独り言 平成15年11月14日UP
   ☆衆議院選挙結果に思う事☆

 さて、今回の選挙、まず、投票結果としては、正直“以外”であった。
 今回の選挙は、鉢呂氏が民主公認という事で、選挙母体としては、民主党と連合がその中心でやっていた。自分としてはそのお手伝いという形で、余市の選隊に入っていた。

 今回の選挙に関しては、選挙前の情勢も含め、不明の点が多く、また、知事選が終わってあまり期間が無かったので、正直、どうなるかは解らなかった。そして、余市町の場合、4月から続いた選挙疲れもあったと思っている。
 ただ、自分も鉢呂氏と同行し、余市町内を回ったが、知事選で落選はしたものの、知名度いう点では、先行していたようで『知事選では入れましたょ』という人がけっこういたのは事実である。

 告示当日、倶知安まで出向き、第一声に立ち会ったけれども、倶知安では驚いたことが2点あった。
 まず一点目として、佐藤氏の選挙事務所であった。
 聞くところでは、過去の選挙では、佐藤氏の選挙事務所は駅前のビルのワンフロアーを総て貸しきり、行っていたようだが、今回は、余市から向かうと、倶知安町の入り口の国道沿いのプレハブとなっていた。
 また、8時前に倶知安に行った時には、事務所前にテントが2張りくらいあったが、鉢呂氏の第一声が終わって、1時間くらい後に、帰路に見ると、もうテントも撤収されており、人の出入りも、また、停車している車もほとんど無かった。
 2点目として、驚いたのは、鉢呂氏の元の選挙区から出陣式に来ていた事であったし、また、聞くところでも、鉢呂氏応援のために、かなりの人数がこちらに入っていたようである。
 これは、議員冥利に尽きると事だと思う。一般的に、選挙区が変われば、どうなるだろうか。
 中選挙区から小選挙区変わったために、違う地区から応援に出向くことはあるであろうが、中選挙区当時の1区、つまり、現在の1区から5区の間というのであれば、解るが、距離がまったく違う。片道、3時間も4時間もかかる所まで出向いて来るというのは、けっして、口で言うほど優しいものではなく、逆に、それだけ自民とか民主とかの壁を乗り越えていたからこそ、出場ってまで元の支持者が来ていたのではないだろうか。


 選挙戦が始まり、中盤の予想では、後志はほぼ互角。小樽は佐藤氏優勢。手稲は鉢呂氏優勢であり、トータルでは、小樽での佐藤氏のリードが大きく、全体では、佐藤氏が優勢であったとの事であった。
 確かに、告示後に行われた小樽での決起演説会では、会場は7割り程度しか入っておらず、これが保守系候補者でやったら、間違いなく、ロビーにも人が溢れているのだが、どうも、勝手が違うと感じていたし、逆に告示前に行われていた、佐藤氏の倶知安での決起大会は1000名を越えていた。と聞いていた。
 余市町の状況としても、告示前は、鉢呂氏側は、企画した“はちろと語ろう”では200名に対し、佐藤氏側の方は、その倍の400と聞いていた。
 情勢的には、告示前と告示直後は佐藤氏の方がリードをしていと感じている。


 今回、余市の選隊の手伝いをさせてもらい、選挙カーの先導車にも便乗もさせてもらったが、広域選挙という事で、本部の指示通りの動きをしなければならず、効果的に選車が入ったのか?といえば、疑問に感じているし、回っていない箇所も多々あったと思っているし、そして、どうもスピーカーに関しては、あまり性能が良くなかったと感じていた。

 掲示板の方に書き込みがあり『静雄嫌いで鉢呂を応援したのか』という事だが、全般的に事実あったと思っている。
 今回の選挙は、13日の新聞にも掲載されていたが、余市町でも、間違いなく、道議選の影響があったと思っているが、実はプラス・マスナス“0”であろうと思っていた。
 つまり、中村と野原の支持者の関係だが、前回、佐藤と書いた人で野原を応援した人は鉢呂で、鈴木を応援した人で池田と書いた人は佐藤だと思ったが、単に入れ替わっただけに過ぎないと思っていたし、どちらも、矛盾を感じながらの選挙であったために、自らの一票だけだったと思っていた。
 現に、余市町の票の出方を見れば、実際に動いたのは500票だけである。

 佐藤氏の選隊側がどう動いていたのかは解らないが、余市での鉢呂の選車の反応等を見た感想としては、また、佐藤陣営からの電話の仕方を考えた場合、選挙終盤、自分の予想としては、全体的でどちらが勝っても、僅差であろうと思っていた。そして、余市町では佐藤氏が6000台に乗せると思っていた。
 つまり、余市町では、佐藤氏が勝つと、実は思っていたのだが・・・・

 自分なりに分析すると、今回、余市町で鉢呂が勝てたのは、実質、道議選挙の影響があったとしても、さほどないだろうと思っていたし、前掲のように、これで変わったのは500票前後だけであり、後は、働きかけをしていなかった共産と公明だと思っている。そして、一番動いたのは共産票であり、これが動いたために余市町でも逆転になった。


 この傾向は、この4区全体でも表れていと思っている。つまり、各町村の鉢呂と佐藤の獲得票と、比例の民主・自民の票はイコールとなっていない。小選挙区では、共産の票が鉢呂に流れ、反佐藤氏の保守票は、小選挙区では鉢呂に。比例は公明に流れたと結論出来る。


 今回の衆議院選挙は、他の地区は解らないが、余市町は、盛り上がりに欠ける、結果としてはどちらの陣営も5千台に乗った結果となったが、率直に5千台に乗るような反応では無かったのが偽らざる心境であった。
 おそらく、余市町の選隊で、自分も含め、願望としては佐藤氏に“勝ちたい”と思ってはいただろうが、佐藤氏に“勝てる”と思っていた者はいないのではないか?
 そして、自分としては、勝った選挙ではなく、勝たせてもらった選挙であったと思っている。


 さて、掲示板の方に、『地域のためには自民でなければならないのではないのか』という意見があったが、まず、広域選挙という事で、全体的な見方とするならば、保守が強いとされる小樽で4千の差。また、前回は佐藤氏が圧倒的に強かった倶知安・岩内を含め、5千の有権者が住んでいる蘭越・共和でも総て鉢呂氏が逆転した結果となった。
 また、余市を除いた北後志としても、前回は佐藤氏が3倍のも得票差で勝てたものが2倍までに迫られている。
 こうなれば、個人的に好き嫌い。という問題ではないのではないか。つまり、従来型の政治に対し、住民はNoという意見が強くなって来ている表れだと思っているし、また、最近の選挙の特徴だが、新人候補があっというまに勝ってしまうという傾向だと思う。
 これは知事選も同じだと思うが、現在の高橋知事が“どさんこ”では無くても、また、1ケ月くらいの選挙期間で勝ってしまったし、さらには、今回の中村道議にしても、トップ当選出来るとは思っていなかったのではないか。



 議員の職責は、『二つの義務を有し、二つの機能を行う』とされている。つまり、『その地域(選挙区・母体)の福祉に矛盾するからといって、住民の福祉を無視し、住民の福祉に反するからと言って、その地域の福祉を無視してよいと主張する事ができない』とされている。

 国会議員は何をするのか?という事だが、これは、議員は総て同じだと思うが、全体の奉仕者でなければならない反面、では、支持者の意向や地域の声を無視して良いのか。という事にはならないし、住民もまた、鈴木宗雄タイプの政治家を、大なり小なり求める傾向も間違いなくあると思う。

 道議と国会議員のどちらが後志に必要か。という事に関しては、答えは、どちらも必要だと思うが、どちらも必要がないかもしれないし、また、これからの時代、地域に利権をもたらす国会議員は必要が無くなるというか“玉”が無い以上、必然的に出来なくなると思う。
 そして、町村合併が進めば、制度的に、どちらかが無くなるかもしれない。


 今回の選挙ではっきりした事は、旧態以前とした体質を持っている、社民と共産が瀬戸際になって来たが、土井党首が『社民が無くなったら大変になる』との発言を繰り返していたが、そういう面もある面では間違いなくある。しかし、求められない以上、消えざるを得ないし、これは選挙制度そのものを変えなければ変えられない仕組みである。
 そして、どういう過程があり、また各々がどんな考え方をしたかは別として、結果としては、比例の惜敗率でも、復活は出来なかったし、また、北海道の自民党として、結果的には公明との選挙協力を得た結果で、比例3議席という結果は、個人が及ぶ範疇ではないのではないか。

 知事選に関しては、自分個人では、前の掘さんが良かったと思っているが、これは自民党という党の組織力で、現在の知事が勝っただけであり、けっして、個人の実力では無かっただろう。
 だが、結果としてそうなった以上、それは選挙という民意である以上、受けなければならないし、逆から見れば、どんな人でも、議員や首長にはなれるが、要は、任期の期間でどれだけ地域のために努力したのか。何をやったのか。という事だけではないのか。
 何を期待するのか、何を求めるのか。それに国会議員がどう答えるのかだけではないのか。

 今回、鉢呂氏が勝った一番の要因は、やはり、鉢呂氏、個人の力であったと思っている。近くから見させてもらった感想では、元の選挙区で、10年前に佐藤静雄氏以上の大物であった佐藤孝行氏も打ち破った実力と実績はダテじゃぁないなぁ。と感じていたし、投票日の翌日の朝には、小樽で街頭演説を実施したというのは、率直に驚いている。

 これから、二大政党傾向がはっきりして来た以上、与党・野党は無意味だし、たまたま政権政党だからそういう見方をするのであって、本当に地域のために頑張る議員だけが生き残れる時代に入って来ていると思うし、また、鉢呂氏は新人議員で無いために、「やってもらわなければ困る」というのが応援した者の一人としての率直な思いである。
 執行部側から見れば、与党・野党、保守・革新を問わず、行動力のある議員が、コワイというか厄介な存在である事は違いない。

 佐藤氏が今回、当選した場合、大臣になれたのか?という事に関しては、期数的には条件をクリアしているであろうが、派閥の中での位置付けと、首相と所属派閥の関係が問題となる以上、自分としては答えようが無い。かえって自民党に詳しい方の方が答えられるのではないか。
 佐藤氏が今回、どんな選挙活動をしたのか?という点については、一切分からないが、今回の選挙戦を通じて、マスコミが佐藤氏の側に付いて取材をしていたのかどうかで分かるのでないか。また、佐藤氏自身が他地区の選挙応援に出掛けたのかどうかという事でも分かるのではないか。
 他地区の応援に出向ける。という事は、本人が自らの選挙区に居なくとも、勝てるからこそ、応援にで向けるのであって、それが無ければ大臣にはなれないのではないか。

 反対に、鉢呂氏の方は、選挙期間中を通してマスコミが何度も取材に来ており、注目されて選挙区であった事は事実であろう。しかし、民放の開票速報が始まってすぐに、キャスターの口からは“4区は激戦区”とは言ってなかった。だとするならば、大臣の目は無かったのではないか?といわざるを得ない。

 『地域のためのメリット』というのが、何であるのかは分からない。新幹線なのか高速道路なのかは分からないが、本当にそれが完成出来るのであれば、選挙前にその手を打たなければならなかっただろうし、逆に、そのメリットが一番あるのは、本来の出身地である倶知安であるはずである。つまり、倶知安では圧倒的に強く無ければならないはずである。しかし、結果としては、惨敗といえるのではないだろうか。


 余市町でも、町長が1期で変わったが、これもまた、住民が現職再選を求めていなかった結果である。そして選ばれる者(候補者)が考えている事と、地域が求めている事とが違った場合は、選挙では勝てない。というだけの事だけではないのだろうか。


 ただ、余市町の議員としてはどうなのか。と聞かれれば、非常に微妙な問題だと考えている。特に、今回の衆議選に関しては、地域に縁のある自民候補者が全員落選したという事に関しては、「はい、そうですか」とは喜べない面も間違いなくなくある。

 どちらにせよ、一票を投じた有権者も投じなかった有権者も、注目して見ていかなければならない。そして、4年間で成果を上げてもらわなければならないのでないか。
 成果を上げなければならなのは、何も国会議員だけでなく、末端の地方議会議員も同じであり、自分自身も評価される一人という事である。

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