独り言 平成21年12月6日UP
    ☆平成20年度決算委員会終了☆

 4日、北海道新聞朝刊、後志版に記事が掲載されていたが、今回の決算委員会において、報道の通り、委員会結果としては、『認定せず』という結果となった。

 決算は前年の実行に対しての評価であって、可決・否決という事ではなく、認定・不認定という事となる。尚、不認定となっても、行政施行上では、すでに実施済みの事項であって、生活上では直接的に係わりあいは無いが、不認定となった場合、評価としては『落第点』という事となる。
 尚、委員会としては、12月1日から3日までの3日間開催された。


 さて、現時点というか、不認定となったのは、決算委員会終了時点であって、これから、本会議で再度、採決が取られて、正式に『認定』『不認定』が決まる事となるのであるが、本会議では、『認定』されると予想される。


 『え?なんで?委員会で決まったんじゃあないの?』という考えを持たれる方もいるであろうが、これが数の不思議というか、委員会採決時と本会議採決時では、人数が違う。

 決算委員会は、議員全員が参加する委員会ではあるが、議長は委員には入らない。つまり、議長は、この委員会においては、採決人数には加算されない。
 次ぎに、議会選出の監査委員も、書類の監査をしている事から、座る席としては、議員席ではなく、執行側の席となる。
 つまり、18名の定員数から、2名が引かれる事から、16名の委員会構成となって、さらに、委員会を進める委員長は、意見が同数の場合のみに、採決の表明が出来るのであって、15名の委員によって採決がされる事となる。

 つまり、15名での採決となれば、どちらかに決まるのであるが、所が、採決の日に、1名が午後から通院のため帰宅してしまい、14名での採決となってしまった。
 その結果が7対7となり、委員長が判断を下して『不認定』となったのであった。

 ちなみに、当日の採決結果としては、以下の通り

会派名    賛成 反対 その他
新自治研究会 3  0  当日午後から欠席1名 議長は除く
明政会    0  4
共産党    0  2  決算委員長が最後に判断
清新会    1  1  監査委員のため委員会では裁決権なし
公明党    2  0
無会派    1  0  私です^^;


 さて、10日から始まる余市町議会第4回定例会においての採決予想としては、1票差で『認定』となる公算が強い。その理由としては・・・・
 
 新自治研究会としては、委員会採決の時は1名が欠席していたが、会派としては、一致した結果となっている事から、+1。また、清新会から選出の監査委員は、本会議においては、採決に加わる事が出来る。そして、自ら作成した監査報告書に対して、自分で作っておきながら、自身で反対する訳が無く、ここでも+1となる。当日欠席が無ければ+2となる事から、1票差で、可決多数。となるので、『認定』となる・・・・と考えているのだが・・・・

 ・・・・まぁ、一般的に、一度態度を表明し、一週間もしないうちに態度を変えるという事は、議員としてはその資質を問われることになるので、まぁ、変わらないであろうが、なんらかの事由で欠席する場合もあり、欠席者が出た場合は、どうなるのかは解らない。

 本会議で同数となった場合、今度は議長が最終判断を下すことになるが、万が一、同数となった場合は・・・・、正直、分かりません。


 議会での議案の取り扱いについては、同数となった場合、『現状維持の原則』を取る場合が多い。
 決算の場合は認定・非認定だが、一般の議案の場合は『可決』『否決』であって、同数で『可』としても、明確に『賛成の方が多い』とは言い切れないからであって、同数の場合は『不』とするのが一般的である。

 今回の場合は、共産党の熊倉議員が委員長だった事もあって、『共産党だから否決したのではいなか?』という意見を持たれる方もいるであろう。
 確かに、共産党としては、20年度の予算案に対しては、『反対』をしている事もあって、そうだから否決したのではいなか?とも考えられるが、原則に則とってしたのかもしれない・・・・・
 これは委員長としてどう判断したのかは解らない。


 本会議採決において、同数となった場合、議長はどう判断するのか?は、原則はあるものの、その原則が絶対的なものなのか?という事も言い切れない事から・・・

 決算認定の本会議採決は、定例会初日であるが、『認定』をされるためには、『同数』ではなく『多数』が必要であって・・・・正直・・・微妙です・・・・



 さて、新聞には『決算委員会で否決されたのは、戦後初』との掲載があったが、では、予算の時はどうだったのか?であるが、予算採決において、反対したのは共産党のみ。と記憶している。
 つまり、会派として予算→決算で態度が変わったのは、明政会となっている。


 今回の決算は、非常に微妙なポジョンというか、今後の運営に対して、微妙な影響を与える事となる事が予想される。


 まず、会計全般的な見方としては、平成19年度においては一般会計においては、約6500万円の赤字決算となって、平成20年度に持ち越された。
 平成20年度の予算では、3億9千万円を、いわゆる帳面上だけの予算として計上した。
 当然、歳出を大幅に削減しての提案であって、予算審議の時点から、各議員からは、廃止された事業の復活を求める声が多かったが、結果としては、予算に反対したのは、共産党だけであった。

 予算は通過したものの、平成20年度の事業執行に際しては、時代背景もあったのであろうが、各種の議案に対して多くの質疑が出され、また、結果としては賛成多数で可決したものの、反対を表明した議員も多く、自分だけが反対した議案も数個あった。さらには、共産党を除いて、補正予算そのものに対して反対を表明した会派もあった。(ちなみに、自分は補正予算に反対を表明した事は20年度では無かった)


 今回はその時の決算という訳で、今までとは少し違う意見が出された。


 20年度の決算において(一般会計のみ)黒字となった要因は、人件費の削減がメインで、19年度と比較した場合、2億円余りを削減。その他、除雪費の削減を始とする、事業の廃止や補助等の削減。
 収入面では、政権交代前の自民党麻生政権の時の、景気対策や若干の交付税の戻しがあったため、予定外の収入があった。
 という訳で、最終的に繰り越し赤字を解消しただけでなく、翌年へ黒字で持ち越すことが出来た。つまり、単年度収支として、1億円以上を対前年より削減した事となった。


 決算は、決算数値をどう評価するか?という事と、それを受けて、来年はどうすべきか?という意見を言うのが決算委員会である。
 議員の意見としては『黒字になったんだから、今まで削減したものを戻した方が良い』という意見と、『黒字にはなったが自主財源が増えた訳ではなく、各種の分析指数を見ても、数値は高い(悪い)ままであって、復活事業はやらない方が良い』との意見があった。 
どちらの意見も聞いていて、「なるほど〜」と感じる所があるが、どちらも「絶対そうなのかい?」という所もある。

 さらに、今回の決算委員会では、古い事項(15年前の事?)や、最近始まった手続手法についても『なぜなんだ?違法ではないか?』という意見が出されていた。
 古い事項については、自分が議員職を預かる前の話であって、また、手続手法についても「うーん、その当時から議員で、それに賛成して、議決したんでしょう?なぜ、今頃、言うの?」という感覚の方が強い。
 


 さて、今回の決算認定については、今後を左右する事項が多数含まれていたと感じている。
 行政は継続性があるが、決算としては単年度であって、仮に不認定となっても、今後においてさほど影響は無い。と考える。
 しかしながら、今回の決算は、今までの決算と違い、今後を左右する事項に発展する可能性がある。

 一つは宇宙記念館の問題。もう一つは土地区画事業についてである。

 宇宙記念館の閉鎖と会社解散は平成20年度の事項であって、今回の決算書において、余市町から出資された宇宙記念館の金額が削除された。
 役所側の見解としては『出資金の削除に関しては、議会の同意は必要としない』との事から、これはこれで良いであろうが、現在、宇宙記念館の再開に向けて、協議を進めている。
 さらには、土地区画事業についても、12月の定例会において、補正予算が計上される見込みであって、決算委員会最終日(12月3日)の朝には、補正予算の議案書が配布されていた。

 土地区画事業、正式には、黒川第一土地区画整理事業であって、一般的には『まほろばの里』と言えば、理解される方も多いのではないか。
 この事項については、改めて、掲載したいと考えているが、補正予算書の中には、助成金として600万円。また、貸付金として2億8400万円が計上されていた。
 尚、20年度の決算では、この土地区画事業関係に9085万円が執行されており、21年度の予算でも2983万円が計上されている。

 この議案が、実際に上程されるのかは、現時点では、まだ分からないが(議会運営委員会等があって、どう審議するのかは、これから決まります)、どちらにしても、議題とするのか?を含めて、議員としてどう判断するのか・・・・非常に難しい問題である。


 そのような背景の中で、今回の決算委員会では、前掲のような意見が出されて、賛成・反対は、拮抗しており、どちらになっても、票差としては僅差であって、運営する側としては、微妙な状況となる事には違いない。
 まして、復活・新規事業はダメだ。という意見もあって、『そうだ』という事になれば、これから提案される宇宙記念館の再開にもダメだろうし、当然、土地区画事業への支出も認めない。という事となる。


 非常に難しい判断を迫られることだけは確かなようで、結論は別として、賛成・反対、どういった議論だったのか?という事を説明していかなければならないと考えている。

 ・・・・ちなみに、今回の決算委員会、なんとな〜く、過去の雰囲気と違った空気が流れたるのを微妙に感じていた。また、委員会採決の直前にも、回りの雰囲気を見ていて、賛成反対の数を数えた時、「同数になる」と感じていたが、やはりその通りになってしまった。


 本日の夕方に、掲示板に書き込みがあった。
 決算に関しては『19年が赤字で認定して、20年は黒字で不認定は理解出来ない』とのご意見。不認定が最終決定して訳ではないが、「ご意見、ごもっとも」です。
 議員それぞれが、判断して、信念を持って、賛成・反対を表明したのでしょうから、意見を変える事は無い。と考えていますが、どうなるでしょうか・・・・


 定例会は10日、午前10時から開催されます・・・・・

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