独り言 平成19年2月27日UP
     ☆平成19年第1回臨時会☆

 役場庁舎内にある“議場”を使う本会議は、余市町の意志決定の最終場所である。
 本会議には定例会と臨時会があり、定例会には制度として議員側から提出出来る“一般質問”があるが、臨時会には、この制度は無い。
 では一般質問以外は、質問が出来ないのか?といえば、制度的には、その制度があって“緊急質問”として提案出来るが、これは本会議において、これを許可するかどうか?という事も含めて、協議される事から、一般的にはほとんど無い。ただし、自分の場合は、平成15年の2月だったと記憶しているが、この緊急質問を実施しようとして、質問書を提出したが、本会議で否決されて出来なかった経験を持っている。

 本会議と臨時会の違いは?というと、とかく議会というより、行政は“期日”というものに縛られている。例えば、前任者の任期が5月20日までとするならば、その前に決めておかなければならない。という事由から、臨時会が開催される。という仕組みになっている。

 『会議を開けば、金もかかるし、町長が決めてしまい、定例会まで待っていれば良いだろう』という意見も当然あるであろう・・・
 ちなみに“制度”とし『先決処分』というものがあり、町長の権限において決定してしまう制度である。
 余市町の場合、この先決処分は、本当に緊急性の場合のみ実施されているが、この制度を多用すれば、議会を無視して実施出来るものである。無論、後日、本会議に議案として提案はされるのだが、すでに実施しているものを「認めない」という事にはならず、結果として町長の暴走をゆるす事となる。
 今ではどの町村も財政が厳しいので、理事者がなんでも勝手にやってしまう事はないであろうと思っているが、この先決処分を多用している自治体も多い。と聞いた事がある。

 

 さて、だいぶそれたようだし、少し時間が経過したが、2月21日、第1回の臨時会が開催された。提出議案は以下の通りであり、結果と、解説を少々・・・


平成19年余市町議会第1回臨時会日程表
      平成19年2月21日午前10時
日程 件 名

第1 会議録署名議員の指名
※いわゆる議事録の署名で、3名〜4名程度指名され、製本が出来た段階で、議事録に署名します。
第2 会期の決定
   議長の諸般報告

※会期の決定という事で、本会議開催前に、議会運営委員会で話し合われています。この時は、議会運営委員会の委員長より、議会運営委員会の中身の報告がされ、議長は『議会運営委員会委員長の報告の通りに、異議ありませんか?』と諮り、決定される。
なお、議会運営委員かでは、本会議の期間、上程する順番や議題のある程度の中身の説明がされます。
※議長の諸般報告は、議長という役職柄、“上部団体の会議”に出席が多く、『○○の会議・大会に出席して来ました』という事が報告されます。また、月末の会計監査の報告書も配布されます。

※どの本会議でも、ここまでの流れは同じで、日程第3から議案となります。


第3 平成18年余市町議会第4回定例会付託
   議案第8号 長期継続契約を締結することができる契約を定める条例案
   (総務文教常任委員会審査結果報告)

※この議案は、18年12月の第4回定例会で、所管の委員会に付託され、委員会で審査されたものを、本会議で“委員会”の結果を報告して、再度、本会議で採決をして決定します。(他の○○委員会審査結果報告は、同じです)
※余市町議会では会派運営をしているので、委員会採決の前には、一応、会派内で話し合われ、委員会で賛成するか反対するかを決めて、委員会採決に望みます。つまり、本会議での質疑は、理事者側にではなく、報告した委員長にする事となります。
※会派運営をしている。という事で、各会派は委員会に委員を送っているために、通常の場合は、委員長報告に対しての質疑は“無し”が通常です。
※ちなみに、この条例の中身は、コンピューターソウト等、単年度で契約するより、数年間の契約の方が割安の場合があり、町の会計は単年度会計という事ですが、年度をまたがって契約出来る。という内容のものです。採決結果は、質疑無し、全会一致で可決。

第4 平成18年余市町議会第4回定例会付託
   議案第9号 余市町農村体験交流施設条例の一部を改正する条例案
   (産業建設常任委員会審査結果報告)

※19年度から、登新生地区にオープンする農村公園の使用料の条例です。1m2当たり200円で、1区画当たり、年間、おおむね、2万円程度です。採決結果は、質疑無し、全会一致で可決。


第5 平成18年余市町議会第4回定例会付託
   議案第7号 余市町男女共同参画推進条例案
   (総務文教常任委員会審査結果報告)

※内容は、文字のこどく、男女の性別を問わず、共同してものごとを進めましょう。というもので、質疑は吉田浩一、採決結果は全会一致で可決。
※前掲のように会派運営をしているので、委員会に採決に参加している会派は、その委員会でどんな質疑が行われたのかは分かっている。という事になります。ですが、私は、現時点では、所属会派はありません。という訳で・・・次のように質問をしました。
  余市町の条例は『男女共同参加』という内容ですが、小樽市、また、東京都では『男女平等参加』となっており、中身的には同じなのかもしれませんが、共同と平等では言葉の持つ意味合いが違うのではないか?とわたしは考えております。委員会では、質疑の中において『共同と平等の違いについては、どう違うのか?』という質問が出されたのか?
 答弁は納谷総務文教委員長
 
 『だされていました』

第6 議案第1号 余市町立学校設置条例の一部を改正する条例案
※豊丘小学校は、18年度の卒業生を出した後、全校生徒が10名を切り、また、新入学児童も、現時点では不在のために、18年度をもって閉校する事となりました。閉校に伴い、条例の中にある、豊丘小学校の文字を削除するための条例案でした。
※質疑者は吉田浩一他2名。全会一致で可決されました。
※吉田浩一の質問内容
 「跡地は、どのように活用してゆく考えなのか」
答弁
『地域と相談の上、地域の社会福祉法人で活用したいとの申し出がある』

第7 議案第2号 余市町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
※教育委員会の委員数は、小中学校の校区により、沢方面地区・黒川地区・大川地区と周辺校として登栄地区と4分割して、それぞれの地域より1名ずつ選任し、これに教育長が加わり5名となっています。任期があり、前任者が再任しても良い事となっています。
※今回は任期の来た、大川地区の委員の選任という事で、清水義信氏が再任されました。ちなみに、質疑は無く、全会一致で同意されました。

第8 議案の撤回について
   (平成18年余市町議会第4回定例会付託
        議案第15号 後志広域連合設置について)
※すでに数度、新聞紙上で報道されたように、後志広域連合の参加について、余市町としては、広域連合会議の席上で、すでに不参加を表明した事により、議案の撤回をする事になりました。
※不参加の理由としては『費用対効果』です。
※質疑者も無く、全会一致で撤回が承認されました。


開会時間・午前10時 終了時間・午前11時15分頃、何も混乱も無く、無事に終了しました。

 以上が第1回臨時会の、吉田ひろかず議事録ですが、記憶の中と個人メモがたよりなので
“正確さ”は保証しません。





 さて、2月10日に、安宅議長が雪道で転倒して、骨折した事は、速報した通りであり、過日、手術が行われたそうである。
 お見舞いに行かれた方の話では『エラク元気で、経過も順調』との事らしく、思ったより早く退院出来るようである。
 とはいえ、3月定例会の日程は、3月6日・火曜日から始まる事となったが、いつまでなのか?はまだ、未定だが、昨年の日程から見れば3月26・27日頃には終了すると思う。
 で、安宅議長の退院と3月定例会に間に合うのか?は微妙な所であると推測されるが、常識的に判断して、3月議会は間に合わないと思われる。
 という事で、議長が事故ある場合は、副議長が統裁して議会が進められる。

 21日の第1回臨時会は、副議長が議長席に座り、進められたのだが・・・
 実は、21日の本会議では、議会運営委員長である松原議員が欠席したために、日程2の“会期の決定”については、副委員長である中谷議員が委員長報告をしたのであった。
 中谷議員も共産党所属の議員であり、副議長も言わずとしれた共産党の議員であり、まぁ、余市町議会の本会議の歴史の中で、議長席も議会運営委員会長席も“共産党”という事は、無かったのではないか?と思っています。

 まぁ、インターネットの書き込みでも、『副議長が共産党だから〜』という内容の書き込みがあるようだが、現在では、共産党の首長もけっして珍しく無い。

 実際に議事運営上どうのなのか?といえば、逆に、共産党としては困っているのではないか?と推測している。その理由として「質疑が出来ない」からである。

 副議長という立場は、微妙であり、議長が事故ある場合のみ、議長となれるのだが、例えば、議長が風邪を引いて、突然休んだ。という場合と今回の場合は違う。
 つまり、定例会というある程度の日程に、議長が来れない。という事が判っている以上、副議長は実質、議長として仕切る事となる。

 3月定例会は予算委員会もあるが、この予算委員会において、副議長は一議員として質疑をする事も好ましい状態ではないだろうし、また、採決に加わる事は、立場上、非常に宜しくない。
 つまり、本会議で可否同数となった場合、最終的には議長の判断という事となり、仮に委員会で態度を表明し、本会議でその判断が変わった。となれば、これは、議員としての資質を問われかねない問題となる可能性がある。
 これに加えて、渡辺副議長は、定例会では、毎回、必ず一般質問をしているが、議長席に座る以上、常識的に判断して、これも実施しないと思われる。


 まぁ、どうなるかは判らないが、現時点では、上野町長の答弁の“旨さ”もあり、議会的には混乱をしている事もなく、さらに、副議長が議長となれば質問の個数としては、間違いなく“減る”であろう。
 議会は何が起こるか判らない世界であり、新年度の予算委員会は、質問内容としは『なんでもあり』であり、過去の予算委員会では、自分は一度に100個の質問をした事もあり、一人で2時間近く時間を使った事もあった。副議長である渡辺正治議員も、一度手を上げれば、2時間くらい平気でやってしまう、出来る議員である。
 質問の数が少なければ、議会もそれなりに順調に進むものである。ちなみに、去年の新年度予算委員会では、自分が委員長だった事もあって、その分、間違いなく時間の短縮になった。そして、今回の委員会は・・・・・・まぁ先輩議員は『議会はヘビが出るか、蛇が出るか?』と常々言っていた方もいた・・・・

 昨日、19年度の予算が配布された。当初予算の一般会計で、2億5000万円減の77億3000万円の予算編成であり、歳入の中で、3億8000万円が“その他雑入”となっている。
 早い話、この分が“赤字”という事になると推測しているのだが・・・・・


 4月の知事選と道議選の選挙結果によって、各自治体の方向も大きく変わって来ると推測しているが、その時期は判らないが、そう遠くない将来において、強制合併を含めた形に変わって来ると考えている。

 ちなみに、現時点の余市町のスタンスとして、また、上野町長の考え方としては、『現場の中で最大限の努力をして行く』との事で、結果として今の町村の枠組みを変えない。という考えでいるのではないか・・・・

 前、大谷町政の議会では、けっして多くはないが、それなりの方々が議会傍聴に来ていた。ところが上野町政になって、傍聴に来る方が、ほとんどいなくなった。
 今回の3月議会、町内の数団体が議会傍聴を企画していると聞いている。選挙の年でもある事から、自分が投票した議員や町長が、実際にどんな発言をするのか?という事を、是非とも見てもらいたと考えているし、また、有権者としても、その責務があると、自分は考えている。


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