独り言・平成17年3月24日UP
  ☆平成17年度予算委員会終了☆

 3月定例会の日程の一部として組み込まれている、17年度の予算委員会が本日終了した。
 3月は一年で一番議会日数が多い月であるが、余市町の場合、実質14日間の会期日数を取り、その半分が新年度の予算委員会である。

会議に際しては、必ず“看板”が上げられます。
 
                         委員長席


理事者側席↓  部課長席。真ん中に委員長とその隣は議会事務局長。町長は委員長の右側(写真では左前列の通路側)に座ります。

 
  議員側席 議員側席で町長の側が1番で、コの字方に番号順に座ります↑

 この予算委員会、議員としての“腕の見せ所”でもあり、また、過去から未来まで、ありとあらゆる質問が可能である。
 それだけ議会出席の担当部課長は大変であり、答弁用の資料を山のように抱えて、予算委員会に出席するのである。

書類は箱に入れて3階まで上って来ます。
 

でも、中には・・・・
 

安宅議長・予算委員会では議長は採決の員数には入りません。ですが、毎日、登庁して、議長室で待機しています。

 さて、今期の予算委員会は、15日より開始された。
 予算委員会は、一般会計の歳出で3回×3、一般会計歳入1×3、国保・老保・介護の歳入歳出で1×3、水道・下水道・簡易水道で1×3の挙手が出来る。
 つまり、6回の挙手のチャンスがあるのだが、自分の場合、最初の数値である、6回は総て使い切ったが、これをしなかった議員も多かった。
 まぁ、古い議員になると『ここが分からないので教えてください』という質問は出来なくなるが、新人議員の場合は『ここが分からないので教えてください』という事も可能であるのだが、我が会派の新人議員は、6回のチャンスを使い切っていたが、それをしなかった1期生議員もいた。

新谷助役・上野町長。町長・助役の書類は多くないですねぇ。
 

 今期の議員構成は場合、7人が1期生議員、全体数の1/3が新人であるが、新人なるが故、くだらない質問でも、質問をするという“癖”をつけるためにも挙手をしなければならないのではないだろうか。

 新人の頃はなんでも聞ける。そして、新人は1期目に質問をしなければならない。なぜなら、議会での質問は、かなりの緊張をしいるものであるのだが、緊張しているが故、自ら質問した事項は覚えているし、『この前は、こういう答弁をもらったけれども、どうなった?』と次に繋げて行くことが出来るからである。
 またそれが議会の活性化に繋がり、また、投票をした人は、単に議案に対し、賛成反対の起立だけを求めて投票をした訳ではないだろう。

 とにかく『下手な鉄砲、数打ちゃぁ当たる』で新人の時は“質”ではなく“数”を打たなければならないのではないか?と自分では思っている。

すっかり、春になって来ました。役場3階から見た風景
 
   正面側・大川橋方面          役場裏側・時田山方面

 
 さて、質疑の内容についてであるが、今回の予算委員会は、町の予算も削減されており、継続事業が大半である。
 目玉というか、新規事業は何も無いが、大きい工事としはあゆ場パークゴルフ場の建設に際し、今年、コース設計に入ることから、その予算が多いという事くらいである。
 つまり、事業関係に対しては直接的な質問が出来ない状況になっており、質問の主力が“考え方”になっているの。つまり“正解”が“無い”という事である。

 無論、町長は質問されれば、明確に回答し、出来るものは『出来る』出来ないものは『出来ない』とはっきり答えていた。
 だが、現在の情勢では国の方針もコロコロ変わるために、それを予想しての答弁である以上、100%明快なものは期待も出来ない。

 ともあれ、予算委員会は本日の3時過に終了!

 そして、採決結果としては・・・・・、

 17年度の予算に対しては、賛成多数で、原案通り委員会は通過した。

今の議員の中で一番若い、土谷議員。今日も元気だ!!  野呂・吉田豊議員
 

 28日が3月定例会の最終日であるが、本会議で再度、予算の採決が行われ、正式決定をされる。
 この他、28日の本会議では、町の特別職を含む職員、そして議員のボーナスの削減等の条例案が提案される予定となっている。


 さて、議案の審議とはまったく関係はないが、最近、議会の傍聴者か、前期に比べて、極端に少なくなっていると感じている。
 前期は定例会でも来ていたし、予算委員会は、少ないながらもほぼ、毎日、傍聴者が来ていた。しかし、今回の予算委員会では、本日、女性団体が9名ほど来て、午前中の1時間半程度傍聴して行ったが、それ以外は“無し”であった。
 確かに聞いていて、面白いものではないとは思うし、傍聴の宣伝も悪い事もある。しかし、もう少し興味を持ってもらいたいものである。
 議員にも多くの問題があると思うが、その議員に投票したのは、これをみている住民の皆さんではないのだろうか。



 さて、今期の予算案に対し、何をもって賛成なのか反対なのか?であるが、自分は今回の予算に賛成をしたのであって、何を持って賛成したのか?であるが、以下の通りの賛成理由で、また、本会議で実施するかどうかは、まだ分からないが、本会議用の賛成討論も作成した。

 ちなみに、一年前の予算案では、本会議討論を実施したが、自分の場合、まったく新たに作り直している。

佐々木議員はいつも勉強しており、席に着くのも早いです
 
           役場の3階にはイスがあり、ここで休憩も出来ます



☆平成17年度、一般会計予算・賛成討論☆

 ただ今、上程されました、平成17年度一般会計予算につきまして、新自治研究会を代表致しまして、賛成という立場で討論致したいと存じます。
 平成17年度の国の地方財政対策としては、国の一般会計歳出においては対16年度+720億円の82兆1829億円でありますが、地方交付税に関しては、対16年度+117億円の16兆8979億円となっております。
 国の三位一体改革においては、税源委譲より、削減が多く、地方財政計画では、地方歳出は対前年比で▲9000億円ながらも地方交付税は対前年比+117億円となっております。
 また、北海道の17年度の一般会計予算該枠では、対16年度+1337億円の2兆9307億円となっておりますが、人件費・投資的経費・一般施策事業費は全て減額となっており、義務維持費が3%の伸び率であるももの、公債費に関しては対前年比37%と、増額の大半は公債費返済に回されております。
 これらの諸事情により、余市町としても17年度の一般会計予算は、地方交付税は7228万円が増えたものの、予算総枠では対16年度▲6.2%、5億4000万円減の81億6000万円の計上となったものであります。

 昨年より始まった『三位一体改革』は、昨年末に地方6団体による地方自治確立対策協議会による全国集会により、17年度分に関しては交付税の大幅な削減は見送られたものの、基本的には変わらず、昨年に増して、各種の補助金・交付金等を廃止、縮減、また、一般財源化をして交付して来ております。

 平成12年から自主自立を目指し地方分権一括法がスタートしましたが、その現実は国の財政再建が優先され、地方交付税の大幅削減のみが先行し、一部大都市を除いた大部分の自治体は予算編成に重大な支障をきたした事は言うに及ばず、まさに地方の切り捨以外の何物でもありません。
 これに加え、『市町村合併の特例に関する法律』が3月末をもって期限切れとなり、新年度には『市町村合併を推進するための基本方針』を策定し、さらにそれに基づく『市町村合併の推進に関する構想』をもって、さらなる勧告を行って来ることが予想されます。
 これに対し、末端町村では如何ともしがたく、北海道においては、高橋知事は道警問題においても、まったという程、自主性が無く、17年度以降に予想される市町村合併に対しても、国の言いなりとなり、末端自治体に対し合併を強制して来るとこは過去の行政手法でも明らかであります。
 正に地方はその岐路に立たされ、その中で地方自治体としては、何としても生き残らねばならない。これが、今、末端自治体に課せられた最大の課題ではないでしょうか。

 さて、平成17年度、余市町予算の歳入を見れば、昨年の台風の影響もあり、歳入の落ち込みが予想され、また、町内の景気動向も一向に回復の兆しも見えないことから、各種税金の落ち込みは如何ともしがたく、これを補うために、減債基金・財政調整資金等、各種の積立金を全て拠出しての予算編成でありました。
 これに加え、歳入を補うための町債発行額は、約7億5000万円と昨年より3億4000万円ほど減りましたが、歳入不足を町債に頼る手法は変わっておりません。
 これは、国が自らの保身をするための制度として導入し、交付税の減額分を補うものとして、余市町としても、やもう得ず導入をしていると推測はしておりますが、特に町債の中の一般財源は16年度は4億3110万円、本年度も4億1700万円となっており、これは、正に将来における借金であります。
 この手法を繰り返せば、国債・道債の二の舞いであり、いつかの時代には成算をしなければならない。早期の脱却が求められるのではないでしょうか。

 歳出に関しては、歳入の削減により、一般経費を含め全てを削減し、また、各種の団体の補助金等も削減されております。
 歳出の中で唯一目に付くのは、昨年より工事が始まったあゆ場公園パークゴルフ場建設のみが国・道の補助金がある事もありますが、大幅に増額となっております。
 一見すれば、歳出に合わせた予算とも見られますが、その中でも、昨年まで購入が進められていた協会病院跡地の購入については、本年度執行されておりません。
 これは、ある意味では非常に大きな意味があり、過去の慣例や取り決めを、良い意味で壊したものと評価出来るのではないでしょうか。
 しかしながら、違う見方では各種の補助金等を定率で削減をしただけであって、住民の要望を無視した、何も目玉の無いともいえる予算であります。
 また、一部事務組合である、北後志衛生施設組合、並びに北後志消防組合への繰り出し金に関しては、事業の在り方が変わった事もあり、全体としては、それに関する事項も増えて、増加をしております。
 これは、余市町、また余市町住民から見た場合、『なぜ増えるのか?』という事であり、本来、一部事務組合方式は、経費の削減を目的に行われている事から、事務組合の趣旨に反するのではないでしょうか。
 これからの時代、好むと好まざると、また、合併をする・しないは別として、広域行政は益々必要となって行くことから、本来の趣旨に戻した、そして、誤解・不満出ない行政運営の実施を願うものであります。

 さて、予算の執行は、町の発展のため、そして、住民のためでなければなりません。
そして、町長が考える地方自治の在り方としては、我が会派の代表質問の答弁の中にあったように『国や道の強制や圧力によって行われるものではない。地方分権における自己決定、自己理念のもと、地域の多様性や個性を活かした自治の展開を謀り、町村が担っている役割が尊重され、地域のことは地域で決める』との言葉がありました。
 これは、地方自治を預かるものとしては当然の言葉であって正論であります。しかしながら、現状では、その根幹となるべき財源さえも委譲される事なく、現状を乗り切らなければならない。
 これは、言うに優しく実現は真に難しいものであります。そして、町長の公約である『町民と共にあゆむ町政』もまた、その実践と、今回の予算案を見比べた場合、整合性が感じられるのか?このスローガンが予算案の中にそれを見いだす事が出来るのかと見た場合、非常に考えさせられる事項ではあります。
 しかしながら予算委員会では、上野町長は各議員の質問に対し、明確な考え方を示しておりました。
 また、町民に対し痛みを求める場合、まずは率先して自らを律しなければならない。今回の予算案に先立ち、給与条例等を改正しておりました。また、まことに不幸な出来事ではありましたが、昨年末に、余市町としては30年振に職員不正が発生しましたが、これに対する対応を見た場合、自らを率先して律していると感じられます。
 スローガンは言葉でだけでなく、実践が求められ、その歩みは小さくとも、確実でなければなりません。

 時代は更に不透明化が増し、さらに住民要望も多岐に亙り、その総ての要望をかなえることは不可能であります。ですが、本来の地方自治体に求められる事項、そして、町民要望には可能な限り応えて行かなければならない事も、また、地方自治体に課せられた使命でもあります。
 その要望と17年度の予算案を照らし合わせた場合、果たしてどうなのか。そして、町長自らが満足のゆくものと考えておられるのかと推測した場合、また、議員としても太鼓判を押せる予算案であるものかと考えたとき、そのどちらも満足は出来るものではないと考え、また、町長もそうであろうと推測し致します。
 しかしながら、この根本と根源は、国・道の財政再建の大波を被っているのが現状であり、この事態を“良し”とする町長も、議員も、役場職員も、そしてまた、町民とて、だれもそうは思ってはいないのではないでしょうか。
 ですが、現実としては如何とも出来ない。だとするならば、この予算案を通した上で、次の議論に発展させる事が、議員に求められる事項ではないでしょうか。
 今、町政に求められることは、こういう時代だからこそ、リーダーシップが求められ、先頭に立つことが町長に求められます。余市町を一丸として進めるためにはそれが必要であって、今、停滞させる事は、自治体をも死体とさせる事に繋がります。
 明日に繋げるために、今、最も必要な事は、明日に向かっての前進であり、そのためには、この17年度予算を通す事が、議員課せられた最大の使命と考えます。
 
 以上を申し上げまして賛成討論と致します。議員諸兄の賛同を宜しくお願い申し上げます。


 
他の独り言を読む