平成15年6月20日・金曜日UP
    ☆宇宙記念館決算認定否決☆

 今日の天気予報は、雨。午前中はどんより曇っていた。余市町の議会が混乱する時は、かならず、天気が悪くなる。今日もその通りになってしまったようである・・・昼過ぎには雨が降り出して来た。


 6月17日に6時間もの時間がかかり、20日延期された、宇宙記念館決算承認事項について、20日、午前10時から質疑が再開された。
 この二日間で、どんな対策が取られたのかは不明だったが、自分としては、17日、吉田豊議員への答弁について、正確に把握するために、町長が発言したテープを文字に起こしてもらい、20日の本会議に望んだ。また、新聞にもこの件が19日に報道された。

 さて、20日は午前10時から開始。自分の質問は20分かかったが、質問後、すぐに『答弁調整のため、暫時休憩』が議長より発せられた。

 質問は、以下の通りで、また、その回答もその下に書いてあるが、事実関係の確認だけだったのに、答弁が開始されたのは、11時50分であった。なお、答弁はその場での書き取りのため、趣旨が違う場合もあります。




 火曜日は吉田豊議員の質問の答弁をして終了し、時間もだいぶ経過したので、まず最初に、吉田豊議員の質問と答弁の確認から入りたいと思います。

 吉田豊議員は
『第5期決算書内部の第6期予定損益の入館見込金額と、第6期決算書の実績金額がなぜ、同じなのか?第6期の計画は、第5期のうちに作っているはすであり、決算数値と、違うのが当たり前であり、同一金額になるのはおかしい。』との質問でした。

 これに対し、答弁調整に5時間もかかり、町長がした答弁については、テープを起こしてもらい、次のような答弁をしています。

『提出いたしました書類に関して宇宙記念館の取締役会、これが2月14日に第6期損益計算書、これは予定損益計算書でございますが、この予定損益計算書についての営業収益のうち入館料については188万3000円、受託料については113万1000円、物販収入は216万円、合計527万4000円と予定したところでありますが、5月30日の議会に報告し、承認をたまわった第5期経営状況報告書についてあります3月31日付けで町に提出した際の書類には、会社側として3月末までの実績が把握できたことから、損益計算書をより実績に近い計算書に調製して差し替え提出したということを確認いたしたものでございます。
 したがって、この宇宙記念館の決算報告書等についてのご承認を何とぞいただきたい、このようにお願い申し上げる次第でございます。』との事でした。
 つまり、次のような事ですね。
@2月14日の宇宙記念館の取締役会で決まった第6期予定売上数値は527万4000円であった。
A5月30日開催の臨時議会で提案された、第5期の決算書内部の第6期予定損益の金額は、差し替えられたものであった。
B差し替えた理由として、6期の決算が、5月30日前の時点で出来ていたために、それをもって書き換えた。
C町長は、差し替えられたものを認めてほしい。という事です。

 で、質問ですが、

@2月14日開催の宇宙記念館取締役会で承認をされた、第6期予定金額の入った書類、つまり、527万4000円の金額の入った第5期決算書は、役場内に、あるのか。つまり、担当課で所持しているのか。
A・3月31日付けで提出

A5月30日に提案された、決算書、つまり、差し替え金額の第5期決算書は、何月何日に、だれが役場に持ち込んだ書類だったのか。町長が持って来たものなのか、宇宙記念館職員が持って来たものなのか。または、役場職員が取りに行ったものなのか。
A・5期決算は4月15日、宇宙記念館職員が持参

B差し替えられた金額の第5期決算書は、担当課では、いつ差し替えた事を知っていたのか。先日の6月17日に始めて知ったという事であれば、そう答えて下さい。また、それ以前に知っていた。というのであれば、何月何日に知り得たのか。
A・6月17日、宇宙記念館に確認

C差し替えられた金額の決算書、つまり、5月30日の臨時会に提案された決算書は、当然、宇宙記念館の取締役会に承認されたものだと思います。第6期の数値が分かってからの差し替えである以上、日程的には、4月1日以降の事でしょうから、4月1日から5月29日までの期間で、何月何日に宇宙記念館取締役会を開催し、数値の差し替えの了承を得たのか。
A・予定損益は取締役会の議決事項ではない。6期営業計画の打ち合わせを2月14日に決定し、実績に近いものに。営業計画で予定を作る。

D答弁の中で、『差し替えを確認した』と認めた以上、だれかが、差し替えの指示を出したはずです。だれが、差し替えの指示をして、どこで差し替えが行われたのか。どこでは、具体的な場所を聞いているので、宇宙記念館や役場しか答えはないはずです。どちらでやった行為なのか。
A・宇宙記念館。計画に基づき年度のより現実に近いものを作成した。状況推進の中で行った。

E町長の答弁の中で、『差し替えを確認した』との事でしたが、余市町は筆頭株主であり、町長は社長も兼任している事から、町長は『差し替え』した事を何月何日に知ったのか。
A・町長としては6月17日

 以上は、事実確認の月日を聞いているので、難しい質問をしている訳ではありません。答弁は、1項目ずつ、明確、だれが、何月何日にと、明確に答弁をお願い致します。
町長の考えをお聞きしたします。
 昨日の新聞には町長のコメントとして『説明不十分だったのは確かで、数字を直す必要もなかったかもしれない』とコメントしていますが、『直す必要はなかったかもしれない』ではなく、だれが考えても『必要は無かった』のは、当たり前の事項であると思います。まして、第三セクターの次年度予定損益は、議会の議決事項でも何もないからです。
 そして、おそらく、新聞社の方で総務省の方に取材して確認した事項でしょうが、『経営悪化の隠蔽などの悪質なものなら問題だが、実態により合わせたのであれば目くじらを立てるほどの事ではない』とのコメントもありました。
 おそらく、総務省では、こんな事が起こる訳がなく、事態があり得ない事という過程で話したのでしょうし、回答をした方の意識としては、第三セクターの株式会社内部の次年度予定は、どうでもイィ事であって、先程も申し上げましたが、直す必要はまったくなかった。だから、こういうコメントになったのは、当然だと思います。
 しかしながら、『目くじらを立てるな』という事も理解出来ない訳ではありませんが、今回の事例は、正に、この4年間の大谷町長の姿勢を、如実に表している事でしようし、さらに、『差し替えしました』と答弁した以上、町長はウソの書類を議会に提出したという事を自ら認めたという事になります。
 たとえ、差し替えの事実があったとしても、『それは、たまたま偶然になった』と言うのであれば、致し方ないでしょうが、どのような背景があるにもかかわらず、差し替えを認めた以上、「はい、そうですか。分かりました。」と言う訳にはいかないのではないでしょうか。
 なぜなら、今回の事例を認めれば、悪しき前例を認めた事になり、さらに、町長個人の持ち株会社なら問題はありませんが、宇宙記念館は法人という人格があり、それも、税金を投入して作られた法人であり、その法人内のルールが一個人によって、勝手に操作されたとするならば、これは絶対に認められない事項だからです。
 これに加え、前回の総務委員会でも、宇宙記念館の決算が議題となった時にも、この差し替えの件は一切報告されなかった。つまり、町長は二度にわたって、議会をだました。という事になり、これは意図的にやったと言わざるを得ません。

F答弁の中で『実績に近い計算書に調製した』との答弁でしたが、なぜ、2月14日に取締役会を開催して承認を得た、予定数値を、わざわざ変えてまで、実績に近い数値を出す必要があったのか。
A・会社側の立場として1〜3月。年4回の取締役会。最終決定は12月31日。これにより、その段階で営業計画を立てる。時間がかかり整理をした。予定を作った。計画的にも2月14日に短期(第6期の)承認。その後、内部整理で、1月2月の結果が出て、より現実に近いもの。

G町長の答弁は『差し替え』という言葉でしたが、私は、書類の“改ざん”というのではないのかと思います。差し替えというのは、意図しないミスによって間違えた結果によって、それを訂正するために『差し替え』を行うものだと思います。今回は総務委員という機会もあったにもかかわらず、それを報告せずに隠した。そして、5月30日の本会議にも、隠して提案した。あきらかに意図されたものであって、悪意があろうが無かろうが、意図してやった事は『差し替え』ではなく“改ざん”というのではないか。今回の事例は『改ざんでは無い』というのであれば、何を持って、改ざんではない。と言い切れるのか。
A・2月14日に承認を得た。6期予定は協議事項ではない。数値をもりこんだもの。より現実的にとらえ7期活動をとられた。

H町長は答弁の中で『差し替えられたものを、認めてほしい。』との事でしたが、なぜ、意図的に差し替えられたものを認めなければならないのか。逆の立場で、町長が、このような事例が発覚した後に、賛成するとするならば、どういった理由で賛成出来るのか。
A・適正に執行されている。経営実態の勘案。

I町長は予算と決算の関係についてどのように考えているのか。
A・会社経営を行う際、会社の理念。業務計画を立て、執行する。その動きの中で、問題があれば、決算にある。計画書は可能性のあるものを作る。その手法。十分精査が必要。提案した承認事項は、短期間であったが、このような形で問題提起をされた事について、せつめいをする必要があった。紳士に受け止め、会社内で十分協議。



 町長の1回目の答弁が開始されたのは、休憩に入り、1時間30分後の11時50分から12時まで。
 で、すぐに10分程度の再質問を行ったが、ここからは、自分もメモがなく、また、すぐのやり取りのために、正確ではないが、大筋、次の通りであり、内容的には、1回目の町長答弁が趣旨を外しての答弁であり、また、各答弁に対しての整合性がない事を指摘した。

@ 3月31日付けの5期決算書が4月15日に宇宙記念館の職員が届けたのであれば、
役場は数値の差し替えを知っていて、議会に提出したのか?。そうではないはずである。527万円の書類が役場にあるのか。あるとしたのなら、いつ、届けられたのか。
A差し替えられた数値は、取締役会で承認を得た数値であるならば、何月何日に取締役会を開催して、承諾を得たのか。
Bだれが差し替えを指示したのか。この時期、人事異動があり、3月まで館長が交替したが、まさか、3月31日前に、前館長が指示したとでも言うのか。そして、予算と決算と同じ数字になったとでも言うのか。
C意図的に差し替えたのは改ざんではないのか。
D今のこの場の事が、意味があるのか。住民に理解される事項なのか。謝る所はあやまらないと、前に進まない。町長の認識はいかに。


の以上であった。

 再質問を終えたのが、12時15分だったので、昼休憩に入り、午後1時15分から再開されたが、再びすぐに『答弁調整のため、暫時休憩』と議長から再び休憩宣言がされた。
 なぜ、答弁調整に時間がかかるのか。事実関係を質問しており、ウソが無ければ、ちょっと調べれば分かるはずであり、さらに、再質問は一回目と同じ質問をしているだけである。
 
 いつもそうであるが、ただ、ただ、待つだけ。そして、今回の場合は、だれが考えても、する必要のなかった事を行い、それは『正しい』と無理矢理こじつけをしているだけではないのか。
 タバコの本数だけが進み、こうなると、1箱で足りなくなる。



 答弁が再開されたのは、3時35分からであった。
・527万円の書類は役場には無い。
・3月31日付けの文章は、4月15日に役場に届けられたもので、5月30日に議会に提出したものである。
・内容は、4月15日に受けたものであって、それ以外は承知していない。
・2月14日に宇宙記念館の取締役会で、第5期決算書の承認。また、同日、第6期について説明。6期決算書は3月31日付け書類となる。
・町民のみなさんに判断してもらう。


再々質問
Q・4月15日に役場に届けられた書類は、いつ、取締役会に諮るられたのか。だれが指示をしたのか。
Q・議題は6期決算の承認であるが、この点を明確にしてもらわなければ、決算書も差し替えをしたといわれても致し方ないのではないか。
A・取締役会には諮っていないが、常務会で了承し、5月21日の総会で了承をもらう。


質疑終了時間、午後4時10分。

5分程、休憩。(トイレ休憩)

その後すぐに、熊倉議員の質問
 吉田浩一議員の答弁で、『初めて知ったのは6月17日に初めて知った』としていたが、『5月21日に常務会で了承された』とはどういう事なのか。ふまじめで奇弁である。
 町長は『私は間違っていない。』というのであれば、差し替えが、商法・自治法上の根拠を示してほしい。
 さらに、監査委員には今回の事例がどうなのかという見解を頂きたい。


 熊倉議員質疑一回目終了時間、午後4時35分。
 議長より『答弁調整のため暫時休憩』と発せられる。



 さて、私が3回目の答弁をもらった後、「質問に答えていない」と議事進行発言をした。しかし、議長から認められなかった。で、議長の『暫時休憩』(これは、ちよっと、一服休憩)に入ったので、「なんで答えない。4月15日に役場に届けられた決算書は、いつ、取締役会にかかったのか?」とヤジ的に言うと『5月21日』との事。


 答弁を時間で追うと、次のようになる。
 2月14日、取締役会で第5期決算・並びに第6期予定の承認。
       予定数値は527万円
 3月31日 宇宙記念館館長交代
 4月15日 宇宙記念館から、第5期の決算書が届けられるも、
       予定数値は499万円と書き換えされたものが届けられる。
 5月21日 取締役会。事前に常務会で、499万円の承諾を得る。
 5月30日 議会にて、第5期決算承認
 6月17日 差し替え事項、認める。


 だが、これは絶対におかしい。役所に提出する書類は、公文書に当たり、これを取締役会に掛けたのが、5月21日。事後報告であって、さらに、報告された項目が、書き換えられていた。とするならば、これが世間で通用することなのか。
 「だれが指示したのか?」との問いにも答えず、一回目は『6月17日に初めて知った』としながらも、3回目の答弁の中では『常務会で了承し、5月21日に承諾された』とした事。では6月17日に初めて知った。という事はどういう事なのか。
 こんな事が個人の会社ではなく、第三セクター、それも余市町が75%も出資した会社で行われ、だれが指示したのかも分からないまま、議会に諮られた。ということが、許される事なのか。
 そして、まったく整合性の無い答弁をしているのにもかかわらず、『6期決算を承認してほしい』とは、どういう事なのか?


 『町民の皆さんに、判断してもらう。』とは答弁としては立派である。ならば、今回の件を、それこそ広報にでも入れて、知らせるのか。

 何もならない、意味のない議会であった事は間違いなく、さらに、だれが一番悲しむのか。といえば、働いている職員ではないのか。



 非常に長い答弁調整が続き、再開されたのは7時45分からであった。
まず、監査委員より『今までの質疑を聞いていて、予算は決算期内に慎重に行うべきだと考えている』との答弁がされた。


 そして、町長の答弁が始まった。

 18番熊倉議員のご質問にお答え申し上げます。
この度の余市宇宙記念館の書類の期別処理の化方の一部について適正を欠いていた事、又、1番吉田豊議員、2番吉田浩一議員に対する発言についても誤解を招いた部分がありましたので、今後において適正を期して参りたいと考えております。
 議会審議において答弁内容とさらには答弁調整の為に審議を大幅に遅らせ、また、混乱を招いた事につきまして、深く反省を致しております。
 議員皆様に対し、心から、深くお詫び申し上げる次第でございます



 であった。

 その後、質疑は無くなり、採決に入った。


 採決結果は
賛成 8名 岩戸てる子・佐藤敏・松原友香・佐藤博・佐藤一夫・
        白川栄美子・渡辺秀郎・納谷準一

反対 9名 吉田広之丞・藤井良一・吉田豊・吉田浩一・安宅俊威・
        熊倉義城・渡辺正治・中谷栄利・佐々木正江

 以上、賛成少数によって、宇宙記念館第6期決算書については、認定しない事になった。



 さて、議員おのおのがどのように考えたかは分からないが、『謝ったので良いのではないか?』という意見ではないか?と思うが、自分は分からない。
 今回の事例は、取締役会で決まった事を、だれかが差し替え、役場に提出した。そして、町長答弁は、整合性が無くなってしまった。


 さて、決算が認定されなかった事項については、実質、何も影響はない。また、だれかが処分をうけるような事もない。
 しかしながら、『たまたま3カ月だけだったから』とは理由にならないし、さらに、取締役会も事後承諾だったというのでは、まったくお話しにもならない。

 結局、差し替えを指示した者は、最後まで明かされなかった。それは、だれか?という事を考えた場合・・・・・・

 一番、気の毒なのは、何も知らなかった宇宙記念館の職員ではないだろうか。
そして、不幸なのは、住民ではなかろうか。

 最終的に総ての日程が終ったのは午後8時15分であった。
 外に出たら、雨は上がっていた・・・・  
・・・・・・・本日の役場でのタバコ消費本数、29本。


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