独り言 平成19年4月23日 午前0時30分UP
         ☆下川町議会議員選挙☆

 統一地方選挙は前半の知事や都道府県議員選挙の前半戦が終わった後、今週になって、各市町村長と市町村議員の選挙が行われた。

 選挙になれば、各地の選挙応援に出掛ける議員も多いようであり、余市町の場合は選挙時期が異なっている事から、各地の選挙応援に出掛けて行く議員も多いようである。

 まぁ、自分のその一人であり、4年前は、青森県弘前の市議選にまで出掛けて、選挙カーに乗って来た。
 
       
たすき等はすべて手作りでやっていました〜

 今回は議会日程等の関係があって、さすがに青森までは出掛けなかったが、それなりに激励や応援に出掛けて来た。
 無論、政党の場合もあるであろうが、末端の選挙応援の場合は、政党とは縁が無く、個人の付き合いによって、出掛ける場合も多いのではないか。まぁ、自分もその一人であるのだが・・・・
 


 近年の傾向として、インターネットの発達とともに、国会議員や都道府県議会議員は“当たり前”となっているであろうが、末端議員も各自のホームページを持つようになり、年々、その割合は多くなって来ているだろうが、末端議員の全体数の割合からいうと、おそらく、10%にも届いていないのではないだろうか。

 傾向的には、若い議員になるほど、その割合は多く、逆に、年配になればなるほど、ゼロに等しいのでないだろうか・・・・

 余市町の議員の年齢をいえば、もっとも若い議員が39歳。最高齢は79歳。平成15年8月の改選時期の議員の平均年齢は、57.8歳であるが、4年を過ぎているので、現時点では、4歳をプラスという事になると、平均年齢は61歳となる。
 統計資料は手元にないが、都市部の市議会を除けば、おそらく、議員の平均年齢は60歳前後であると推測できる。

 ホームページを開設する第一条件は、キーボード操作が出来る事ではないだろうか。仕事上でもキーボードにふれる事が無い場合は、まず、出来ないのでないだろうか・・・・
 

 まぁ、そんな背景もあって、また、多くの議員HPを紹介するサイトも、最近は多くなって来ていて、さらに選挙の年という事で、いつもより、多くなっているし、様々な面で、議員サイトに参加を即するメールも届いている。



 相変わらず前置きが長いが・・・・なぜ、下川なのか?

 平成17年11月、当時、会派である新自治研究会に所属していて、会派の視察に下川町を選んだ。その時からの縁で、翌年2月に開催された『地方の時代、余市フォーラム』で、下川町から南議員が余市町を訪問してくれたのがきっかけだった。

 その後、色々と話すようになり、また、偶然だったのであろうが、彼もまた、道内大学応援団に所属していた事もあった。

 
 さて、下川町に限らず、議員定数の削減の波は、末端議会の方が激しく、下川町も今回の選挙から定数8名となる事となった。
 南議員は、札幌出身で、札幌市内の大学卒業後、下川町に移住して、20台後半で議会議員選挙に出馬をしたいとう、チヨット変わった経歴をもっている。
 ちなみに、前回の選挙戦では、選挙カーは出さずに、自転車で回った、街頭演説のみで戦ったそうである。
 
 
 初めての選挙は、物珍しさもあって、当選出来たのもあろうと推測出来るが、2回目の選挙は、前回より票が減るものであり、また、定数が削減されるという事は、出馬の人数にもよるが、前回以上に票を取らなければ勝てないものである・・・・・

 前回の選挙では、選挙カーを出さなかったという事は、新たに作らなければならない。という事であり、これがけっこう、大変である。
 「なんなら、俺の車、貸してあげようか?車体に直接、ポスターを張れば、立派な選挙カーになるよ〜」とも言っていた。
 その時は『よろしくお願いします〜』とも言われていたのだが、選挙の前に、連絡が来た。

 『今回の選挙は、立候補予定者で話し合いをした結果、選挙カーは出さないで、合同の個人演説会を行うことになりました。』との事であり、その後、日程表も送れて来た。

 町内の5会場での立会合同演説会と、町中での街頭演説も含まれていて、『応援もお願いします』と手紙も入っていた。
 
 街頭の応援演説は別として、議員の合同個人演説会とは、非常に興味があった。
 この手の演説会は、国会議員は、自らが法律を作れる立場であるから別として、都道府県議会議員や、それ以下の議員には、議員個人には、議員個々には、政策的な執行権が無いために、首長を選ぶ場合には行われているが、末端議員の合同という演説会は聞いた事がない。
 
 どうやるのか?発言時間は?発言内容は?どれくらいの住民が集まるのか?が非常に興味があった・・・・という事で、行って見ることにした。

 下川町までは、距離として300キロ。士別まで高速道路があるので、道に迷う事もなく、個人の予定もある事から19日の臨時会終了後に出発して、日帰りにするという強行軍であった。
 
 さて、無事、下川町に到着して、自宅というより、選挙事務所を探したが、他の候補はそれなりに事務所用の看板を上げていたが、南議員は??というと事務所の看板も上げていなかったが、どういう訳か、車を停車させた所が、自宅の前という偶然だった。

 南議員は、現在、北大の大学院生という事もあり、また、全道各地で仕事をしている事もあり、札幌・江別・紋別と各地から激励に来ていて、それに自分が加わり、まずは街頭演説に出掛ける事にしした。

 今回の下川町選挙は、町長と同一日程となっていて、当初は無投票の見込みだった町長選挙も、対抗馬が出て、町長の選挙カーは走っていたが、合同演説会に参加の立候補者は選挙カーを仕立てない事となっていたが、自分の車はスピーカーが付いているために、「せっかく付いているので、使えないのか?選挙管理委員会に聞いてみれば?」と意見を述べて、本人が確認をした所『OK』との見解が出された。

 選挙カーは出さない取り決めになっていたが、スピーカーの大きさ等の取り決めはしていなかったと推測され、車載はしているけれども、移動ではなく、停車時の固定という事であれば、『問題は無い』という事であろうと判断したと推測している。


 まぁ、とにかく、メイン通りに車を移動させて、停車の上、応援弁士を含めて、30分程度の演説をしたけれども、元々、出力のあるスピーカーなので、かなりの範囲に届いたと思うし、そういう意味では、“お騒がせ”だったと思う。



 さて、それが終わって、本人は『会場準備がありますので』と合同演説会の会場に行き、こちらも、時間を見計らって、移動した。


 この手の企画をした場合、一番問題となるのは、司会進行を含めた、議員のトータルの発言時間が問題となるのではないか?と思っていたが、「なるほど〜」と感じた。
 
 発言順番は、事前にくじ引きで決めておき、その通りに着席をしており、まず、最初の挨拶は、今回、引退する議員がして、全体の挨拶をした。
 発言が終わると、最初の立候補者を紹介して、発言が終わったら、次の立候補者の紹介をする。という繰り返しをする事によって、発言時間の公平制を保っていた。
 発言時間は、『一人8分』という事で、ストップウォッチで計測しているようで、1分前に、呼び鈴を一度鳴らし、時間がくれば二度鳴らす。という方式を取っており、発言者の全員が、ほぼ時間通りに終了していた。
 ちなみに、今回の議員選挙では定数8名に対して10名が立候補。そして7名が参加していた。

 話す内容は様々であり、地元にある町立病院や高校の問題、産業についての問題にふれる候補者、全体を捉えて話をする候補者、自分の経歴を話す候補者と、多岐に渡っていたが、全員が現職であった事もあり、話す内容や姿勢、声の大きさ、聞きやすさ等、優劣はなかなか付けられないと感じていた。
 しいて言えば、新人がこれに加わった場合は、優劣がはっきりしてしまうのではないのか・・・・

 一人8分という時間は、5分では短いだろうし、10分でも良いのかもしれないが、交替の時間を含めると、11〜12分くらいになり、人数がある程度集まっての演説という事で、最後の方が1時間を越えると、やはり飽きてしまうのではないか。
 だれが8分という事を決めたのかは分からないが、うまい時間の設定だと感じた。


 演説会場は、町内5カ所の別々に設定されており、午後と夜の一日2回、実施される事になっており、たまたま行った時の会場は、町役場の向かいの会館という事で、町の中心部であったこともあるであろうが、会場は時間とともに満席となっていた。ざっと、数えて、200名を越えていたと推測された。
 また、演説中の候補者に対し、特定の候補者に対しての“掛け声”もなく、全員が集中して耳を傾けており、途中で席を立つ方もいなかった。

 1時間チヨットで終わったけれども、会場のイスの後片付け等も、参加した住民も含めて、また、候補者全員がそれなりの片付けをしていて、マナーの良さと、候補者も“自ら行う”という事に対しての協力姿勢がうかがえた。


 さて、今回の合同立会演説会を見た感想としては、非常に斬新だったと感じた。おそらく、戦後まもない時の選挙はこういう形を取っていたのではないか?と思う。
 確かに物の無い時代で、宣伝媒体も無い時代では、こういう手法しかないと思う。
 実際に選挙カーを回したとしても、声を出すのは、ウグイスだけで、候補者本人はマイクを持たない。という候補者もいるようである。
 候補者は何を考えているのか。という事が、公の場所で、また、他の候補者も聞いているという状況の中の発言は、その発言に責任が問われる。という事でもあって、選挙という関門をくぐるには、もっともハードルの高い有益な手法だと考える。


 だが実際に、現実的に可能なのか?という事は、その場所柄や定数、さらには、どれだけの候補者が協力するか。にかかっているのではないだろうか。

 自分の町である、余市町で可能なのか?といえば、おそらく、20名も越える候補者が演説をするとした場合、3時間は必要であり、有権者の方が、3時間も黙って聞いてくれるのか?

 5日間の選挙でも、近隣の町村では、選挙カーを回すのは一日おきに回す。という取り決めも、結果としては拘束力は無く、5日間、全てを回している候補者もいるように、人数が多くなればなるほど、難しいと考えている。


 理想と現実があるが、議員もいままでのような、発言をせずに、黙って座って、採決の時だけ、理事者側の提案に賛成すれば良い。というような時代では無くなっていると感じている。


 今回の統一地方選挙に合わせて、変えなきゃ!議会2007キャンペーン 自治体議会改革フォーラムという団体から、メールが入って来ていた。
 この団体に趣旨賛同をしている議員も多く、今回、応援に行った、南議員もこの団体のHPにリンクがされている。顔触れをみれば、民主・共産系の議員が多いようだが、南議員は自民系である。

 末端の地方議会では、保守でも革新でも関係は無いと考えているのだが・・・・


 選挙結果が出た。残念ながら、南議員は10名中、最下位で落選という結果に終わってしまった。
 再度のチャレンジを期待したい!


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