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独り言 平成20年5月25日UP
     ☆19年度の余市町の赤字?☆

 5月に入り、ホームページの更新をあまりしていない。別段、さぼっている訳ではないが、更新する"ネタ"というか、公開出来る"ネタ"が無い事も事実である。
 まぁ、時期的には新年度に入って年度の前半は議会的にはさほど忙しく無く、また、今の状況では、国や道の方針が今一つはっきりしない。という事もあって、余計に末端議会では質疑をしても、答弁としては『こうなります』ではなくて『なるんじゃぁ、ないですか?』というような具合となってしまい、どーもはっきり出来ない。


 さて、5月23日、余市町議会第3回臨時会が開催された。

 今回の臨時会の議案は、19年度の出納閉鎖も近く、ほぼ、19年度の数字も見えて来た。という事で、決算前の最後の前年度の補正予算審議が行われた。
 また、3月定例会において上程された国民健康保険税条例改正(国保)の本会議採決も行われた。
 この他、町道認定の議案も上程されて、産業建設常任委員会に付託された。


 順番が逆だが、まずは町道認定の件から・・・

 まず、道路認定とは『ここは余市町の道路ですよ』という事を議会が認めて、本会議に可決しなければ町道とはならない。
 この認定が行わなければ、町道とはならず、維持管理(側溝の掃除や除雪)の対象とならない。で、今回提案された場所は、道道栄町温泉線の相生橋の近辺である。
 なぜ、道道の関係で町道認定なのか?であるが、この道道は山の方から道路改良(道路拡幅)が進められており、だいぶ、海側に近づいて来て、この橋の架け替えも行われることになった。
 一般的には、道路が完成してから、道路認定が行われるのだが、今回の場合、道道という事で、事業としては北海道が発注する事になるのだが、この道道は元々1本道であって、他に迂回路が無い事、また、迂回路を作るのにしても架設の橋をかけなければならない事もあって、事前に道路認定の必要がある。・・・・という訳である。
 なお、この橋は、元々幅が狭いために、対面通行には支障があるのだが、今回の工事によって、倍の幅になる予定であり、所管の産業建設常任委員会で審議された後、再度、本会議で可決して、町道認定となる予定である。



 さて、次は、国保税の改正である。
 5月15日、3月定例会に提案された『余市町国民健康保険税審査特別委員会』が開催された。
 税条例の改正=料金改定であり、『またまた値上げか?』という事になるのである・・・
 『この御時世、何でも値上げすれば良いというものではない!!』とお叱りを受ける事になるのであるが・・・だが、今回は、全体の10%の方は値上がりするのだが、残りの90%の方は、現状維持、もしくは下がるのである。

 今回の提案の背景であるが、様々な問題を呼んでいる、『後期高齢者医療制度』と密接な関係がある。
 今まで、高齢者の医療費に関しては、老人保健特別会計として別枠で会計が設置されており、この老人保健特別会計には国保会計の中から、一部、回されていたのであった。
 今回、後期高齢者医療制度がスタートした事によって、国保からの持ちだし分が大幅に変わった事に伴う改正であり、また、国保の平準化という、制度内部の見直しもされたのであった。

 余市町議会は、過去の審議では、国保の料金改正の場合は、議員全員参加の特別委員会で開催されており、以下、委員会当日に配布された資料である。




 どう説明して良いのか・・・チト難しいのであるが、国保料金は大きく分けると、均等割と所得割に大別されており、さらに、減免制度があって、今までは6割軽減と4割軽減だけであったが、今回の改正によって、7割・5割・2割軽減となる。
 これによって、軽減される世帯が増えたのであるが、逆に、値上がりする人(国保は世帯で行きます)もいるのだが、上げ幅は少なくなっている。

 今回の委員会において、自分は次のような質疑をしている。「今回の値上げによって、国保の累計赤字はどうなるのか?」というものである。
 自分が当選した当時(平成10年末現在)、国保会計は、いわゆる赤字であって、その額は約3億円だったと記憶している。
 その後、料金改訂や一般会計からの援助も行われ、現在時点では約1億円の赤字であって、平成22年度には黒字化見込みである。
 ちなみに、今回の料金改定は前掲のように累計赤字に対してのものではない。

 この委員会における採決結果は、反対は共産党だけであり、本会議採決においても、反対は共産党だけであったのだが・・・・

 本会議採決前には、討論が行われるのであるが、今回の議案に対して、反対討論は共産党が行ったのだが、賛成討論は、どの会派も実施しなかった。
 まぁ、討論をするかどうかは、議員個々が『やろう』と思わなければやれないが、討論をする場合は、事前に議長に申し出る必要があって、当然、前日の議会運営委員会の中で、反対討論を共産党が実施する。という事の報告があったと思う。
 自分としは、今回の討論は実施するつもりは無かったのだが、どうして他の会派は、賛成討論をしなかったのだろうか。賛成する側の根拠はいかに・・・
 まぁ、自己弁護をする訳ではないが、自分の場合は、新規の条例の場合や、大幅に負担が伴う場合のみ、討論を用意していたのであって、今回は用意をしていなかった。だが、反対討論がある。という事であれば、それなりに対応して行かなければならないのではないか。それが議会活性化に繋がるし、結果として開かれた議会となるのではないだろうか。

 ちよっと、話題がそれるが、後期高齢者医療制度に関して、参議院で野党が廃止法案を提出し、元に戻す。という事については、自分としては支持しない。
 この制度が良い。という訳ではなく、根本的にこの国の介護を含めた医療をどうするのか?という事を見直さなければならない。負担する側だけでなく、施設や病院側の態勢、さらには、その費用をどうするのか?という事が、まったく見えてこないからである。
 そして、この制度が元に戻されたら、その事務的負担分はだれがするのか?という事がまったく、見えて来ない。
 どちらにせよ、早く選挙をやって、方針をはっきりさせてほしいものである。



 さて、最後になったが、19年度の最後の補正予算であるが・・・・

 一般会計については18年度から、余市町も赤字予算編成となった。その額、4億1千万円であったが、18年度においては、小雪だった事もあって、決算時点では黒字となった。
 19年度の予算編成時では3億8千万円の赤字予算となったが、予算編成時から、実質赤字としては2億円程度という見込みがされていた。
 そして、19年末から20年初めにかけての役場側の予想では1億9千万円の赤字見込みであり、この数字を元に、財政再建プランが立てられ、20年度の予算委員会(19年3月開催)審議が行われたのであった。
 
 で、もって、最終見込みとしては・・・・▲7000万円である。エッ?7000万円? 
 『7000万も』なのか『70000万ですんだ』なのかは、個々の感覚によって違うであろうが、少なくとも、1億9千万円の所が7千万円ですんだ事は、良かった。と感じている。
 無論、『19年の予算も、もっと使えば良かっただろう』『20年度の予算で、各種事業を切る事はなかっただろう』という意見を持った人もいると思うが、どちらにしても"赤字"には違いが無いし、実質赤字が1億円以上圧縮出来た事は、今後の運営が"楽"になるのと、自分では考えている。

 尚、赤字の場合は、翌年度から一時借入をして、帳簿上を合わすことになっていて、19年度の各会計の赤字決算としては
 一般会計      7000万円
 国民健康保険会計  9000万円(計画より少なくなっています)
 老人保健会計    1291万円
               の各会計が赤字となった。

 どちらにせよ、今は、大変厳しい時代であろうが、財政再建を優先していかなければならない時代だと感じている。


 ・・・・最近、町内においても"売り地"の看板が目立つようになったし、競売の話も聞こえて来るし、また、一昨日のニュースにおいても、地域的には、正に『困った問題』が掲載されていた。
 そんな中でも、新しい工場が建設される等の話題も聞こえて来たし、まだ、表面化にはなっていないが新たな動きもあるようである。
 今までの制度は、あらゆる面で制度的に疲労している事もあり、これから新しいシステム等が構築されて来ると思うが、まだ、その姿も見えて来ている訳ではないが、時代的にそうなって行くと思う。そんな中で、議会としてどう動いて行くのか。という事が、もっとも問われると思っている。

                                   おわり