独り言・平成15年4月24日UP
          ☆道議選結果と町議選☆

 4月13日の北海道議会議員選挙については、すでに投票も終わり、選挙戦に終止符がうたれ、その余韻も薄れつつある。
 結果としては、余市町の一住民として、そして、地域として、さらには、同年代の中村裕之氏が、初選挙で15000票という2位に3000票あまりの差をつけてトップ当選が出来た事は、本当に良かったし、嬉しいの一言である。
 うれし涙。悔し涙。それぞれの涙が流されたであろうし、また、選挙も終わり、その興奮も冷め、それぞれが冷静に判断出来る時になって来たのではないだろうか。

 自分は選挙結果を見て、結果とは別に、今後の情勢、さらには、ある意味、選挙の限界というのも感じ、今から4年後の対策を考えていかなければならないだろう。そのためには、今から具体的に何かをしなければならない。
 特に、次の選挙においては、定数が3から2に1減となる事が、一応決まっており、だとすれば本当に次の戦いは今回以上の激戦となる事が予想される。


 自分も8月に2度目の選挙を控え、当たり触らず。にいれば一番良いと思うが、自分の選挙もあるが、地域として生き残るために、あえて厳しい苦言を言わせてもらう。

 『そんな事にはならない』という意見を持たれる方もいるだろうが、自分としては選挙というのは、どんな選挙も甘くないと思っている。
 選挙は常に結果として判断され、そして、4年後は議員選挙にとって一番厳しい2度目の選挙を迎えることになる。
 無論、本人の努力が一番であろうが、中村道議を送り出した責任として、その責任は本人が『辞める』と言わない限り続けなければならないのではないだろうか。


中村氏が勝てた要因
 今回の道議選については、中村氏が勝てた要因、もしくは、運が良かったのは、民主が分裂してしました事。さらには、共産党が候補をださなかった事である。
 共産党は候補を出さなかった。だけではなく、実は、余市の共産党は、今回の選挙では小樽市の支援に入っていたのであった。
 つまり、中村氏には運があった事には違いなく、運も実力のうちに入り、また、自ら風を起こしていたと感じている。
 特に、最終日の中村の選車には、地元という事もあっただろうが、間違いなく勢いがあった。


小樽市の状況
 小樽市の道議選挙も激戦が予想されていた。特に、民主党は4区の代表であり、元衆議院議員だった池田氏を、道議として出馬させた関係で、民主党としても、重点地区であった。
 自民党としては、現職と新人の2名を出馬させ、推薦候補にした中村氏も小樽市議を経験しており、小樽の場合、市議と道議の選挙地域はまったく同じである事から、市議3期の経歴は、けっして道議新人候補といえども、知名度という点では、他の候補と比較しても遜色はない。
 そんな中での小樽の道議選。候補の花岡氏は余市出身で沢小・西中・余市高校と卒業しており、そんな関係で余市共産党は小樽支援に入っていたのであった。
 そのために後志管内では最大の票を持つ余市共産党は候補者選出を含め積極的に行わなかったのではないかと推測している。


後志民主党の状況
 民主党が分裂したのは、北教組対自治労との対立であった。
 労働組合の現状は衰退の一歩であり、昔は、国鉄・電電公社があったが、どちらも民営化され、また、北教組も子供の人数そのものが少なくなっている現状があり、教職員も減少傾向にあり、昔も今も変わらない組織としては、自治労だけであり、最大組織である自治労と分裂したという事は致命的であった。
 現在の民主党は旧社会党が中心となっている事には間違いないが、俗に言う保守もそれなりに入っているのであろうが、今回の選挙に関しては、外部から見た場合、組合同士の内部対立としか見えない。
 また、今回、市橋氏が取れなかった最大の要因は、選挙本部を倶知安に持っていった事にあると思う。
 4年前の選挙では、吉野氏が余市で2600票を獲得しており、今回、市橋氏・猪股氏を合わせても600票程不足している。
 なぜ故、余市に住民票がある市橋氏が獲得出来なかったのか。といえば、倶知安に事務所を構えた事により、余市に住まいをかまえ、仕事も余市でしていたという事が、理解してもらえなかった事と推測出来る。
 もっとも、現時点では最大の組織である自治労が、組織として猪股氏を推薦した以上、余市自治労としても、また、民主党としても表面切って、市橋氏と動けなかったのではないかと推測している。
 票の分析をすれば、地元候補が出馬した岩内・倶知安・余市を除いた地区を見れば、市橋氏・猪股氏の民主系の票は、前回の得票した票とほぼ同じである事から、基礎票は動いていない事が分かる。


当選した3候補の特徴

 今回の当選順位は、中村氏・村田氏・作井氏の順であったが、単純に得票ではなく、順位で見ると、意外な事が見えてくるのではないだろうか。
 まず、何町村で1位を取れたか?という事を見れば、中村氏5、村田氏7、作井氏5、野原氏2となるが、これを2位まで加えると、中村氏5、村田氏7、作井氏8となり、作井氏は、山麓地区を中心に、岩宇・南後志も含め、平均的に獲得出来た事になる。
 これに対し、反対に5位だった所を見れば、野原氏7、中村氏6、作井氏5となる。
 単純に順位だけの話であるが、順位から判断出来る事は、村田氏・市橋氏・猪股氏が安定して各地区から得票出来た事になるのではないか。
 そして、中村氏は北後志以外からは得票出来なかった事であり、また、さらに、今回は余市を含めた北後志がまとまった事により、得票出来た事は紛れも無い事実ではないか。


表に出ない票
 新聞に出ない票として、無効票があるが、今回の余市の有権者数と投票率、さらには有効得票数の誤差を見れば、200票以上の誤差がある。つまり、これが無効票という事になる。
 無効票の内訳だが、どうなっているのかは詳細は不明だが、聞き及ぶ所では、白票がかなりあったようで、
半数以上が白票であったらしい
 この白票はだれが投じたのか?という事であるが、それこそ、だれが白票を投じた者は不明だが、自民でも無ければ、民主連合でも無い。さらに“地元”というキーワードでも投票しなかったとなれば、だれが投じたのかは、おのずと見えて来るのではないか。


票の限界
 今回の選挙において、自分は、午後3時に投票しに行った。なぜ、午後3時なのか?といえば、本当に選挙に行く人は、だいたい、午前中にいくのではないか。と考え、また、仕事が終わってからと考える人は、例えば残業になったとして、結果的には行かない場合もあるのではないか。
 午後3時に行列が出来ていれば、80%台の投票率であろうし、逆に、ほとんどいないようであれば、投票率の伸びは無い。と考えていた。
 結果は後者であり、職員に「投票率は何%?」と聞いたら『丁度、50%』との事であった。
 今回の投票に関しては、不在者投票率がかなり高かったと聞いていたが、この時間までの投票率には不在者投票数が入っていないため、正確な数値ではなかったが、いくら不在者投票率が高いとはいえ、極端に数値が上がる事は考えづらく、自分としては投票率は70%台。行っても、71・2%だろうと思っていた。結果としては、前回の56.90%に対し、今回は72.35%であった。
 4年前の町長町議選挙の投票率は79.61%でさらに4年前の町長・町議は84%という投票率を考えれば、そして、今回の道議選に関しては『地元から道議を』という熱意があったにもかかわらず、けっして高い数値とはいえないのではないか。つまり、投票率に関しては、これが限界といえるだろう。


4年後のために何をすべきか?

 今回は、民主の分裂、さらには共産党の不出馬という背景があったからこそ、地元から道議を出すことが出来たが、自分なりに票の分析をした場合、そして、4年後を考えた場合、かなり厳しいと考えている。
 まず、定数が1減。民主の1本化。さらには、共産党は2度続けて候補を出さないという事は無いのではないか。特に、平成11年の選挙では、北後志だけで共産党候補者は4000票以上を獲得している実績がある。
 となれば、次の4年後、今回と反対に悪条件が重なれば、単純計算で北後志のみで5000票が目減りし、だれにとって一番不利なのか?といえば、北後志だけで集票した中村氏という事になるのではないか。
 
 そこで問題なのが、どうやって、中村氏の票を保持し、さらに掘り起こしをして行くのか。という事になる。
 無論、本人の努力が一番であるが、所詮、一人は独りである。
 だとすれば、一番確実な方法は、余市の議会が一つにまとまれれば、それが出来るのではないかと考えているのだが・・・・・・・



 今、余市町議会の一番の問題点は、欠員と病気療養中のため欠席が多いことと会派が多すぎて、まとまらないという点である。
 実質的に、議会に出席している議員数は、新政会・5 共産党・4 町政クラブ・3 町民連合・3 民友クラブ・3 公明・1であり、さらに、8月の選挙はどうなるかは分からないが、最大8名程度が入れ替われる可能性があると考え、場合よっては、10名以上が初当選を出来る可能性もある。
 そして、新人が一同に集まり、新会派を結成する事は十分可能であり、となれば、既存の会派を飲み込むことが出来て、一気に過半数の会派を作れる可能性も出てくる。

 政党や会派が必ずしも良いとは考えていないが、現在の制度は、過半数以上の数である事は事実であり、また、多数決の理論以外に優位を決めれらるものは今のところ、存在しない。
 
 余市町としては、24年ぶりに当選させる事が出来た道議会議員。なんとしても、4年後も守り続けなければ、ならないのではないか。
 そのためには、まず、余市の議会を制しなければならないが、現職の議員が出来るのか?といえば、これは自分も含め、現状ではかなり厳しい。

 では、どうするのか。といえば、基本線は、
今回、中村氏を担いだ青年層が大挙して8月の選挙に立候補する事が絶対に必要である。

 自分は、今までに無い議員であった事は自負している。ホームページの発信。ひろかずニュースの作成と配布。さらには、新人議員が一番初めに会派を飛び出した。また、現町長に対しても、納得出来ないことは徹底的に対峙して来た。
 しかし、それとは別に、議員選挙は偶数の選挙が大変であり、自分は8月の選挙は2度目の審判を受ける身であれば、新人が多数立候補されれば、されるほど苦しい選挙になる事は間違いない。

 だが、今は、保身を考える時ではない。と思う反面、いくらイィ事を言っても、ある面では、自分自身が保身に走っている事も感じていることも違いがない。

 だとするならば、自らが変えざるを得ない環境にならなければ、どうしても出来ないのではないか。それがどういった事になるのは想像が付かない。

 少なくとも、考えられることは、8月の選挙においては、余市青年層の立候補を切望し熱望している。そして、それが結果として4年後に繋がれば良い事である。
 政治は過程は問われない。結果が総てである。



平成11年選挙結果[後志支庁]
当日有権者数91,324人投票者数61,759人投票率67.63%
                                     
15年選挙民主票
町村名   佐藤(自)  吉野(民)  中川(自) 村上(共新)  横 計       
島牧付     328     386    383    165   1,262     399 
寿都町     604     667    645    429   2,345     720
黒松内町    611      667     517     397    2,192     625
蘭越町   1,300   1,354    835    371   3,860     784
ニセコ町  1,466     587    304    240   2,597     570
真狩村     756     534    220    114   1,624     512
留寿都村    375     339    245    141   1,100     349
喜茂別町    619     720    423    120   1,882     677
京極町   1,207     644    352     91   2,294     473
倶知安町  4,836   1,896    728    798   8,258   2.250
共和町     480   2,184  1,354    185   4,203   1,953
岩内町     555   1,800  5,494    727   8,576   4,731
泊  村     174     330    637    144   1,285     529
神恵内村    182     305    351     39     877     413
積丹町     539     484    554    243   1,820     364
古平町     661     418    798    389   2,266     516
仁木町     663     507    444    867   2,481     408
余市町   3,026   2,591  2,219  2,752  10,588   2,012
赤井川     257     269    146    158     830     196
合  計  18,639  16,682   16,649  8,370  60,340  18,483



平成15年選挙結果
      中村(自) 市橋(民) 猪股(無) 村田(自) 作井(無) 野原(無)  横計
島牧村     142     237      162     540     134      72   1,287
寿都町     319     416     304     901     201     212    2,353
黒松内町    142     408     217     575     567     229   2,138
蘭越町     283     413     371     490     871    1,532   3,960
ニセコ町     160     324     247     172     911    1,000   2,814
真狩村     249     200     312     193     561     136   1,651
留寿都村    155     167     182     178     369      54      1,105
喜茂別町    256     379     298     113     691     110   1,847
京極町     164     293     180     201    1,252     237   2,327
倶知安町    467    1,447      803    489    5,370     604   9,180
共和町     146     815    1,138   1,703     347     187    4,336
岩内町     183     512    4,220   4,848     174     136     10,073
泊    村       66     144      385    635      36     19   1,285
神恵内村     65     118     296     333       48       3       863
積丹町    1,126     179     185     144       43         276     1,953
古平町     1,381     312     204       229            96         385     2,607
仁木町     1,392     308          100          136             75         624       2,635
余市町     7,901        1,683          329          190           174       3,285   13,562
赤井川村    410          148            48           38             57          132        833
合 計     15,007     8,503        9,980   12,108   11,977    9,233  66,808
 赤=1位  2位=ピンク  最下位=黄色

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