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独り言 平成22年2月11日UP
  ☆掲示板回答・ワッカケトンネルについて☆

 掲示板に以下のご質問等がありました。

ワッカケトンネル開通 心配性の町民 - 10/2/11(木) 11:14 -
 来月新ワッカケトンネルが開通し車での難所が解消され大変有難い事です、ただ便利にはなるのですが又一つ余市の観光資源が失われ寂しい気持ちも有ります。
 旧道や旧トンネルを整備してサイクリング道路か遊歩道等に転用すればと思います、予算や管理の問題が有るかと思いますが訳の判らない記念館よりはまだましかと?考えますが吉田議員の考えは如何でしょうか



 まずは、心配性の町民さん、いつもありがとうございます。

 さて、ワッカケトンネルも、やっと開通ですね。
 私のHPの中に、参加報告平成16年7月22日、そして、参加報告平成17年7月19日のHPに、このトンネルの行政視察の件がUPされています。ごらんになられましたか?
 おそらく、このトンネルの工事中の現場写真をUPしたのは、自分だけではないか?と思っています。


 途中まで掘り進んだ後、工事が中断となり、その後、紆余曲折があって、平成20年2月に、当時の自民党政治の『無駄な公共事業』という事で、全国ネットの報道各社に取り上げられて、『出口の無いトンネル』と題して、一躍有名になってしまいました。ちなみに、自分の所にも取材がありました。

 後で聞いた話ですが、平成17年7月に掲載された写真の中で、先端部分の写真がありますが、この場所で、工事が止まっていたそうです。

 当初の工事期間の予定では、平成15年〜18年となっており、倍の年数がかかった事になります。

 ちなみに、余市町議会では、このトンネルに関連しての一般質問も出されていますが、地域との問題は、現在でも『協議中』となっています。


 さて、議会での議題にどう取り上げるか?ですが、これは、手続きというか、町に関する事項であっても、正式な議題というか、調査事項に上げなければ、議案に出来ない。というルールがあります。

 各常任委員会でも、それぞれの委員会に関連する事項、所管といいますが、明記してあります。つまり、所管に明記していなければ、それに関する事項の質問が出来ない。という事となります。
 ただし、一般質問はこれに該当せず、自由に質問テーマを決める事が出来ますが、町が直接事務をしていない場合は、答弁も今一つ明解ではない場合もあって、『そう聞いています』というような曖昧な答弁となってしまう場合があります。

 さて、今回のトンネルに関してですが、国道ですので、事務としては国が管理をしている関係から、どの常設委員会でも、所管は取っていません。
 ではなぜ、以前、議会で現地地調査等をしたのか?ですが、これは、地域開発特別委員会という委員会を編成して、そこで所管として持っていました。

 特別委員会は、特定の目的を持った委員会であり、今回の宇宙記念館の特別委員会、また、沢町小学校建設の時には、沢町小学校建設促進特別委員会という委員会も編成された事もあります。

 地域開発特別委員会が編成された経過は、大川橋の架け替えと、大川商店街の改修に伴うものであって、平成11年の改選期の時も編成されました。また、平成15年の改選期でも編成されたのですが、所管としては、大川橋改修に伴う商店街の改修だったこともあって、所管の位置付けとしても非常に微妙になっていました。
 ちなみに、この委員会の任期は4年間であり、自分が副委員長でしたが、委員会開催回数としては、3回程度、まつり、ほとんど開催出来なかった委員会でした。
 そんな経過があって、平成19年の改選期では、この委員会は、結果として編成されませんでした。


 さて、ワッカケトンネルの建設経過としては、平成8年2月の豊浜トンネル崩落事故によって、『防災』という観点で、積丹半島のトンネルが新しく掘り直される事になった事はご存じの事と思います。
 余市町内としては、梅川トンネル・ワッカケトンネル・滝ノ澗トンネル・豊浜トンネルとなっていますが、梅川トンネルもまもなく工事に入ると聞いていますが、国の事業である事、また、掘削される目的としては、通行の安全性の確保という事が前提となっています。

 先日、新聞に、ワッカケトンネル開通に際し関係記事が掲載され、先輩議員とも話したのですが、「国の事業といえども、どこかの委員会でやらなきゃマズイでしよう」と言う意見を言いましたが、では、どの委員会で所管するのか?といえば、『防災』という視点で行けば、余市町の委員会の中では、現在、私が所属している総務・文教常任委員会の所管となりますし、また、道路という位置付け、並びに、観光という視点では、産業建設常任委員会という事となります。
 つまり、現時点の余市町議会では、どこかの委員会で所管を新たに追加しなければならない。とい事になってしまいます。


 さて、今後の道路行政としての国と町との関係ですが、次の事項が考えられます。

 まず、新トンネルが開通した時点で、まだ、正式な月日は確定していないと思いますが、当然、国道の切り替えが行われます。つまり、旧トンネルに至る国道は、町道に格下げがされると推測されます。
 当然ですが、旧トンネルも国道から格下げになるのですが、国から、打診がされます。つまり、『旧トンネルを含めて、余市町はもらいうけをするのか?』です。
 余市町側の旧トンネル入口前までは、出足平(白岩)漁港もある事から、当然、この部分の道路は住民生活上の道路となる事から、『必要』ですので、この部分は、もらい受けをしますが、もらい受けをすると、道路管理者も代わり、道路補修、並びに除雪等の維持管理は、当然、余市町がする事となります。

 では、旧トンネルはどうするのか?ですが・・・・余市町がもらい受けをするとするならば、維持管理、並びに安全確保もしなければならない。という事となります。
 生活道路にはなりえない道路を維持管理して行かなければならないだけの余裕は無いと考えていますし、また、現代は『事故等は個人の責任で』とはならないのではないでしょうか。
 幸いにして、余市町では近年発生していませんが、冬期間での入山によって、雪崩や遭難が発生し、その救助には多額の税金が投入されるだけでなく、結果として、行政側が訴えられる事例も、現実的に発生しています。

 結果としてですが、すでに開通している、滝ノ澗トンネル・豊浜トンネルについては、旧トンネルは総て閉鎖がされています。
 ちなみに、ローソク岩の絶好の景観ポイントは、旧滝ノ澗トンネル手前の余市側でしたが、現在では、陸路では行けない場所になってしまいました。


 さて、観光ポイントとしては、えびす岩・大黒岩については、道路としては、確保されるので、問題ないと思われます。
 また、ローソク岩については、潮見町側から見る事が可能ですし、現時点でも、車両等の停車は出来るスペースがあると考えています。
 旧トンネルについては、遊歩道等にするのであれば、余市町がもらい受けをしなければならないでしようし、余市町が『不必要』と判断すれば、国が閉鎖をすると思われます。
 では、町は受け入れが可能なのか?といえば、不可能と判断していますが、具体的な案があって、町側を含めて、ある程度の地域の方の同意が得られる。という事であれば、可能性としては『0』ではないと考えてしますが、自分としては、今の所、そのアイデアもありません。もし、おありでしたら、お教え頂きたいと考えています。


 宇宙記念館の再開については、先日、宇宙記念館調査特別委員会の中で、再開に向けての条例案が可決されたと聞いております。
 自分はこの委員会ではありませんので、どういった質疑が交わされたのかは、解りませんが、町の声として、『早期再開』を望む声と、『赤字を出してまで再開する意味があるのか』という二つの意見がありますが、早期再開の声の方が多いように感じています。
 自分としては、最終判断をまだ決めていませんが、やってみなければ、解らない事項もあるでしょうし、あの場所は、余市町の中心地点であって、また観光拠点の一つになる事は確かだと感じています。
 『費用対効果』がどれくらいなのか。効果が無ければ、当然、再度閉鎖という事になると思われますが、難しい判断をしていかなければならないと考えています。


 相変わらず長くなりましたが、回答と致します。

 ちなみに、新たな道路が開通すれば、それによって、また、新たな問題が生まれる・・・心配性の町民さん今回のご意見の事ではないのですが・・・・非常に難しい問題ばかりです・・・・