他の独り言を読む

独り言・平成15年12月21日UP
     ☆15年4回定例会終了☆

 早いもので、平成15年も、まもなく終わろうとしている。12月定例会が終われば、後は、年末・年始となり、さらに、年明けからは、新年度に向けての作業が本格化して来るので、役場的、また、議会的にもかなり忙しくなって来る。


@議運運営委員長として
 12月という事で、9月定例会の議会たよりが、各家庭に配布されたが、『前より質問をしなくなったね。』と数人の方に言われた。また、『最近、HPも面白くないね。』とも言われている。

 確かに、そうだと思っているが、今期から議会運営委員長になって、前より、かなり忙しくなっており、なかなか出来ないでいる。また、最近、腱鞘炎が慢性化しており、左腕が、痛んでいる。

 議運の仕事としは、定例会の前は、一般質問が締め切られた後、1時間程度してから、仕事開始となる。
 まず、一般質問の人数が決まった事で、役場側と日程について、大筋を決める。3日で行くか、4日で行くのか、はたまた、5日必要なのか?という事である。
 役場側の議案は、条例・補正予算にかかわらず、その期限までに可決させなければ、予算の執行が出来なかったりする場合がある。
 
 本会議に限らず、議会審議は、実際に行ってみなければ分からづ、正に出たとこ勝負となるのだが、議員でありながら、役場側にも協力・協調していかなければならない。

 今まで、好き勝手に発言していた者としては、非常に辛いのも事実であるが、それ以上に、大変なのは、本会議における議運の口述である。


 本会議の前日、議会運営委員会が開催され、会期の期間(日数)、日程順、審議方法(本会議で即決か?委員会付託か?)を決める。
 いまの所は、さほど混乱してはいないが、過去、審議方法を巡って、大混乱となった事もあるそうである。そして、議運が終了しなければ、本会議が開催出来ない。という事があり、その任務は重大である。

 議運が終わると、委員長としての個人の仕事が始まる。本会議の口述の作成である。

 自分の場合は、完成したものをメール等で事前に事務局等で確認をしてもらえるが、これが使えないと、手書きで作成しなければならない。
 そして、完成すると、必ず練習をする。
 議会用語や行政用語は、日頃使わないし、たかだか4年程度、議員をかじったくらいで、スラスラ出るほど、簡単なものではないからである。
 これはベテランの職員でも同じで、部課長は、提案の時、それぞれの口述を作って、それなりに練習をしているようである。


 そして、本会議が始まると、議運委員長の日程等の報告をしなければならないが、これが、非常に緊張をする。

 口述は間違ってはならない事。また、全員が聞いているのであって、聞きやすく口述しなければならない。
 すでに数回、経験したが、非常に緊張して行っているのが現状である。

 本会議の登壇は、何度経験しても、緊張するものであるが、議運の口述は、一般質問とは違った緊張である。しいて言えば、一般質問は心臓がドキドキする感覚だが、議運口述は胃がキリキリするような感じである。

 時間的には、わずか5分程度の口述だが、前日から準備して、さらに、何度も読み返して・・・
 住民の方かは、間違いなく怒られるのが、議運口述が終われば、もう、半分以上、終わった気分である。

 つまり、『質問しなくなったね。静かになったね』と言われても、否定は出来ない事実である。
 しかしながら、質問する事は、やめてもいないし、やめるつもりもない。だが、如何せん、能力の無い者は大変だし、また、質問を作るだけの時間が無いのも事実である。

 この他、今回の定例会では、「協会病院産婦人科の常設の復活を求める決議」として、議会の意志を示したが、これも、議運委員長の口述という事が最終日の前に追加されてしまった。
 うーん、正直、大変である。



A12月11日・木曜日、午後3時
 議運事前打ち合わせ。
 さて、今回の定例会は、11日、3時の時点では、嵐模様であった。
 この時間に一般質問の締切となったが、なんと17名が提出したのであった。無論、余市町議会としては過去、最高の提出者であった。
 事前の正副委員長の打ち合わせの時点では副委員長の岩戸議員は所用で休んだ。つまり自分だけで、事務局と総務部・部課長と事前打ち合わせという事になった。
 事前打ち合わせの時点では、日程は4日間となったが、やはり、一般質問をどうこなすか?が問題となった。
 土日があり、週明けの月曜日には仁木での合併協議会があり、その翌日は祝日。非常に頭の痛い問題となった。だが、時間延長をして、一日6名は出来ない事もないだろうと判断していた。


B12月15日・月曜日 午前10時〜
 議会運営委員会の開催。日程等については、すんなりと決まったが、やはり、会期日程と、一般質問の実施人数が問題となった。
 各委員から、『会期延長』という言葉も出たが、最終的には、『終わらなかったら会期延長すれは良い』という結論になり、議運は終了した。
 また、一般質問の実施人数については、一日、何名程度とある程度の目安で割り振りをしていたが、今回は、まったくの白紙で、やる事になった。
 つまり、議長の判断という事になった。あとはどうなるかは、やってみなけりゃ、分からないさ〜
 しかし、議運委員長としては、「議事の都合もありますので、出来るだけ簡潔にお願いしたい」というお願いをした。
 ちなみに委員会終了後、『審議日程を考えるならば、議運の委員長が一般質問を提出するのはどうか?』と本気なの、冗談なのかは分からないが、言われてしまった。

 確かに微妙な問題である。

 どの委員会の委員長も同じであるが、委員長は、自らが発言する前に、他の議員の発言を保証しなければならないという義務があるのである・・・・
 特に、議会運営委員長としては、自らがルールを変える訳にもいかないし・・・



C12月8日・月〜10日・水曜
 この期間に、14年度の決算委員会が行われた。
 14年度の決算という事で、予算から実施まで、前町長のやった事であり、町長が変わった事により、道義的責任はあるものの、実質的には現町長にはない。
 決算委員会における、議員の発言は、一般会計の歳出で1回、一般会計の歳入で1回、各特別会計の歳出・歳入で1回の3回の発言が出来る事になっている。
 3日間の日程の中で、議員20名(議長と決算委員会委員長は除かれる)で、一回も挙手をしなかった議員は3名だけであった。
 つまり、質問をした方の議員が多かったのだが、質疑全般としては非常に順調であった事は確かであった。
 では、町長が答弁したのか?といえばそうではなく、部課長が明確に答弁をしていて、町長が答弁をしていたのは、数回だったと記憶している。
 もっとも、理事者が変わったという事もあるであろうし、自分としても、前町長の事を追求しても、無駄であろうと感じていた。そして、平均的に議員の質問も、表面的なものが多かった。
 ただ、自分としては持ち分を使い切ったし、毎年追求している保育所の未収金については、今年も同様に行ったが、成果としては、一向に進歩していないと感じている。また、リサイクル問題に対しても、「この手の事業は年1回の契約では無いのか?」「予算委員会で部長が答弁した答えは、だれから聞いたのか?」という事項も質問している。



D12月16日・火曜日 午前10時〜
 定例会初日。今回は、傍聴者がけっこう多く、10名程度が来ていた。それぞれの傍聴目的があったようだが、自分の会派の後輩には「一般質問をする時、後援者に傍聴に来てもらうように」と指示をしていた。
 後援会としては、その議員を送り出した責任もあるだろう。そして、議員本人としても、報告の意味もあるであろうと思っていた。それが、自分自身の励みとなる事も、自身の経験として体験している。

 定例会初日の日程は、まずは、決算委員会の本会議採決。反対討論は佐々木議員が行い、賛成討論は吉田広之丞議員が行った。そして、一般質問と入っていった。

 一般質問は提出順番で実施が出来るので、今回は、野呂・土屋・吉田浩一の順で提出を行った。
 前期では、ほとんどが1番で提出し、また、3番以後の提出は過去になかった。
 しかし、ながら、新人が入った以上、そうはいかなしいだろうし、逆に、無理矢理1番と2番に提出をさせた。無論、事前にチェックもしてやっていた。


 今回、自分の質問に関しては、町長に1件と教育長に2件という事であったが、質問をしたタイミングが悪かった。
 前掲のように、3番の提出という事で、これは、一般質問に限らないが、昼をはさんだり、5時を過ぎようとすると、どうしても時間が気になってしまう。特に昼の場合は、最悪である。
 
 今回は昼のタイミングにバッチリ当たってしまい、再質問の途中で昼のサイレンが鳴ってしまった。議運委員長としても「簡潔にお願いしたい」と発言した事もあり、また、答弁は別として主旨は伝わっていた事もあるので、今回も再々質問は実施しないで終わった。(またまた、「静かになったね」と言われるなぁ)

 一般質問が始まって、また、今後の日程も考えて、通常の場合、1時間に1回程度、休憩が入るのだが、議長は今後の進み具合を考えて、休憩無しで議事を進めている。
 で、12時を過ぎたが、午前中は休憩なしで、自分も含め3名の一般質問が終わり、1時間の昼食後、一回の休憩をはさんだだけで、午後5時前までに6名が実施。つまり、9名の一般質問が終わった。
 これだけに人数をこなしたのは、おそらく、余市町議会としても初めてであっただろう。そして、一番、疲れたのは町長であった事は間違いない。

 議員は交替して行うが、答えるのは町長一人であるからである。
 選挙前に『上野は心臓が弱い』という噂もあったが、一般住民が考える以上に、議場は緊張の連続であり、もし、本当に心臓に欠陥かがあるとするならば、この日程はこなせないであろうと推測出来る。
 
 その後は、2日目では5名を実施。3日目では3名と、当初考えていた日程通りに進んだのであつた。


E新人議員の質問
 今回の一般質問は、新人議員が全員提出しており、初めて提出して議員もいた。果たしてどんな質問になるのか?というのが興味があった。

 提出した原稿だけで終わった議員、また、3回目まで質問を繰り返した新人議員もいたが、まだまだ、発言する事で、精一杯というのが現状である。

 時間的には、質問と答えのやり取りを含めて10分で終わった議員もいれば、30分くらい粘った議員もいた。そして、明確に、何をテーマとしてゆくだろうな。というこれからの予想も出来た。

 一般質問は登壇しての発言であり、答弁は、その場で聞いて、書き取りをしながら、次の質問をも考えないといけない。
 つまり、事前の答弁を予測して、再質問以降を考えておかなければダメという事であるが、これがなかなか難しい。
 また、答える方は、少なくとも役場職員として40年も経験のあるベテラン町長であり、議員の質問など、簡単にかわすことも出来る。
 もっとも、これは、自分も同じで、上野町長に対しては、再々質問までもって行くのは、かなりの下調べと経験を積まなければ、太刀打ち出来ないと感じている。

 ただ、自分が新人の時と比べて、今の新人はどうなのか?とみると、やはり、やる気というか、積極性があまり感じられないような気がする。

 決算委員会においてもそうだったが、新人だから解からないことがたくさんあるはずであるが、それをどんどん質問したように記憶している。
 一般質問も、初めての一般質問を1番で提出し、また、3回目まで行ったし、決算においても、今も追求し続けている保育料の未納の件については、最初の決算委員会からやっていた。

 今回の定例会においては、補正予算の審議もあった。その中で、新人で挙手をしたのは、野呂・土屋の、我が会派の新人だけであった。野呂は2回、土屋は3回であった。
 無論、「ここを質問して」と指示した事もあったが、まずは、場慣れが必要であり、やらなければ意味が無いと考えているし、先輩議員からそう教えられた分、そう教え伝えて行くのが先輩議員としての努めではないだろうか。
 
 新人だから出来る事があるはずであるし、まずは、場数を踏んでいかなければならない。それには、まずは、挙手する勇気である。
 自分も、不適切な発言で、何度も議長や委員長から注意が入った。つまり、恥じ”をかいたのであったが、恥じ”をかくことが出来るのは、1期生のうちしかない。
 2期生以後となると、白い目で見られるようになってしまうのである。

 ちなみに、定例会4日目の各会計補正予算の審議の時には、質疑をしたのは、議長席から見て、右側の席だけだった。つまり、挙手したのは新自治研究会と共産党だけであり、これは、前期と同じである。


F町長の答弁について
 一連の決算から、今回の定例会で受けた感想としては、一般質問を除いて、町長はあまり答弁していない。
 無論、決算は14年度のことであって、前町長の責任であったのだから、直接的な責任はないからである。

 町長の答弁姿勢としては、数値的な確認や質問事項を確認する時には、目を下に下げるが、それ以外は、質問者の目を見て答えている。
 前町長と比べて、姿勢、そして答弁としては問題にならないくらい、明瞭になっており、これが全体の質疑時間短縮の要因である事は間違いない。

 また、審議時間が短くなった要因としては町長だけでなく、部課長の答弁も、明確になったからとも感じている。

 職員に言わせれば『前の町長も今の町長も同じく、全力でやっていますょ』とは言う。しかしながら、向かい側から(席が)見ていれば、やはり、変わった気がする。
 無論、前町長の時も、はじめから“やる気がなかった”とかといえばそうではなかったと思う。
 やはり、前町長は4年間で、自らが要因となる事件を多数起こして、職員の中にも無意識のうちに蓄積された“いやけ”が、全体的な雰囲気として蔓延していたと思っている。

 では、将来においても、今の雰囲気が続くのか?といえば、それは分からない。
 町長と部下との関係は、町長個人が築いてゆくものだろうが、やはり、人と人である以上、信頼関係しかない。

 さて、では、町長の実際の答弁の中身としは、どうなのか?といえば、『出来ない』と明確に発言した事も数カ所あったが、その大半は『検討する』であった。無論、どこの理事者であっても、おそらく『検討』が一番多いと推測している。

 答弁としての『検討』は、文字に起こせば、“検討する”しかないのであるが、その時の姿勢や雰囲気によって、前向きの検討か、後ろ向の検討か、またはその場しのぎの検討もあり、経験を積むと、ある程度分かる。そして、上野町長は“前向きに検討”が圧倒的に多い。
 これは、議員としては非常に有り難い答弁だが、反面、「本当に大丈夫なのか?」という事も懸念される。
 何かをする場合は、必ず資金が必要であり、特に行政の場合は予算が必要となる。
 恐らく、来年度は、予算的にはもっと、厳しくなるだろう。その中で、答弁を先延ばしにしていれば、いつかは、行き詰まる事になると思う。
 難しいと思うが、出来ないものは『出来ない』と答えた方が良い事もあるのではないかと感じている。


G監査委員問題
 さて、改選となって、正副議長においては選挙となった。結果としては、12対10であった。
 だが、三役の最後のポストであった監査委員は、決めることが出来なかった。
 その理由として、正副議長は議員全員による選挙であったが、監査委員は町長提案の議案と提案される。この場合、対象とされる人物は、退席しなければならない。
 つまり、議長選においては、決まったが、監査委員の場合は、無会派の1名がどちらになるかは、まったく分からなかった。また、理事者提案となる関係で、同数になった場合を除いて、議長には投票権がない事になる。
 仮に明政会が出したとした場合、9+1=10となるが、1不明である事と、反対が10。逆に新自治研究会が出した場合でも反対が10は確定している。つまり、どちらも過半数を取れない状況にあった。

 会派の人数と、また、監査委員として予測される人物の関係で、当然3期以上の当選回数が必要で、また、常設委員長になった人は、その権利は無い。間違っても、こっちの委員長を辞職して、監査委員に再度立候補。などという事は許されない。
 まぁ、そんな過程があり、水面下で話が進められた。無論、その過程の中では、正副議長が進めていた。

 現時点の監査委員としては、前監査委員が代行をしている形になっていた。つまり、議長が監査委員も兼任していた事になる。
 これは、異常であって、特に議長と監査委員はまったく別な権限を有している事から、早期の選任が求められていた。
 遅れていた理由の一つとして、うちの会派は決まっていたが、相手側がだれを出してくるのかが、不明だったために、ここまで伸びていた。
 定例会初日においては、まだ監査委員が決まる様子は無かったが、3日目において、急遽、話が進んだ。
 明政会が公式に、吉田広之丞と出して来たのであった。
 明政会内部でどう話が行われたのか、過程も含め、まったく知るよしもないが、かなりの時間を割いて話し合いが行われたようであった・・・・・

 明政会側が公式に出して来た事。また、議長選出会派としては、議長が進めた話である以上、議長の顔を潰す訳にもいかない。
 これが議員の難しい所で、また、第三会派の共産党としても、副議長という立場で今回の決定にいたる過程においては、当然、会派内で話し合いが進められていると思っていた。 だとするならば、仮に採決になったとしても勝ち目がない事は明白であり、ならば、これ以上の争いは無用であることもあり、新自治研究会としては“同意”する事にした。
 どちらにしても、これである程度、正常化に進むことになったと思っている。


H番外編・その1 リサイクル問題
 大谷前町長時代に、北後志リサイクル組合側から提訴された裁判においては、月一回ペースで進んでいるようである。
 訴えられたのは、北後志衛生施設組合長であり、町長が交替した事によって、組合長も交替となって、現在は、上野組合長が相手となっている。
 今回の決算委員会の中で、自分も含めリサイクル関係の質疑が出された。
 決算委員会の前に開催されていた北後志衛生施設組合議会の中で、組合長は『個人的見解だが、和解の方向で進めたい』との見解を示していた事があった(自分はまったく知らなかった)。
 決算委員会でも、同様な質問が出され『個人的な見解としても和解の方向で進めたいが、相手側もある事によって、どうなるかは分からない』との答弁であった。
 この問題に対し、若干名の議員は不満のようで、再度、議会の問題として取り上げようとしている背景があるようである。

 この問題は、すでに裁判となっている以上、議会で蒸し返す事は適切でないと思っている。その結果において、余市町として再度、どうでるのか。という事だけではないのか。 分からないのは、なぜ、いまさら問題化にするのかという事である。やるとするならば、裁判に掛かる前に、一般質問でも、また、今年の3月の予算委員会ででも出来たはずである。しかし、リサイクル関係の質疑を、公式の場所で発言をしたのは、当時の民友クラブと共産党以外にはない。
 その時に発言をしなくて、今更、何を言おうとするのかが、理解出来ないし、また、これが尾を引けば、新たなる裁判に発展する可能性もあると思っている。どちらにせよ、何も生み出さなのが裁判ではないか。

 仮に余市町議会で、これからするとするならば、『余市町として来年の事業をどう進めるのか?』しか出来ない事となる。なぜなら、所管が違うからである。
 町が直接事務執行をしていない以上、所管の違う問題については、答えようがない。

 確かに所管の違いを理由にして、答弁を逃げる場合もあるであろうが、他町村との関係もあるし、町長がこう発言するからには他町村の同意もとりつけてあるだろう。
 逆に、今更蒸し返すとするならば、痛くない腹を探られる事になるのでないか。


I番外・その2 本年のリサイクル事業
 さて、リサイクルの話題をもう一つ。
 12月に入り、回収カゴが出される(設置される)時間が変わった。
 夏場は回収日の前日に設置されていたが、冬場は除雪の関係があり、除雪後に設置していかなければならいし、雪が降るかどうかも、また、除雪がおこなわれるかどうかも分からない。だから、朝に置く仕様になっている。
 この点については、3月の予算委員会の時から、質問が出されていた。
 今期の仕様書では、冬期間は午前9時まで設置すれば良い。との事になっている。そして、回収は午前9時からで、その地区にもよるであろうが、設置に1時間必要だとすれば、午前8時から始めれば良いことになっている。
 予算委員会では『早朝に仕事に行く人もいるので、早く設置しておかなければ、出せなくなるのでないか。』と聞かれており、これに対し大谷前町長は『住民に迷惑はかけるような事はない』と答弁をしていたように記憶している。
 しかしながら、仕様書には、『○○時から設置を始める』とは無く、あくまでも、『当日の朝で、9時から回収を始める』としかない。また、自分は今期の回収カゴの洗浄についても質問をしているが、実際的に洗われたのかどうかは、カゴを見てみれば分かるのではないか。

 業者側としては、当然、仕様書に基づいて、作業をしているのであって、洗浄をしなくても良いし、また冬期間は9時から回収出来ればよいのである。また、業者側から見れば、早出をしたからといって、その分が割増になる訳でもない。
 つまり、その仕様に基づいて、1年の契約をしたものであって、これは業者側を責められる事ではない。
 自分を含め、『仕様に無理があるのではないか?』と容易に想像が出来て3月の予算委員会に質問をし、それを指摘している。そして、指摘していた事が、現実に発生しているとするならば、これは、だれに責任があるのか?

 これで一番困る、迷惑がかかるのは住民である事だけは確かである。


J決議案
 議会では、議会の意志として、各種の決議や意見を決定する。
 今回の定例会では「余市協会病院産婦人科医師の常勤による診療体制の復活を求める決議」が全快一致で可決され、意見案としては14本が提出され可決された。
 決議と意見案の違いは、意味合いでは決議の方がより強いが、提出先(届け先)は無く、意見案は提出先があり、そこに届ける(郵送)事に違いがある。

 さて、今回決議された協会病院の医師の件は、基本的には道の問題であり、そのしわ寄せが町村に集まる。特に北海道の場合、僻地が多いために、無医師地区が多いのが現状である。
 当初の予定では、協会病院産婦人科は完全撤退の予定だったそうだが、町長以下の陳情等によって、完全撤退は免れたものの、壁新聞No96の内容の通りの現状となっている。 しかし、これだけの人口の町で、多くの診療科が撤退している現状があり、まして地域医療に関しては、いくら町村が要望しようとも、また、議会が決議しようが、なんとも出来ないのが現状であって、これはもっと上のレベルで解決してもらわなければならない。
 無医師地区の問題は、特定の診療科の医者数が少ないことであって、制度全体から見直しをしてもらわないと解決しない問題である。
 国会議員や道議会議員にも、積極的に動いてもらいたいものである。


K意見案
 議会では、毎回、意見案が出されているが、この原案はどこが出して来るのか?といえば、主に政党である。無論自民党は政権政党である事から、自民党から出されることはまずない。また、この他としては、弁護士会や医師会・薬剤師会等、ある程度、大きな団体や組織から出される。
 末端の議員にも、それぞれ政党所属の議員がいる関係で、その議員が窓口となって出される場合もあるし、議長宛てに郵送されて来る場合もある。無論、議会に提案される時(原案を含め)は、窓口議員が提案者となる。
 この意見案は、まず代表者会議等によって、提案され、会派の調整が計られる。「この文字を追加してほしい」反対に「この文字は削除してほしい」と意見を出し合い、基本線(政党の考えや各々の考える所)が違わない限り、出来るだけ合意されるように調整が計られる。
 基本合意が出来れば、賛成会派となって本会議では共同提案となるが、意見が合わない場合は、本会議で“採決”となる。
 この意見案の審議が、政党色が色濃く出る場面であり、共産党と公明党が毎回、ぶつかり合う。個人的には、現時点では公明党は政権政党の一員である以上、意見案そのものを提出する事が、無理があると思っているのだが・・・
 そして、今回も代表者会議の中から意見の相違があり、『本会議で質疑を行う』との事になってしまった。

 本会議では、提案者の公明党に対し、共産党からの質疑が出され、質問そのものは『基本的な見解を求める』と難しくはないけれども、答える方が難しいだろうなぁ。と想像出来た。
 議員歴20年を越えるベテラン議員が、過去の事例からも例を出して質問されれば、勝負にならない。
 町長以下の番外は、この時は“高みの見物”となる。自分としても「あ〜ぁ、難しい質問だし、答えられないだろうなぁ」と想像していていた。
 案の定、満足な答弁が出来なく、3回とも同じ質問が繰り返された。そして結末は・・・・    以前、「仏のKさんと呼ばれたい」と発言していたのにね・・・・・

 さて、今回の意見案は、以下の14本が提案された。全会一致、または賛成多数ですべて可決された。

意見案第1号 裁判員制度に関する要望意見書
意見案第2号 国から地方への税源移譲に関する要望意見書
意見案第3号 中小零細企業・商店街対策の推進および中小零細企業向け金融対策に関する要望意見書
意見案第4号 地域における雇用対策の拡充強化を求める要望意見書
意見案第5号 奨学金拡充を求める要望意見書
意見案第6号 若年者の就職難解決に関する要望意見書
意見案第7号 地方警察官の抜本的な増員を求める要望意見書
意見案第8号 「イラク特措法」に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する要望意見書
意見案第9号 新たな雇用を創出するための起業・創業環境の早急な整備を求める要望意見書
意見案第10号 不払い残業規制など雇用安定に関する要望意見書
意見案第11号 市町村合併と地方自治に関する要望意見書
意見案第12号 北海道警察における「捜査用報償費」流用疑惑の解明を求める要望意見書
意見案第13号 年金制度の改正に関する要望意見書
意見案第14号 生活保護に関する要望意見書


 この中で、第8号の「自衛隊派遣に反対する要望意見書」と第11号の「北海道警察調査費疑惑に関する要望意見書」(これは道に対する意見書です。他は、すべて国に対する意見書です)には、公明党だけが反対をした。
 公明党としては、与党としての政策で反対に回るというのであれば、理解出来るが、現実的に、自らの子供や夫が戦地に行くと仮定しても、賛成するのか?是非、聞いてみたいものである。
 逆に自民党籍を持っている議員は、どうして賛成したのかも理解に苦しむ所である。
 また、警察調査費の疑惑に関しては、その疑惑があるのかどうかは分からないが、疑いがある以上は、調べてもらうのが筋であると思う。調査した結果、無いのであれば問題なしではないのか。
 我々の税金である以上、それを要求して当たり前だと、個人的には思っているのだが・・・

 さて、自分はよく『民主党か?』と聞かれるが、現時点では支持はしているけれども、党籍は持っていないし、入党もしていない。まぁ、政治家としては中途半端かもしれないが、それだけ自由な意見を言える立場でもある。
 今回の意見案第14号の「生活保護に関する要望意見書」があった。内容的には、「生活保護世帯の高齢・母子世帯の加算給付を一方的に廃止することのないように」とのことであったが、これには反対をした。
 今、生活保護世帯だけでなく、どの階層・世代でも生活は苦しくなって来ているのが実感である。
 障害等によって、本当に生活が出来ない人もいるだろうし、主旨としては大いに理解が出来るが、実態としてはどうなのか?という疑問がある。
 生活保護は自立のための、言わば緊急避難的要素の強い制度であって、自立する意志の無い人や、全面的にそれを頼る人は、時給者としての資格は無いと思っている。

 実際の所管(手続きや以後の調査)は道が行っている事であって、町議としては、そこにメスを入れることは出来ないし、また、役場側としても、質問されても答えられない。
 正直者が損をするような事であってはならないはずであり、義務と権利は同じであって、権利だけ優先されるべきものではない。
 今、大変厳しい時代であるからこそ、この点にも道議にも、是非メスを入れてほしいし、また、一番大切にしなければならない事は、義務を果たしている人を守る事であると考える。
 この点が解明されない以上、軽率に賛成も出来ない。だから反対したのであったし、日本という国は共産国家でも社会主義国家でも、また、社会福祉国家でもない。
 賛成した議員に聞いてみたい。現状と実態をどう判断しているのかという事を。


 たかが意見案。されど意見案。そして、議員としての考え方が表れ、政党色が色濃く反映されるのが意見案である。政党所属や党籍のある議員にとっては、踏み絵となるのも意見案であって、一度、表明したものを覆すのは、そう簡単ではないのが、議員だと思っている。
 主義主張は別として、例え、議場で涙を流そうとも、突っ張らなければならないのが、議員であると思っている。

 相変わらず、長かったネ。そして、これからニュースの作成にかかるとなれば、う〜ん、左腕が痛いです。はぃ。