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独り言 平成21年2月11日up
       
☆掲示板への回答、余市町の水道について☆

※掲載内容に一部間違いがありましたので、訂正致します。重ね重ね申し訳ありませんでした。12日午後9時m(_ _)m


 時間が経過しましたが、2月8日に掲示板の方に、以下の問い合わせがありましたので、この場で改めて回答致します。


はじめて書き込みさせて頂きます。
余市町を離れて20年が経ちましたが、今も親や親戚が余市町で暮らしているので頻繁に帰省しています。
常々疑問を感じていたのですが・・・。
余市町の周辺には美味しい水が多いのに、何故余市町の水道水は美味しいと感じられないのでしょう。
地区によっても違いがあると思いますが、西方面の水道水はどうもいただけません。
以前、養豚場か何かの関係で水道水に問題が起きたと聞いたことがありますが、その影響が現在も続いているのでしょうか?
お隣の仁木町の水道水は、真狩や京極の水に負けないくらいの美味しさを感じることができます。
吉田様もお忙しいことと思いますが、お時間があります時にでも町民の生命を維持するための大切なお水のことをお気にとめて頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。




 まずは、杉原さん、改めまして、書き込みありがとうございました。また、お返事が遅れましたことにつきまして、お詫び申し上げます。

 さて、すでに、ポーページ内の記事等はご覧になられたという前提で・・・

 まず、書き込みのありました、養豚場の件ですが、発生は平成10年の2月頃だったように記憶しておりますが、赤井川村 仁木町の長沢地区で余市川沿いにある、養豚場の汚水貯水池が決壊し、大量の豚の糞尿が余市川に流入しました。
 
 事故発生は、午後からだったのでしょうが、それが下流まで流れて、さらに、水道に混入し、各家庭に給水されるまでには、相当な時間がかかり、夜の9時頃から騒ぎになったような記憶があります。
 余市川沿いの自治体、赤井川村・仁木町・余市町のうち、余市川から取水しているのは、余市町だけであり、このため、3日間程、断水となり、自衛隊によって給水が行われる騒ぎとなりました。

 復旧に際しては、大腸菌であることから、大量の塩素を流す事にし、また、各家庭に協力をもらい、一斉に水道の蛇口を開けて、一気に消毒をして、一件落着?となりしたが、浄水の時には、砂を通す事によって、水は奇麗になりますが、匂いは取ることが出来ません。
 それ以後も、高濃度の塩素消毒のため、また、気持ちの持ち用もあるのでしょうが、『異臭がする』『おいしくない』という結果を招く事になりました。

 匂いは、砂濾過では取る事が出来ず、活性炭等を用いて、吸着除去する手法しかありません。そして、いわゆる『匂い取り』の設備を完備している浄水場はあまり多くないと思います。尚、現在建設中の浄水場では、この匂い取の設備を完備しています。

 ちなみに、この時は、自分は議員ではありませんでしたので、経過等は、あくまでも聞き及ぶ範囲です。


 この事故は、すでに解決しており、現時点では、取水、並びに給水に関しては、なんら影響はありませんし、これを教訓に、水道課としては、24時間体制で、人員によっての確認、月に一度、余市川の数カ所からのサンプル採集によっての成分分析が行われています。

 さて、ではなぜ故『水がおいしくない』のか?ですが、これは、余市川としての水量と川沿いの環境変化。浄水場の老朽化があると推測されます。

 まず、近年の異常気象の関係で、赤井川村方面の降雪が少なくなって来ました。つまり、水の根本が少ない。
 次に、いわゆる森林の伐採等によって、地域としての保水力が落ちて来ている。さらには、余市川沿いの開発が進み、開発によって生活排水を含む、様々なものが流入し、水量が落ちる事によって、濃度が高まる・・・・という理由です。

 ちなみに、余市川の水量の減少は著しです。雪解け時期には、一昔前まで堤防幅一杯に川幅も広がっていましたが、現在は、川そのものの幅を越える事は無くなっています。

 次に、浄水場が古いこと。特に、現在の濾過方式の場合、“砂の厚さ”が厚ければ厚いほど、水は奇麗になる。という事になりますが、余市町の場合、浄水場が建設された当時は、余市川の水質も良好だった事により、砂の厚さとしては、厚くなく、現時点で他の浄水場と比較した場合、半分程度しかありません。

 前掲の余市川汚水事故によって、水質管理としては、毎月、川からサンプル水を取水して、成分分析をし、余市川の水質としても、水道水としての使用には基準を通っています。また、24時間体制で、水質管理もされており、水道水としての基準はクリアしておりますが・・・・・多くの方々より『余市の水はおいしくない』と耳にします。


 さて、これからの背景によって、新浄水場の建設が進んでおり、本年4月からの供給開始ですが、配管内の付着物の関係もあり、ある程度の時間が必要でしょうが、5月頃には完全に、『おいしい水』になると推測していますが・・・・

 ここで、問題というか、その地域によって、違いが出ると推測されます・・・・お叱りを受けると思うのですが・・・実は新浄水場が可動しても、西部方面の『おいしさ』は、さほど変わらないのでないか?と個人的には予想しています。
 ぬか喜び・・・とさせてしまった事につきましては、本当に申し訳ありませんでした。

 まず、余市町の水道は、メインが余市川ですが、サブとして豊丘川ヌッチ川の支流中ノ沢川からの豊丘浄水場もあり、地下で本管が2カ所で繋がっています。

 つまり・・・・西部方面(沢・富沢・梅川)は、豊丘浄水場の水圧が強い。という事になり、前掲の汚水事故の時も、沢方面の各家庭では、水圧は低いものの、断水とはなりませんでした。

 豊丘川ヌッチ川に関しては、取水近辺から上流域の開発はありませんが、浄水場としては建設以来年数が経過している事、また、水量が減っているのは、余市川だけではなく、地域全体とし雪も少ないですし、雨も少なくなって来ています。
 水の『おいしさ』は様々な要素がありますが、基本的に水量が減ってしまう事が、一番影響があるのではないかと、個人的には考えていますが、どうでしょうか・・・

 ・・・・お住まいが西部方面という事であれば、状況的には、変わらない可能性もあります・・・・現時点では、豊丘浄水場の更新は、机上の計画だけとなっています。

 新築には当然、経費もかかります。また、国の方針としては、建築基準の引き上げの指示。また、会計的には『企業的事業は、すべて独立会計にしなさい』という事と『経費(建設・維持)はすべて料金で賄いなさい』という方針をより、強く打ち出して来ています。

 ちなみに、新築の浄水場は、震度7にも対応しており、町内では唯一の建物でしょうから、大地震が発生した場合、他の庁舎は使い物にならなくなる可能性もあり、その時には、正に余市町の本部となる事も・・・・ある、かもしれません。

 つまり、設備投資をすればするほど、料金改定もしなければならない。また、全国的傾向でしょうが、人口減となって来ており、当然、人口が減少すれば、水も使用量が少なくなる。使用量が少ないという事は、売上も少なくなる。という悪循環になってしまいます。
 どちらも難しい問題ですが、どんな災害でも、発生時の場合、最初に求められるのが水ですので、水の供給だけは、絶対に止めてはならない。という事だけは確かです。


 何か話題的にはそれてしまいましたが、『おいしい水』に関しても、十分心掛けておきます。
 ・・・・なんたって水が売れなければ、企業として成り立たなくなりますので、『売れる水』=『おいしい水』という事が大前提で基本ですね。

                             おしまい