まったく解らなくても、本会議に出席して、『賛成の議員の規律を求めます』と議長が発すれば、賛成・反対を表さなければならない立場です。

 で、ここで、席が繋がっていれば、隣の議員に『どうすればイィ?』とか『今の意味はどういう事なの?』と聞くことが出来れば、それなりに覚えて行くことが出来るのですが、“島”ではどうにもならない。という事です。

 本会議の恐い所は、自分が知っていようが、また、その議案を理解していようが、いまいが、議事としては、流れて行き、議案毎に『意義ありませんか』と議長から問われ、反対の場合は、その場で「意義あり!」と言わなければなりません。

 これが新人議員で、また、タイミングを外さずに『意義あり』と言えるのか・・・は、非常に難しいというか、なかなか出来ないものです。
 そして、その議案に反対の場合は、その前に、質疑もしなければなりません。

 質疑と簡単に言いますが、限られた時間と回数で、余市町議会は3回挙手制なので、3回の中で、理論的に反対の理由と他の議員に共感を求め、賛同してもらえるような質問をする。という事は、かなり難しいものです。

 質疑なくて、『意義あり』という場合は、「無い」とは言い切れませんが、ほとんどなく、また、『おかしいよねぇ』と思っていても、攻める材料が無ければ、「意義あり」とは言えないものです。
 シブシブといえども、『意義ありませんか?』と議長から問われれば、『意義あり』声を出す事が出来なければ、『提案された議案は、原案の通り、可決されました』と宣言されれば、その議案は、『それで決まり』という事になってしまいます。


 さて、新人議員が陥りやすい間違いというのは、まず、ルールが分からない事、経験不足によって、過去において審議した議案と、今審議している議案との関係がわからず、結果として、『異議無し』としたものを、『これはおかしいのではないか』とか『あの時は反対だった』という事を後から言うことにあります。

 これが理解出来るようになるには、それなりの経験と、また、ある面ではお節介な先輩議員がいれば、それなりに教えてくれるでしょうが、議員定数が減った関係で、そういう議員も、少なくなって来たでしょうし、また、会派運営をしている議会では、それなりに会の先輩議員が指導してくれると思いますが、そうでない場合は、まったく、捨て置かれる可能性もあります。


 さて、ネット発信をすること事態は、悪いことではなく、これからも、もっと増えて行くと思っていますし、それが必須事項となって来るとは思っています。
 そして、自分の『お気に入り』に登録してある議員のブログ等の内容を見たときに、「議会内のルールを無視しての内容が多い」と感じている事。そして、ネットによる発信なので、他方面に影響する可能性がある事。さらには、他のHP等の内容を気軽に転写している場合がある事。発信した内容に対しての結果報告がなされていない事など・・・自分としては「いかがなものか」と感じています。

 まず、『未だに、こんな事をやっていま』とか『この件については不必要』という意見、さらには、『あの議員は、こんな事をやっている』という批判めいた内容を綴っている場合があるとします。

 発信している内容としては、共感出来る部分も多く、「今時、そんな事やっているんだぁ」と感じる所もありますが、内容は別として、「議会のルールや仕組みを理解していないなぁ」と感じる場面もあって、知らないが故に間違いを発信している箇所も目につきます。
 そして、それ以上に、発信している議員に対しては、「あなたは、当事者の一人ではないですか」と感じ、発信した内容より、「相手を批判するに値しない」と感じる場面もあります。

 前掲のように、過去の慣習やルールが分からず、また、その議案の時に『意義あり』を発言せず、いわゆる『後だし』で『あれはおかしい』という事が、果たしてどうなのか。
 また議会内のルールとしては、何か好ましくない行為をした議員に対しては『懲罰』をかける事も可能です。
 当事者の中の一人として、それを議会で行わず、単にネット上で『あれはおかしい』という事では、果たしていかがなものか。と感じています。

 「本会議において、〇〇という理由で反対したけれども、可決された。だが、おかしいのではないか」とか、「懲罰動議をだしたが、同意が得られずに通らなかった」という、自らの行為を発信するのであれば、問題は無いと考えますが、単に『あれはおかしい』とだけでは、少し違うのではないか。と感じています。

 さらに、他人が発信した内容を、転写して発信するだけ。という行為も良くない事というより、これは、HP上においては、マナー違反であると考えます。
 そして、発信した内容について、「続き」があるような場合は、その結果や続きも発信する必要があるのではないか。と考えています。


 議員なるが故、発信した内容には責任があるでしょうし、また、発信する内容としては、自らが実際にやった行為のみにすべきであって、議会全体や他の議員の批判は、自分とのかかわりあいの中で、「どうしたのか」という事にだけ留めるべきだと、自分では考えています。

 発信出来る議員は、年齢はさほど関係なく、過去において、パソコンを使える環境にあった方は、議員となっても比較的容易にネットに入れるので、発信するという手立てとして、有効に活用していると見ています。

 「発信しない」より「発信する」方が絶対に良いのですが、現実的に、末端自治体の議会議員では少数派です。ちなみに、余市町の議員では、18名中、ネット発信をしているのは、いまだに自分だけという状況です。
 そして、ネット議員に共通する事項としては、『次の選挙の当落は考えていない』という事です。
 まぁ、そんな事を言っても、結果としては、4年に一度の選挙という行為の中で、再選組は、その評価を受ける事となるのではないでしょうか。
 つまり、再選して、始めて議員としての認められるのではないか。特に、ネット議員は「再選出来て、始めて前期が生きるもの」と自分では考えています。

 末端自治体の議員で、発信出来る議員はやはり、貴重な存在だと思っていますし、また、これを継続してやる事に、存在意義があるのではないか。
 発信する事を恐れずに、ただし、ルールやマナーを守ってやってほしいなぁ。と感じる今日、この頃です。

 まぁ、そんな、事を感じた、「独り言」でした・・・

 
 
今月は、更新が多かったぞ〜!!(^^)v