独り言 平成18年4月2日UP
 ☆18年3月定例会終了☆


 余市町の議会は、本当に長いようで、今回の3月議会は6日から始まり27日までの間で、土・日・祭日を除いて、実質15日間が行われた。
 この期間内には、介護保険の特別委員会と新年度の予算委員会が入っている。

 介護保険は3年毎に見直される事になっていて、12年からスタートしたので、15年に一度見直されて、今回は18年度から。という事。
 条例改正といえば聞こえがイィが、料金改定で、下がる場合もあるが、一般的には値上げ。いう事になる。
 そして、15年の時は、3月定例会の前に提案される事になっているのだが、今回は、国の方の法律改正が遅れた事によって、日程的に間に合わず、3月定例会の中に組み込まれた。

 さらに、新年度の予算委員会は、余市町議会では、一般会計の歳出を三分割、一般会計の歳入、特別会計の民生部に関する国保・老保・介護の歳入歳出、特別会計の建設部関係の下水・簡易水道・水道の歳入歳出と合計6分割されて審議される事になっていて、実質、7日間が必要となっている。

 なぜこんなに長いのか?であるが、余市町の場合、条例改正にかかわって、特に、値上げが入ると、議員全員参加の特別委員会が編成されることが慣わしである。


 さて今回の予算委員会は、自分が委員長を努める事になった。
 委員長の専任については、会派運営をしている事から、改善後、会派の組み合わせが行われた後、人数に応じて、割り振りがされて、今回は自分の会派が委員長を出すことになっていた。そして、会派の中で相談して自分という事になった。


 自分は、現在2期目で7年目の議員であるが、過去の議会において、特別委員会の委員長の経験は無い事から、自身でもどうなるのか?という事は、とっても不安だったけれども、結果として、非常に順調に進んだ。

 3月定例会前に、新聞紙上に『4億1千万円の歳入不足』と記事が掲載され、自分としても、今回の予算委員会の質疑がどうなるのか?という事は予想出来なく、さらに、混乱も予想されたのだが、結果として、そんなに質問は出なかった。
 なぜ出なかったのか?は、質問のしようが無かった。という事であろうと推測している。
 つまり、歳入に合わせるとしたならば、歳出を合わせなければならない。つまり、人件費も含めて、どこかで予算を大幅に削らなければならない。という事とになる。そなん訳で質問が出なかったのではないか?と推測される。
 ちなみに、議会の質問では、平均的に歳出の質問は毎回多いが、歳入の質問は少ない。
 

 さて、余市町の議会の会議時間は午前10時から午後5時まで。という事になっているのだが、予算委員会は、平均的に、時間延長がかけられるのだが、今回の7日間の予算委員会では、一度も時間延長をしなかった。
 なぜ時間延長が無かったのか?だが、一番の要因は、はっきりしている。それは自分が質問をしなかったからである。一番、質問が多い議員が委員長という事で、時間短縮が出来た。ということだけははっきりしている。と自身では考えている。

 さて、さて、予算委員会では答弁調整の休憩は何度かあったけれども、本当に順調に進み、予定通りに終了。3月定例会の最終日である27日の本会議で、委員長報告をして、委員長のとしての仕事はすべて終了。
 

 委員長報告の後は、採決に入るのであるが、採決の前に討論行うのだが、余市町の議会の場合、毎回、予算・決算の時は、必ず、討論が実施されている。

 さて、今回の予算の討論については、最初に、反対討論から行うのがルールとなっている。
 という事で、最初に共産党・熊倉議員による反対討論が行われた後、今回は、全部の会派が討論を行う事になっていて、会派の多い順番でする事になり、明政会・藤野議員、新自治研究会・佐藤敏議員、公明・白川議員の順番で、賛成討論を実施した。

 全部の会派が討論を実施したのは、おそらく、初めてだったと思うし、さらに、討論の内容的には、形式だけの討論という事ではなく、分量的には各会派ともにかなりあり、討論時間だけで1時間以上の時間が費やされた。


 話はチヨット戻るが、予算委員会では委員会の最後に、小委員会の設置をするかどうか?つまり、付帯意見等を付けるかどうか?で協議をした結果、付帯意見を文章で付ける事になった。

 この時、当初の意見としては付帯意見を付ける方とつけない側と、意見としては真っ二つに別れていた。
 この日は一名、欠席しており、委員長と議長が除かれるので、19名の議員がおり、会派間の話し合いでは、9対9となっており、最終的には無会派の一人がキーポイントになっていた。

 付帯意見を付ける、付けない。の考え方も様々で、国会等でも付帯意見はよく付けられるようだが、採決にはあまり影響しないのではないか?と推測している。
 しかし、末端自治体の付帯意見は、「付帯意見を付ける事で賛成する」という場合もよくあり、この点の判断が難しい。
 どう委員会を進めるのか?という委員長の手腕が問われる事になるが、結果としては、最後の一票を握っている議員の意向も聞き、再度、交渉した結果、今後は全会一致で、付帯意見を付ける事という結果になった。
 
 尚、付帯意見は『町財政の硬直化が進む中、歳入の財源確保に努めるとともに、予算の執行に当たっては、万遺憾なきを期されたい』

 という議会側の意見が付けられ、予算委員会は通過しており、本会議でも、その通りの結果となって、18年度の予算は原案通りに可決されたのであった。



 さて、さて、一般的には、ここで、無事終了!。となるのであるが、議会とは、やはり何があるのかは分からない。

 27日の最終日は、すんなり終了すると思ったら、なんと、議事の取り扱いを巡って3時間近く止まってしまい、時間延長をする事になってしまった。


 今回の定例会で、議案第10号として余市町国民保護協議会条例案、並びに議案第11号として余市町国民保護対策本部及び余市町緊急対処事態対策本部条例案が提案された。

 この条例は武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成16年法律第112号)に基づいて、末端町村でも、協議会の設置、並びに対策本部の設置が必要となる事から、二つの条例案が提案されたものであった。


 午前中は予算関係の審議で、この議題は午後から行われたが、昼休憩の時に、同じ会派の先輩議員とは「上位の法律から来ているんであって、別に反対した所でしょうがないだろう」と話していたのであった。


 さて、午後から本会議が再開され、この議案は2件、一括上程になっていたので、一緒に質疑をする事になっており、最終的には4名の議員が挙手をして質問をした。

 条例の内容は、戦争等が勃発した場合、現地本部を立ち上げ、町長が本部長となり、住民の非難等の指示を出す。というものである。

 質疑の中では、色々と出されたが、『他の自治体では、首長事態が、提案していない所もあるのではないか?』とか『どこを仮想敵国にしているのか?』等々の質問がされたのであり、質疑だけで1時間が経過していた。

 会派で打ち合わせをしていなかった事もあるのだが、上位の法律がある以上、そうしなければならない。という考え方と、さらには、質疑中にメモが回って来て、そのメモには『19年の3月まで成立させれば良いので、そんなに急いでやらなくても良い』というものであって、う〜ん、正直、判断に迷っていた。

 色々と考えていて、そのうちに、質疑が終了した。その後は、討論・採決という流れになるのであるが、その前に、議長がこう口述するのである。
『委員会付託を省略する事に、ご意義ありませんか?』である。

 本会議は開始前に議会運営委員会が開催されていて、各議案に対して、どういう審議をするか?つまり、委員会付託にするか、本会議で即決にするか?である。
 そして、本会議が開催されると、議会運営委員会の委員長が、『この議案はこう(委員会付託or即決)します』と報告して、議長が『ただいま通りにご異議ありませんか?』と全員に諮り、決定するのである。


 今回の議案の場合、議会運営委員会でも、即決にするかどうかで、もめたようで、結果としては“即決”。という結論になって、本会議では“即決”で審議する事になっていた。



 さて、何行が戻って、議長が『委員会付託を省略する事に、ご意義ありませんか?』と聞いた所、普段は『異議無し』と進み、採決に入るのであるが、なんと、『意義あり!』と発言した議員がいたのであった。

 『異議あり』だったので、議長は困ってしまったが、異議がある以上、採決をしなければならなくなってしまい、議長は『委員会付託をしない事に賛成の議員の起立を求めます』と採決をしたのであった。

 どうもおかしいなぁ?と思いつつ、どうもよく理解していないまま、自分は座っていた。また、流れ的には、議案の採決をしたと思った議員もいたようだったが、議案の採決ではない事は、確信が持てていた。
 だが、時間的にはほんの数秒の間であり、おそらく、みんなよく理解しないまま、とにかく、採決がされた関係で、起立した議員もいた。そして、採決の結果としては、起立少数。という事になってしまったのであった。

 まず、最初のミスは、最初に『異議あり』と発言した議員は、発言するタイミングが早すぎたのであった。つまり、本来は、議長の『原案の通りに決する事に異議ありませんか?』と問われた時に『異議あり』と言うのが、早すぎたのであった。

 また、『委員会付託を省略する事に異議ありませんか?』と問われたので、『意義あり』と発言した議員は、起立しなければならないのだが、この発言をした議員も座ったままであって、また、本来では、そう決めた議運委員長と議運副委員長も立場上、起立しなければならなかったのが、これまた座ったままでいた。

 議場にいる全員が『どうもおかしいぞ?』と思いつつ、とにかく、議案の採決ではなかった事だけは確かで、議長は『起立少数であります』と口述してから、『議事の取り扱い上、暫時休憩』となった。

 起立少数という事は、『委員会付託をする』事になってから、休憩に入ったけれども、どうもおかしい?との事で、議事録の精査。となってしまった。

 みんな、よく分からないが、議長の采配は間違っていないと感じながら、さあて、どうなるのか?時計が止まったのは、午後2時半過ぎであった。


 休憩中に、議会運営委員会が開催され、また、この議案は10号と11号と一括上程だったこともあって、10号が委員会付託となった結果を受けて、11号も付託という事になり、また、たまたま総務文教委員会の委員長である納谷議員が総務委員長だった事もあって、『総務委員会で受けますよ』と言ってくれた事もあって、前に進むことになったが、それなりに、お詫びの言葉が議会運営委員会の中であったようである。ちなみに、自分は前期は議運委員長であったが、今は議運から抜けているので、実際にどういったやり取りがあったのかは、分からないが、とにかく、久々の長い休憩であった。


 さて、本会議は午後5時半から再開されて、議運の報告がされ、最後、委員会付託をする事が報告された。
 その後、議案11号からの採決から始まり、前と同じように
『委員会付託を省略する事にご異議ありませんか?』
『意義あり』
『異議がありますので、採決します』
『委員会付託に省略に賛成の諸君の起立を求めます』
『起立少数。よって、議案11号は6月定例会までに総務委員会に付託する事にけっしました』

 との事で、要約、前に進み、以後は順調に進み、午後6時40分に、3月定例会は無事終了したのであった。



 さて、委員会付託になってどうだったのか?であるが、一番、救われたのは、理事者側であった事は間違いない。
 つまり、間違えば、議案そのものが否決された可能性もあるからで、とりあえず、付託になれば、その間、再度、議会側に説明も出来る。という事である。


 余市町の議事堂は3階にあるために、2階以下の職員からは『なんで止まっているの??』とよく、理由が分からなかったようであるし、議場にいた当事者も、全員理解していたのか?という事は自分も含めて疑わしいが、やはり、議会という所は、間違ったとしてもやり直しは効かない世界である。ということだけははっきりしたようである。


 定例会が終わって、職員からは『早くUPしてねー』と言われていたが、季節的なもの、時期的なものがあって、なかなかUP出来ないでいた。

 そうこうしているうちに、アクセス数も6万件を突破していた。

 そして、議会的にも定数の問題等、過日の新聞記事にも掲載され、さらに、今月号の広報のチラシにも議員定数に関しての公聴会が開催される旨の案内がされている。

 この問題に関しては、自分としては、本来的には、定数は削減しない方が良いと思っているが、状況判断から、定数削減はやもうえないだろう。とも考えている。
 なぜ、そうなのか?なぜ、それを要求されているのか?は議員自らが襟を正さなければならない事だと感じているし、それを感じ取れない議員も実在する。という事であろう。

 この他にも、様々に言いたいこともあるが、一応、今回はこの程度で・・・・



 いゃ〜、定例会が終わって、本当にホッとしています。
 自分は過去においては議会運営委員会の委員長のみの経験はありましたが、常設・特別を問わず、他の委員会の委員長経験はまったくありませんでした。
 さらに、いまだに余市町議会議員の年令では、一番年下が土屋美奈子議員で、その次に若いのが自分です。
 この世界は「年令じゃぁない!」といいつつも、年齢では理事者側も含めて、自分の父親と同じような年齢の方が多数いる中では、やはり大変でした。
 さらに、4億円の歳入不足の予算の提案という事で、「委員会質疑に入れないのでないか?」と思っていた課長さんもいたようです。

 ただ、自分としては、委員長として明確な意志を持って委員会に臨んだこと。さらに、1期目の2年目の時に、予算委員会の副委員長を経験しており、この時に、今回とは事例が違いますが、港保育所の廃止を巡って、質疑に入れなかった時の経験があったので、そんなに心配はしていなかった。
 無事に行って当たり前の世界。予算委員会という委員会の花形の委員会で、2期生議員での委員長という事で、表面的には別に、また、自身では意識はしていなかったのですが、精神的にはかなりのプレッシャーになってたいたようで、予算委員会開催中に、口内炎が2カ所も出来て、さらに虫歯でもないのに、歯も痛くなっていました。


 と同時に、最近、肩凝りが激しくて、なかなかキーボードを叩くのが進みません。

 おしまい 

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